【デモページ|4月・2歳児】個人案の文例【おまもりプラス】

2025年2月1日

個人案PDF

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敬称と性別表記について

LGBTQ+の観点から、保育士が園児を表記する際は『くん』『ちゃん』を使わず、『さん』で統一、園児が自身を称する際や園児同士のやり取りを記載する場合は『ちゃん』で統一しています。また、発達段階の観点では性差はあると考えられるため、男児/女児としています。

 

Aさん(高月齢/男児/活発)(3歳0カ月/4月生まれ)

子どもの姿

  • 自分でズボンに足を通そうとしたり、手洗いを自分でやろうとする姿が見られる。(養護)
  • 室内では、ブロックやパズルなどの玩具を自分で選び、じっくりと集中して遊び込む様子が見られる。(教育)
  • 日中は安定して過ごせているが、活動の切り替え時には不安そうな表情を見せることがある。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 自分でズボンに足を通そうとしたり、手洗いを自分でやろうとする姿が見られる。(養護)
ねらい 身の回りのことを自分でやろうとする
内容 保育者に見守られながら、生活の中で自分でできることを少しずつ増やしていく。
環境構成・配慮・援助 生活の流れが視覚的にわかるよう、絵カードを活用したり、「次は〇〇だよ」と具体的に伝えたりする。「できたね」「上手だね」と認める言葉をかけ、自信につなげる。
評価・反省 着替えの際、自分でやろうとする気持ちが見られるものの、うまくできずに保育者に援助を求める姿が見られた。もう少しゆとりを持って関わり、自分でできた達成感を味わえるようにしていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 室内では、ブロックやパズルなどの玩具を自分で選び、じっくりと集中して遊び込む様子が見られる。(教育)
ねらい 興味のある遊びを十分に楽しむ
内容 好きな遊びを通して、達成感や満足感を味わう。
環境構成・配慮・援助 玩具は種類ごとに整理し、自分で選んで遊べるよう手の届く位置に配置する。遊びの区切りが近づいたら、「あと◯回したら終わりにしようね」など、見通しを持って活動を終えられるよう配慮する。
評価・反省 好きな遊びに熱中するあまり、切り替えが難しい場面が見られた。事前の声がけを工夫し、活動の区切りを意識できるよう配慮していきたい。

食事

  • スプーンやフォークを使って自分で食べようとする姿が見られるため、温かく見守りながら必要に応じて援助する。
  • 食事の際は、ゆったりとした雰囲気の中で安心して食べられるよう配慮する。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):日中は安定して過ごせているが、活動の切り替え時には不安そうな表情を見せることがある。

  • 活動の切り替え時に見られる不安な様子について共有し、家庭での様子も伺いながら、安心して過ごせるよう連携を図る。
  • 室内遊びでの集中して遊ぶ姿や、できるようになったことを具体的に伝え、保護者にも安心感を持ってもらえるよう努める。

Bさん(高月齢/女児/活発)(2歳11カ月/5月生まれ)

子どもの姿

  • 登園時に母親と離れる際には泣いて保育室に入れず、保育者の受け入れも難しい様子が見られる。(養護)
  • 戸外遊びでは園庭の遊具や砂場遊びに興味を示し、保育者と一緒に体を動かして遊ぶことを楽しんでいる。(教育)
  • 不安な気持ちから、食事や午睡などの場面でも緊張が見られている。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 登園時に母親と離れる際には泣いて保育室に入れず、保育者の受け入れも難しい様子が見られる。(養護)
ねらい 特定の保育者との関係を通して情緒の安定を図る
内容 保育者との信頼関係を築きながら、安心して過ごせる時間を少しずつ増やしていく。
環境構成・配慮・援助 朝の受け入れは担当保育者を決め、スキンシップを多く取り入れながら丁寧に関わる。泣いている時は側で気持ちを受け止め、「先生がいるよ」「一緒にいようね」と優しく声をかけ、安心感が持てるようにする。
評価・反省 朝の受け入れが重なった際など、不安な気持ちへの受け止めが不十分な場面があった。担当保育者を中心に、より丁寧な関わりができるよう配慮していきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 戸外遊びでは園庭の遊具や砂場遊びに興味を示し、保育者と一緒に体を動かして遊ぶことを楽しんでいる。(教育)
ねらい 戸外での運動遊びを楽しむ
内容 保育者と一緒に園庭で体を動かして遊び、好きな遊びを見つけたり楽しさを味わったりする。
環境構成・配慮・援助 園庭では、本児が好む遊具や遊びを準備し、「一緒に滑ろうね」「お山登れるかな」など具体的に誘いかける。保育者も一緒に体を動かしながら、遊びの楽しさを共有する。
評価・反省 戸外遊びを通して表情が明るくなる様子が見られた。天候や体調を見ながら園庭で遊ぶ機会を積極的に設けていきたい。

