こんにちは、ほいくのおまもりです。
今回の相談者からのお悩みは、『3歳児クラスの担当です。子どもが教師の話を聞く姿勢を取らない場面があり、どうしたら良いのか困っています』というご相談。
回答者のほいくのおまもりは『ご自身の『話し方』を振り返り、改善するところがないかを考えてみるのも方法の一つかと思います』とアドバイス。
どうぞ、御覧ください。
保育士お悩み相談(LINE)
【年齢】20代
【保育士経験年数】2年
【相談文】
半年経ってもクラスがまとまらずどうしたら良いかわかりません。
今年初めて3歳児を担任することになりました。毎日手探りで保育をしていき、はじめは座れなかった子も段々落ち着いてきました。しかし、半年経っても話をしている時に寝そべっていたり、教師が話をしていても友達と話をしていたりという姿も見られ、落ち着きのない様子があります。きちんと聞いている子を褒めたり、話を聞いてもらえなかったらみんなはどんな気持ちになるか問いかけたりと色々試してみましたが、あまり効果はみられません。楽しそうと子どもたちが思えるように工夫もしているつもりですが、こちらも上手くできず落ち込む日々です。最近はついつい「だめだよ」と叱ってしまうことが増えて、怒られてばかりで子どもたちも楽しくないよなと思ってしまいます。一緒に組んでいる先生には、「先生が舐められているから子どもたちも聞いてくれないんだよ」と言われ辛いです。隣の3歳児クラスの子どもはきちんと座って話を聞いたり並べたりと落ち着いていて、私が未熟だから子どもたちも落ち着かないんだなと悲しくなります。今のままではいけないのはわかっていますが、自分でもどうしたらいいのか分からず、明日のことを考えると毎日憂鬱な気持ちになります。
どうしたら落ち着いたクラスを作ることができるのでしょうか?
ご相談内容、拝見いたしました。
子ども達が落ち着いて話を聞けるようにと工夫を重ねていらっしゃる様子が伝わってきます。
それでもなかなか話を聞いてくれないと心も折れるでしょうし、悲しい気持ちになりますね。
当方も他にも方法がないか、一緒に考えてみたいと思います。
ただいま多くのご相談を受けておりますため、おつらい中申し訳ありませんが、お時間を頂けたらと思います。
お待たせしまして申し訳ありませんでした。
こまりんさんは現在3歳児クラスを担当されていらっしゃるとのことですね。
半年が経過し、最初は座れなかった子どもが段々と落ち着いてはきたものの、寝そべったり友達と話をするなど、話を聞く姿勢に至らない場面もあるとのことで、お困りの様子が伝わってきました。
【3歳児クラスの担当です。子どもが教師の話を聞く姿勢を取らない場面があり、どうしたら良いのか困っています】とのご相談につきまして、当方の回答としましては【ご自身の『話し方』を振り返り、改善するところがないかを考えてみるのも方法の一つかと思います】と考えます。
こまりんさんは、どのようにしたら子ども達が楽しく話を聞けるだろうかと様々な工夫を重ね、話が聞ける時には認め、話が聞けない時には「話を聞いてもらえなかったらどのような気持ちになるか」を問いかけたりする等、充分な対応をされていらっしゃると感じます。
どの対応も良い方法だと思いますので、是非このまま続けて頂けたらと思います。
その他にご提案出来ることがあるとすれば、こまりんさんご自身の『話し方』を振り返ってみるのも良いかもしれません。
子ども達はまだ3歳ですから、集中力もまだ長くは持続することが難しいでしょう。
話を聞く姿勢が取れず、注意をすることに時間がかかってしまったり、「聞いていないかもしれないからもう一度話さないと」と繰り返し話しているということはないでしょうか。
話そのものが長くなってしまいますと、子ども達にとっては「どれが重要なことなのか分からない」「話が長くて飽きてしまう」と感じてしまうかもしれません。
ですから話をする際には手短に、ポイントを絞って伝えることをおすすめします。
話し方に緩急をつけて、特に伝えたいところははっきりと言うことも良いでしょう。
また、子ども達一人ひとりの目をしっかりと見ることも大切です。
「あなたに話をしているんだよ」という気持ちを込めて伝えることになるのではと思います。
クラスの雰囲気が落ち着かないと、話を聞いてもらおうと教師の声もどんどんと大きくなってしまい、より雰囲気が落ち着かなくなるという悪循環に陥ることもあります。
友達同士で話をしたり、寝転んだりする子がいると、他の子にとっても「聞かなくてもいいんだな」という雰囲気が出来てしまうかもしれませんね。
そのような時には、あえて小さい声で話してみるのも良いでしょう。
時には口だけ動かし、声を出さないようにしても良いかもしれません。
話している最中に子ども達が話しだしたら、話をするのを途中で止めても良いかもしれませんね。
変化をつけることで「何を話しているんだろう?」「話を聞かないと!」とこまりんさんの話に注意を向けることが出来るのではと思います。
また、話をする最初の段階で子ども達と「先生が話している時は話をしない」と約束をしても良いかもしれませんね。
この時も長めに話さず、短い時間で終えるようにしましょう。
話をする前の導入時として簡単な手遊び等で、子ども達の興味をまずこまりんさんに向けてから行うのも方法の一つかと思いますよ。
それでも話を聞かない場面があるのであれば「話を聞いてくれなくて悲しいな」と正直な気持ちを伝えてみても良いのではと感じます。
隣の3歳児クラスはきちんと座って話を聞くことが出来るため、ご自身が未熟だからではないかと悲しくなってしまうのですね。
3歳児クラスと一括りに言っても、子どもや教師のカラー(性格等)によってクラスの雰囲気も異なってくるのではと思います。
元気の良いクラスもあれば、落ち着いた雰囲気のクラスもあるでしょう。
ですから、隣のクラスと必要以上に比較をしないようにし、こまりんさんと子ども達ならではのクラスの特性を考え、どのようにしたら良いのかと課題を克服していくと良いのではと感じます。
こまりんさんが現在していらっしゃるように色々な方法を試してみて、もし効果がないと感じたのであれば、改めて他の方法を考えてみれば良いのだと思います。
「今すぐ」の結果を求めるのではなく、「長めのスパンをかけて」話を聞けるように方向づけてみてはいかがでしょうか。
もしかしたら、すでにこまりんさんが実践していらっしゃる方法も含まれているかもしれませんが、少しでも参考になれば幸いです。
もし分からない事、不安が解消されない時にはお話を伺いますので、いつでもいらして下さいね。
確かに注意することに時間がかかり話が中断してしまったり、伝わっているか心配で繰り返し話したりして子どもたちが飽きてしまうこともありました。
アドバイスいただいたことを実践してみたいと思います。
「心が軽くなった」とのお話で当方もほっと安心しております。
少しでもお役に立てましたら幸いです。
これからもこまりんさんを応援しております。
頑張って下さいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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