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こんにちは、ほいくのおまもりです。
2023年2月の気になる保育士・保育園のニュースをまとめました。
面接への活用や、これからの保育の仕事、業界の動向を見通すための参考にしてください。
配置基準の見直し検討・・・課題は?
保育士“配置基準”政府が見直し検討 現場からは…“1人が担当する子どもの数をさらに減らすべき”(リンク切れ)
保育士の「配置基準」…現場からは「すごく負担を強いられる」 政府が見直し検討も“課題”は(リンク切れ)
「異次元の少子化対策」を掲げる岸田政権は今、1人の保育士が担当する子どもの数の上限、「配置基準」の見直しを検討しています。保育の現場からは「現状の配置基準ですと、すごく負担を強いられると思う」との声も上がっています。一方で、「基準」の見直しをめぐっては、課題も指摘されています。
岸田首相は、「社会全体で子ども・子育てを応援するような、社会全体の意識の変革を目指したいと思っている」と発言していました。
その中で、政府は、1人の保育士が担当する子どもの数の上限、いわゆる“配置基準”の見直しを検討しています。現在の配置基準は、保育士1人につき1、2歳児は6人、3歳は20人、4歳以上は30人が上限となっています。
配置基準が見直され、クラスに入る保育士の人数が増えると、より深く子どもたちに寄り添うことができることが期待されます。
みなさんは、配置基準の見直しについてどう考えますか?
★面接で使うなら!
「配置基準が見直されることで、今まで保育士の人数が足りなくて諦めていたことができるのではないかと思います。遊びの幅が広がりますし、クラスに入る保育士が一人増えることで、子どもたちがより安全に過ごせると思います。不適切保育についてのニュースが飛び交う中で、保育士の人数が増えることは保護者様にとっても、預けるうえで安心材料になるのではないかと思いました。」
このように伝えてみてはいかがでしょうか。
保育士の負担軽減として捉えるのではなく、子どもたちや保護者にとってどんなメリットがあるのかを考えることが出来る人だという印象を持たれると思います。
子育てにゆとりと安心を
「子育てにゆとりと安心を」佐賀市、2023年度に緊急保育、一時保育を充実へ
「孤育て」から救われた、専業主婦も使える保育園 モデル事業実施へ
佐賀市は2023年度、乳幼児を育てる保護者が病気や出産などで一時的に養育が困難となった場合、緊急的に保育を受け入れることができるよう、体制を充実する。「空きがなく利用できない」との声が届いていた保育施設での一時保育に関しても、受け入れ可能人数を拡充。周囲のサポートがないために孤立し、虐待リスクが高まるとの指摘もある未就園の子ども支援にも力を入れる。
共働きでないなど「保育の必要性」が認められないとして、保育園を定期的に利用できなかった家庭の子どもを預かる取り組みが始まっています。
保育園や幼稚園に通っていない「未就園児」「無園児」と呼ばれる子どもへの支援が課題となるなか、国も2023年度からモデル事業を始めるようです。
『保育園の利用の仕方』が変わるということは、保育園・保育士の数も増やしていかなければなりません。保育士の処遇についても、改善されていくことになるのでしょうか。
★面接で使うなら!
「転勤族や、家族の事情などで、近くに頼れる人がいない人にとって、保育園や支援センターの存在は特に大きいと思います。しかし、保育園の利用の仕方が全国的に変わっていくと、待機児童やまた新たな問題も出てくるかもしれません。今後どのような方向性で進んでいくのかを、保育士としてしっかりと動向をチェックしていきたいと思います。」
このように伝えてみてはいかがでしょうか。
保育に関するニュースに関心を持ち、自分事として捉えることが出来る人だという印象を持たれると思います。
全国で止まらない不適切保育の発覚
【速報】女性保育士2人を書類送検 園児の頭をおもちゃでたたく 暴行容疑、松戸の小規模保育で
松戸市の小規模保育事業所「コモレビ・ナーサリー」で、保育士が園児の頭をたたくなどの不適切保育があった問題で、松戸署は10日、暴行の疑いで30歳と31歳の女性保育士2人=いずれも同市=を地検松戸支部に書類送検した。
昨年の報道以来、全国で次々と発覚していく不適切保育。
みなさんの園では、不適切保育について何か話し合いや、マニュアルなどは作成されましたか?
