【デモページ|8月・1歳児】個人案の文例【おまもりプラス】

2024年7月1日

個人案PDF

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敬称と性別表記について

LGBTQ+の観点から、保育士が園児を表記する際は『くん』『ちゃん』を使わず、『さん』で統一、園児が自身を称する際や園児同士のやり取りを記載する場合は『ちゃん』で統一しています。また、発達段階の観点では性差はあると考えられるため、男児/女児としています。

 

Aさん(高月齢/男児/活発)(2歳4カ月/4月生まれ)

子どもの姿

  • 排泄の後や食事の前の手洗いでは、次の活動に気が向き石けんを使わず手を濡らすだけになってしまう姿があった。(養護)
  • 水遊びが好きで、保育者と水をかけ合ったり水面を叩いて大きく水しぶきをあげたりして、ダイナミックに楽しんでいた。(教育)
  • 手足口病で一週間ほど欠席していたが、食欲も戻り元気に登園している。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 排泄の後や食事の前の手洗いでは、次の活動に気が向き石けんを使わず手を濡らすだけになってしまう姿があった。(養護)
ねらい 排泄の後や食事の前に丁寧に手を洗おうとする
内容 保育者と一緒に、石けんを使って丁寧に手洗いをする。
環境構成・配慮・援助 次の活動を楽しみにする気持ちを受け止めつつ、保育者も一緒に手を洗いながら手順を伝えていく。洗い終わった後は、「きれいになったね」と清潔になった気持ちよさを言葉にして伝えていく。
評価・反省 保育者が手を添えながら「石けんをつけたらきれいになるね」と、一緒に丁寧な手洗いを確認しながら行った。本児が他児に教えてあげる姿も出てきたので、子ども同士のかかわりも見守っていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 水遊びが好きで、保育者と水をかけ合ったり水面を叩いて大きく水しぶきをあげたりして、ダイナミックに楽しんでいた。(教育)
ねらい 保育者や友だちと、水遊びの楽しさを十分に味わう
内容 保育者や友だちと一緒に水遊びを楽しむ中で、水の不思議さや面白さに気づく。
環境構成・配慮・援助 さまざまな素材(氷、色水など)と玩具(ジョウロ、水車、ペットボトルなど)を用意し、水の面白さを感じられるようにする。動と静のバランスを意識して遊びに誘い、集中している時には声をかけすぎず見守る。
評価・反省 氷を見ると興味を持ち、そっと触れたり、冷たさや溶けていく様子をじっくり観察する姿が見られた。暑さが残る内は室内遊びにも取り入れ、引き続き感触を楽しめるようにしたい。

食事

  • 食欲旺盛な分あまり噛まずに飲み込むときがあるので、落ち着いて食べられるよう「たくさん噛もうね」と丁寧に伝えていく。
  • 器に手を添え忘れて食べにくそうなときは、「器を持つと食べやすいよ」と言葉で伝えて援助していく。

家庭の連携

子どもの姿:手足口病で一週間ほど欠席していたが、食欲も戻り元気に登園している。

  • さまざまな感染症が流行する時期なので、日々の体調の変化をこまめに伝え合っていく。
  • 爪が長くなっていることがあるので、家庭でも日々気にしてもらうよう丁寧に伝えていく。

Bさん(高月齢/女児/活発)(2歳3カ月/5月生まれ)

子どもの姿

  • 生活の流れがわかり、水遊びの準備や食事前の排せつと手洗いなど、自ら行おうとしていた。(養護)
  • 水遊びではペットボトルが気に入り、カップやジョウロを使って水を入れようとしていた。(教育)
  • 園では日中布パンツで過ごしており漏らしてしまうことも少ないが、家ではオムツを履きたがるようだった。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 生活の流れがわかり、水遊びの準備や食事前の排せつと手洗いなど、自ら行おうとしていた。(養護)
ねらい 簡単な身の回りのことを自分で行おうとする
内容 大まかな生活の見通しを持ち、身の回りのことを自分でしようとする。
環境構成・配慮・援助 水遊びの用意では自分で挑戦する姿を尊重して見守るが、特に水着は着脱が難しいので困っている時はさりげなく援助し、自分でできた達成感を味わえるようにする。見通しを立てられるように「楽しい水遊びが待っているよ」等、次の行動を伝えることで本児の意欲につなげていく。
評価・反省 「Bさんがやる」と意欲的に行う姿を認めながら見守った。時折シャツがうまく脱げなかったりズボンを反対に履いたりしていたので、本児に確認してから手伝い直した。今後も本児の自信につながるよう見守っていく。

