【デモページ|10月・2歳児】個人案の文例【おまもりプラス】

2024年9月1日

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敬称と性別表記について

LGBTQ+の観点から、保育士が園児を表記する際は『くん』『ちゃん』を使わず、『さん』で統一、園児が自身を称する際や園児同士のやり取りを記載する場合は『ちゃん』で統一しています。また、発達段階の観点では性差はあると考えられるため、男児/女児としています。

 

Aさん(高月齢/男児/活発)(3歳6カ月/4月生まれ)

子どもの姿

  • 一日を通して、パンツで過ごせるようになってきている。本児から「おしっこ」と尿意を伝えトイレに向かう回数も安定してきた。(養護)
  • 友だちと一緒に電車ごっこやボール遊びを楽しんでいる。(教育)
  • 「〇〇ちゃんと遊んだ」等、友だちの名前を出しながら出来事を伝えようとする。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 一日を通して、パンツで過ごせるようになってきている。本児から「おしっこ」と尿意を伝えトイレに向かう回数も安定してきた。(養護)
ねらい 自分からトイレに行き、排泄をする
内容 尿意や便意を保育者に知らせ、自分からトイレに向かおうとする。
環境構成・配慮・援助 本児から尿意や便意を伝えることができた時には、大いにその姿を認め、自信になるように関わる。トイレの使い方が身に付くように、丁寧に伝えていく。
評価・反省 本児から尿意を伝えてトイレに向かう場面が多く見られた。自分から尿意を伝えて排尿できた際には、大いに褒め、自信に繋がるよう関わった。引き続き、男子便器の使い方等を繰り返し伝えていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 友だちと一緒に電車ごっこやボール遊びを楽しんでいる。(教育)
ねらい 友だちと一緒に集団遊びや運動ゲームをする楽しさを味わう
内容 しっぽ取りゲームやいす取りゲーム等、簡単なルールのある遊びを友だちと楽しむ。
環境構成・配慮・援助 簡単なルールのある遊びの中で、友だちと身体を動かして楽しめるように誘っていく。遊びに十分なスペースを確保し、安全面に配慮しながらのびのびと遊べるように環境を整えていく。
評価・反省 本児から尿意を伝えてトイレに向かう場面が多く見られた。自分から尿意を伝えて排尿できた際には、大いに褒め、自信に繋がるよう関わった。引き続き、男子便器の使い方等を繰り返し伝えていきたい。

食事

  • フォークやスプーンの持ち方が上手持ちになっている。
  • 「こうやって持つとかっこいいよ」等、声をかけながら、正しい持ち方が身に付くように関わる。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):「〇〇ちゃんと遊んだ」等、友だちの名前を出しながら出来事を伝えようとする。

  • 降園時に園での様子を伝えながら、家庭で会話のきっかけとなるようにしていく。
  • 朝夕と日中の気温差が大きくなってきているため、薄手の上着を用意してもらう。

Bさん(高月齢/女児/活発) (3歳5カ月/5月生まれ)

子どもの姿

  • 衣服の着脱を自分でしようとするが、前後が逆になっていることが多い。保育者が直そうとすると嫌がる。(養護)
  • 戸外では、トンボを見たり、落ち葉を集めたりして楽しんでいる。(教育)
  • 家庭の都合で欠席することが多かった。登園した際に、母から離れられず、大声で泣く姿が見られる。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 衣服の着脱を自分でしようとするが、前後が逆になっていることが多い。保育者が直そうとすると嫌がる。(養護)
ねらい 自分で身の回りのことをしようとする
内容 保育者に見守られながら、衣服の着脱に挑戦する。
環境構成・配慮・援助 本児の意欲を尊重しながら、様子を見守っていく。「リボンが前になるように着てみようか」等声を掛けながら、さりげなく衣服の前後を確認して置いたり、正しい向きで着れるように援助をする。
評価・反省 自分から進んで衣服の着脱に取り組もうとしていた。衣服の絵柄や装飾を目印にしながら、正しい向きで着られるようになってきているため、引き続き、本児の意欲を大切にしながら丁寧に知らせたい。