食事

  • 気持ちが不安定で食欲にムラが見られるため、無理強いせず、安心できる雰囲気づくりを心がける。
  • いつも同じ保育者が側につき、優しく声をかけながら援助する。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):不安な気持ちから、食事や午睡などの場面でも緊張が見られている。

  • 新しい環境での様子や気持ちの変化について細かく共有し、家庭での様子も伺いながら連携を図る。
  • 園庭遊びなど楽しく過ごせている場面を具体的に伝え、保護者の不安な気持ちに寄り添う。

Cさん(高月齢/男児/静か)(2歳10カ月/6月生まれ)

子どもの姿

  • 登園時に母親と離れる際には泣く姿が見られるが、特定の保育者の側で過ごすことで徐々に落ち着くことができる。(養護)
  • 戸外で虫を見つけると保育者に伝えようと近づき、指差しながら嬉しそうに知らせている。(教育)
  • まだ園生活に慣れる途中で、食事や午睡の際にも不安な表情を見せたり、泣いたりすることがある。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 登園時に母親と離れる際には泣く姿が見られるが、特定の保育者の側で過ごすことで徐々に落ち着くことができる。(養護)
ねらい 安心できる保育者との関係を築く
内容 特定の保育者との関わりを通して、園生活に安心感を持って過ごす。
環境構成・配慮・援助 登園時は保育者が温かく迎え入れ、泣いている時はゆっくりと抱っこをしながら気持ちを受け止める。「〇〇さんがんばったね」「一緒に遊ぼうね」など、スキンシップを取りながら安心感が持てるよう関わる。
評価・反省 登園時の不安な気持ちへの受け止めが十分でない場面があった。担当保育者との関係をより丁寧に築いていけるよう配慮していきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 戸外で虫を見つけると保育者に伝えようと近づき、指差しながら嬉しそうに知らせている。(教育)
ねらい 身近な自然に親しむ
内容 戸外で虫や草花など自然物との関わりを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 園庭では、虫や草花を見つけやすい場所に誘い、「わあ、見つけたね」「どんな虫かな」と共に発見を喜び、興味が広がるような言葉がけを行う。虫かごや図鑑を用意し、より深く観察できるよう環境を整える。
評価・反省 図鑑や絵本も喜んで見ており、虫への興味が深まってきている。図鑑を見る機会を増やしたり、虫の特徴についても一緒に観察したりできるよう、環境を整えていきたい。

食事

  • 新しい環境に慣れるまでは食欲にムラが見られるため、無理強いせず、安心できる雰囲気づくりを心がける。
  • いつも同じ保育者が側につき、ゆったりとした気持ちで食事ができるよう配慮する。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):まだ園生活に慣れる途中で、食事や午睡の際にも不安な表情を見せたり、泣いたりすることがある。

  • 母子分離の不安を和らげられるよう、登園後の様子を細やかに伝え、家庭での様子も共有する。
  • 虫探しなど、興味を持って取り組む活動の様子を具体的に伝え、保護者が園での様子を知って安心できるようにする。
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Dさん(高月齢/女児/静か)(2歳9カ月/7月生まれ)