教育

子どもの姿(再掲) 水遊びではペットボトルが気に入り、カップやジョウロを使って水を入れようとしていた。(教育)
ねらい 水の面白さや不思議さを味わう
内容 さまざまな玩具や道具を使い、水の不思議さや面白さを味わう。
環境構成・配慮・援助 十分な数の道具や玩具を用意し、水の感触や動きを楽しめるようにする。保育者が一緒に遊ぶ中で道具や玩具の使い方を伝え、本児が水の不思議さや面白さに気づけるようにしていく。
評価・反省 大小さまざまな大きさのペットボトルを準備し、水を入れたり出したりする中で重さも感じながら楽しんだ。身近な素材で扱いやすい反面破損しやすいので、点検をしながら活用していきたい。

食事

  • おしゃべりが楽しく食事が進まないことがあるので、気持ちを受け止めながら「前を見て食べようね」と食事に意識を戻せるようにしていく。
  • 暑さからの疲れもあり、皿に食材が少し残っていても食事を終えようとすることがある。「たくさん食べたね、最後に一緒に集めようか」と伝え、きれいに食べ終われるよう援助する。

家庭の連携

子どもの姿:園では日中布パンツで過ごしており漏らしてしまうことも少ないが、家ではオムツを履きたがるようだった。

  • 日中布パンツで調子良く過ごせている本児の姿を伝え、保護者が今後の見通しと安心感を持てるようにする。
  • 何でも自分でやりたがる時期なので、日々の姿や成長を伝え、家庭でも理解し見守ってもらえるようにする。

Cさん(高月齢/男児/静か)(2歳2カ月/6月生まれ)

子どもの姿

  • 便器に座ってみることはできるが排尿はなく、オムツが濡れていても気にせず遊んでいた。(養護)
  • 他児に玩具を取られそうになると「だめ」と泣いて怒ったり、相手に噛みつこうとすることがあった。(教育)
  • 朝早い時間の登園だが毎朝ごきげんで、気に入った玩具で遊ぶことを喜び、保育者とのやり取りも楽しんでいる。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 便器に座ってみることはできるが排尿はなく、オムツが濡れていても気にせず遊んでいた。(養護)
ねらい オムツに排泄したことに気付く
内容 保育者の声掛けにより気づき、保育者とトイレへ行く。
環境構成・配慮・援助 本児の排尿間隔を把握してトイレに誘ったり、「おしっこ出たかな?」とオムツが濡れていることに気がつく声かけをしていく。本児から伝えられたときは、「教えてくれてありがとう」「きれいにしに行こうね」とトイレに誘い、清潔にする心地良さを感じられるようにする。
評価・反省 保育者が問いかけても「ない」と答えて気にしていなかったが、少しずつ「出た」と返答することが増えた。自分から伝えるのはまだ難しそうなので、今後もタイミングよくトイレに誘っていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 他児に玩具を取られそうになると「だめ」と泣いて怒ったり、相手に噛みつこうとすることがあった。
ねらい 友だちに、自分の思いを本児なりの言葉で伝えようとする
内容 保育者に見守られながら、安心して自分の思いを言葉で伝えようとする。
環境構成・配慮・援助 玩具の数を十分に用意し、子ども同士のやり取りを見守っていく。トラブルの際は怪我につながらないよう注意しながら、本児がうまく言葉にできない思いがあれば代弁したり、相手の思いも伝えながら仲立ちする。
評価・反省 本児の持つ玩具を他児が使いたくなりトラブルになることが多かった。本児も相手も安心して自分の思いを出せるよう、「Cさんが今使っているね」「○さんも使いたいんだね」と今の状況や互いの思いを言葉にしながら引き続き仲立ちしていきたい。

