【デモページ|11月・1歳児】個人案の文例【おまもりプラス】

2024年10月1日

個人案PDF

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敬称と性別表記について

LGBTQ+の観点から、保育士が園児を表記する際は『くん』『ちゃん』を使わず、『さん』で統一、園児が自身を称する際や園児同士のやり取りを記載する場合は『ちゃん』で統一しています。また、発達段階の観点では性差はあると考えられるため、男児/女児としています。

 

Aさん(高月齢/男児/活発) (2歳7カ月/4月生まれ)

子どもの姿

  • トイレで排尿できることが増えてきたが、排便はオムツで行っていた。(養護)
  • 公園ではボールを追いかけたり、遊具で元気良く楽しみ、「まだ遊ぶ」と帰りたがらない姿もあった。(教育)
  • 登園時に泣きながら「ママがいい」と怒る姿が増えたが、室内に入ると気に入った玩具を見つけて遊び始めることができた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) トイレで排尿できることが増えてきたが、排便はオムツで行っていた。(養護)
ねらい トイレで排泄する
内容 尿意や便意を言葉やしぐさで保育者に伝え、便器に座って排泄する。
環境構成・配慮・援助 自分から尿意を伝えられたときは大いにほめ、トイレに行く意欲を育てていく。排便時にトイレに誘う際は無理強いにならないように配慮するとともに、オムツに排便したことを伝えられたときは「教えてくれたんだね、きれいにしようね」と受け止め、清潔にする心地良さを感じられるようにする。
評価・反省 排尿前に「トイレ行く」と自分から伝えられることが増えてきた。排便の際はトイレに行きたがらなかったので、今後も焦らず本児の気持ちに寄り添いながら対応する。

教育

子どもの姿(再掲) 公園ではボールを追いかけたり、遊具で元気良く楽しみ、「まだ遊ぶ」と帰りたがらない姿もあった。(教育)
ねらい 戸外で体を動かす楽しさを十分に味わう
内容 保育者や友だちと一緒に公園へ出かけ、ボール遊びや追いかけっこをして体を動かして遊ぶ。
環境構成・配慮・援助 保育者も体を動かして楽しさを共有しながら、歩く、走る、投げる、蹴るなど様々な体の動きを十分に楽しめるようにする。帰りたがらないときは、「たくさん走って楽しかったよね、また遊びに来ようね」「おいしい給食ができているから、食べに帰ろうね」と本児に寄り添いながら言葉をかけ、折り合いをつけられるようにする。
評価・反省 散歩の際は「ボールしたい」と希望し、公園で投げたり追いかけたりして楽しんだ。帰る前には「もう一度ボールを捕まえたら帰ろうね」など本児に対して個別に伝える対応をしたが、帰る際に怒る日もあったので、引き続き折り合いをつけやすい関わりを考えていきたい。

食事

  • 苦手な野菜を避ける姿が見られるので、提供する量を調整したり「先生と一緒に食べてみよう」と誘い、食べる意欲を育てる。
  • 自分で食べる姿を見守りながら、「給食おいしいね」「たくさん食べられるね」とやり取りして、楽しい食事の雰囲気を作る。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):登園時に泣きながら「ママがいい」と怒る姿が増えたが、室内に入ると気に入った玩具を見つけて遊び始めることができた。

  • 「今日はママがいいんだね」と本児の気持ちを受け止めながら好きな遊びに誘い、お迎えの際には、気持ちを切り替えることができた様子を伝え、保護者が安心できるようにする。
  • 園でも家庭でもイヤイヤ期真っ只中にある本児の姿を共有し、保護者の日々の大変さや思いに寄り添い、信頼関係を深める。

Bさん(高月齢/女児/活発) (2歳6カ月/5月生まれ)

