4歳児の保育方法をポイントでまとめました|「わたしが!ぼくが!」から「友達と!」

      2017/10/24

4歳児の保育方法をポイントでまとめ

こんにちは!モモンガ(自然大好き保育士)です!

今回は4歳児の保育について、特徴、保育のポイント、遊びの広げ方までどどーんと紹介しちゃいます!

4歳児の発達段階を整理しよう

身体的な特徴

4歳児の平均身長と平均体重です。

※あくまでも目安です

身長:約100cm

体重:約15kg

ちなみに、身長は5歳まで約6~7cmも伸びます!

個人によって開きはあるものの、体全体の成長のバランスがとれてくるのがこの時期です。

身体の免疫力も強くなり、子どもによっては昼寝が必要なくなるほど、活動する力はますます盛んになります。

身体的に、育ちざかりで伸び盛りの4歳児!といったところでしょうか。

運動機能

このころから利き手が定まってきて、右手と左手で別の動きをすることができるようになってきます。

(右手ではさみを操作しながら左手で紙をまわして円を切るといったような)

俊敏に走ったり跳んだり、けんけんしたり、後ろ向きに走ってみたり、ふたつの動きをひとつの運動としてできるようになってきます。

同時に3歳児とは違い、自分の力がどこまでいけるか「試す」「チャレンジする」行動をとるようになってきます。

二つの動きを同時に行う鉄棒前回り、縄跳び、跳び箱、でんぐり返しが安定してできるようになってくるのもこの頃。

後は、段々距離感をつかむ力が育ってきますので、ボールを受けたり投げたりが楽しくなってくるのも4歳児の特徴はないでしょうか。

4歳児は2つの動きを同時にできるようになってくる、バランス力が育ってくる、力の調整がついてくる時期だと言えます。

一言ポイント:失敗しても「挑戦できてえらかったね」挑戦力を認めよう!

生活習慣

排泄

「おしっこがいきたいー!もれるー!」の世界から、「そろそろおしっこいきたいな」の世界に。

定期的に排泄ができるようになってきます。

「ご飯の前にはトイレ!」と見通しをもっていけるようになるのも4歳児です。

「人に見られると恥ずかしい」と、ドアを閉めて一人で排泄ができるようになってきます。

一言ポイント:「~の前にトイレへ行く」と見せておくと見通しをもって子どもが動けます!

食事

偏食や食べる量に個人差が出てくる頃です。

偏食な子どもはより偏食にいく傾向があったり、逆に段々食べられるようになったりするのも4歳児の特徴です。

食べる量では食べない子どもに比べて、2倍も3倍も食べる子どもがいるほど差が激しくなります。

食欲や偏食も育ちの上であることなので、無理強いはさせないようにしましょう。

また、器を持ちながら食べることが簡単にできるようになると、一緒に会話を楽しみながら食べることができるようになってきます。

言葉のキャッチボールをワイワイ楽しみながら、冗談を言い合いながら楽しく食事できる姿は「あ、なんか幼い感抜けたなー」なんて思う一因かもしれません。

一言ポイント:はしの持ち方は焦らずに少しずつ教えていこう。

清潔 

4歳になると、ボタンをとめられるようになってきたり、手伝いなしで歯磨き、衣服の着脱ができたりと大体のことは自分でできるようになってきます。

でも、奥歯が磨けてなかったり、服が反対だった・・・なんてことも。

主に月齢によって発達も違うのもこのころ。衣服をたたんで決まったところにしまうような動作が苦手な子どももいます。

また、見通しが立つが故、やりたいことの希望や期待が膨らんでついつい片付けを雑にしていったりというのもみられます。

自分の手が汚い、部屋が散らかっている様子を見て、自分で「やらないといけない」と気づいて行動することができます。

また、保育士の片付けを手伝おうとするなど、大人の行動に興味をもって手伝うこともあります。

大体自分で気づけてできるけど、まだ完璧にはできないことも多くあるよ!という感じです。

一言ポイント:シャツがズボンに入ってないことが多いので、見てみよう!

