保育士面接に使える|最近の保育ニュース【2023年10月版】

2023年10月31日

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こんにちは、ほいくのおまもりです。

2023年10月の気になる保育士・保育園のニュースをまとめました。

面接への活用や、これからの保育の仕事、業界の動向を見通すための参考にしてください。

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止まらぬ不適切保育の発覚

園児の口にご飯押し込み改善勧告 名古屋市、保育所運営会社に

保育士が園児に嫌いな給食を吐き出すまで食べさせるなどの虐待 愛知・名古屋市の保育園 8年前にも虐待発覚(リンク切れ)

 名古屋市は23日、ニチイ学館(東京)が運営する認可保育所「ニチイキッズ長須賀保育園」(同市)で、保育士が園児に対し、ご飯を口に押し込んだり、2時間以上給食を食べ続けさせたりするなどの虐待をしたとして、児童福祉法に基づき同社に改善勧告した。

不適切保育の内容としては、保育士4人が3歳や5歳の園児に対して、食べたものを吐き出すまで嫌いな給食を食べさせていたそうです。

保育士らは、「子どもの健康のため、残さず食べてほしかった」などと話しているといいます。

この保育園では、2015年にも園児に食事を無理やり食べさせる虐待が発覚していて、今回で2回目の虐待行為です。改善はできなかったのでしょうか?

 

★面接で使うなら!

「同じような虐待行為の発覚が2回目だというニュースを見て、園の中でなぜ改善できなかったのか疑問が残ります。『食育』は、一歩間違えれば虐待行為になってしまいます。子どものその日の体調や、月齢、食べられる量によって食べることを促すことが『食育』だと思います。完食に固執するのではなく、その子が完食できるにはどのくらいの量を与えるべきなのかなど保育士側の配慮を話し合っていくべきだと思いました。」

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

子どもの食時に対する考えをしっかりと考え、意見を述べることができる頼り甲斐のある人だという印象を持たれると思います。

 

潜在保育士が復帰したい環境とは?

保育士確保に向け 保育園や認定こども園の合同就職説明会

人材確保へ「潜在保育士」対象 就職支援の研修会 和歌山

保育士の確保が課題となる中、名護市で7日、北部地域の保育園や認定こども園が集まり、合同の就職説明会が開かれました。この就職説明会は県が開いたもので、北部地域の保育園や認定こども園合わせて33施設が参加しました。

沖縄県では、県内には保育園や認定こども園が881施設ありますが、保育士はおよそ1000人不足しているということです。

一方、資格を持ちながら子育てなどで職場を離れている、いわゆる潜在保育士が県内には1万3000人いるようです。

沖縄県だけではなく、全国的に潜在保育士は多く存在します。保育士に復帰したくなるような工夫や環境整備がこれからは更に必要になってくるのではないでしょうか。

 

★面接で使うなら!

「潜在保育士という言葉は以前からよく耳にします。沖縄だけでも、潜在保育士が1万人を超えていることに驚きました。労働環境や、生活の変化で保育から離れなければならなかった人もいると思います。現在は、保育士の働き方の見直しも政府が検討しているようなので、少しでも復帰できる環境が整えば良いなと思いました。」

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

保育に関する様々なニュースに関心を持ち、情報をアップデートすることができる視野の広い人だという印象を持たれると思います。

 

コロナ禍が子どもの発達の遅れに関係している?

保育園での調査で、コロナ禍が子どもの発達の遅れに関係していることがわかった。今したいこと、できることとは?(リンク切れ)

京都大学、筑波大学、慶応義塾大学、東京財団が共同で行った研究により、コロナ禍の5歳児は、コロナ前の5歳児と比べて約4カ月の発達の遅れがあることが確認され、話題になりました。この研究を行った京都大学の佐藤豪竜先生は、「コロナ禍の生活、社会が子どもの発達と関連しているという結果が出たことは重要で、この発達の遅れは無視できないが、これから十分に取り返せる」と言います。研究結果を踏まえ、子どもへのかかわり方で必要なことなどについて聞きました。

京都大学の佐藤先生曰く、『5歳ごろは、いろいろな年代の子どもや親以外の大人など、多くの人と触れ合うことで、社会性を身につけていきます。その時期に保育園の休園や外出自粛で家族以外の人と接する機会が極端に少なくなったことが、影響を与えている可能性があります。』とのことです。

人との関わり合いを通して成長していく子どもたち。アフターコロナの今、社会性を育むために保育園はどのような役割を担っていくと良いと思いますか?

