【デモページ|10月・1歳児】個人案の文例【おまもりプラス】

2024年9月1日

個人案PDF

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敬称と性別表記について

LGBTQ+の観点から、保育士が園児を表記する際は『くん』『ちゃん』を使わず、『さん』で統一、園児が自身を称する際や園児同士のやり取りを記載する場合は『ちゃん』で統一しています。また、発達段階の観点では性差はあると考えられるため、男児/女児としています。

 

Aさん(高月齢/男児/活発)(2歳6カ月/4月生まれ)

子どもの姿

  • 上の服を自分で着ようとするが、うまく頭や腕を出すことができずに保育者に助けを求めていた。(養護)
  • 新聞・広告遊びでは、保育者のやり方を真似してダイナミックに紙を破ったり、丸めて投げることで体を動かしながら楽しんでいた。(教育)
  • 登降園時に保育者が挨拶をすると、手を振って応えるだけでなく、「おはよう」「さようなら」と言葉で返すことが増えた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 上の服を自分で着ようとするが、うまく頭や腕を出すことができずに保育者に助けを求めていた。(養護)
ねらい 衣服の着脱を自分でしようとする
内容 保育者に見守られたり手伝ってもらいながら上の服を着ることに挑戦し、自分でできた達成感を味わう。
環境構成・配慮・援助 上の服を着るときは、本児自身が裾を持って被りやすいように整えて置き、「頭を出すよ」「手はこのトンネルだよ」などわかりやすく伝えながら見守る。自分でやりたいという気持ちを尊重しながら、必要に応じて補助し、最後は「できたね」「着られたね」など、本児の嬉しさや達成感に寄り添い、意欲を育む。
評価・反省 時間がかかっても自分でやろうとする姿を見守り、難しい部分はさりげなく援助した。うまくできずに怒る姿も受け止めながら、できた部分を認める声がけをして、自信につなげる。

教育

子どもの姿(再掲) 新聞・広告遊びでは、保育者のやり方を真似してダイナミックに紙を破ったり、丸めて投げることで体を動かしながら楽しんでいた。(教育)
ねらい 保育者や友だちと一緒に全身を使った遊びを楽しむ
内容 保育者や友だちと関わりながら、リズム遊びやふれあい遊びを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 保育者も一緒に体を動かして遊ぶ中で、楽しさや面白さを言葉にして共感する。保育者や友だちに対して名前を呼びかけながら関わろうとする姿が増えてきたため、見守りながら時には言葉を補い、相手と思いが伝わり合うように援助する。
評価・反省 ふれあい遊びを楽しむ中で、「Aさんと○さんでおててをつなぐよ」といった提案をすることで、友だちとの関わりが生まれるようにした。好きな友だちに対してやや強引に関わろうとする際は、心地良くやり取りできるよう仲立ちする。

食事

  • 友だちの様子が気になり集中できないときは、「前を向いて食べようね」「どれが好き?」など食事に意識を戻せるような声かけをする。
  • お茶を飲んでいるときにふざけて口から出す姿があるので、落ち着いた態度で止め、「お茶はごっくん飲みましょう」などわかりやすく伝える。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):登降園時に保育者が挨拶をすると、手を振って応えるだけでなく、「おはよう」「さようなら」と言葉で返すことが増えた。

  • 本児が挨拶を返せない場合も無理強いせず、大人が率先して挨拶をすることで少しずつ身についていくと伝えて、共に見守っていく。
  • 朝晩と日中の気温差が激しいので、調節しやすい服装を準備してもらう。

Bさん(高月齢/女児/活発)(2歳5カ月/5月生まれ)