教育

子どもの姿(再掲) 戸外では、トンボを見たり、落ち葉を集めたりして楽しんでいる。(教育)
ねらい 戸外で秋の自然物に触れることを楽しむ
内容 散歩や戸外遊びの中で、虫や植物に触れたり、観察をする。
環境構成・配慮・援助 ドングリや落ち葉を見つけ、一緒に観察しながら形や大きさの違い等の発見に共感していく。「さつまのおいも」「おちばきょうそう」等、秋の自然物や虫等が登場する絵本や紙芝居を用意し、親しみを持てるようにする。
評価・反省 コスモスやオナモミ等の植物に興味を持ち、保育者や友だちと一緒に触れて楽しんでいた。花や植物の図鑑を用意し、興味や関心を伸ばせるように関わっていきたい。

食事

  • 他児よりも早く食べ終えると、後ろを向いたり、席を立とうとしたりする姿が見られる。
  • 食べ終わった後に過ごすスペースを作り、ゆったりと待つことができるようにする。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):家庭の都合で欠席することが多かった。登園した際に、母から離れられず、大声で泣く姿が見られる。

  • 登園した際には明るく迎え、休み中の様子等を聞きながら、安心して利用してもらえるように配慮していく。
  • 園での様子についても、細かく伝えることで、本児の様子について情報共有をしていく。

Cさん(高月齢/男児/静か) (3歳4カ月/6月生まれ)

子どもの姿

  • 生活の流れはわかっているが、遊びに夢中になると、周りの様子に気づかず次の活動に移るまで時間がかかってしまう。(養護)
  • 思ったことを言葉にして、保育者に伝えようとする姿が見られる。(教育)
  • 衣服のサイズが合っていないことがある。脱ぎ着しにくそうな様子やズボンが緩く下がる等、本児も困っている様子である。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 生活の流れはわかっているが、遊びに夢中になると、周りの様子に気づかず次の活動に移るまで時間がかかってしまう。(養護)
ねらい 生活の流れに気づき、自分から行動に移す
内容 保育者の声掛けで、次の行動への見通しや期待感を持つ。
環境構成・配慮・援助 「もうすぐおいしい給食だよ」「新しい絵本を読もうかな」等、次の活動に期待や興味が持てるように声掛けをする。満足して遊びを終えられるよう、声掛けのタイミングに配慮していく。
評価・反省 遊びのタイミングを見ながら、個別に声を掛けられることで、次にやることに気がつくようになってきている。今後も本児のペースやタイミングを尊重しながら、丁寧に声掛けをしていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 思ったことを言葉にして、保育者に伝えようとする姿が見られる。(教育)
ねらい 保育者や友だちと言葉のやり取りを楽しむ
内容 自分の思いを言葉で伝えようとする。
環境構成・配慮・援助 本児が何か話したそうにしている時は、目を合わせて話しやすい雰囲気を作るよう心掛ける。発した言葉に対して、「そうだね」「先生もそう思うよ」等と応え、共感することで安心して思いを表現できるように関わる。
評価・反省 じっくりと本児の思いを受け止めていくことで、自分の思いを友だちや保育者に言葉で伝えようとする場面が多く見られるようになった。相手の気持ちも落ち着いて聞こうとする姿も見られるため、言葉でのやり取りを楽しめる機会をつくっていきたい。

食事

  • 苦手な野菜を少しずつ口にする姿が見られてきている。
  • 自分から食べようとする姿を大いに認めながら、無理なく楽しい雰囲気で食事を進められるように関わっていく。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):衣服のサイズが合っていないことがある。脱ぎ着しにくそうな様子やズボンが緩く下がる等、本児も困っている様子である。

Dさん(高月齢/女児/静か) (3歳3カ月/7月生まれ)

子どもの姿

  • 好きなキャラクターのパンツを穿くことを喜んでいるが、漏らしてしまうことが多い。(養護)
  • 伝えたいことがあると、保育者に表情や仕草で訴えることが多い。(教育)
  • 風邪で欠席する日が多かった。咳の症状がよく見られる。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 好きなキャラクターのパンツを穿くことを喜んでいるが、漏らしてしまうことが多い。(養護)
ねらい トイレでの排泄に慣れる
内容 保育者の声掛けでトイレに行き、排尿する。
環境構成・配慮・援助 本児の排尿間隔や遊びのタイミングを見ながら声を掛け、トイレに誘っていく。トイレで排尿できた時には、喜びに共感していくことで自信に繋げる。
評価・反省 トイレに誘われても「いや」と行こうとしないことが多かった。パンツを穿くことには意欲的な様子が見られるため、誘い方を工夫したり、嫌な理由を探りながら、無理なくトイレに慣れるように援助していく。