子どもの姿

  • 食事や手洗いの際に服が濡れると、「ぬれちゃった」と気にして着替えたがり、自分のロッカーから服を選んで着替えていた。(養護)
  • 友だちと同じ遊びを楽しむ中で、気に入った色のボールやおままごとの玩具などを取り合う姿が見られた。(教育)
  • お迎えが来ても「まだ遊ぶ」と言って帰りたがらなかったり、保育園の玩具を持ち帰りたがることがあった。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 食事や手洗いの際に服が濡れると、「ぬれちゃった」と気にして着替えたがり、自分のロッカーから服を選んで着替えていた。(養護)
ねらい 簡単な身の回りのことを自分でしようとする
内容 衣服が汚れたら、保育者に見守られたり手伝ってもらいながら着替え、清潔になった心地良さを感じる。
環境構成・配慮・援助 衣服が汚れたことに気がついて自ら着替えようとする姿を大切にし、着替え終えたあとは「さっぱりしたね」と心地良さに共感する。水が少しかかっただけで着替えたがることもあるので、本児の気持ちに寄り添いながら、「先生が拭いたら乾くかな」と伝えながら拭くなどして、本児が納得できるように関わる。
評価・反省 着脱しにくそうなときはさりげなく援助し、自分でできた喜びを感じられるように関わった。少し袖が濡れただけでも気にする様子が見られるので、手洗いや食事の前には腕まくりをするなど、汚れにくい方法を伝えて安心できるようにする。

教育

子どもの姿(再掲) 友だちと同じ遊びを楽しむ中で、気に入った色のボールやおままごとの玩具などを取り合う姿が見られた。(教育)
ねらい 自分の思いを言葉で伝えようとする
内容 友だちと一緒にままごとを楽しむ中で、自分の思いやしてほしいことを簡単な言葉で伝える。
環境構成・配慮・援助 ままごと用の道具やスペースを整え、保育者や友だちと一緒に生活の再現を楽しめるようにする。保育者も一緒に遊びながら言葉でのやり取りを促せるように関わり、とっさに思いを言葉にできない姿が見られるときは、「これが欲しいのかな」「まだ使っているのかな」と本児の思いを受け止めながら言葉にして、相手に伝わるように援助する。
評価・反省 友だちとのやり取りを楽しんでいるときは、介入し過ぎず見守ることを心がけた。まだとっさに言葉が出ずにもどかしそうにする姿もあるので、必要に応じて言葉を補いながら仲立ちしていく。

食事

  • 苦手な物でも食べようとする姿を見守り、食べられたときは「自分で食べられたね」と言葉をかけながら一緒に喜ぶ。
  • スプーン山盛りにご飯をすくい、「みてみて」と言いながら口に入れようとすることがあるので、「喉に詰まって危ないから、少し減らそうか」と伝えながら保育者がすくって見せ、適切な一口の量を伝えていく。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):お迎えが来ても「まだ遊ぶ」と言って帰りたがらなかったり、保育園の玩具を持ち帰りたがることがあった。

  • 事前に「もうすぐお迎えだね」と伝えて気持ちの切り替えをしやすくするとともに、帰りたがらないときは「もっと遊びたかったね」と寄り添い、「公園で遊んだことをお話ししてあげよう」と誘ったり、玩具を次の日まで取っておけるようにする。
  • 午睡の際に布パンツで寝たがる日が増えたので、着替えを多めに持ってきてもらう。

Cさん(高月齢/男児/静か) (2歳5カ月/6月生まれ)

子どもの姿

  • タイミングが合いトイレで排尿でき、驚きながらも「でた」と喜んでいた。(養護)
  • 同じ玩具を使っている友だちと関わりながら遊ぶ姿が少しずつ増えてきたが、使いたい玩具を相手が持っていたり横から取られてしまうと、怒って押したりかみつこうとしていた。(教育)
  • 公園ではドングリや落ち葉拾いを楽しみ、収集バッグに入れて持ち帰っていた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) タイミングが合いトイレで排尿でき、驚きながらも「でた」と喜んでいた。(養護)
ねらい トイレで排尿する心地良さを感じる
内容 オムツが濡れていないタイミングで便器に座り、排尿する。
環境構成・配慮・援助 オムツが濡れていないタイミングを見計らってトイレに誘い、排尿できたときは「トイレで出たね、すっきりしたね」と心地良さを言葉にして伝え、喜びに共感する。排尿がなくても便器に座れた姿を十分に認め、「トイレに座れたね、また行こうね」と意欲を高める声かけをする。
評価・反省 午睡から起きたあとすぐにトイレに誘うと、タイミング良く排尿できる日があった。オムツに出たことを自分から伝えられることも増えてきたので、焦らずに意欲が育つように関わっていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 同じ玩具を使っている友だちと関わりながら遊ぶ姿が少しずつ増えてきたが、使いたい玩具を相手が持っていたり横から取られてしまうと、怒って押したりかみつこうとしていた。(教育)
ねらい 好きな遊びを通して、保育者や友だちとのやり取りを楽しむ
内容 保育者や友だちとブロック遊びを楽しむ中で、相手に思いが伝わる喜びを感じる。
環境構成・配慮・援助 玩具の取り合いが起こりにくいように、十分な数と遊ぶスペースを整え、同じ空間で遊ぶ友だちとの間に言葉や玩具を通したやり取りが生まれる様子を見守りながら、必要に応じて言葉を補い仲立ちする。玩具の貸し借りの際は、「かして」「あとで」「どうぞ」など、簡単な言葉でのやり取りができるように援助し、お互いに思いが伝わる喜びを感じられるようにする。
評価・反省 同じ空間で遊ぶ友だちにブロックで作った物を見せたり、「かして」と自ら言葉で伝える姿が見られた。思いが通らなかったときは、「使いたいね」と本児の思いを受け止めながら、「あとで貸してね」と言葉で相手に伝える援助をしていく。