子どもの姿

  • 常に保育者の近くにいることを求め、側から離れられない様子が見られる。(養護)
  • 自分の思いを言葉で表現することが難しく、身振りで伝えようとするが、うまく伝わらない時には泣いたり怒ったりする。(教育)
  • 特定の保育者以外との関わりに緊張が見られ、不安な表情を見せることが多い。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 常に保育者の近くにいることを求め、側から離れられない様子が見られる。(養護)
ねらい 安心できる保育者との関係を深める
内容 保育者との信頼関係をもとに、少しずつ安定した園生活を送る。
環境構成・配慮・援助 本児が安心して過ごせるよう、担当保育者を決めて継続的に関わる。「先生と一緒だよ」「〇〇さんの気持ちわかるよ」など、スキンシップを取りながら気持ちに寄り添い、安心感を持てるようにする。
評価・反省 保育者への依存が強い状態が続いているが、徐々に安心できる場面も見られるようになってきた。引き続き、丁寧な関わりを心がけながら、安定した園生活へとつなげていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 自分の思いを言葉で表現することが難しく、身振りで伝えようとするが、うまく伝わらない時には泣いたり怒ったりする。(教育)
ねらい 自分の思いを表現しようとする
内容 保育者に見守られながら、言葉や身振りで自分の気持ちを伝える。
環境構成・配慮・援助 本児が何かを伝えようとする際は、「〇〇がいいのかな?」「△△したいの?」など、身振りや表情から気持ちを読み取って言葉にして返す。焦らずに待ち、共感的に受け止めることで、表現する喜びを感じられるようにする。
評価・反省 自分の思いを伝えようとする意欲は育ってきているが、保育者が本児の思いを汲み取りきれない場面もあった。より丁寧に気持ちを読み取り、適切な言葉で返していけるよう努めていきたい。

食事

  • 保育者と一緒に食べることで安心して過ごせるため、ゆったりとした雰囲気を大切にする。
  • スプーンやフォークを使って自分で食べようとする気持ちを大切に見守る。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):特定の保育者以外との関わりに緊張が見られ、不安な表情を見せることが多い。

  • 新しい環境での不安が強いため、家庭での様子や気持ちの変化について細やかに情報を共有する。
  • 少しずつ安定して過ごせる場面が増えていることを具体的に伝えながら、保護者の不安な気持ちに寄り添う。
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Eさん(中月齢/男児/活発)(2歳8カ月/8月生まれ)

子どもの姿

  • 機嫌良く過ごしていることが多いが、思い通りにならないことがあると保育者や友だちを叩いたりする姿が見られる。(養護)
  • 全身を使った遊びを好み、特に園庭では保育者と追いかけっこをして楽しんでいる。(教育)
  • 入園当初から風邪で欠席することもあり、体調に波がある様子が見られる。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 機嫌良く過ごしていることが多いが、思い通りにならないことがあると保育者や友だちを叩いたりする姿が見られる。(養護)
ねらい 自分の気持ちを言葉で表現する
内容 保育者に気持ちを受け止められながら、叩く以外の表現方法が少しずつわかる。
環境構成・配慮・援助 思い通りにならない場面では、「〇〇したかったんだね」と気持ちを受け止めた上で、「痛いよ」「こうしてみようか」など、具体的な言葉で伝える。叩く前に気持ちを汲み取り、代わりの方法を提案したり、クールダウンできる場所を用意したりする。
評価・反省 叩く行為に対して、制止するだけの対応になってしまう場面があった。本児の気持ちを十分に受け止め、適切な言葉や代わりとなる表現方法を具体的に示していけるよう、配慮していきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 全身を使った遊びを好み、特に園庭では保育者と追いかけっこをして楽しんでいる。(教育)
ねらい 全身を使った運動遊びを楽しむ
内容 保育者と一緒に追いかけっこなど、体を動かす遊びを通して充実感や満足感を味わう。
環境構成・配慮・援助 園庭では、追いかけっこやかけっこを楽しめるよう、安全な空間を確保する。「こっちだよ」など、やりとりを楽しみながら、全身運動が十分できるよう配慮する。
評価・反省 追いかけっこを通して楽しく体を動かしているが、周りが見えなくなり友だちを押してしまう等、時に危険な行動も見られた。安全に配慮しながら、より充実した活動となるよう工夫していきたい。

食事

  • スプーンやフォークを使って自分で食べようとする姿を見守る。
  • 食事中、椅子に座っていられない姿も見られるため、側につきながら楽しい雰囲気の中で進められるようにする。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):入園当初から風邪で欠席することもあり、体調に波がある様子が見られる。

  • 体調の波が見られるため、睡眠時間や体調の変化について細かく情報を共有する。
  • 園での様子をこまめに伝え、園生活に慣れていけるよう、本児の様子について丁寧に情報を共有していく。
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Fさん(中月齢/女児/活発)(2歳7カ月/9月生まれ)

