応援してくれた家族を思うと辞めてよいのか悩みます【保育士お悩み相談|第297回】

2019年10月9日

こんにちは、ほいくのおまもりです。

今回の相談者からのお悩みは、『保育士を辞めたいという気持ちが強いのですが、家族が支援してくれたこともあり、辞めても良いのか悩んでいます』というご相談。

回答者のほいくのおまもりは『こまりんさんご自身が考えた道を選択してみてはいかがでしょうか』とアドバイス。

どうぞ、御覧ください。

保育士お悩み相談(LINE)

こまりん
【性別】女性
【年齢】20代
【保育士経験年数】1年未満
【相談文】
新人の保育士です。自分に自信が持てず、日々の保育もこんなのでいいのだろうかとなっています。大学3年の頃に、保育士になるかを悩み、辞めたい気持ちはありましたが、親からの期待もあり、そのまま就職しました。就職した園は、先生方も気を使って分からないことがあればっと言ってくださいますが、年齢の近い先生もおらず、言い出しにくいです。当たり前ですが、私以外の先生は、関係値ができており、なにか全体での制作やイベント事の話など、知らぬ間に進んでおり、わけもわからず、棒立ちです。基本的に、自分から分からなければ聞き、自分で学んでね、という感じなので、丁寧に教えてもらえるわけでもありません。また、ベテランの先生からは、新人が率先して動きなさいっと言われ、動いたものの、ほかの先生には、ここはしとくからいいよと言われ、その後その先生の元に帰るのも嫌で仕方ありません。勉強したとはいえ、知識もほとんど覚えてません。向上心もなく、このまま、辞めたいと思っている中で子どもたちの命を預かるのは、申し訳ないと思ってます。園での保育は、叱るというか、大人の都合で怒ってばかりで、本当は肯定的に話しかけたり、楽しいことを沢山したいのですが、怪我をさせたらダメ、これも危ないかなと結局なにもできず、その環境に染まっていく自分が嫌です。契約としては、とりあえず1年なので、1年間はやり遂げるつもりですが、その先は辞めたいという気持ちが強いです。無責任な状態で続けていきたくはないし、保護者の方にも申し訳ないです。日々、何か怪我がある度に、上の先生に報告するのも、保護者の方に謝罪するのも、しんどいです。私は、子どもは怪我をするものだと思いますし、そうやって怪我や喧嘩をすることで力加減やしてはいけないこと、仲直りの仕方などを学んでいくと思ってます。それなのに、今の保育の現場は、とにかく怪我のないように、危ないことはさせないという感じで、子どものための保育とはなんなのかと疑問に感じてしまいます。
ただ、就職するのに支援してくれた母や祖母、その他の人に、たった1年で辞めるのは申し訳ないなという気持ちもあります。
文章がまとまっておらず、すみません。相談出来る人もいないため、今回利用させていただきました。
ほいくのおまもり
こんばんは。

ご相談内容、拝見いたしました。

先生方との関係、園の方針、こまりんさんを支援して下さった方々へのお気持ち・・・様々なお悩みが重なり、より「どうしたら良いのか」と考えてしまうのではとお見受けしました。
当方も一つ一つのお悩みに寄り添えるよう、返信を考えたいと思います。

ただいま多くのご相談を受けておりますため、お辛い中申し訳ありませんが、お時間を頂けたらと思います。

ほいくのおまもり
こんにちは。

お待たせしまして申し訳ありませんでした。

学生時代に保育士になるのをためらったものの、ご家族の期待もあって就職することに決めたのですね。
その後保育士となり、保育方針がこまりんさんの考えとは合わなかったり、先輩の先生方の輪に入ることが難しかったり、ご自身のモチベーションを保つことが難しい事などが重なり、辞めたいと考えるようになったのですね。

【保育士を辞めたいという気持ちが強いのですが、家族が支援してくれたこともあり、辞めても良いのか悩んでいます】とのご相談につきまして、当方の回答としましては【こまりんさんご自身が考えた道を選択してみてはいかがでしょうか】と考えます。