教育

子どもの姿(再掲) 伝えたいことがあると、保育者に表情や仕草で訴えることが多い。(教育)
ねらい 自分の思いを簡単な言葉で伝えようとする
内容 保育者に思いを受け止められながら、少しずつ思いを言葉にする。
環境構成・配慮・援助 「〇〇がしたかったんだね」「〇〇だったんだね」等、気持ちを代弁して受け止めながら、言葉で表現できるように援助していく。また、遊びの中で言葉のやり取りを楽しめるよう、ままごとやごっこ遊び等、会話の仲立ちになるような玩具を用意しておく。
評価・反省 ままごとでの玩具の貸し借りを通して、友だちや保育者と言葉でやり取りをする様子が見られた。遊びを通して言葉を引き出せるよう、引き続き丁寧に関わりたい。

食事

  • 苦手な食材は、顔を背けて嫌がる。
  • 量を調整したりしながら、無理強いすることなく食事を進めていけるように関わる。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):風邪で欠席する日が多かった。咳の症状がよく見られる。

Eさん(中月齢/男児/活発) (3歳2カ月/8月生まれ)

子どもの姿

  • 嫌なことや思い通りにいかないことがあると、保育者を叩いたり、部屋から出ていこうとすることが多い。(養護)
  • 身体を動かすことが好きで、戸外遊びでは、保育者や友だちと一緒に追いかけっこをして楽しんでいる。(教育)
  • パンツを穿いたことをきっかけに、トイレで排尿できることが増えた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 嫌なことや思い通りにいかないことがあると、保育者を叩いたり、部屋から出ていこうとすることが多い。(養護)
ねらい 気持ちを受け止められながら、落ち着いて思いを表現する
内容 安心できる環境の中で、思いを言葉にする。
環境構成・配慮・援助 本児がクールダウンできるような場所を作り、気持ちを落ち着かせることができるように関わる。「〇〇が嫌だったんだよね」「〇〇したかったんだね」等、気持ちを代弁しながら本児の思いに耳を傾け、安心して思いを言葉で表現できるようにしていく。
評価・反省 気持ちが昂ってしまった時には、落ち着ける場所に移動し、保育者と一対一で関わりを持てるようにした。思いを受け止められることで、ゆっくりと気持ちを落ち着かせることができているため、引き続き丁寧な関わりをしていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 身体を動かすことが好きで、戸外遊びでは、保育者や友だちと一緒に追いかけっこをして楽しんでいる。(教育)
ねらい 保育者や友だちと一緒に身体を動かして遊ぶことを楽しむ
内容 走る、跳ぶ、登る等、様々な動きを経験する。
環境構成・配慮・援助 巧技台やマット等の運動用具を用意していく。保育者も一緒に身体を動かすことで楽しさを共有したり、できるようになったことを褒めて自信につながるような関わりをする。
評価・反省 のびのびと身体を動かすことを楽しんでいた。遊びが盛りあがってくると、周りの様子が見えずに走り出し、友だちにぶつかる場面も見られるため、安全面には十分に配慮していきたい。

食事

  • スプーンやフォークが上手持ちになることがある。
  • 「かっこいい持ち方はどうだったかな?」と声を掛けながら、正しい持ち方が身につくようにしていく。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):パンツを穿いたことをきっかけに、トイレで排尿できることが増えた。

Fさん(中月齢/女児/活発) (3歳1カ月/9月生まれ)

