こんにちは、ほいくのおまもりです。
今回の相談者からのお悩みは、『ベテランの先生のような保育をしたいのですが、対応が上手く出来ずに困っています』というご相談。
回答者のほいくのおまもりは『子ども達との信頼関係の深さの違いもあるかもしれません。まずは信頼関係を深めるところから始めてみてはいかがでしょうか』とアドバイス。
どうぞ、御覧ください。
保育士お悩み相談(LINE)
【年齢】30代
【保育士経験年数】1年
【相談文】
1歳児クラスに配属されて、今月末で3ヶ月が経ちます。そろそろ他の先生と同じように子どものサポートをしたいのですが、所謂子どもから人を見られているというか、ナメられているというか、ニヤニヤしながらふざけられてしまったり、自身の心に自信も余裕も持てない毎日を過ごしています。
一番困っているのが給食の時間です。各卓に1名ずつ、特に手のかかる子が割り振られていて、クラスの他の先生は手のかかる子も含め、時間きっちりに食事を終わらせる事が出来ますが、私の卓だけなかなか終わりません。
今日も1卓6人見ましたが、嫌々で口を開けない、食べない、集中が切れたら椅子に座っているのも嫌で歩き回ろうとするAちゃんに手を取られてしまい、他5人になかなか手をかけてやれず、午睡中にベテランの先生から「あの先生、Aちゃんすらまともに食べさせられない」と陰口を言われたのがしっかり聞こえてしまいました。
言われた事は事実なので、自分が試練として乗り越えないといけないのは承知しています。
ベテランの先生のAちゃんへの食事介助の仕方を何日もかけてしっかり見て、私もまずは真似て毎日実践していますが、口を開けて貰えず椅子から降りたがり泣かれてしまいます。
他の先生の時はきちんと完食させられるので、私だけ出来ないというのは許されません。
リーダーの先生に相談しましたが「Aちゃんは食べさせればちゃんと食べますよ!」と言われ、どう対応していいかわからなくなってしまっています。
ご相談内容、拝見いたしました。
食事の際にAちゃんの対応に手が取られるとのことで、お困りの様子が伝わってきました。
当方もこまりんさんの不安が解消されるよう、一緒に考えていきたいと思います。
ただいま多くのご相談を受けておりますため、おつらい中申し訳ありませんが、お時間を頂けたらと思います。
お待たせしまして申し訳ありませんでした。
他の先生方のようにサポートをしたくとも、子ども達がふざけたりすることでスムーズにいかず、自信や余裕が持てなくなってしまったのですね。
食事中についてもAちゃんに手を取られることで時間内に食べ終わることが出来ず、ベテランの先生から陰口も言われたとのことで、おつらい思いをされたこととお察しします。
【ベテランの先生のような保育をしたいのですが、対応が上手く出来ずに困っています】とのご相談につきまして、当方の回答としましては【子ども達との信頼関係の深さの違いもあるかもしれません。まずは信頼関係を深めるところから始めてみてはいかがでしょうか】と考えます。
子ども達が他の先生の話は聞くのに、こまりんさんの時には「人を見ている」「ふざけている」と感じるのは、もしかしたら「こまりんさんはどんな先生なんだろう」と子ども達なりに様々な方法で試しているのかもしれません。
またはわざとふざけることでこまりんさんの気を引きたい、自分を見てもらいたいという思いもあるのかもしれませんね。
こまりんさんは園でお勤めされてから間もなく3ヶ月とのことですので、期間的にはまだ短く、子ども達との関係をまさに今築き、深めている段階なのだと思います。
ベテランの先生方のやり方を見て実践しても上手くいかないと感じるのは、子どもをサポートする技術的な方法よりも、子どもと先生方の信頼関係の深さの違いに起因しているのかもしれません。
ですから、まずは遊びや生活の様々な場面で子ども達としっかりと関係を深める機会を作るところから始めてみてはと感じます。
午睡時の「トントン」等も安心感につながりますから、有効だと考えます。
子ども達がこまりんさんに対して信頼を深め、「楽しい先生だな」「安心出来る先生だな」「こまりんさんと一緒にいたら楽しいことがあるだろうな」と感じるようになれば、こまりんさんのサポートにもスムーズに応じるようになるのではと思います。
食事中にベテランの先生の介助の仕方を見て実践していらっしゃるとのことですが、とても良いやり方だと思いますよ。
引き続き続けていくことをお薦めします。
その際に「なぜ先生はこの言葉をかけたのだろう」「Aちゃんはなぜ一瞬集中力が途切れかけたのに持ち直したのだろう」と「なぜ」という視点を見ながら観察してみると良いかもしれません。
ベテランの先生にとっては自然にこなしていることでも、子どもを引きつけるヒントが隠れている場合があります。
また、Aちゃんの場合には食べ方に順番や好みがないか、ルールはないか等も観察し、実際に試しながら考えていくのも方法の一つだと思います。
食べる際に口を開けたがらない・椅子から降りたがるのは、もしかしたら苦手な食材があるのかもしれませんし、スプーンの運び方に慣れていないということもあるのかもしれません。
もしくは眠たい、疲れた、早く遊びたいといった欲求もあるのかもしれませんね。
こまりんさんに素直な感情をぶつけることでAちゃんなりに「気持ちを受け止めて欲しい」と感じているのではと思います。
今はまだ他の先生方に比べると時間がかかることもあるかもしれません。
ただ、始めから上手くいくことはなかなか難しいのではと感じます。
ベテランの先生の批判は気になるでしょうし、焦りも生まれるかもしれませんが、着実に結果を出していく心づもりで取り組んでみると、少しは気持ちに余裕が出るかもしれません。
そして昨日より今日出来たことをご自身でしっかりと認め、自信につなげて頂けたらと思います。
少しでもお気持ちが晴れることを願ってやみません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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