子どもの姿

  • 保育者の「お片付けしようね」「手を洗おうね」などの声がけを聞いて、次の活動に向かおうとする姿が見られる。(養護)
  • 友だちと積極的に関わろうとするが、玩具の取り合いなどで自分の思いを押し通そうとしてトラブルになることがある。(教育)
  • 生活リズムが不規則で、午睡の時間に眠れないことが多い。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 保育者の「お片付けしようね」「手を洗おうね」などの声がけを聞いて、次の活動に向かおうとする姿が見られる。(養護)
ねらい 生活の流れがわかる
内容 保育者の声がけを聞きながら、生活の流れに沿って行動する。
環境構成・配慮・援助 生活の流れが視覚的にわかるよう絵カードを活用し、「次は〇〇だよ」と具体的に伝える。自分から行動しようとする姿を認め、「できたね」「上手だね」と意欲を高められるような声がけをする。
評価・反省 生活の流れに沿って行動できるようになってきているが、保育者の声がけを待っている様子も見られる。意欲的に行動する姿を認め、自信につながる関わりをしていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 友だちと積極的に関わろうとするが、玩具の取り合いなどで自分の思いを押し通そうとしてトラブルになることがある。(教育)
ねらい 友だちとの関わり方を知る
内容 保育者に気持ちを受け止められながら、どのように相手に伝えれば良いのかを知る。
環境構成・配慮・援助 友だちとのトラブルの際は、双方の気持ちを受け止め、「〇〇さんも使いたかったんだね」「順番にしようか」など、具体的にどうすれば良いのか伝える。玩具は複数用意し、共に遊べる環境を整える。
評価・反省 トラブルになりそうな時には声がけをし、双方の思いを聞きながら仲立ちすることで、穏やかに言葉で伝えようとする姿も見られた。思いを強く主張する姿は多く見られているため、引き続き丁寧に友だちとの関わり方を伝えていきたい。

食事

  • スプーンやフォークを使って自分で食べようとする意欲が見られるため、励ましながら見守る。
  • 食事のペースがゆっくりで時間内に食べきれないことがあるため、量を調整しながら、楽しい雰囲気の中で食事ができるように関わる。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):生活リズムが不規則で、午睡の時間に眠れないことが多い。

  • 午睡時の様子を伝え、家庭での生活リズムについて相談していく。
  • 新年度の疲れも見られているため、十分な休息を取ってもらえるように協力をお願いしていく。
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Gさん(中月齢/男児/静か)(2歳6カ月/10月生まれ)

子どもの姿

  • 嫌なことがあると友だちを押したり、叩いたりする場面が見られる。(養護)
  • 電車の玩具やブロックなど、一人で集中して遊ぶ姿が見られるが、友だちが近づいてくると遊びを中断してしまう。(教育)
  • 午睡時に眠りにくく、布団の中で落ち着かない姿が見られる。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 嫌なことがあると友だちを押したり、叩いたりする場面が見られる。(養護)
ねらい 自分の気持ちを言葉や身振りで表現しようとする
内容 保育者に思いを受け止められながら、自分の気持ちを伝えようとする。
環境構成・配慮・援助 本児の気持ちの変化を丁寧に観察し、イライラしている様子が見られたら「〇〇が嫌だったの?」と受け止める。叩く前に気づいて近くに寄り、「こうしてみようか」など、具体的にどうすれば良いかを考えながら一緒に行動する。
評価・反省 友だちを叩く場面が続いている。引き続き、より丁寧に気持ちを受け止め、適切な表現方法を具体的に伝えていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 電車の玩具やブロックなど、一人で集中して遊ぶ姿が見られるが、友だちが近づいてくると遊びを中断してしまう。(教育)
ねらい 好きな遊びを通して、友だちとの関わりを楽しむ
内容 好きな遊びを通して、少しずつ友だちと関わる楽しさを味わう。
環境構成・配慮・援助 玩具は複数用意し、一人で遊べるコーナーと友だちと一緒に遊べるスペースを分けて設定する。「〇〇さんの電車、かっこいいね」「一緒に遊んでみようか?」など、無理のない範囲で友だちとの関わりのきっかけを作る。
評価・反省 一人遊びを十分に保障しながらも、友だちと関わる楽しさを感じられる機会を持てるように環境を整えた。本児の気持ちに寄り添いながら、少しずつ友だちとの関わりを広げていけるよう工夫していきたい。

食事

  • 自分のペースで食べられるよう、ゆったりとした雰囲気を大切にする。
  • 好き嫌いが多く、食べられる量も少量のため、本児に合わせて調整しながら、無理なく食事を進めていく。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):午睡時に眠りにくく、布団の中で落ち着かない姿が見られる。