ご家族の支援があって保育士になることが出来たのですから、感謝の心を持つことは大切だと思います。
ただ、そのお気持ちに縛られてしまいますと、こまりんさんが保育士を辞めたくともいつまでも辞めることが出来ずに、「本当は辞めたいのに・・・」と思いながら保育士を続けることになってしまいます。
その方が「子ども達にも申し訳ない」のではと感じます。

まずは「こまりんさんがどうされたいのか」を第一に考え、もし「保育士」が本当にやりたいことではないと感じたのでしたら、こまりんさんがやりたい職業を選択されてみてはいかがでしょうか。
こまりんさんの人生なのですから、こまりんさんがやりたいと思ったことに挑戦してみれば良いのではと思います。

今は他の仕事がしたいと思っていても、いずれ心から保育士の仕事がしたいと思う時が来るかもしれません。
また、保育士の仕事でなくとも、資格を生かせる職業に就くかもしれませんね。
「今すぐ使わないと」と思わずに、「使いたい」と思う時まで資格を寝かせておいても良いのではないかと思いますよ。

現在の園では保育方針が合わないのですね。
「叱る」というよりは「怒る」方針であり、「ダメ」という否定的な言葉が多いとのことですので、こまりんさんが「おかしいのでは」と感じるお気持ちはとても良く分かります。
「大人の都合で怒る」ことは保育ではないと思いますし、肯定的な言葉をかけることで子ども達もより意欲的に楽しく活動に取り組むことが出来るでしょう。
こちらについては、よりこまりんさんの考え方に近い園に転職するということも一つの方法だと思われます。

ただ、怪我については判断が難しいところがあります。
「子どもは怪我をするものであり、怪我や喧嘩を通して力加減や人間関係のルールを学んでいくこと」というこまりんさんの考えは確かにその通りだと思います。
とはいえ、一連のトラブルを見ていた先生とは違い保護者はその様子を見ていませんから「なぜそのような怪我をしたのか」と心配になる方もいらっしゃいます。
家に帰って子供も説明するかもしれませんが、うまく保護者に伝わらない時にはより心配を招くこともあるでしょう。
また、「怪我をした」ことに先生が気づかなかった(または教えてくれなかった)ことで、「うちの子を見てくれているんだろうか」と疑問に感じ、なかなか信頼関係が築けないということもありうるかもしれません。
上の先生に報告するのも、担任が帰った後等に別のクラスの先生が怪我をした子供の保護者と話をする際に、共有していたことでスムーズに話が出来ると考えているのではと感じます。
もちろん怪我の程度によって状況が変わるでしょうし、保護者への対応についても園によって異なると思いますが、こまりんさんの園ではより細やかな配慮をされている印象を受けました。

先輩の先生の輪に入っていけないというのはおつらいですね。
いくら新人であっても、育つにつれて充分な戦力となるのですから、過程を丁寧に教えていくことが必要なのではと感じます。
また、「動きなさい」と言われる先生がいる一方で「ここはいいよ」断らる先生もおり、指示に一貫性がないこともよりおつらいことと思います。
これらのお悩みについては主任や園長といった上司に相談してみても良いかもしれません。
こまりんさんの気持ちを汲み取って下さる方であれば、どのようにしたらこまりんさんが働きやすくなるのか考えて下さるかもしれませんね。

少しでも不安やお悩みが解消されることを願っております。
もしお困りのことがありましたらお話を伺いますので、いつでもいらして下さいね。

こまりん
ありがとうございます。
自分の信じた道を進んでいこうと思います。

とりあえず、契約期間までは頑張っていきます。
お話を聞いて下さり、ありがとうございました。

ほいくのおまもり
おつらいことがありましたらいつでもお話しにいらしてくださいね。

これからもこまりんさんを応援しております。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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ままりん

ほいくのおまもり管理人の妻。ほいくのおまもりでは、『お悩み相談』と『絵本記事』を主に担当しています。 幼稚園でアルバイト2年、正職員6年、保育園で保育士3年。その後、結婚を機に退職し3児の母に。2021年9月から再びパート保育士として復帰しました。その他に、夢の国のキャストや大手監査法人で事務職を2年半経験。買い物が大好きで、セールの季節はそわそわしています。

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