食事

  • ゆっくりマイペースだが自分で食べているので、食べ終わりが遅くなり過ぎないよう見守り、必要に応じて援助したり声かけしたりする。
  • 暑さから食欲が落ちているので、午前の活動の様子を見ながら量を調節し、無理なく完食できるようにしていく。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):朝早い時間の登園だが毎朝ごきげんで、気に入った玩具で遊ぶことを喜び、保育者とのやり取りも楽しんでいる。

  • 保育時間が長いことを保護者自身が心配する姿があるので、本児が楽しく過ごす様子を伝え安心できるよう対応していく。
  • 暑さや長期休みで生活リズムが崩れやすい季節なので、食欲や睡眠、健康状態などを受け入れの時や連絡帳で確認する。
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Dさん(高月齢/女児/静か)(2歳1カ月/7月生まれ)

子どもの姿

  • 着脱の際、スムーズにできないと保育者にやってもらいたがる姿があった。(養護)
  • 他児の持っている玩具がほしいときは「ちょうだい」と言葉で伝えようとしていた。(教育)
  • 腕とお腹に水いぼができているが、気にしたり触ったりしてしまう姿はなかった。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 着脱の際、スムーズにできないと保育者にやってもらいたがる姿があった。
ねらい 簡単な衣服の着脱を自分でしようとする
内容 できないところは保育者に手伝ってもらいながら、自分で衣服の着脱をしようとする。
環境構成・配慮・援助 本児の甘えたい気持ちを受け止め、「一緒にやってみようね」と丁寧に声をかけながら援助する。自分でできるところは見守り、最後は「できたね」と伝えて満足感を味わえるようにする。
評価・反省 本児の要求を受け止めつつ、最後は自分で仕上げるように援助すると、「できた!」と満足そうな様子だった。着脱しやすい服を家庭にも意識してもらえたので、今後も子どもや季節に適した衣服に関してわかりやすく伝えていく。

教育

子どもの姿(再掲) 他児の持っている玩具がほしいときは「ちょうだい」と言葉で伝えようとしていた。
ねらい 自分の思いを簡単な言葉で伝えようとする
内容 保育者や友だちに、自分の思いを本児なりの言葉や表現で伝えようとする。
環境構成・配慮・援助 遊びや玩具を通して自ら友だちにかかわっていく姿を認め、見守っていく。本児がうまく思いを伝えられていないときは保育者が仲立ちして、「Dさんは○○が使いたいのかな」と言葉を添え、相手に思いが伝わる喜びを感じられるようにしていく。
評価・反省 うまく言葉が出ず本児が困っているときは、「一緒に聞いてみようか」と仲立ちした。思いが通らず泣いてしまうことも大切な経験なので、相手にも違った思いがあることを丁寧に伝えていきたい。

食事

  • 苦手な野菜は励まされて食べることができるので、「先生も大好きな野菜だよ」と本児の食べる意欲につながる声かけをしながら見守っていく。
  • お茶が好きで食事中もよく欲しがるので、バランスよく食べられるように汁物を勧めるなど援助し、声をかけていく。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):腕とお腹に水いぼができているが、気にしたり触ったりしてしまう姿はなかった。

  • 水いぼが増えていかないよう、園でも家庭でも様子を見ていくようにする。水遊びはラッシュガードや服を着て行うことを伝える。
  • 自分で着脱しやすい素材やサイズ感の服での登園をお願いする。
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Eさん(中月齢/男児/活発)(2歳0カ月/8月生まれ)