  • 午睡時に眠りにくい様子が見られるため、家庭での睡眠リズムについて情報を共有し、生活リズムを整えていけるよう連携を図る。
  • 新年度が始まり環境が変わる時期のため、体調管理や規則正しい生活リズムについて家庭と協力して進めていく。
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Hさん(中月齢/女児/静か)(2歳5カ月/11月生まれ)

子どもの姿

  • 登園の際に母から離れられず、泣いて母にしがみつく姿が見られるが、保育者が声をかけ、抱っこすると少しずつ落ち着いてくる。(養護)
  • 保育者とのやり取りの中では、絵本や玩具を通して、「これなあに?」「見て」と自分の興味あることを伝えようとする。(教育)
  • 友だちに興味を示し、遊んでいる様子をじっと見つめているが、自分から関わることは少ない。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 登園の際に母から離れられず、泣いて母にしがみつく姿が見られるが、保育者が声をかけ、抱っこすると少しずつ落ち着いてくる。(養護)
ねらい 安心できる保育者との信頼関係を築く
内容 保育者に見守られながら、少しずつ園生活に慣れ、安定した気持ちで過ごす。
環境構成・配慮・援助 登園時は母親との分離に不安を感じているため、本児の気持ちに寄り添い、ゆっくりと受け入れる。「お母さんお仕事頑張ってくるね」「先生と一緒に遊ぼうね」など、安心できる言葉がけを行い、スキンシップを多く取りながら信頼関係を築く。
評価・反省 母との分離不安が強く見られたため、ゆっくりと時間をかけて受け入れを行った。本児の気持ちに寄り添う関わりを継続し、安心できる環境作りを心がけていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 保育者とのやり取りの中では、絵本や玩具を通して、「これなあに?」「見て」と自分の興味あることを伝えようとする。(教育)
ねらい 保育者との関わりを通して、言葉でのやりとりを楽しむ
内容 保育者と一緒に絵本を見たり、玩具で遊んだりしながら、言葉でのやり取りを深める。
環境構成・配慮・援助 本児の興味を示す玩具や絵本を身近に用意し、「これなあに?」「どうしたの?」などの問いかけに丁寧に応答する。保育者が仲立ちとなり、友だちと一緒に遊ぶ場面を少しずつ作っていく。
評価・反省 保育者との関わりの中で、言葉でのやり取りを楽しむ様子が見られた。今後は友だちとの関わりも少しずつ広げていけるよう、遊びの場面での援助を工夫していきたい。

食事

  • 自分で食べようとする姿が少なく、保育者の援助を待っている姿があるため、自分で食べようという意欲を持てるように声がけしていく。
  • 保育者が側につき、安心して食事を進められるように関わる。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):友だちに興味を示し、遊んでいる様子をじっと見つめているが、自分から関わることは少ない。

  • 友だちへの関心が芽生えてきていることを伝え、家庭でも話題に出してもらうことで、興味や関心を持てる機会を増やせるようにする。
  • 登園時の様子を細かく共有し、保護者の不安な気持ちに寄り添いながら、園での安定した姿を伝えていく。
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Iさん(低月齢/男児/活発)(2歳4カ月/12月生まれ)

子どもの姿

  • 緊張している様子はうかがえるが、新しい環境に戸惑うことなく、落ち着いて過ごしている。(養護)
  • 自分の好きな遊びを見つけ、じっくり集中して楽しんでいる。(教育)
  • 午睡も安定してとれており、生活リズムが整ってきている。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 緊張している様子はうかがえるが、新しい環境に戸惑うことなく、落ち着いて過ごしている。(養護)
ねらい 園生活の流れを知り、安心して過ごす
内容 保育者に見守られながら、身の回りの環境に親しむ。
環境構成・配慮・援助 遊び始める前に「〇〇で遊んでみる?」「ここに置いてあるよ」など、具体的に場所や遊び方を知らせ、安心して遊べるようにする。本児が自分で選んで遊び始められるよう、玩具の配置を工夫し、わかりやすい環境を整える。
評価・反省 環境の変化に戸惑う様子は少なかったが、丁寧に関わることで、より安定した園生活を送れるようになってきた。引き続き、本児のペースを大切にしながら援助していきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 自分の好きな遊びを見つけ、じっくり集中して楽しんでいる。(教育)
ねらい 好きな遊びを通して、保育者や友だちと関わる楽しさを味わう
内容 ブロックや電車の玩具に興味を持ち、保育者に見守られながら繰り返し楽しむ。
環境構成・配慮・援助 遊びに集中できるよう、じっくり取り組める空間を確保する。「上手にできたね」「もう一回やってみる?」など、励ましの言葉をかけながら、達成感が味わえるよう援助する。
評価・反省 好きな遊びを見つけ、集中して取り組む姿が見られた。今後は保育者や友だちとの関わりを持ちながら、遊びの幅を広げていけるよう工夫していきたい。