食事

  • スプーンを片手に持ちながら手づかみで食べる姿もあるので、自分で食べようとする意欲を認めながら、さりげなく手を添えてスプーンを使って食べられるように援助する。
  • 集中力が切れたり飽きてくると「いや」と言って食べたがらない姿もあるので、「先生がお手伝いしようか」と提案して介助したり、「次はどれにする?」と自分で選んで食べる意欲が持てる声かけを行い、無理なく食べ進められるように関わる。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):公園ではドングリや落ち葉拾いを楽しみ、収集バッグに入れて持ち帰っていた。

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Dさん(高月齢/女児/静か) (2歳4カ月/7月生まれ)

子どもの姿

  • 食事のあとの口拭きを自分でしたがり、保育者に手伝われることを嫌がっていた。(養護)
  • お絵描きでは様々な色のクレヨンを使ってたくさん丸を描き、「これママ」など意味をつけて保育者に伝えていた。(教育)
  • 時間はかかるが、ズボンや靴下、靴などの着脱を自分でしようとしていた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 食事のあとの口拭きを自分でしたがり、保育者に手伝われることを嫌がっていた。(養護)
ねらい 身の回りのことを自分でしようとする
内容 食事のあとは保育者に見守られながら自分で口周りを拭き、きれいになった気持ち良さを感じる。
環境構成・配慮・援助 自分で行う姿を見守りながら、「自分でできたね」「さっぱりしたね」と伝え、達成感を味わえるようにする。汚れが残っているときは、指で示したり鏡を見せながら「ここも拭いてみよう」と伝えたり、「先生が仕上げをしてもいいかな?」と提案し、拭き残しなく清潔になった気持ち良さを感じられるようにする。
評価・反省 鏡を見ながら自分で拭くことを喜んでいた。まだ援助が必要な場合が多いので、「自分できれいにしたんだね」と本児の思いを受け止めながら、最後に仕上げ拭きが必要か確認する。

教育

子どもの姿(再掲) お絵描きでは様々な色のクレヨンを使ってたくさん丸を描き、「これママ」など意味をつけて保育者に伝えていた。(教育)
ねらい 様々な物との関わりを通じて、自分なりに表現する楽しさを味わう
内容 クレヨンやマーカーを使って自由にお絵描きを楽しむ中で、保育者に自分なりの表現を受け止めてもらう。
環境構成・配慮・援助 本児が自由に描いたり色を選ぶ姿を見守りながら、腕の動きや指先の使い方を観察して発達を把握したり、つぶやきを聞き逃さずに受け止めて応えていく。時には友だちと一緒にダイナミックな描画を楽しめるように、机全体に模造紙などの大きな紙を貼り、汚れてもいい服と環境を整え、体全体を使って描画を楽しめる機会を作る。
評価・反省 模造紙の上で腕を大きく動かしたり、小さな丸を描いたりして自由に楽しむことができた。椅子に座って行うだけでなく、床や壁に模造紙を貼ることで、立ったりしゃがんだりする動きを通してのびのびと描画を楽しめる機会を作りたい。

食事

  • 「これなあに?」と食材に興味を持つ姿が増えたので、「これはお芋だよ」「鮭っていうお魚だよ」と伝え、やり取りを楽しみながら食への興味を育てていく。
  • 皿に手が添えられていないときは、「こちらの手でお皿を持つと食べやすいよ」と伝える。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):時間はかかるが、ズボンや靴下、靴などの着脱を自分でしようとしていた。

