こんにちは、うしさんくまさん(保育士&社会人歴のべ24年)です。
保育士が年度途中の退職を考える時に、よくある悩みのトップ2つに「ボーナスはもらえるの?」「妊娠した場合は?いつまで働く?」があります。この疑問に答えます。
もっと悩みが深い、年度途中の退職についてもっと深刻に悩んでいる、という場合はコチラの記事が参考になります。
ボーナスはもらえるか?
どうせだったらもらえるものはもらいたい。というのが人情というもの。
ただ、厳しいですが「ボーナスをもらってからやめよう」と考える余裕があるのなら、年度末まで働きましょう。
年度末でやめるほうがトラブルは少ないですし、引き止めにあって辞めにくい可能性も高いです。
またそもそもボーナス(賞与)は支払いが義務付けられているものではありません。
厚生労働省のHPに次のような記述があります。
『あらかじめ支給条件が明確にされていれば支払い義務が生じるが、基本的に会社の規定による』
具体的に支給金額を明示し、賞与を必ず支給することを就業規則等に明記している場合には支給義務がありますが、それでも「会社の業績により(経済環境に応じて)支給しないことがある」等の規定がある場合は不支給でもやむをえない場合があります。
また、支払対象者として「支給基準日(支払日)に在籍している者」と明確に規定が無い場合、支給対象期間内に在籍して既に退職している者(例えば「12~6月の対象期間内に満足に勤務した者に8月○日賞与を支給する」とした場合、7月に退職した者)が賞与をもらう権利がある、請求権があるとしてトラブルとなることがありますので、支給の規定についてはよく整理する必要があります。
稀なケースではありますが「彼女、辞めるんでしょ?だったら減額しましょう」といって大幅に減額されることもあります。
ボーナスまで我慢してやめようと思っていたのに、もらえた額はほんの少し。
周りからは「ボーナスまで待って辞めた卑しいやつ」というありがたくないレッテルを貼られて、退職することになります。
ボーナスは諦めて年度途中でも急ぎで辞めるか。ボーナスをもらうために年度末まで頑張るか。割りきったほうがいいですよ。
年度途中の妊娠
妊娠した場合も、年度途中だと悩ましい問題になりますね。
できれば結婚が決まった段階で「子どもは早めにほしいと思っています」と伝えられるといいですね。
ちょうど年度末のタイミングで産休に入るのが一番スムーズですが、子どもは授かりものですからそんなにタイミングよくいくとは限りません。
事前に伝えておいて、園長等、経営者に心の準備をさせておくことが大事です。
そうすれば、担任ではなくフリーの保育士にしてもらえるとか、途中で抜けても大丈夫なように二人担任にしてもらえるなど、配慮を期待できます。
とはいうものの、予定に反して子どもが出来る場合もあります。そんなときは素直に伝えるしかありません。
出産ギリギリまで働いていた人の話を聞くと「妊娠しても仕事はできる!」と思いがちですが、妊婦の体を思っている以上にデリケートです。
日本産婦人科学会の報告(リンク切れ)では、妊娠の15%前後が流産に至るとの統計があると報告しています。
また、つわり中に全く飲み食いできないために緊急入院するような人も中にはいます。
とにかく、妊娠するということを甘く見ないでください。
しっかりと職場の人に伝え、妊婦であることを理解してもらいましょう。
そして、妊娠をしたら今後の仕事をどうするか?辞めるのか?育休を取るのか?そもそも取れるのか?職場とよく話し合いましょう。
ただ、事前に何も聞かされていなかったりすると、手放しに喜んでくれず「今、辞められても困る!」と言われることもあります。
そうはいっても、妊娠をしたらあなただけの体ではありません。無理をすることで母子ともに非常に危険な状態になることもありえます。
「年度の途中で申し訳ない(というのもおかしいですけど)」という気持ちを示しつつ育児休暇をもらうのか、退職するのか話し合います。
気に入っている園であれば育児休暇という形で、辞めたいと思っているのであれば、これを機に止められる、くらいの心構えでいましょう。
もっと悩みが深い、年度途中の退職についてもっと深刻に悩んでいる、という場合はコチラの記事が参考になります。
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