子どもの姿

  • オムツ交換の際には嫌がらずに便器に座り、タイミングが合うと排尿するが、オムツが濡れていても気にせず遊んでいた。(養護)
  • 水遊びに慣れてきたようで、水を張ったタライに自ら入ろうとする姿があった。(教育)
  • 発熱はないが鼻水が出ていることが多かった。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) オムツ交換の際には嫌がらずに便器に座り、タイミングが合うと排尿するが、オムツが濡れていても気にせず遊んでいた。(養護)
ねらい 便器に座り排尿を試みる
内容 保育者に見守られながら便器に座り、排尿する心地良さを感じる。
環境構成・配慮・援助 本児の排尿間隔を把握してトイレに誘い、排尿できたときには「トイレでおしっこ出たね」「気持ちいいね」と、喜びや心地良さに共感する。また、オムツに出ているが本児自身が気にしていない場合は、「お尻をきれいにしようか」とトイレに誘い、オムツを替えるとすっきりするということをさりげなく言葉にして伝えていく。
評価・反省 遊びに夢中になっているタイミングではトイレに行くことを嫌がったので、排尿間隔だけでなく活動の切れ目を見極めて誘うようにした。トイレで排尿できると「でた!」と喜んでいた。引き続き自らトイレに行こうとする気持ちが育つよう援助していきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 水遊びに慣れてきたようで、水を張ったタライに自ら入ろうとする姿があった。(教育)
ねらい 水遊びの楽しさを十分に味わう
内容 水に触れたりタライの中に入ったりして、全身で水の感触を楽しむ。
環境構成・配慮・援助 十分な数の水遊び用玩具(ジョウロやバケツ等)を準備し、保育者も一緒にさまざまな遊び方を試していく。その中で、水の感触や面白さを感じる本児のつぶやきを見逃さず、「泡が出たね」「無くなったね」等、共感する言葉をかける。
評価・反省 水面を叩く、バケツで水をすくったり出したりするなど、ダイナミックに楽しむ姿があった。顔に水がかかると嫌がって怒ることもあった。「びっくりしたね」「お顔を拭いたら大丈夫だからね」と言葉をかけて、安心して遊びに戻れるようにしていきたい。

食事

  • 苦手な食材を食べたがらない姿があるので、盛り付ける量を加減し、「おいしいよ」「どんな味かな」など言葉をかけて本児の食べようとする気持ちへとつなげていく。
  • 食具を下握りしたり鉛筆握りしたりするので、安定した鉛筆握りになるように保育者がさりげなく手を添え援助していく。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):発熱はないが鼻水が出ていることが多かった。

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Fさん(中月齢/女児/活発)(1歳11カ月/9月生まれ)

子どもの姿

  • 体力がついてきたためか、午睡時にうまく寝付けない姿があった。(養護)
  • 水に入ることは嫌がるが、触ることには慣れてきた。特に色水に興味を示し、カップにすくいさまざまな色を並べて楽しむ姿があった。(教育)
  • 園では着脱や食事など自分で行いたがるが、家では逆に保護者にやってもらいたがる姿が多いとのことだった。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 体力がついてきたためか、午睡時にうまく寝付けない姿があった。(養護)
ねらい 保育者に見守られながら安心して眠る
内容 保育者にトントンしてもらったり、子守唄を歌ってもらいながら安心して眠る。
環境構成・配慮・援助 気持ちよく午睡に入れるよう室温を調整し、汗などで衣服が汚れていないか確認する。布団に入っても落ち着かない時は優しく背中をトントンと触れたり、子守唄を歌ったりして、リラックスして眠りにつけるよう配慮する。
評価・反省 午前の活動について「楽しかったね」「またやろうね」と言葉にして伝えていくと、本児も満足そうに布団に入っていた。トントンだけでなく、子守唄を歌ったり手をつないだりするなど、本児の安心できる方法で寄り添っていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 水に入ることは嫌がるが、触ることには慣れてきた。特に色水に興味を示し、カップにすくいさまざまな色を並べて楽しむ姿があった。(教育)
ねらい 水遊びの面白さや気持ちよさを味わう
内容 保育者や友だちと一緒に水に触れて遊ぶことを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 安心して水に触れて楽しめるよう、浅い水を張ったタライやバケツ、十分な数の水遊び用の玩具や空き容器を準備する。色水と透明のカップを使いジュース屋さんごっこに誘い、保育者や友だちとのやり取りを楽しめるようにする。
評価・反省 透明カップで色水をすくって、保育者や友だちと「どうぞ」とやり取りをして楽しんだ。またタライの中に色水を入れて遊んだ後は、その中に入り楽しむ姿もあった。あと半月ほど水遊びが続くので、引き続き本児のペースを大切にしていきたい。