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Eさん(中月齢/男児/活発) (2歳3カ月/8月生まれ)

子どもの姿

  • 午睡では入眠までに時間がかかることが多いが、布団に向かう時間を調整し、特定の保育者に体をさすってもらうことで眠りやすい様子だった。(養護)
  • 友だちが持っている玩具を突然取ってしまう姿が見られた。(教育)
  • 思いが通らないときは、大きな声を出して怒った顔をしたり、「いや」と言って泣いて表現していた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 午睡では入眠までに時間がかかることが多いが、布団に向かう時間を調整し、特定の保育者に体をさすってもらうことで眠りやすい様子だった。(養護)
ねらい 保育者に寝かしつけてもらい、安心して眠る
内容 保育者に体をさすってもらったり子守唄を歌ってもらいながら、心地良く入眠する。
環境構成・配慮・援助 食後は落ち着いた環境で絵本を読んで過ごせるようにし、他児が入眠して静かな環境になってから午睡に誘う。本児が心地良く入眠できる関わり方を職員間で共有し、特定の保育者へのこだわりを無理なく減らしていく。
評価・反省 特定の保育者へのこだわりが出たときは本児の思いを受け止め、側で子守唄を歌いながら見守るだけにするなど、柔軟に対応した。足元を温めると眠りやすいようなので、本児に合わせた関わり方を模索していく。

教育

子どもの姿(再掲) 友だちが持っている玩具を突然取ってしまう姿が見られた。(教育)
ねらい 保育者や友だちと一緒に、全身を使って遊ぶことを楽しむ
内容 リズム遊びを楽しみながら、音楽に合わせて体を動かしたり、保育者や友だちとふれあって遊ぶ。
環境構成・配慮・援助 季節の歌に合わせて、歩く、しゃがむ、手を叩く、保育者や友だちと手をつなぐなど、様々な体の動きやふれあいを楽しめるようにする。友だちへの興味を大切にし、「Eさんと○さん、おんなじだね」「手をつないでみよう」など、同じ動きをしたりふれあうことの面白さや、友だちと関わる楽しさを感じられるようにする。
評価・反省 友だちの姿を見て「○ちゃんも一緒」「上手だねー」と話しかける姿が見られた。のびのびと体を動かす中で、友だちと楽しく関わる経験を積み重ねられるようにしていきたい。

食事

  • 食具を鉛筆握りで食べる姿を見逃さず、「かっこよく持てるね」「食べやすいね」とさりげなく伝え、自信につなげる。
  • 早く食べてしまいがちなので、保育者自身が噛んで食べる姿を見せながら、「カミカミしようね」と落ち着いて食べられるように伝える。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):思いが通らないときは、大きな声を出して怒った顔をしたり、「いや」と言って泣いて表現していた。

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Fさん(中月齢/女児/活発) (2歳2カ月/9月生まれ)

子どもの姿

  • 時間をかけながらも、靴下や靴を自分で履こうとしていた。(養護)
  • 園庭遊びや夕方の合同保育では、年上の友だちに話しかけられると喜び、一緒に過ごして楽しむ姿もあった。(教育)
  • トイレで排泄できることが増えてきて、保育者に誘われたり、自分から「トイレいく」と事前に伝える姿も見られた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 時間をかけながらも、靴下や靴を自分で履こうとしていた。(養護)
ねらい 簡単な着脱を自分でしようとする
内容 保育者に見守られながら、自分で靴下や靴を履く。
環境構成・配慮・援助 時間がかかっても自分で行おうとする姿を見守ることができるように、余裕を持った時間配分を心がける。保育者が隣で履いて見せて本児の意欲を刺激し、難しい部分をさりげなく援助して、自分で履けた感覚を味わえるようにする。
評価・反省 戸外に出る際のグループ分けを見直し、本児は一番最初に準備を始めるグループに入れることで、時間がかかっても見守ることができるようにした。自分でできた部分を見逃さずに「できたね」と認め、さらに意欲が育つように関わる。

教育

子どもの姿(再掲) 園庭遊びや夕方の合同保育では、年上の友だちに話しかけられると喜び、一緒に過ごして楽しむ姿もあった。(教育)
ねらい 異年齢の友だちとの関わりを楽しむ
内容 年上の友だちに親しみを持ち、自分なりの言葉やしぐさでやり取りを楽しみながら一緒に遊ぶ。
環境構成・配慮・援助 年上の友だちと遊ぶ際は、体格差などによる怪我や事故に注意しながら子ども同士のやり取りを見守る。双方のしたいことや思いを言葉で補いながら仲立ちし、関わりを楽しめるように仲立ちする。
評価・反省 年長の決まった子たちが本児を誘って絵本を読む姿を見守り、「○さんと絵本を読んだんだね、楽しかったね」と楽しさに共感した。子ども同士のやり取りの中で互いに成長する姿を見守っていく。