子どもの姿

  • 衣服の着脱が自分でできるようになり、意欲的に取り組んでいるが、脱いだ衣服は畳まずに置いてあることが多い。(養護)
  • ままごと遊びが好きで、お母さん役になりながら人形の世話を楽しむ。友だちに「Fちゃんも入れて」「〇〇しよう」等と声を掛けて遊ぶ姿も見られる。(教育)
  • 年下のクラスの子どもに興味を持ち、朝夕の合同保育では世話をしようとしたり、抱っこしようとする姿が見られる。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 衣服の着脱が自分でできるようになり、意欲的に取り組んでいるが、脱いだ衣服は畳まずに置いてあることが多い。(養護)
ねらい 衣服の片付け方がわかる
内容 自分の衣服を畳んでロッカーにしまう。
環境構成・配慮・援助 「脱いだらぱったんしてロッカーに入れるよ」「一緒にやってみようか」等、保育者が見本を見せながら、畳み方やしまい方が身につくようにする。自分で着脱をしている姿を大いに認め、最後まで意欲を持って取り組めるように援助していく。
評価・反省 保育者が衣服の畳み方を一緒に行いながら伝えていくことで、自分から畳もうとする姿が見られるようになった。早く遊びに向かおうとしたり、急いでいる時には衣服を丸めてロッカーにしまおうとすることもあるため、繰り返し伝え、身につくようにしていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) ままごと遊びが好きで、お母さん役になりながら人形の世話を楽しむ。友だちに「Fちゃんも入れて」「〇〇しよう」等と声を掛けて遊ぶ姿も見られる。(教育)
ねらい 友だちと一緒に過ごす楽しさを味わう
内容 好きな遊びの中で、友だちとの関わりを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 本児から友だちに関わって遊ぶ姿を見守っていく。「Fちゃんたち楽しそうだね」「このご飯美味しそうだね」等、友だちと遊ぶことの楽しさに共感し、遊びが広がるように声掛けする。
評価・反省 友だちを誘い、ままごと等の好きな遊びをやり取りをしながら楽しんでいた。自分の思いを通そうとする場面も見られたため、仲立ちをしていくことで、どのように思いを伝えたらよいのかを丁寧に援助していきたい。

食事

  • 足をぶらぶらさせたり、肘を付きながら食べていることがある。
  • 足台を置いて姿勢を保てるようにしたり、食事の正しい姿勢やマナーが身につくようにしていく。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):年下のクラスの子どもに興味を持ち、朝夕の合同保育では世話をしようとしたり、抱っこしようとする姿が見られる。

Gさん(中月齢/男児/静か) (3歳0カ月/10月生まれ)

子どもの姿

  • 衣服の着脱を自分でやろうとするが、上手くいかずに「できない」とパニックになることがある。(養護)
  • ブロック遊びが好きで、電車や駅等、イメージしたものを作って楽しんでいる。使いたいブロックで友だちが遊んでいると、無理に取ろうとしてトラブルになる場面がある。(教育)
  • 保育者に誘われてトイレに行くものの、便器に座ることを嫌がる。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 衣服の着脱を自分でやろうとするが、上手くいかずに「できない」とパニックになることがある。(養護)
ねらい 衣服の着脱の仕方がわかる
内容 ズボンの着脱にじっくりと取り組もうとする。
環境構成・配慮・援助 「ここを引っ張ってみようか」「ここを持つよ」等声掛けをしながら、ズボンの穿き方や脱ぎ方を丁寧に伝えていく。本児の意欲を尊重し、ゆったりと落ち着いて取り組めるような環境を作っていく。
評価・反省 ゆっくりと本児のペースで取り組めるような環境を作りながら援助していくことで、自分でズボンを穿けるようになってきた。できたときには大いに褒めて一緒に喜ぶ等、今後も本児の自信に繋がるような関わりをしていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) ブロック遊びが好きで、電車や駅等、イメージしたものを作って楽しんでいる。使いたいブロックで友だちが遊んでいると、無理に取ろうとしてトラブルになる場面がある。(教育)
ねらい 生活や遊びに必要な言葉がわかり、思いを表現する
内容 自分の思いを言葉で伝えようとする。
環境構成・配慮・援助 「これが欲しかったんだね」「貸してって言ってみようか」等、思いを受け止め、代弁しながら状況にあった関わり方を知らせていく。自分で思いを言えた時には、大いに褒め、自信につながるようにする。
評価・反省 友だちとの関わりの中で、時にカッとなることもあるが、保育者の言葉には耳を傾け、小声ながらも思いを伝えようとしている。本児の思いに寄り添いながら、やり取りを仲立ちする等、友だちとの関わり方を繰り返し伝えていきたい。