想像力の広がり

4歳児になると、想像の世界を楽しみながら現実の世界との区別もつき、想像の世界での楽しい感覚のまま、現実世界であるものに結び付けて遊びをひろげることができます。

現実の世界にあるもので見立てをしながら、自分の空想の世界を広げていくような遊びの広がりが特徴です。

分かりやすく言うと、ごっこ遊びはその典型的なひとつです。

あるものになりきったりしながら、ドキドキワクワク自分の想像の世界を広げていきます。

それにかかれば、落ちている棒切れだって「自分だけの剣」になるわけです。

同時に、想像力の広がりとしては、自分なりに「これはこうだからこうなってるんだ」と自分論を展開する時期になります。

例えば雪がふっていて、服についたらすぐに溶けてしまいました。

これをある4歳児は「雪が服の中に隠れちゃった、はずかしいのかな」と考えて言いました。

このように、自分の経験から関係性を見出し、「~だからこうなった」という自分論を自分の頭で考えだしているのです。

これは物事を自分で考え始める芽生えだと言っていいでしょう。

自己主張から相手を認めるように

3歳までは「私が、僕が」の世界でしたが、4歳になると集団の中での自分の位置を気にするようになります。

同時に、2つのこの感覚の中で色んな方向から友達を見ることが出来るようになるのが4歳児の特徴と言えます。

友達に嫌なことをされて「嫌い!」だけが3歳までとすると、4歳は「嫌だったけど、大事な友達なんだ」という感じです。

このおかげで「他より劣っているから見せたくない、やりたくない」という感情も芽生えます。

一見、チャレンジ精神なくなったなーとみられるようなことでも、分かるようになったから立ち止まって葛藤するという発達の階段を昇っている場合もあるのです。

また、4歳児の特に後半の特徴なのですが、自分の気持ちだけではなく、相手の気持ちを代弁するようになるということです。

動作や行動をみて「こうしてほしいんだろう」ということを推測する力があらわれます。

言わずとも「これ探してたんでしょ?」なんてもってくるのも大体4歳児からです。

これらは個々での発達の差は大きいですが、4歳児は~だからこうだ・・・と人の心も、いろんな出来事も考え始める時期といっていいでしょう。

4歳児保育のポイント!

保育をする上で押さえておきたい基本ポイント

自分で考えられるような言葉かけ

先程4歳は自分で考えて、自分論を導きはじめると書いてきました。

同時に、数の概念や上下、物のカテゴリー分けなど、概念形成も育ってきます。

これらによって、先を見通しながら動く力ができてくるのです。

言葉かけのポントは「ヒントを出す」です。

すぐに答えをいうのではなく、自分で考えられる機会を多く持たせましょう。

例えば、片付けの時「これどこに片付けるの?」と聞かれて「ピンクの棚だよ」と完璧に答えるのではなく、「ヒントはピンクだよ」とだけ答えると、子どもは自分の頭を働かせて、答えを探しにいきます。

自分で考え導き出せると、子どもも嬉しくなって達成感を感じることができます!