食事

  • 苦手な食材も少しずつ食べられるよう、保育者が励ましの言葉をかけながら、無理のないペースで進める。
  • 食事の際は、楽しい雰囲気の中で自分のペースで食べられるよう配慮する。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):午睡も安定してとれており、生活リズムが整ってきている。

  • 体調管理や生活リズムが整っているため、このまま継続できるよう家庭と連携を図る。
  • 園での遊びの様子や興味を持っている活動について伝え、家庭でも楽しめる遊びを提案していく。
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Jさん(低月齢/女児/活発)(2歳3カ月/1月生まれ)

子どもの姿

  • 登園時に母の姿が見えなくなると寂しがり、落ち着くまでに時間がかかり、室内にいられず、不意に廊下やテラスに出て行ってしまうことがある。(養護)
  • 遊びのコーナーから離れて狭い場所に入ろうとしたり、水道で水遊びをすることが多く、玩具に興味を示す姿は見られない。(教育)
  • 自宅では姉の真似をして遊ぶことが多く、園でも年上児の姿に興味を示している。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 登園時に母の姿が見えなくなると寂しがり、落ち着くまでに時間がかかり、室内にいられず、不意に廊下やテラスに出て行ってしまうことがある。(養護)
ねらい 安心できる保育者との関係を築き、落ち着いて過ごす
内容 保育者との信頼関係を築きながら、安定した気持ちで園生活を送る。
環境構成・配慮・援助 保育室の外に出ようとする際は、優しく声をかけながら手をつなぎ、保育室内で気持ちが落ち着けるよう寄り添う。「お母さんお迎えに来てくれるよ」「先生と一緒にいようね」など、安心できる言葉がけを繰り返し行う。
評価・反省 母との分離不安から保育室の外へ出ようとする姿が見られたため、常に寄り添い安心感が持てるよう配慮した。少しずつ保育者との関係も築けてきているので、引き続き丁寧な関わりを心がけたい。

教育

子どもの姿(再掲) 遊びのコーナーから離れて狭い場所に入ろうとしたり、水道で水遊びをすることが多く、玩具に興味を示す姿は見られない。(教育)
ねらい 好きな遊びを見つけて、楽しさを味わう
内容 保育者と一緒に、安全な場所で好きな遊びを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 玩具や絵本など、興味を持ちやすい遊具を身近に用意し、保育者と一緒に遊ぶ楽しさを感じられるようにする。「〇〇で遊んでみようか」「おもしろいね」など、共感しながら関わり、落ち着いて遊べる時間を少しずつ増やしていく。
評価・反省 玩具や遊具への興味が薄く、落ち着いて遊ぶことが難しい様子が見られた。保育者と一緒に遊ぶ中で、少しずつ玩具に触れる機会を作り、好きな遊びを見つけられるよう援助していきたい。

食事

  • 食具の使い方に慣れていないため、スプーンの持ち方を優しく知らせながら援助する。
  • 椅子から立ち上がってしまう姿が見られるため。落ち着いて食事ができるよう、保育者の隣で食べるようにする。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):自宅では姉の真似をして遊ぶことが多く、園でも年上児の姿に興味を示している。

  • 姉の存在を意識している様子を共有し、家庭での姉との関わりや遊びについて情報交換を行う。
  • 新年度で環境が変わるため、生活リズムが乱れないよう家庭と連携を密に取る。
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Kさん(低月齢/男児/静か)(2歳2カ月/2月生まれ)