食事

  • 食事中に服が汚れると、すぐに着替えようとする。
  • 「こぼれちゃったんだね」「きれいな服にしようか」等、気持ちを受け止めながら、心地よい環境の中で食事が行えるように関わっていく。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):保育者に誘われてトイレに行くものの、便器に座ることを嫌がる。

Hさん(中月齢/女児/静か) (2歳11カ月/11月生まれ)

子どもの姿

  • 身の回りのことを自分でやろうとする姿が増えてきた。保育者が援助しようとすると「自分で」と怒ることが多い。(養護)
  • 糊を使ったり、クレヨンで色を塗ったりしながら制作遊びを楽しんでいる。(教育)
  • 戸外遊びで植物や木の実を見つけると、周りの友だちや保育者に見せて知らせようとする。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 身の回りのことを自分でやろうとする姿が増えてきた。保育者が援助しようとすると「自分で」と怒ることが多い。(養護)
ねらい 身の回りのことに意欲的に取り組む
内容 保育者に見守られながら、衣服の着脱や片付けを自分でする。
環境構成・配慮・援助 本児の意欲を尊重しながら、自分でやろうとする姿を見守っていく。援助が必要な時には「自分でできたね。ここだけお手伝いしてもいいかな?」等、頑張りを認めた上で尋ねるようにしていく。
評価・反省 本児の意欲を大切にする声掛けを心がけた。自分で取り組もうとする姿をゆったりとした雰囲気の中で見守りながら、できることを増やしていけるように援助をしていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 糊を使ったり、クレヨンで色を塗ったりしながら制作遊びを楽しんでいる。(教育)
ねらい 様々な造形遊びを楽しむ
内容 はさみや糊を使って、イメージするものを形にして楽しむ。
環境構成・配慮・援助 素材となりそうなものを集めたり、手を添えながらはさみの使い方を知らせていくことで、本児のやりたい気持ちが膨らむように関わっていく。「〇〇かわいいね」「どんな色がいいかな」等、イメージを共有しながら楽しめるように声掛けをする。
評価・反省 様々な素材を使いながら、イメージするものを作って楽しんでいた。はさみの使い方がまだ不安定なので、引き続き保育者が手を添えながら、安全に使えるように知らせていきたい。

食事

  • 汁物を一口ずつスプーンですくって飲んでいる。
  • 「お椀を持って飲もうね」と保育者が手を添えながら伝え、器を持つことが身につくように関わる。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):戸外遊びで植物や木の実を見つけると、周りの友だちや保育者に見せて知らせようとする。

Iさん(低月齢/男児/活発) (2歳10カ月/12月生まれ)

子どもの姿

  • うがいをする際、上手く口から水を出せず服を濡らすことがある。(養護)
  • 身体を動かして遊ぶことを好み、保育者を誘いながら追いかけっこやかくれんぼを楽しんでいる。(教育)
  • 椅子やテーブルの上に登って飛び下りたり、動きが大きいことで友だちにぶつかり、トラブルになる場面がある。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) うがいをする際、上手く口から水を出せず服を濡らすことがある。(養護)
ねらい うがいの仕方を知る
内容 保育者に見守られながら、丁寧にブクブクうがいをする。
環境構成・配慮・援助 うがいや手の洗い方を絵で示し、わかりやすく伝える。保育者が見本をやってみせることで、挑戦してみようという意欲に繋げていく。
評価・反省 服が濡れてしまうこともあるが、うがいの仕方が身についてきている。自分で身の回りのことをしようという気持ちが強いので、引き続き本児の気持ちを尊重しながら見守っていく。

