1日中抱っこが必要な0歳児の対応に困っています【第393回|保育士お悩み相談】

2020年3月10日

こんにちは、ほいくのおまもりです。

今回の相談者からのお悩みは、『0歳児で1日中抱っこを求めたり離れると泣いたりする子どもがいます。どのように対応したら良いのか困っています』というご相談。

回答者のほいくのおまもりは『こまりんさんに安心感を求めているのでしょう。抱っこが出来る時には受け入れる一方で、出来ない時には引き続き理由を話したうえで離れてみてはと考えます』とアドバイス。

どうぞ、御覧ください。

保育士お悩み相談(LINE)

こまりん
【性別】女性
【年齢】30代
【保育士経験年数】2年
【相談文】
10年前新卒で保育園に勤めてすぐに結婚妊娠出産をし結果1年で退職、以後専業主婦でした。
自分の時間も出来る様になった為、昨年4月より小規模保育園でパート職員として働いています。
0歳児クラスに配属されていますが、
最近月齢の高い子ども達がぐずった時の対応が上手くできずに悩んでいます。
1人の子はありがたいことに私に凄く懐いてくれていて1日中ほとんど抱っこを求めてきます。もちろん抱っこして気持ちを受け止めてあげますが、他の子の対応などその他仕事もある為その子をずっと抱っこしてあげるわけにはいけません。
その際きちんとその子に〇〇するからちょっと待っててねと話したり、
気を紛らわせようと遊びに誘ったりします。少しの時間は遊びに集中してくれますが、私が離れたり他の子を抱っこしたりしているのが分かると泣いたり、他のお友達に手を出したりします。

このような時どう対応したら良いのか分からず、
悩んでいます。

アドバイス頂けたらうれしいです。

ほいくのおまもり
こんばんは。

抱っこを求める子どもをはじめ、クラスの子ども達はこまりんさんのことが大好きで、信頼を寄せているのでしょうね。
大好きだからこそ離れると泣くのではと感じましたが、こまりんさんも対応に困ることとお察しします。
少しでもお役に立てるような返信を考えていきたいと思います。

お辛い中申し訳ありませんが、お時間を頂けたらと思います。

ほいくのおまもり
こんにちは。

お待たせいたしました。

現在0歳児クラスに配属されていらっしゃるとのことですので、特に一人の子ども(仮にAちゃんとしますね)が常に抱っこを要求したり、こまりんさんが離れた際に泣いたりするといった行動は、まさにピークの時期にあるのではと思われます。
見守る子どもはAちゃんだけではありませんから、確かに少し離れただけでも泣いてしまうと困るのではとお察しします。

【0歳児で1日中抱っこを求めたり離れると泣いたりする子どもがいます。どのように対応したら良いのか困っています】とのご相談につきまして、当方の回答としましては【こまりんさんに安心感を求めているのでしょう。抱っこが出来る時には受け入れる一方で、出来ない時には引き続き理由を話したうえで離れてみてはと考えます】。

「その際きちんとその子に〇〇するからちょっと待っててねと話したり、気を紛らわせようと遊びに誘ったりします」というのはとても素敵な方法だと思いますので、是非続けて頂けたらと感じます。
まだ言葉が話せない赤ちゃんでも、離れる際に予告もなくいきなり離れると、Aちゃんはより不安になってしまうことでしょう。
仮に「離れることで泣く」という結果は同じだとしても、こまりんさんがすでに実践していらっしゃるように、「なぜ離れなければいけないのか」Aちゃんが分かるような言葉を選んで伝えていくことはとても大切なことだと感じます。
そして、こまりんさんを探すような素振りが見られた時には「ここにいるから大丈夫よ」と言葉をかけることで近くにいることを伝え、「たくさん遊んだね」「待っていてくれてありがとう」等Aちゃんの姿を認めていくのも良いのではと感じます。

気を紛らわせるような遊びについてはAちゃんの日頃の様子を観察し、どのような遊びが好きなのか、どのようなおもちゃに興味を持って遊ぶのかを見極めておくと良いでしょう。
Aちゃんの好みとは異なる遊びに誘っても興味が持続しないことも考えられますから、好みに合わせたおもちゃをあらかじめ把握しておくことも必要ではないかと感じます。
もし「たまには違うおもちゃで遊ばせてあげたいな」という場合には、離れる直前に遊びに誘うのではなく、(もし離れるタイミングが予測できる際には)離れる前に余裕を持った状態でこまりんさんと一緒に遊んでみて、Aちゃんが興味を持っている様子であれば、「◯◯に行くけれど、終わったら帰ってくるからね」と伝えてから離れてみるのも良いでしょう。

Aちゃんがどうしてもこまりんさんから離れたくないという様子が見られた場合には、Aちゃんを一緒に連れて、側においた状態で他の子どもの対応をしても良いでしょう。
また、他の先生方とも細やかな連携を取り、こまりんさんが仕事をする等どうしても一緒にいられない場合にはAちゃんの対応をお願いしても良いのではと感じます。

他の子どもの対応をしている際にAちゃんが泣く時は、「Bちゃんが悲しいって泣いているんだって」等すぐには抱っこができない理由を話してみてはと感じます。
手を出すことが予測出来るのであれば、Aちゃんの近くにいるようにし、すぐに対応出来るよう配慮することも必要です。
また、こまりんさんの両手がふさがっていてすぐには対応出来ない、もしくは離れた場所に移動する等すぐに対応が出来ない時には他の先生方に一言伝えておくと良いでしょう。

Aちゃんは月齢的に、今ははいはいやたっち(もしくはよちよち歩き)の時期なのではと思われます。
まだ自分で好きなところまで「歩く」という段階ではないのだとすれば、いずれ歩き始めた際に、視界がぐっと広がることから興味も一気に広がっていくようになるでしょう。
今はこまりんさんに安心感を求め「いつも一緒にいたい(抱っこして欲しい)」という時期なのでしょうから、気持ちを満せるよう、引き続き抱っこが出来る時には応えてあげると良いかもしれませんね。

少しでもお力になれたら幸いです。
もしお困りの際にはいつでもお話にいらして下さいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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ほいくのおまもり

サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

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