子どもの姿

  • 園庭で遊んでいる最中に尿意を感じると動きが鈍くなり、保育者に誘われてトイレに行ったり、間に合わずに漏らすことがあった。(養護)
  • 戸外ではすべり台や追いかけっこで体を動かしたり、砂場では保育者や友だちと一緒にままごとを楽しんだ。(教育)
  • 着替えの際は自分で服を選びたがり、着る前に「こっち?」と保育者に前後を確認していた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 園庭で遊んでいる最中に尿意を感じると動きが鈍くなり、保育者に誘われてトイレに行ったり、間に合わずに漏らすことがあった。(養護)
ねらい 尿意を感じたことを保育者に伝える
内容 戸外で尿意を感じたときは自分なりの言葉やしぐさで保育者に伝え、トイレに行き排尿する。 2.ボール遊びや追いかけっこ、遊具を通して全身を使って遊ぶことを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 戸外に出る前に排尿がなかった場合は、時間を見てトイレに誘ったり、尿意を感じている姿があれば声をかける。遊びに夢中で漏らしてしまったときは、本児の自尊心を損なわないように、職員同士で連携して素早く穏やかに対応する。
評価・反省 保育者の側に来てもじもじする姿なども含め、本児なりに尿意を伝えられたときは「教えてくれたんだね、トイレに行こうね」と受け止めた。時々オムツに履き替えたがることもあるので、本児の意思を尊重して対応する。

教育

子どもの姿(再掲) 戸外ではすべり台や追いかけっこで体を動かしたり、砂場では保育者や友だちと一緒にままごとを楽しんだ。(教育)
ねらい 戸外で体を動かして遊ぶ楽しさを味わう
内容 ボール遊びや追いかけっこ、遊具を通して全身を使って遊ぶことを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 怪我や事故を防ぐため、追いかけっこやボール遊びでは広いスペースを確保したり、遊具の安全な遊び方をわかりやすく伝える。保育者が一緒に楽しむことで活動に興味を持てるようにするとともに、思い切り体を動かす気持ち良さや楽しさに共感する。
評価・反省 ボール遊びが気に入り、追いかける、投げる、蹴るなど、保育者の動きを真似して楽しんでいた。気に入ったボールを抱えて歩くことも好きなので、多様な遊び方を認めながら楽しい気持ちに寄り添っていく。

食事

  • 「スプーンこうやって持つの」と言って、鉛筆握りを保育者や友だちに見せてくれるので、「かっこいい持ち方ができるんだね」と本児の誇らしい気持ちを受け止める。
  • 苦手な食材を避けているときは、「一口食べてみよう」「この食材、先生は大好きなんだ」など、食べてみようという意欲が湧くような声かけをする。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):着替えの際は自分で服を選びたがり、着る前に「こっち?」と保育者に前後を確認していた。

  • 着脱しやすい衣服を準備してもらうとともに、家庭でも自ら着替えを選んだり、着脱を行おうとする姿勢を大切にしてもらえるようにする。
  • 漏らしてしまった報告は、本児が必要以上に気にしないよう配慮してさりげなく行うとともに、大切な成長過程であることを伝えて保護者が安心できるようにする。

Cさん(高月齢/男児/静か)(2歳4カ月/6月生まれ)

子どもの姿

  • 戸外から室内へ帰ってくるとすぐに玩具で遊びたがり、手洗いを嫌がっていた。(養護)
  • 園庭では砂遊びをしたり、シャボン玉を追いかけて喜んでいた。(教育)
  • オムツ交換のあとに自分でズボンを履こうとせず座っていることが多いが、保育者に声をかけられたり少し手伝ってもらうとやり始めた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 戸外から室内へ帰ってくるとすぐに玩具で遊びたがり、手洗いを嫌がっていた。(養護)
ねらい 嫌がらずに手洗いをする
内容 戸外から帰ったら石けんで手を洗い、清潔になった心地よさを感じる。
環境構成・配慮・援助 戸外遊びを終えて室内に戻る際に、手洗いすることを予告する。嫌がるときは気持ちを受け止めながら、「玩具が砂で汚れてしまうから、手を洗ってから遊ぼうね」と本児が理解しやすいように伝え、一緒に手洗いをしてきれいになった心地良さに共感する。
評価・反省 手洗いに気持ちが向きやすいように、「たくさん遊んで楽しかったね、手をきれいにしようね」と遊びの満足感を言葉にした。まだ嫌がる日もあるが、習慣付いてきているので根気よく伝えていく。