教育

子どもの姿(再掲) 身体を動かして遊ぶことを好み、保育者を誘いながら追いかけっこやかくれんぼを楽しんでいる。(教育)
ねらい 身体を動かすことの心地よさを味わう
内容 追いかけっこやしっぽ取りゲーム等、保育者や友だちと一緒に全身を使った遊びを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 追いかけっこやしっぽ取りゲーム等、全身を動かす遊びに誘いかけたり、本児のやりたい遊びを受け入れたりしながら、保育者も楽しさを共有していく。簡単なルールのある遊びも取り入れ、集団で遊ぶ楽しさも感じられるようにする。
評価・反省 本児の遊びたい気持ちを受け止め、保育者も一緒に遊びを盛り上げていった。しっぽ取りゲームもルールを理解し、繰り返し遊んでいた。集団遊びを通して、友だちと遊ぶ楽しさを味わえるように援助していきたい。

食事

  • 絵本で見た食材に興味を持ち「これ見たことある」「おうちで食べた」等、保育者や友だちに知らせようとする姿が見られる。
  • 「きのこさんいたね」「どんな味がするかな」等、声を掛けながら食材への興味や関心を伸ばし、食事への意欲へ繋がるように関わっていく。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):椅子やテーブルの上に登って飛び下りたり、動きが大きいことで友だちにぶつかり、トラブルになる場面がある。

Jさん(低月齢/女児/活発) (2歳9カ月/1月生まれ)

子どもの姿

  • 玩具の片付けや使ったおしぼりをしまう等の身の回りのことをせず、保育者に声を掛けられても聞こえないふりをしている。(養護)
  • 特定の友だちと関わることを喜び、一緒に好きな遊びをしながら過ごすことを楽しんでいる。(教育)
  • 朝食を食べずに登園することが多く、午前中は不機嫌な様子が見られる。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 玩具の片付けや使ったおしぼりをしまう等の身の回りのことをせず、保育者に声を掛けられても聞こえないふりをしている。(養護)
ねらい 身の回りのことを自分でやろうとする
内容 使った玩具や自分のおしぼりを所定の場所に片付けようとする。
環境構成・配慮・援助 「自分でお片付けできるとかっこいいね」等、意欲が持てるような声掛けを行いながら、保育者が傍についてやり方を知らせていく。自分で片付けができた時には大いに褒め、満足感が味わえるようにする。
評価・反省 繰り返し声掛けをしたり、保育者が誘いながら一緒に行うことで、自分で片付けをしようとする姿が見られた。保育者の目が行き届いていないところでは、使ったものがそのままになっていることもあるため、習慣として身につくように関わっていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 特定の友だちと関わることを喜び、一緒に好きな遊びをしながら過ごすことを楽しんでいる。(教育)
ねらい 生活や遊びの中で、言葉のやり取りを楽しむ
内容 ままごとやごっこ遊び等を通して、自分の思いを言葉で相手に伝えようとする。
環境構成・配慮・援助 友だちと一緒に遊ぶ様子を見守り、トラブルになった時には、本児の思いをしっかりと受け止めながら言葉にしていく。相手にどう伝えればよいのか、状況にあった言葉を知らせ、相手の思いも丁寧に伝える。
評価・反省 友だちと言葉でやり取りをしながら好きな遊びを楽しんでいたが、相手に上手く伝わらない場面では、口調が強くなったり泣いたりすることもあった。引き続き、保育者が仲立ちとなりながら、本児の思いを代弁して伝える等の援助をしていきたい。

食事

  • 自分で器を持って食事をしているが、横を向いたり、周りの友だちにいたずらしたりと落ち着かない姿が続いている。
  • 食事の前に姿勢を整え、どのように食べたらよいのかを話すことで意識が持てるようにする。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):朝食を食べずに登園することが多く、午前中は不機嫌な様子が見られる。

Kさん(低月齢/男児/静か) (2歳8カ月/2月生まれ)