 

★面接で使うなら!

「とても興味深いニュースだと思いました。コロナ禍は、登園自粛や保育士や園児のマスク着用など、以前は考えられなかったことが起きていました。逆に考えると、コロナ以前の保育環境は、子どもたちにとって社会性や発達を育むことができる環境だったと言えると思います。アフターコロナの今、子どもたちの心に響く豊かな関わりができるように頑張りたいと改めて思いました。」

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

コロナ禍を悲観的に捉えすぎず、今自分にできることをポジティブに考えることができる前向きな人だという印象を持たれると思います。

 

なぜ不適切保育は無くならない?

相次ぐ不適切保育…もちろんダメだが 「保育士の質や努力不足で済ませないで」(リンク切れ)

〝不適切保育〟が生まれる現場 二人の現役園長「いまがチャンス」 園文化に違和感持つ保育者は「外へ」

 保育施設での虐待など、園児の心身に悪影響を及ぼす不適切な保育事案は各地で相次いでいる。専門家は現場の人手不足など構造的な問題を指摘し、「(保育士など)保育者を責めるだけでは解決しない」と強調する。

毎月のように全国各地で発覚する保育士による不適切保育。

給食を無理やり食べさせたり、暴言を吐いたり、「なぜ保育士になったの?」と思うようなショッキング内容ばかりです。

なぜ、今になって不適切保育が次々に発覚するのでしょうか?保育士不足と労働環境の悪さが原因の一つになっているとしたら、保育園側も対策が必要です。

 

★面接で使うなら!

「不適切保育のニュースが毎月報道されていますが、根本的な原因や要因は報道されることが少ないように思います。子どもの命を預かる保育士として、子どもの身体や心を傷つける行為は決して許されることではありません。しかし、そのような行為が行われてしまった環境的要因などは、再発防止のためにも突き詰めていく必要があると感じます。虐待が起きてしまったから考えるのではなく、起きてしまう前に考える事がこれからは大切なことではないかと思いました。」

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

不適切保育が起きないために、保育業界全体がどうあるべきかを具体的に考えることができる人だという印象を持たれると思います。

 

立てこもり事件の100メートル先に保育園、園の対応は?

埼玉郵便局立てこもり、100m先に保育園…園児14人がカーテン閉めたホールにとどまる

 埼玉県蕨市の蕨郵便局で発生した人質立てこもり事件で、同郵便局から約100メートル離れた「えなぎ保育園」の保育士女性(54)は同日夕、読売新聞の取材に「親が子どもたちを迎えに来られず、園からも出られない状況が続いている」と不安そうに話した。

この園では、午後2時半頃、市役所からの連絡で事件を知り、園内にとどまるよう求められたそうです。

園児14人を窓の少ないホールに集めてカーテンも閉め、子どもたちに不安を与えないように、ハロウィーンの行事を延長するなどして対応したとのこと。

市と園の連携と、園側の機転の利いた対応力は素晴らしいですよね。みなさんの園では、どのような対応を取るか話し合われていますか?

 

★面接で使うなら!

「凶悪な事件現場のすぐそばに保育園があったことを知り、とても怖くなりました。それと同時に、自分の園の近くでも十分起こり得ることだと思います。パニックが起こりそうなときこそ、冷静に対応できるように、事前に園内で話し合うことやシュミレーションをすることが大切だと改めて気付きました。」

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

同じような事件が起きたことを想定し、自分の園では何をすべきかを具体的に考え、行動することができる人だという印象を持たれると思います。

 

まとめ

2023年10月時点の動きです。

面接への活用や、これからの保育の仕事、業界の動向を見通すための参考になれば嬉しいです。

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ほいくのおまもり

サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

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