友達と協力する活動に着眼点を置こう

自分と他人を区別しながら多角的に考えられるようになってくる4歳児。

まさに協調性が芽生えてくる時期です。

子ども同士で相談したり、提案しあったりする場を積極的に設けましょう。

遊びや今日やることについて、計画から子ども達にチャレンジさせるような活動ができると、子ども同士の自由な世界観の中でそれぞれ自主性を発揮します。

といっても、難しく考えないで大丈夫です。

子ども達の自由な発想を引き出すように保育士がもっていき、丁寧に声を拾っていけば良いのです。

例えば、運動会の旗づくりをするとします。

まず保育士が「旗づくりするよ」と大枠を決め、「どんな旗にしたいかな?」と子どもたちから意見をつのります。

多分「~がいい」と色んなところから声が自由に上がるでしょう。

子ども達の想像が膨らんだところで、グループに分けてそれぞれで作るようにしていきます。

もちろん、子ども同士で「あれがいい!」「これがいい!」と意見のぶつかり合いや、やらない子がいたりして不満の声があがるかもしれません。

しかし、それこそがチャンスです。

子ども達も色んな思いの子どもを知り、子ども同士でぶつかり合うことで、対等で安心できる友達関係を形成していくことができます。

子どもの意欲に沿ってあそびを作っていこう

先程も旗づくりの例をだして触れました。

遊びや活動は、子どもと一緒につくっていくというスタンスをとりましょう。

子どもがそれぞれ自分で考えて物事をつくりだすように保育していくことがポイントです。

ちょっと難しく見えるかもしれませんが、保育士が生活の中で子どもの小さな願いや声を拾って、子どもが自分で決めるということを保育のなかで意識して展開するだけでも、格段に質は変わっていくのです。

保育士が教えたいことや願いもたくさんありますが、大人の決めたことをやらせる保育では、保育士が子どもの考えに入って代わりに判断し、生活を都合の良いように進めていくことになってしまいます。

子どもが自分で判断したこと、決めたことを大人に見守られ、時に助けられることで、安心して自分のやりたいことを行っていき、それがすなわち自己肯定感になるのです。

4歳児保育には子どもの声を拾って、一つの活動をみんなでつくっていきましょう!

4歳児のあそび

自分の想像の世界を広げていき、他人の気持ちを考えられるようになってきた4歳児。

4歳児のおすすめの遊びを外、室内に分けてまずはいくつか紹介します。

その後で、遊びが広がっていく例を、砂場でのお山づくり、制作あそびの2つを抜き出して紹介いたします!

4歳児オススメの遊び

外遊び

  • 鬼ごっこ(捕まえられたら鬼になる、しっぽとりなどルールを変えていっても面白い)
  • だんごづくり等、水、泥の性質を活かした遊び
  • 木登り
  • 探検あそび(知らない場所へ子ども達と行ってみるなど、子ども達のアイディアを取り入れる)