子どもの姿

  • 保育者に誘われると嫌がらずにトイレに向かう。タイミングが合うと、トイレで排尿できることもある。(養護)
  • 玩具のやり取りを通して、友だちと関わろうとする姿が少しずつ見られている。(教育)
  • やりたいことや行きたい場所があると、簡単な言葉や仕草で保育者に伝えようとする。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 保育者に誘われると嫌がらずにトイレに向かう。タイミングが合うと、トイレで排尿できることもある。(養護)
ねらい トイレでの排尿に慣れる
内容 保育者の声掛けでトイレに行き、見守られながら排泄をする。
環境構成・配慮・援助 本児の排尿間隔を把握しながらトイレに誘い、成功体験を積み重ねていく。好きなキャラクターの絵を見ることを楽しみしているため「〇〇も見てたよ」等、トイレで排尿できたときには喜びを共有し、自信に繋がるように関わる。
評価・反省 トイレで排尿できる回数が増えた。排泄できた時には嬉しそうな表情を見せ、自信になっているようだ。パンツを穿くことにはまだ不安があるようなので、好きなキャラクターを励みにしながら、本児のペースで無理なく進めていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 玩具のやり取りを通して、友だちと関わろうとする姿が少しずつ見られている。(教育)
ねらい 友だちと一緒に過ごす楽しさを味わう
内容 友だちがしていることに興味を持ち、一緒に遊びを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 友だちの遊びに興味を示す姿を見逃さず、「〇〇ちゃんと一緒にやってみようか」等と誘いながら、友だちと過ごす機会を多く作る。保育者も一緒に遊びに入りながら、友だちと場を共有し、興味のある遊びを一緒に楽しむことができるように援助する。
評価・反省 保育者が遊びに加わることで、安心して友だちとの関わりを持てるようになった。引き続き、安心感を持って友だちとの遊びを楽しめるように仲立ちしていきたい。

食事

  • 自分から「減らして」と言えるようになった。皿がきれいになることを喜び、自分で食べられたことを嬉しそうに保育者に知らせている。
  • 本児が食べきれる量を調整しながら、完食できた喜びに共感し、食事への意欲を持てるように関わる。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):やりたいことや行きたい場所があると、簡単な言葉や仕草で保育者に伝えようとする。

Lさん(低月齢/女児/静か) (2歳7カ月/3月生まれ)

子どもの姿

  • 友だちと一緒にトイレには行くが、便座がお尻に当たる感覚が嫌で、便座には座ろうとせず見ているだけのことが多い。(養護)
  • 言葉が増え「これ貸して」「いやだ」等、自分の気持ちを保育者や友だちに伝えようとする姿が見られている。(教育)
  • 音楽に合わせて身体を動かすことが好きで、体操やリトミックにも意欲的に楽しんでいる。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 友だちと一緒にトイレには行くが、便座がお尻に当たる感覚が嫌で、便座には座ろうとせず見ているだけのことが多い。(養護)
ねらい 便座に座ることに慣れる
内容 保育者に見守られながら、安心して便座に座り、排泄をする。
環境構成・配慮・援助 便座の温度調節をしながら、「座ると温かいよ」「先生はここにいるよ」等、声掛けをし、安心してトイレでの排泄に慣れていけるようにする。無理なく明るい雰囲気の中で、トイレトレーニングを進めていけるように関わる。
評価・反省 便座の温度を上げ、座ることへの不安感がなくなるように環境を整えていった。座ることには抵抗がなくなったが、排尿することはほぼなく、オムツに排泄している。タイミングや本児の気持ちも汲み取りながら、丁寧にトイレトレーニングを進めたい。

教育

子どもの姿(再掲) 言葉が増え「これ貸して」「いやだ」等、自分の気持ちを保育者や友だちに伝えようとする姿が見られている。(教育)
ねらい 自分の思いを言葉にして伝える喜びを感じる
内容 生活や遊びに必要な言葉を知り、保育者や友だちに伝える。
環境構成・配慮・援助 自分の気持ちを伝えようとしている時には、ゆったりと本児の言葉を待ちながら、伝えることの嬉しさや喜びを感じられるように関わる。本児が伝える言葉を温かく受け止めながら、周りの友だちともやり取りを楽しめるように仲立ちをしていく。
評価・反省 本児の言葉を保育者がゆったりと聞き、言葉を返していくことで、自分の気づきや要求を上手に伝えられるようになってきた。引き続き、言葉で思いを表現できるように丁寧に関わっていく。

食事

  • 手づかみで食べることも多いが、声を掛けられるとスプーンやフォークを持ち直している。
  • 「食べる時は何を使うのかな?」等、自分で気づけるような声掛けをしながら、習慣として身につくように関わる。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):音楽に合わせて身体を動かすことが好きで、体操やリトミックにも意欲的に楽しんでいる。

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サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

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