保育士面接に使える|最近の保育ニュース【2021年3月版】

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保育士面接に使える|最近の保育ニュース【2022年5月版】

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こんにちは、ほいくのおまもりです。

2021年3月の気になる保育士・保育園のニュースをまとめました。

面接への活用や、これからの保育の仕事、業界の動向を見通すための参考にしてください。

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「そのニュースについて、面接でどう話せば良いか?」は、転職エージェントのキャリアが10年を超える『noriさん』に解説してもらっています。

涌谷保育園のパワハラ問題

涌谷保育園パワハラ「指導監査徹底して」 保護者会、宮城県議会に請願 | 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS

涌谷保育園パワハラ問題、和解へ折り合わず 第1回労働審判 | 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS

涌谷保育園(宮城県涌谷町)の元職員が園を運営する社会福祉法人涌谷みぎわ会理事長からパワーハラスメントを受けたとされる問題で、園の保護者会が2日、法人への指導監査を徹底するよう求める請願書を石川光次郎県議会議長に提出した。

涌谷保育園のパワハラ問題は、昨年から継続して報道されています。

保育園は狭い世界になりがちということもあり、こういったパワハラ問題が起こりがち。

そしてこのケースでは、大量辞職が行われたのにも関わらず、『法人側は書面で、違法なパワハラ行為はなかったとの認識』しているのだそう。

この問題はまだ解決に時間がかかりそうです。

★面接で使うなら!

「宮城県の涌谷保育園理事長によるパワハラ問題が気になりました。昨年11月末に元職員17人が退職されているようなので、保育園に通う子どもたちや保護者にも大きな影響を与えてしまったと思います。保育園は安全で安心できる保育環境の提供が、何よりも優先させなければいけないことだと思いますので、早く解決するといいなと感じました。」

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

保育園の本分について冷静な考えがあり、落ち着いて保育に対応できる方だという印象になりやすいと思います。

 

保育士のマタハラ問題

二審も出産後の解雇無効 保育士マタハラ訴訟―東京高裁:時事ドットコム(リンク切れ)

保育士への「マタハラ」認定、解雇無効の判決 東京高裁:朝日新聞デジタル

神奈川県の30代女性保育士が、出産後に勤務先の保育園を解雇されたのはマタニティーハラスメントに当たるなどとして、保育園を運営する社会福祉法人「緑友会」(同県伊勢原市)を相手取り、解雇無効や慰謝料などを求めた訴訟の控訴審判決が4日、東京高裁であった。後藤博裁判長(石井浩裁判長代読)は一審東京地裁に続き解雇を無効とし、緑友会に慰謝料30万円などの支払いを命じた。

上記、涌谷保育園のパワハラ問題にこちらはマタハラ問題。

共通している言えることは「世間では問題になることが、閉鎖的な保育園という空間だと(ほぼ)まかり通ってしまう。しかし、その一部が表面化すると大々的に報道される」だと考えています。

そのためこれら問題に限らず「今、この園で行われていることは、他の会社や社会からみてもおかしなことではないか?」という視点が、全ての保育士にとって大切になりそうです。

★面接で使うなら!

「保育士マタハラによる訴訟の記事が気になりました。育休からの復職を拒否、その後解雇されてしまったことでの裁判ですが、二審でも出産後の解雇が無効となったようです。その女性は「思いを認めてもらい、安心している」とコメントされていたのですが、私も同じ気持ちになりました。出産・育児など、ライフスタイルの変化があった場合でも、できるだけ継続的に安心して働ける職場が増えるといいなと感じました。

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

出産や育児を経ても継続的に働いていきたいという考えが伝わり、継続的に就業してもらえる人だという印象になると思います。

 

東京23区、保育所入りやすく

東京23区、保育所入りやすく 21年春の倍率1.00倍に: 日本経済新聞

東京23区と首都圏の政令指定都市で、認可保育所の募集枠に対し、4月入所を申し込んだ人の倍率が平均1.00倍になっていることが、日本経済新聞の調査でわかった。

待機児童問題が叫ばれて久しいですが、いよいよ、待機児童問題に終わりが見えてきた、、、かもしれません。

はっきりと言い切れないのは、「待機児童問題が解決に向かうと『預けられるなら預けたい』となり、利用希望が増えることでまた待機児童が発生する」という性質があるから。

そのため待機児童問題は『終わりそうで終わらない』わけです。

それでも、保育園の整備が進んでいることは事実。

そうなると、保育士不足も落ち着くかもしれず、その結果として「実力がない保育士は選ばれない」という時代が近づいていると言えるでしょう。

★面接で使うなら!