食事

  • 好き嫌いなく積極的に食べる分、口に入れすぎることがある。さりげなく援助して一口大をすくい、「たくさんカミカミしようね」と落ち着いて食べられるよう言葉がけをしていく。
  • 安定した鉛筆握りに移行していけるよう、本児が持ちにくそうな場合はさりげなく手を添えたり、普段の遊びの中で手首をひねる動きや指先の遊びを取り入れたりしていく。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):園では着脱や食事など自分で行いたがるが、家では逆に保護者にやってもらいたがる姿が多いとのことだった。

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Gさん(中月齢/男児/静か)(1歳10カ月/10月生まれ)

子どもの姿

  • オムツ交換をした後に、根気よく自分でオムツとズボンを履こうとしていた。(養護)
  • 水遊び前の体操はマイペースに参加しており、体を動かす他児の姿をじーっと見ていたり、少し動いてみたりする姿があった。(教育)
  • 絵本を保育者に読んでもらいながら言葉を真似して楽しんでいた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) オムツ交換をした後に、根気よく自分でオムツとズボンを履こうとしていた。(養護)
ねらい 簡単な衣服の着脱を自分でしようとする
内容 できないところは手伝ってもらいながら、オムツやズボン、水着を自分で着ようとする。
環境構成・配慮・援助 自分でやりたいという気持ちを大切にして、手や口を出しすぎないように見守る。助けを求められたときは要望に応えてさりげなく援助し、できたときには「できたね」と自分でがんばった姿を認める言葉がけをしていく。
評価・反省 積極的に自分で着脱しようとする姿が多く、時間がかかってもなるべく手を出しすぎず見守った。着脱しにくそうなサイズ感の服も着替えの中にあったので、自分で着脱しやすいサイズ感や素材について保護者に伝えていく。

教育

子どもの姿(再掲) 水遊び前の体操はマイペースに参加しており、体を動かす他児の姿をじーっと見ていたり、少し動いてみたりする姿があった。(教育)
ねらい のびのびと体を動かすことを楽しむ
内容 保育者や友だちと一緒に、音楽に合わせ体を動かすことを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 見ているだけでも本児なりに活動に参加している状態だと考え、活動を無理強いしない。保育者が大きな動きで楽しそうにする姿を見せることで、体を動かすことの面白さや心地よさが伝わるようにしていく。本児が動き出す姿を見逃さず、アイコンタクトなどで楽しい思いに共感していく。
評価・反省 保育者が本児の正面に立って踊り、目が合いやすく、本児が動きを真似しやすいようにした。少しずつ自分から体を動かすことも増えてきたので、本児なりに参加している姿を言葉にして認めていきたい。

食事

  • こぼしながらも自分でスプーンを使って食べるので、さりげなく手を添えながら援助し、自分で食べる意欲を大切にしていく。
  • 夏の疲れが出ているためか食べる量が少ない日があるので、日々体調を観察し食事の量を調整して提供する。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):絵本を保育者に読んでもらいながら言葉を真似して楽しんでいた。 

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Hさん(中月齢/女児/静か)(1歳9カ月/11月生まれ)

子どもの姿

  • 物音に敏感で午睡中に起きてしまうことがあるが、保育者にトントンしてもらうと再入眠できた。(養護)
  • ふれあいあそびやわらべうたが好きで、保育者が歌うのを聞くと近くへ行き順番を待っていた。(教育)
  • 登園時に保護者と離れる際に泣いてしまうことが多かったが、部屋に入り玩具や他児を見ると落ち着き遊び始めることができた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 物音に敏感で午睡中に起きてしまうことがあるが、保育者にトントンしてもらうと再入眠できた。(養護)
ねらい 保育者に見守られながら安心して眠る
内容 午睡の途中で目が覚めても、保育者に見守られながら安心して再入眠する。
環境構成・配慮・援助 午睡の途中で目が覚めてしまったときは、安心して再入眠できるよう「大丈夫だよ」と穏やかに声をかけたり、優しくトントンしたりして見守っていく。また気持ちよく寝やすい温度と湿度が保たれているか、こまめに確認する。
評価・反省 午睡の途中で目が覚めた時に泣くこともあったが、保育者が優しくトントンすることで眠ることができた。起きてしまっても保育者がいることで安心できるよう、引き続き見守っていく。