食事

  • よく噛んで食べられる姿が増えてきたので、「たくさんカミカミできるようになったね」と言葉にして伝え、自信につながるようにする。
  • 苦手な食材が進まないときは、本児の様子を見ながら「お手伝いしようか?」と提案し、無理なく食べられるように援助する。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):トイレで排泄できることが増えてきて、保育者に誘われたり、自分から「トイレいく」と事前に伝える姿も見られた。

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Gさん(中月齢/男児/静か) (2歳1カ月/10月生まれ)

子どもの姿

  • 排泄だけでなく、着替えや手洗いも「いや」と拒否する姿が増えてきた。(養護)
  • 散歩カートに乗ったり保育者と手をつないで公園に出かけ、散策や追いかけっこを楽しんだ。(教育)
  • 便秘が続いて、機嫌が悪い姿が見られた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 排泄だけでなく、着替えや手洗いも「いや」と拒否する姿が増えてきた。(養護)
ねらい 思いを受け止めてもらい、安心して過ごす
内容 保育者に自己主張を受け止めてもらいながら、排泄や着脱を一緒に行おうとする。
環境構成・配慮・援助 本児の「いや」を受け止め、時間を置いてから改めて誘ったり、「この絵本を読んだらやろうか」「○さんと一緒に行くのはどうかな」といった気持ちの切り替えをしやすいような提案をする。本児が必要な行動に移ることができたときは、その姿を大いに認め、「来てくれたんだね、待ってたよ」「一緒にできたね」と言葉にして伝える。
評価・反省 一度嫌がっても、友だちの姿を見ると一緒に行おうとする姿も見られた。 本児が安心して思いを表現できるように関わり、気持ちを切り替えられたときは大いに認めていく。

教育

子どもの姿(再掲) 散歩カートに乗ったり保育者と手をつないで公園に出かけ、散策や追いかけっこを楽しんだ。(教育)
ねらい 戸外遊びを楽しむ中で、秋の自然に親しむ
内容 散歩に出かけ、保育者と一緒に秋の虫を探したり、ドングリや松ぼっくりに触れて遊ぶ。
環境構成・配慮・援助 「どんぐりころころ」「松ぼっくり」「とんぼのめがね」など、普段から親しんでいる季節の歌を歌いながら散策を楽しみ、歌に登場する実際の自然物に興味を持って触れられるようにする。収集バッグは一人一つずつ持てるように準備し、存分に収集を楽しむことができるようにする。
評価・反省 普段よりも遠い公園に出かけ、ドングリや松ぼっくりをたくさん拾って楽しんだ。虫も近くで見る機会を作ったが苦手なようだったので、絵本や図鑑を見ることで少しずつ親しめるようにしていく。

食事

  • 汁物やコップのお茶を飲む際に口からこぼれることがあるので、さりげなく手を添えて支え、飲みやすいように援助する。
  • 食べる手が止まっているときは、保育者が介助したり、「○さんもたくさん食べているね」「みんなで食べるとおいしいね」と同じ机の友だちの姿を伝え、食事に意識を戻して楽しく食べ進められるようにする。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):便秘が続いて、機嫌が悪い姿が見られた。

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Hさん(中月齢/女児/静か) (2歳0カ月/11月生まれ)

子どもの姿

  • トイレに行く友だちの姿やトイレに関する絵本を見て、少しずつ便器に座れるようになった。(養護)
  • どんぐりを使った製作遊びを楽しみ、飾ってある作品を指さして、「ころころ」と言っていた。(教育)
  • 季節の歌やわらべうたに合わせて体を揺らしたり、手を叩き楽しんでいた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) トイレに行く友だちの姿やトイレに関する絵本を見て、少しずつ便器に座れるようになった。(養護)
ねらい 嫌がらずに便器に座る
内容 保育者に誘われたり、友だちと一緒にトイレに行き、便器に座る。
環境構成・配慮・援助 便座にはカバーを付けて、座ったときの冷たさや不快感をやわらげる。無理強いとならないように配慮しながらトイレに誘い、便器に座れたときはその姿を認める言葉をかけて、意欲が育つように関わる。
評価・反省 便座カバーに興味を示し、自分から便器に座る姿が増えた。排尿はないが、座れた姿を認めることで引き続き意欲を育てていく。