室内遊び

  • 牛乳パックとやわらかボールでボーリング遊び
  • はさみやテープで制作あそび
  • フルーツバスケット
  • 折り紙あそび

外遊びの展開例<砂場でのお山づくり編>

砂場でのお山づくり

子どもたちは砂場でのお山づくりが大好き。

泥の感触を楽しむ子ども、とにかく山をつくっていく子ども、泥だんごを作って並べている子ども、色々います。

ある子どもが大きなお山をつくりはじめました。

すると、周りに子どもがちらほらよってきて、手伝い始めました。

作り始めた子どもに保育士は「もっと手伝いほしいね」と言ったので、

保育士はみんなでできればと思い「みんなーお山つくるの手伝って~」と呼びかけると、みんなスコップをもって集まりだしました。

みんなでしばらくやまをつくると、大きな山ができてきました。

水を流すと楽しいかな?みんなで作戦会議

つくりながら保育士は「みんなで作ったこのお山で、何か楽しいことできないかな?」と子ども達に切り出します。

子どもからは「川つくりたい!流してみたい!」という声や「トンネルつくりたい!」という声などなどたくさん出ました。

そこで保育士はみんなを集めて「どこに何をつくるかみんなで考えよう」と提案します。

紙とペンをとって、子ども達の声を拾って、絵にしていきます。

川をつくるチームと、トンネルを作るチームに分かれて、完成予想図が出来たところでこの日はおしまい。

他のクラスに「明日使うので、こわさないでね」とみんなでお願いに行きます。

みんなのお山、みんなの川

次の日、子ども達ははりきって山に川をつくったり、トンネルをつくったりします。

山の下まで川をつなげて「池にしよう」と新しく考え付き、池づくりを始める子も。

友達同士でワイワイいいながら、一生懸命つくっていきます。

川とトンネルがある程度できたところで、「水を流してみよっか」と保育士が提案。

大きな山では、子ども一人が運んできた水ではすぐになくなってしまいます。

そこで、みんなで力を合わせて水運び。

重いけど、一生懸命汲んでは運んでいきます。

勢いよく流れる水に「わぁ!」と感嘆の声。

4歳児の個々の発想を集めて、素敵なお山が完成しました。

子どもはちょっとたくましそう。

「またやろうね」「今度はもっとおっきくしたいな」などなど、楽しい声もたくさん聞かれました。

室内遊びの展開例<制作編>

使う素材を集めよう

今回は制作をします。

実は、今回探検もかねて制作したいなと保育士は思っていました。

そこで、外へ探検しながら制作の材料を集めることにしました。

想像力が高まってくる4歳児では、探検もただ見つけた!だけではなく、それを使って何か子どもの世界を広げられると感じたからです。

最初に簡単な地図を作り、材料がありそうな場所を話し合います。

話し合いがバラバラになりすぎないように、そして遠くへはいけないので、ここでは4つほど場所を絞ります。

「どこに行きたいかな?」と聞くと、色々意見がでて、最終的には2つの場所に意見がわかれ・・・

話し合いの結果、時間を区切ってどちらもいくことに。

ここでも子ども達にどうするかな?と一緒に考える構成にします。

二人一組でビニール袋をもって、探検にでかけます。

行く先々で子ども達は素材をそれぞれあつめていきます。

予定通り2つのところを巡り、虫がいたりして途中から虫を捕まえにいく子どももいる中、それぞれ花だったり葉っぱだったり、石だったり・・・思い思いの品がビニール袋にあつまりました。

命ないものに命を与える制作

さぁ、戻ってきたら材料を確かめます。

葉っぱ、石、木、花など、それぞれ物ごとに分けて、使いやすいようにします。

使うものは集めてきた素材とプラス、土台の紙など既製のもの。

そして、保育士が用意した大中小の目玉シール。

さっそく制作にかかります。

子ども達は自分が拾ってきた物をくっつけたりしながらそれぞれ制作をすすめていきます。

そして、仕上げは目玉シール。

これを貼ると、あら不思議!

オリジナルキャラクターが完成しました。

目玉をつけることで、一気に擬人化というか、生き物になって想像の世界も広がります。

これを使って4歳児で人形ごっこをしたり、お話をつくったり・・・

4歳児の世界を明日からも広げていけるような制作ができることでしょう!

制作の環境を残して、やりたい子ができるように

4歳児の子どもがいつ、自分の世界を広げていくかはその子どもによって本当に違います。

大事なことは、その制作からも自由にやりたいときにできる環境を残しておくことです。

例えば、まだ思い描けない子どもも、友達がやっていると「私ももっとやってみたいな」とやってみることはよくあることです。

ぜひぜひ、自由遊びで遊べるように残して、子ども達が想像の世界を楽しい思い出と一緒に広げられるようにしてみてください!

おすすめの定番絵本

4歳児には、気持ちを知れる本がおすすめです!いくつか紹介します。

各リンクに試し読みができるサイト(ehonnavi)を貼っていますので、ぜひ見てみてください!

たろうのともだち

試し読みはコチラ(クリックで開きます)

ともだちのつくりかたって?だいじなことって?

そんなことを考えさせてくれるお話です。

けんかのきもち

試し読みはコチラ(クリックで開きます)

男の子に特におすすめの絵本です!

喧嘩をしたけど、あやまられたけど、まだ気持ちはおさまらない。

気持ちをぶつけあう大切さが描かれたお話。

ともだちになろう

試し読みはコチラ(クリックで開きます)

シンプルなアクセントのある絵と言葉で、友達のきもちって?ということを応援してくれる絵本です!

時間がない時にもオススメ!

まとめ

4歳児は身体だけではなく、人と繋がる力や想像の力、見通す力が育ってくる時期です。

沢山想像しながらチャレンジする経験ができると、次の5歳児になったときの積極的な活動につながるので、ぜひ!子ども達の声を拾いながら、一緒に活動をつくっていってみてください。

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