これからの保育のあり方について、園の中で共通認識を持つことや、保護者に向けて保育方針の話をしていくことが今後は必須になってくるかと思います。
★面接で使うなら!
「連日報道される不適切保育のニュースを見て、保護者様は少なからず不安になっていると思います。保育士を信用することが簡単に出来なくなっている世の中に悲しさもありますが、一人ひとりとしっかり信頼関係を築いていくことを改めて大切にしなければならないと思いました。」
このように伝えてみてはいかがでしょうか。
保護者の気持ちを気遣いながら、信頼関係を築くためにどうしていけば良いかを冷静に考えることが出来る人だという印象を持たれると思います。
不適切保育について、保育士側の意見は?
保育士の立場守れてる? 暴行事件に広がる不安、汐見稔幸さんの視点
保育士が悩み出し合い不適切保育防ぐ環境作る取り組み 相模原(リンク切れ)
各地の保育施設で不適切な保育が確認されるなか、相模原市の保育園で保育士たちがふだん感じている不安や悩みなどを出し合うことで不適切保育を防ぐ環境を作ろうという取り組みを行いました。
保育士たちが普段感じている不安や悩みなどを共有することで安心できる保育につなげようという狙いのもと、今回の取り組みが行われたそうです。
食事の時間に子どもに嫌いな食べ物も食べるよう勧める時、どの程度までであれば許容されるのか等、日常の保育における不安な点を保育士同士で話し合うことは、報道を通して『迷い』が生じてしまった保育士たちにとっては心の安心に繋がるのではないでしょうか。
このような取り組みを通して、子どもたちのために一生懸命働いている保育士たちの心のケアが積極的に行われていくと良いですね。
★面接で使うなら!
「保育の現場では、子どもたちの命を守るためにどうしてもしっかりと声掛けをしなければならない場面もあります。不適切保育になるのではないかと迷っていて、保育事故につながってしまうと元も子もありません。ですが、過熱している報道によって、自分も言われてしまうのではないかという不安を持つ保育士もいると思います。このように保育士同士で話をする機会があると、不安が少しでも解消されて良いと思いました。」
このように伝えてみてはいかがでしょうか。
保育士として大切なことをしっかりと理解しつつ、今後はどのようば部分に気を付けて保育していけばよいかを見据えることが出来ている人だという印象を持たれると思います。
保育園で地域を元気に!
地域の高齢者もてなす「保育園レストラン」(リンク切れ)
三重県伊勢市の「みどり保育園」(社会福祉法人一宇郷福祉会)は地域の高齢者らを招き、園児が給食の配膳でもてなす「保育園レストラン」を月1回開催している。住民の大半が高齢者で人口減が進む山間部にあり、「保育園から地域に元気を届けよう」と始めた試みは、今年で9年目を迎える。
コロナ禍以前は、保育園と地域の交流が積極的に行われていたと思います。特に高齢者にとって、子どもたちとの関わりというのは元気の源だったのではないでしょうか。
コロナウィルスが第五類に分類されることによって、やっと日常が取り戻されつつある現在。
このような地域との交流も、対策を取りながらどんどん再開されていくと良いですね。
★面接で使うなら!
「『保育園レストラン』というのはとても素敵な試みだと思いました。給食を高齢者向けにアレンジして、それを子どもが配膳するという形は、どこの園でも出来ることですし、素晴らしいアイディアだと思いました。自分たちの園では、どのようなことが出来るかを職員間で話をしていきたいと思います。」
このように伝えてみてはいかがでしょうか。
他園の取り組みから気づきを得て、自分の園では何ができるかを考えることが出来る前向きな人だという印象を持たれると思います。
まとめ
2023年2月時点の動きです。
面接への活用や、これからの保育の仕事、業界の動向を見通すための参考になれば嬉しいです。
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