教育

子どもの姿(再掲) どんぐりを使った製作遊びを楽しみ、飾ってある作品を指さして、「ころころ」と言っていた。(教育)
ねらい 自分なりの言葉で思いを表現し、伝わる喜びを感じる
内容 生活や遊びの中で感じたことを自分なりの言葉で表現し、保育者に受け止めてもらう。
環境構成・配慮・援助 本児なりの言葉や表情、しぐさでの思いの表現を受け止め、「Hさんはこうしたいんだね」「今日は○○したんだよね、楽しかったね」と言葉を補って返し、伝わる喜びを感じられるようにする。また、活動の楽しさを保育者や友だち、保護者と共有しやすくするため、製作遊びの作品や散歩での収集物、活動中の写真などを飾り、やり取りが生まれやすい環境を作る。
評価・反省 室内に飾る作品や季節の自然物が変わると、すぐに気づいて指をさしていたので、「昨日みんなでお絵描きしたね」「公園に咲いていたお花だね」と言葉にして応答した。丁寧な語りかけを行い、本児の言葉の発達を促していきたい。

食事

  • 自分で食べる姿を見守りながら、時間がかかり過ぎて飽きてしまわないように適度に援助し、テンポよく食べ進められるようにする。
  • 食べ終えると口拭きで自分の顔を拭こうとするので、「きれいにしたんだね」と意欲を認めながら仕上げをして、拭き残しがないようにする。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):季節の歌やわらべうたに合わせて体を揺らしたり、手を叩き楽しんでいた。

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Iさん(低月齢/男児/活発) (1歳11カ月/12月生まれ)

子どもの姿

  • トイレに誘われると嫌がらずに行くことができ、タイミングが合うと便器に座って排尿することもあった。(養護)
  • 戸外でボールを追いかけたり砂遊びを楽しむ中で、友だちに興味を持ち、相手の名前を呼びながら関わる姿もあった。(教育)
  • 登園時に保護者と離れることや食事の前の片づけを嫌がり、泣く姿が見られた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) トイレに誘われると嫌がらずに行くことができ、タイミングが合うと便器に座って排尿することもあった。(養護)
ねらい トイレで排尿する心地良さを感じる
内容 オムツが汚れていないタイミングでトイレに行き、便器に座って排尿しようとする。
環境構成・配慮・援助 オムツに排尿しているときは「ちっちが出たね」と伝えて排尿した感覚に気づけるようにするとともに、オムツが汚れていないタイミングを見計らって「ちっち出るかな」とトイレに誘っていく。排尿できたときは「すっきりしたね」と心地良さに共感し、排尿しなくても便器に座れた姿を認め、「またトイレに行こうね」と次につながる言葉がけをして、焦らず見守っていく。
評価・反省 午睡から起きた直後にタイミングが合うことが多く、トイレで排尿できた。本児の喜びや心地良さに共感しながら、意欲を育てていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 戸外でボールを追いかけたり砂遊びを楽しむ中で、友だちに興味を持ち、相手の名前を呼びながら関わる姿もあった。(教育)
ねらい 保育者や友だちと一緒に遊ぶ楽しさを味わう
内容 好きな遊びを通じて、保育者や友だちとのやり取りを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 保育者も一緒に遊びながら、子ども同士のやり取りが生まれる様子を見守る。友だちへの興味が高まることで距離が近くなり、トラブルに発展する場面もあるので、怪我を防ぎながら必要に応じて仲立ちし、言葉や玩具を通してやり取りする楽しさを感じられるようにする。
評価・反省 電車やブロック遊びを通じて友だちと関わる姿を見守り、トラブルに発展したときは、「触ってほしくなかったんだね」「かしてって聞いてみよう」と双方の思いを代弁した。子ども同士のやり取りに介入し過ぎないように気をつけながら、同じ遊びを通じて関わる楽しさを感じられるように援助する。