子どもの姿

  • 登園時は母と離れる際、泣いて保育室に入ることを嫌がる姿が見られる。(養護)
  • 保育者と一緒にお絵描きやままごと等、好きな遊びを見つけて楽しんでいる。(教育)
  • 体調を崩しやすく、特に鼻水が出ることが多いため、こまめに拭いたりや着替えが必要な様子が見られる。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 登園時は母と離れる際、泣いて保育室に入ることを嫌がる姿が見られる。(養護)
ねらい 安心できる保育者との関係を築き、園生活に慣れる
内容 保育者に見守られながら、少しずつ園生活を楽しむ。
環境構成・配慮・援助 登園時は本児の気持ちを受け止め、「お母さん、お迎えくるよ」「先生と一緒に遊ぼうね」と優しく声をかける。スキンシップを多く取り、保育者との信頼関係を築きながら、安心して過ごせる場所を作っていく。
評価・反省 母との分離不安が強く見られたため、スキンシップを多く取りながら関係作りを進めた。少しずつ保育者との信頼関係が築けてきているので、引き続き丁寧な関わりを続けていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 保育者と一緒にお絵描きやままごと等、好きな遊びを見つけて楽しんでいる。(教育)
ねらい 好きな遊びを通して、保育者との関わりを深める
内容 保育者と一緒に、お絵描きやままごとなどの遊びをじっくりと楽しむ。
環境構成・配慮・援助 お絵描きやままごとの玩具を手の届く場所に準備し、「何描いたの?」「おいしそうだね」など、本児の表現を受け止める言葉がけを行う。保育者が側で見守りながら、じっくりと遊びを楽しめるようにする。
評価・反省 保育者との関わりの中で、お絵描きやままごとを楽しむ姿が見られるようになってきた。安心できる環境の中で、さらに遊びを広げていけるよう援助していきたい。

食事

  • 食事の際は保育者の近くの席で、ゆっくりと食べられるよう配慮する。
  • スプーンを使って自分で食べようとする姿を認め、温かく見守る。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):体調を崩しやすく、特に鼻水が出ることが多いため、こまめに拭いたりや着替えが必要な様子が見られる。

  • 体調面での変化を細かく観察し、体調管理について家庭と密に連絡を取り合う。
  • 好きな遊びの様子を伝え、家庭でも話題にしたり、親子で楽しめたりする遊びを提案する。
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Lさん(低月齢/女児/静か)(2歳1カ月/3月生まれ)

子どもの姿

  • 保育者の声がけがあっても、行動に移すことなく、援助を待っている姿が見られる。(養護)
  • 絵本やお絵描き等、じっくりと落ち着いて遊べることを好む。(教育)
  • 家庭での睡眠時間が不規則で、午睡の際にはなかなか入眠できない様子が見られる。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 保育者の声がけがあっても、行動に移すことなく、援助を待っている姿が見られる。(養護)
ねらい 新しい環境や園生活に慣れる
内容 保育者との関わりの中で、安心して過ごす。
環境構成・配慮・援助 次の活動を絵カードを見せながらゆっくりと知らせ、丁寧に園生活の流れを伝えていく。自分で行動に移せた時には大いに褒め、自信につなげる。
評価・反省 保育者の言葉がけに戸惑う様子が見られたため、絵カードや実物を見せるなど視覚的な援助を取り入れた。少しずつ園生活の流れをわかってきている場面が増えてきているので、引き続き丁寧な関わりを継続していきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 絵本やお絵描き等、じっくりと落ち着いて遊べることを好む。(教育)
ねらい 好きな遊びを通して、保育者との関わりを楽しむ
内容 保育者と一緒に絵本を見たり、お絵描きをしたりしながら、じっくりと遊びを楽しむ
環境構成・配慮・援助 絵本コーナーやお絵描きコーナーを設定し、落ち着いて遊べる環境を整える。「これなあに?」「きれいな色だね」など、保育者も一緒に楽しむ姿勢で関わり、安心して楽しめる雰囲気を作る。
評価・反省 絵本やお絵描き等の好きな遊びを通して、保育者との関わりを楽しむ様子が見られた。今後も安心できる環境の中で、さらに遊びの幅を広げていけるよう援助していきたい。

食事

  • 保育者の援助を待っている姿が見られるため、スプーンの使い方を丁寧に知らせ、自分で食べる意欲を持てるように関わる。
  • 食べられる量に合わせて量を加減し、無理強いすることなく進めていく。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):家庭での睡眠時間が不規則で、午睡の際にはなかなか入眠できない様子が見られる。

  • 生活リズムを整えていけるよう、睡眠時間や生活習慣について家庭と情報を共有する。
  • 新しい環境での様子を細かく伝え、保護者の不安な気持ちに寄り添う。
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サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

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