教育

子どもの姿(再掲) ふれあいあそびやわらべうたが好きで、保育者が歌うのを聞くと近くへ行き順番を待っていた。(教育)
ねらい ふれあいあそびやわらべうたを楽しむ
内容 保育者や他児と一緒にふれあいあそびやわらべうたをくり返し楽しむ。
環境構成・配慮・援助 本児の「もう一回」という気持ちを大切にし、ふれあいあそびやわらべうたで体を動かす楽しさを一緒に楽しむ。一対一のふれあいだけでなく子ども同士の関わりも意識し、友だちと一緒に遊ぶ楽しさにもつながるようにしていく。
評価・反省 わらべうた「きゅうりができた」が気に入り、順番が来ると自分から保育者の前に寝転がり、くり返し要求する姿があった。真似して歌おうとする姿もあるので、スピードを落として一緒に歌うなど楽しみ方を広げていきたい。

食事

  • 食具を下握りして自分で食べるが、食材の見た目により手を付けるのを避ける姿もある。「これは○○だよ」と食材の説明をしたり、「どんな味かな」など興味を持てる言葉がけをし、無理なく食べられるよう励ましていく。
  • 汁物を飲むときに器を勢いよく傾けすぎてこぼれることがあるので、さりげなく手を添えこぼれないよう援助する。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):登園時に保護者と離れる際に泣いてしまうことが多かったが、部屋に入り玩具や他児を見ると落ち着き遊び始めることができた。

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Iさん(低月齢/男児/活発)(1歳8カ月/12月生まれ)

子どもの姿

  • オムツ交換の際に積極的に便器に座りたがるがまだ排尿はなく、楽しくなって降りたがらない姿もあった。(養護)
  • 室内遊びではトンネルくぐりが気に入り、一方通行のところを引き返してもう一度くぐりたがる姿があった。(教育)
  • 発熱で欠席したあとも鼻水と咳が残り、水遊びに参加できない日が多かった。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) オムツ交換の際に積極的に便器に座りたがるがまだ排尿はなく、楽しくなって降りたがらない姿もあった。(養護)
ねらい 便器に座って排尿しようとする
内容 オムツが濡れていないときに便器に座り、排尿しようとする。
環境構成・配慮・援助 排尿間隔を把握しオムツが濡れていないタイミングでトイレに誘い、排尿しなくても便器に座れた姿を認める言葉がけをする。降りたがらないときは遊ぶ場所ではないことを丁寧に伝えながら、本児が気持ちを切り替えられるような提案をしていく。
評価・反省 トイレでの排尿はなかったが、便器から降りたがらず「いや」と怒る姿があった。「10数えたらオムツを履こうか」と誘うと納得できたので、引き続き焦らずに排尿間隔に合わせてトイレに誘っていく。

教育

子どもの姿(再掲) 室内遊びではトンネルくぐりが気に入り、一方通行のところを引き返してもう一度くぐりたがる姿があった。(教育)
ねらい 十分に体を動かして遊ぶことを楽しむ
内容 保育者や友だちと一緒に、体を動かすさまざまな遊びを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 広いスペースを確保し、のぼる、おりる、またぐ、くぐるなどさまざまな動きができるようにマットやトンネル(段ボール)、でこぼこ道(じゃばらにつないだ牛乳パック)などを配置する。保育者が要所要所につき、逆走や順番抜かしを防ぎながら順番や他児の様子を丁寧に伝え合い、怪我無く遊べるようにする。
評価・反省 室内にトンネル、マットの山、でこぼこ道のサーキットを作り、保育者が側に付きながら安全に楽しむことができた。慣れてくると走り出したり怪我につながる恐れもあるので、遊具やコースを変えていき満足感を味わえるようにしていく。

食事

  • 時々手づかみしながらも食具を使って積極的に食べているので、「おいしいね」と本児の意欲を認めながら、必要に応じて手を添え援助する。
  • 食欲旺盛でたくさんおかわりをしたがる姿があるので、提供する量を調整しつつよく噛むことを伝え、落ち着いて食べられるようにする。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):発熱で欠席したあとも鼻水と咳が残り、水遊びに参加できない日が多かった。