食事

  • スプーンを下握りで食べる様子を見守り、すくいにくそうな姿が見られるときにはさりげなく手を添えて援助し、安定して食べ進められるようにする。
  • 苦手な食材を嫌がるときは、本児の目の前で量を減らしたり、保育者がおいしそうに食べる姿を見せて、「少しだけ食べてみようかな」という気持ちが生まれるようにする。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):登園時に保護者と離れることや食事の前の片づけを嫌がり、泣く姿が見られた。

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Jさん(低月齢/女児/活発) (1歳10カ月/1月生まれ)

子どもの姿

  • 午睡の際は一人寝ができるようになり、布団に横になると本児なりにおしゃべりをしながらも、すぐに入眠した。(養護)
  • 公園内を散策し、石や落ち葉、ドングリなど様々な物を拾って「あい」と言って保育者に渡していた。(教育)
  • 戸外から帰ると、自分で靴や靴下を脱ごうとしていた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 午睡の際は一人寝ができるようになり、布団に横になると本児なりにおしゃべりをしながらも、すぐに入眠した。(養護)
ねらい 生活の見通しを持ちながら安心して過ごす
内容 安定した生活リズムの中で、心地良く入眠する。
環境構成・配慮・援助 午前中は十分に体を動かして遊び、心地よい疲れと食後の満足感を味わいながら午睡に向かえるようにする。自ら布団に横になる本児に「おやすみなさい」と声をかけて見守るとともに、心地良く入眠できるように、室温と湿度を適切に保ち、敷布団やタオルケットがずれているときはさりげなく整える。
評価・反省 食事の途中に眠くなる姿が少なくなってきて、食後は満足した状態で午睡に向かっていた。徐々に寒くなってくるので、適切な室温と湿度を保ち快適に眠れるように配慮する。

教育

子どもの姿(再掲) 公園内を散策し、石や落ち葉、ドングリなど様々な物を拾って「あい」と言って保育者に渡していた。(教育)
ねらい 秋の自然に興味を持ち、触れることを楽しむ
内容 戸外での散策を通じて、木の実や落ち葉など、様々な秋の自然物に触れて遊ぶ。
環境構成・配慮・援助 公園に出かけ、ドングリなどの木の実や石などを一緒に拾いながら、「ドングリさん、帽子をかぶっているね」「ツルツルしているね」と形や感触の面白さを言葉にして伝え、本児の興味に寄り添う。また、落ち葉をたくさん集めて頭上から降らせたり、落ち葉の山を踏んだり触ったりして、全身で感触や音を楽しめるようにする。
評価・反省 たくさんの落ち葉を集めて山を作るとすぐに興味を持ち、触ったり踏んだりしながら、存分に感触を楽しんでいた。来月も寒さに負けず、積極的に戸外で遊び、自然と関わる機会を作っていきたい。

食事

  • 肉類は小さく切ると食べやすそうだったので、調理員と連携し、引き続き本児が食べやすい大きさに調整して提供しながら、咀嚼の様子を観察する。
  • スプーンや手づかみで自ら食べる意欲を認め、「よく噛んで食べられたね」「お肉もお野菜も、おいしいね」と意欲が育つ声かけをしながら見守る。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):戸外から帰ると、自分で靴や靴下を脱ごうとしていた。

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Kさん(低月齢/男児/静か) (1歳9カ月/2月生まれ)

子どもの姿

  • オムツ交換に誘われると嫌がらずにトイレに向かい、自分でズボンを脱ごうとしていた。(養護)
  • 散歩中に車を見つけると、「ブーブ」と指さして言葉を発していた。(教育)
  • お迎え時間が遅くなる日が多かったが、合同保育の雰囲気に慣れてきて、保育者から離れて遊んだり年上の友だちと関わる姿も見られた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) オムツ交換に誘われると嫌がらずにトイレに向かい、自分でズボンを脱ごうとしていた。(養護)
ねらい 簡単な身の回りのことを自分でしてみようとする
内容 排泄や着替えの際に、保育者に手伝われながらズボンを脱ぐ。
環境構成・配慮・援助 自分で行おうとする姿を大切にしながら見守り、難しい部分をさりげなく援助して、自分でできた喜びを感じられるようにする。時には保育者にやってもらいたがる姿も受け止め、「一緒にやろうか」と誘い、意欲が育つように関わっていく。
評価・反省 ズボンを脱ぐ際に引っかかりやすい部分で保育者がさりげなく援助し、「できた」という感覚を味わえるようにした。ズボンだけでなく靴下を脱ぐことも楽しんでいたので、着脱への意欲を育てていく。