「東京23区と政令指定都市で、認可保育園の募集に対する応募者の倍率が平均で1倍になっていたという記事が気になりました。待機児童問題もようやく解消されつつあるのだろうと思いましたが、保育園に入園できるだけでなく、保育園で過ごす子どもたちが伸び伸びと成長できるような環境を作っていってあげたいなと改めて感じました。」

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

待機児童問題の解消は喜ばしいことですが、入園後の園生活が子どもたちや保護者にとって満足いくものでなければ意味がありません。

保育園の数も大事ですが、質もしっかりと担保した運営体制であることが望ましいと思います。

 

非正規増に不安の声

保育園クラス運営、パート保育士だけでも 運用緩和に不安の声 | 毎日新聞

東京23区の保育士など 約40%が非正規職員 労働組合の調査 | NHKニュース(リンク切れ)

政府は今年4月から、待機児童のいる市区町村では保育園の各クラスに常勤の保育士を1人以上置くとしてきた運用を緩和する。市区町村が認めた場合、パートなど短時間勤務の保育士だけでクラスを運営することができる。厚生労働省は「待機児童対策のための暫定的な措置」として、対象の保育園が常勤保育士採用に取り組んでいることなどを条件としているため、すぐには浸透しないと思われるが、保育関係者からは「子どもとの信頼関係が築けない」「保育の質が下がる」と不安の声が上がっている。

上のニュース記事では、待機児童問題が解決に向かいつつあると書きましたが・・・。

こちらのニュースでは「待機児童問題が解決しつつある裏では、質が低下しているのでは?」ということが懸念されています。

もちろん、非正規増による質の低下もあるでしょうし、園長先生の低年齢化(経験が少なくても人がいないから任される)や、新設園による人で不足なども懸念事項です。

待機児童問題の解決は近いと考えつつも、そのほころびが至るところで見られるのが現状かと思います。

 

★面接で使うなら!

「東京23区の保育所で働く保育士などについて、約40%が非正規職員だったという調査結果の記事が気になりました。園の方針でそうなっているのか、もしくは非正規を希望する保育士が多いのかはわかりませんが、率直に非正規の割合が多いなという印象を受けました。やはりイメージとしては非正規だと保育園の運営が安定しないのではないかと感じるため、子どもたちや保護者への配慮も考えると、もう少し正規の割合が増えたほうがいいのではないかなと思いました。

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

非正規が悪いわけではないと思いますが、やはり保育園が安定的にしっかりと保育に取り組める環境を作るには、正規雇用が大きなカギになってくると思います。

 

コロナまだまだ

【新型コロナ詳報】千葉県内9人死亡、76人感染 千葉市、船橋市でクラスター | 千葉日報オンライン

【東京都コロナ速報・15日】大田区の保育所で新たに4人感染、計18人に:東京新聞 TOKYO Web

保育所クラスター 新たに女児2人が感染 尼崎|総合|神戸新聞NEXT

県内で16日、新型コロナウイルスに感染した9人の死亡と76人の感染が新たに判明した。累計感染者は2万8111人。船橋市の高齢者施設と千葉市の保育園で新規クラスター(感染者集団)が発生した。

目新しいニュースは見かけなくなりましたが、まだまだ、コロナ禍で厳しい状況が続いていますね。

現場の保育士は、本当に見をすり減らす思いで仕事に取り組んでいることと思います。

早く落ち着くことを願うばかりです。

そんななかどれだけ気を付けても、保育園で発生してしまうことはあると思います。

多くの人には、そのことをしっかりと理解してもらいたいですね。

★面接で使うなら!

「千葉の保育園でのクラスターの記事が気になりました。3月に緊急事態宣言が解除され、比較的落ち着いてきたのかと思いきや、まだまだコロナの感染力は衰えていないんだなと改めて感じました。保育の現場は特に密になりやすいので、これからも手洗いやうがいなどを中心に、感染予防にはしっかりと努めていきたいと思っています。

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

コロナに対し、一時的に気持ちが緩んでしまうことも時にはあると思います。

しかし、このようなニュース記事をきっかけに、改めて事の重大さを感じ、保育のやり方を見つめなおせるというのは素晴らしいことですね。

 

まとめ

2021年3月時点の動きです。

面接への活用や、これからの保育の仕事、業界の動向を見通すための参考になれば嬉しいです。

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ほいくのおまもり

サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

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