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Jさん(低月齢/女児/活発)(1歳7カ月/1月生まれ)

子どもの姿

  • 保育時間が長く夏の疲れも出ているため、午睡時間が長く、保育者に起こされるまで眠っていた。(養護)
  • 友だちの持っている玩具が欲しくなると無理やり取ろうとし、トラブルになることがあった。(教育)
  • 園でも家でも、絵本に出てくるくり返しの言葉を真似したり、手遊びや歌の中でところどころ合わせて歌う姿があった。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 保育時間が長く夏の疲れも出ているため、午睡時間が長く、保育者に起こされるまで眠っていた。(養護)
ねらい 暑い夏を健康的に過ごす
内容 休息を十分に取りながら、夏を心地良く過ごす。
環境構成・配慮・援助 登園時間が早いので、朝の様子によっては短時間の午前睡をしてから主活動に参加できるようにする。また午睡の部屋は快適な室温と湿度を保ち、目安の時間になっても起きないときは「おはよう、おやつの時間だよ」「たくさん寝てすっきりしたね」と優しく声をかけ、気持ちよく目覚められるようにする。
評価・反省 早起きした日などは登園後30分ほど眠り、午前中を元気に過ごせるようにした。起こされてもしばらくぼーっとしているので、急かさずにゆっくり気持ちを切り替えられるよう見守っていく。

教育

子どもの姿(再掲) 友だちの持っている玩具が欲しくなると無理やり取ろうとし、トラブルになることがあった。(教育)
ねらい 遊びを通して他者と心地よく関わる
内容 保育者や友達と同じ遊びを通して、楽しさを共有する。
環境構成・配慮・援助 他児の持つ玩具が欲しいという気持ちを、「この玩具を使いたいんだね」と丁寧に代弁し認めていく。また「○さんがつみ木をしているね。楽しそうだね」と目の前の状況を言葉にして伝えながら、保育者が仲立ちとなって一緒の玩具で遊び、楽しさを共有できるようにする。
評価・反省 おままごとコーナーで他児を押したりかみつこうとする姿が見られたので、スペースをやや広げて密集を防ぐようにした。手が出そうなときはすぐに止め、「Jさんも欲しいね。今は○さんが使っているから同じものを探そう」と気持ちを受け止めながら落ち着いて対応していく。

食事

  • こぼしながらも自分で食べる姿を認めながら、さりげなく手を添え一口大をすくえるようにし、食べる意欲を育てていく。
  • 苦手な食材を嫌がり皿を落とそうとするので、こまめに励ましながら最後までバランスよく食べられるよう援助し、時には本児の体調や眠気に合わせて早めに切り上げる。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):園でも家でも、絵本に出てくるくり返しの言葉を真似したり、手遊びや歌の中でところどころ合わせて歌う姿があった。

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Kさん(低月齢/男児/静か)(1歳6カ月/2月生まれ)

子どもの姿

  • 特定の保育者の側に居たがる姿が多く、離れてしまいそうになると泣いて追いかけていた。(養護)
  • 水に触れることに慣れてきて、玩具の水車が回る様子に興味を示し自分でも水をかけて遊んでいた。(教育)
  • 登園時に泣いて、保護者から離れるまで時間がかかった日が多かった。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 特定の保育者の側に居たがる姿が多く、離れてしまいそうになると泣いて追いかけていた。(養護)
ねらい 思いを受け止められながら安心して過ごす
内容 保育者に思いを受け止められながら、安心して好きな遊びを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 本児にとって特に信頼感が育まれた保育者へのこだわりが強いので、本児の甘えたい気持ちを受け止め、安心して過ごせる時間を多くしていく。同時に特定の保育者に対応が偏り過ぎないよう職員同士で連携し、遊びの中でさまざまな保育者が本児と関わる場面を増やしながら信頼感を深めていく。
評価・反省 遊びを通してさまざまな保育者が関わることで楽しさを共有できたが、登園後すぐや午睡では特定の保育者を求める姿が多かった。引き続き焦らずに本児の不安を受け止め、安心感を育てていく。