教育

子どもの姿(再掲) 散歩中に車を見つけると、「ブーブ」と指さして言葉を発していた。(教育)
ねらい 思いが伝わる喜びを感じる
内容 思ったことやしてほしいことを自分なりの言葉やしぐさで表現し、保育者に受け止めてもらう。
環境構成・配慮・援助 戸外での散歩や室内での探索を十分に楽しむ中で、本児なりの言葉やしぐさによる思いの表現を正確に受け止めていく。「本当だ、ブーブがきたね」「Kさんはこうしたいんだね」と丁寧に言葉にして返したり、友だちとの仲立ちをすることで、思いが伝わる喜びを感じられるようにする。
評価・反省 本児なりに発する言葉を受け止めて、丁寧に代弁していった。絵本を通じたやり取りも楽しみながら、焦らずに発語を促していく。

食事

  • 食べる手が止まっているときは、食事に意識を戻せるように「一緒に食べよう」「お手伝いするよ」と声をかけ、必要に応じて介助する。
  • 苦手な食材を避けるときは、目の前で量を減らしたり、保育者自身がおいしそうに食べる姿を見せることで、「食べてみよう」という気持ちを持てるようにする。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):お迎え時間が遅くなる日が多かったが、合同保育の雰囲気に慣れてきて、保育者から離れて遊んだり年上の友だちと関わる姿も見られた。

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Lさん(低月齢/女児/静か) (1歳8カ月/3月生まれ)

子どもの姿

  • 玩具の片づけを意欲的に行う姿が見られ、「ないない」と言いながら一つ一つ玩具を戻していた。(養護)
  • 友だちが机上遊びのコーナーでパズルをしている姿に興味を持ち、横でじっと見たり、手を出して触りたがっていた。(教育)
  • 元気ではあるが、便がゆるい日が続いてお尻がかぶれ、オムツ交換を嫌がっていた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 玩具の片づけを意欲的に行う姿が見られ、「ないない」と言いながら一つ一つ玩具を戻していた。(養護)
ねらい 部屋がきれいになった心地良さを感じる
内容 保育者と一緒に使った物を片づけ、気持ちよく次の活動へ向かう。
環境構成・配慮・援助 次の活動に移る際は、「給食が始まるからお片付けをしよう」「お外に行くから、玩具をお家に返そう」とわかりやすく片づけの必要性を伝えて誘い、保育者も一緒に片づける姿を見せて意欲を育てる。意欲的に参加する本児の姿を大いに認め、片づけ終えた際には「お部屋がきれいになったね」「すっきりしたね」と言葉で伝え、達成感と心地良さを感じられるようにする。
評価・反省 時間に余裕を持って片づけを始めるようにし、「積み木はどっちの箱かな」と問いかけたり、 「絵本屋さんに届けに行こう」と遊びの延長のように楽しんで行えるようにした。使った物を片づける大切さや、部屋がきれいになる心地良さが伝わるように関わっていく。

教育

子どもの姿(再掲) 友だちが机上遊びのコーナーでパズルをしている姿に興味を持ち、横でじっと見たり、手を出して触りたがっていた。(教育)
ねらい 保育者や友だちと同じ遊びを楽しむ
内容 友だちの遊びに興味を持ち、保育者の仲立ちのもと、まねをしたり同じ玩具で遊ぶ。
環境構成・配慮・援助 本児の興味に寄り添いながら、必要に応じて友だちとのやり取りを仲立ちしたり、同じ玩具や道具を用意する。特に、パズルなどの机上遊びでは落ち着いて遊べる環境を整え、座って集中できるように側に付き、「一緒にやってみよう」「どこにはまるかな」と応答的に関わりながら見守る。
評価・反省 友だちの玩具に手を伸ばすだけでなく、自らパズルやひも通しを選んで机に持って行く姿も見られた。発達に合った玩具を自ら選び取れるように配置し、集中して楽しめる環境を整えていく。

食事

  • スプーンを上握りして食材をすくう姿を見守りながら、「スプーンで食べられて素敵だね」と伝えて自信につなげる。
  • 白米を食べたがらないときは、ラップで小さく丸めたりスプーンで形を整えながらすくい、「コロコロおにぎりにしたよ」などと伝えながら見せて、食べる意欲が湧くようにする。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):元気ではあるが、便がゆるい日が続いてお尻がかぶれ、オムツ交換を嫌がっていた。

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サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

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