教育

子どもの姿(再掲) 水に触れることに慣れてきて、玩具の水車が回る様子に興味を示し自分でも水をかけて遊んでいた。(教育)
ねらい 水の感触に親しみ、面白さや気持ち良さを味わう
内容 保育者と一緒に、さまざまな玩具を使って水遊びを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 扱いやすい玩具(透明カップ、ジョウロなど)を準備し、水に触れて遊ぶ姿を見守っていく。本児の興味・関心を見落とさず、「冷たくて気持ちが良いね」「水をかけたらくるくる回るね」と水の性質や道具の特徴を丁寧に言葉で伝えながら、本児の楽しさや面白さに共感する。
評価・反省 保育者がカップで水をすくいジョウロに水を汲んで見せると、本児も真似してさまざまな容器に水を汲んで楽しんだ。水に触れることには慣れたが急にかかるのは嫌がるので、穏やかに水遊びができるスペースを守っていく。

食事

  • 食べることに集中できず遊んでしまうときは、一口食べられたら「おいしいね」と伝えたり十分にほめたりし、楽しく食事に意識が向けられるようにする。
  • 自分でスプーンですくって食べる際に口元に届く前にこぼれてしまうことが多いので、さりげなく手を支えながら援助し自分で食べる意欲を育てていく。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):登園時に泣いて、保護者から離れるまで時間がかかった日が多かった。

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Lさん(低月齢/女児/静か)(1歳5カ月/3月生まれ)

子どもの姿

  • 水遊び前の着替えの際、自分でズボンを脱ごうと引っ張っていたがうまく下げられなかった。(養護)
  • 歩行が安定し、室内を探索したり好きな保育者の元へ行きひざに座って楽しむ姿があった。(教育)
  • おむつかぶれができ、オムツ交換で拭かれると痛がっていた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 水遊び前の着替えの際、自分でズボンを脱ごうと引っ張っていたがうまく下げられなかった。(養護)
ねらい 自分でズボンの着脱に挑戦する
内容 保育者に手伝ってもらいながら、自分でズボンを脱いだり履いたりする。
環境構成・配慮・援助 自分でやろうとする姿を大切にしながら、脱ぎにくそうなときは保育者が手を添えて、「脱げた」という感覚を味わえるようにする。また水着やズボンを履きやすいように置き、本児が自分で履こうとする姿を見守りながら「こちらのトンネルに足を入れるよ」「ぎゅっと引っ張るよ」と丁寧に伝え、自分でできた喜びを味わえるようにする。
評価・反省 ズボンをつまむ際に指先の力が足りていなかったので、保育者が手を添えて一緒に行い、脱げた・履けたという感覚を味わえるようにした。指先を使う遊びを取り入れ、自分で着脱する力につなげていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 歩行が安定し、室内を探索したり好きな保育者の元へ行きひざに座って楽しむ姿があった。(教育)
ねらい 歩いて探索することを楽しむ
内容 十分に歩いて好きな玩具や絵本を見つけ、探索活動を楽しむ。
環境構成・配慮・援助 歩行を楽しめるよう広く安全なスペースを確保するとともに、玩具や絵本を子どもにとって見やすく整頓して配置し、室内での探索を十分に楽しめるようにする。本児の興味や発見に寄り添いながら動きを見守っていく。
評価・反省 玩具や絵本を自分で選ぶ姿を見守り、保育者に見せに来たときには「良いもの見つけたね」と嬉しさに共感した。他児が使っている玩具をそうと知らずに取ろうとする姿もあったので、怪我を防ぎながら相手の思いも伝え仲立ちしていく。

食事

  • 右手でスプーンを持ちつつ左手で手づかみ食べをすることが多いので、保育者が手を添えてスプーンの使い方を少しずつ知らせていく。
  • 白米が苦手でおかずだけを先に食べたがるので、保育者が食べて見せて興味を持てるようにしたり、一口食べられたら十分にほめたりして、バランスよく食べ進めていけるように援助する。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):おむつかぶれができ、オムツ交換で拭かれると痛がっていた。

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ほいくのおまもり

サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

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