教育

子どもの姿(再掲) 園庭では砂遊びをしたり、シャボン玉を追いかけて喜んでいた。(教育)
ねらい 戸外で好きな遊びを十分に楽しむ
内容 保育者や友だちと関わりながら、砂遊びを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 バケツ、スコップ、くまで、様々な形の容器などの道具を用意し、存分に砂遊びを楽しめるようにする。道具の使い方を知らせながら保育者も一緒に遊び、「おいしそうなご飯だね」などイメージが広がる言葉がけをしたり、一緒の空間で遊ぶ友だちとの関わりを見守りながら楽しさを共有できるよう仲立ちする。
評価・反省 砂場で遊ぶ友だちとのやり取りを見守り、必要に応じて互いの思いやそれぞれの楽しさが伝わるよう言葉を添えた。特定の色のスコップを気に入り他児が使うと怒るので、気持ちの折り合いをつけられるように援助する。

食事

  • 緑の野菜が苦手なので、量を減らして提供し、無理なく食べられるようにする。
  • 好きなおかずであればおかわりすることが増えたので、「おいしいね」「おかわりしてたくさん食べられたね」と、好きな物を食べる喜びに共感する言葉がけをしながら意欲を育てる。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):オムツ交換のあとに自分でズボンを履こうとせず座っていることが多いが、保育者に声をかけられたり少し手伝ってもらうとやり始めた。

  • 保育者の声がけや援助をきっかけに自分でズボンを履こうとする姿があることを伝え、家庭でも自分で着脱する機会を持ってもらえるようにする。
  • 登降園時は寒いが日中は暑さが残っている日があるので、しばらくは着替えの補充の中に半袖も用意してもらうように伝える。
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Dさん(高月齢/女児/静か)(2歳3カ月/7月生まれ)

子どもの姿

  • 体力がついてきたためか、午睡に時間がかかる日が多くなり、保育者にトントンされたり抱っこされながら入眠した。(養護)
  • 園庭では、転んでしまいながらもシャボン玉を追いかけたり、砂遊びを楽しんでいた。(教育)
  • シール貼りやクレヨンでのお絵描きを楽しみ、帰りに保護者に作品を見せる際には、指をさしながら「Dちゃん、かいた」と伝えていた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 体力がついてきたためか、午睡に時間がかかる日が多くなり、保育者にトントンされたり抱っこされながら入眠した。(養護)
ねらい 保育者に見守られながら安心して体を休める
内容 保育者にトントンしてもらったり抱っこしてもらい、安心して眠る。
環境構成・配慮・援助 本児が寝つけないときはさりげなく側に付き添い、リラックスして入眠できるようにトントンしたり、必要に応じて抱っこする。一定時間経過しても眠れない場合は、別室で絵本を読むなど静かに過ごせる環境を作る。
評価・反省 午睡をしなかった日は、夕方に眠くなってしまい機嫌が悪かった。登降園時間が遅い家庭で、前日の就寝も遅い日があるので、保護者と相談しながら生活リズムが整うように関わっていく。

教育

子どもの姿(再掲) 園庭では、転んでしまいながらもシャボン玉を追いかけたり、砂遊びを楽しんでいた。(教育)
ねらい 体を動かして遊ぶ楽しさを味わう
内容 遊具や追いかけっこを通して、全身を動かして遊ぶことを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 安全な遊具の使い方をわかりやすく伝え、のぼる、おりる、くぐるなど様々な動きを楽しむ姿を見守る。転んだときは怪我の有無を確認するとともに、「びっくりしたね」「痛かったね」と本児の驚きや痛みに共感し、安心して遊びに戻れるようにする。
評価・反省 すべり台では他児との接触による事故を予防しながら、本児なりにゆっくりと階段をのぼったり、すべって楽しむ様子を見守った。自分のペースで体を動かす楽しさを感じられるように、保育者は必要以上に手を貸し過ぎないよう気をつける。

食事

  • 汁物をスプーンで飲もうとしてこぼすことがあるので、保育者が手を添えながら、器を持って飲むことを伝える。
  • 友だちが鉛筆握りを見せてくれると、本児も「こう?」と自分の持ち方を気にするので、「○さんと一緒の持ち方ができたね、食べやすいね」と伝えて自信につなげる。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):シール貼りやクレヨンでのお絵描きを楽しみ、帰りに保護者に作品を見せる際には、指をさしながら「Dちゃん、かいた」と伝えていた。

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Eさん(中月齢/男児/活発)(2歳2カ月/8月生まれ)

子どもの姿

  • 午睡に時間がかかり、日によっては保育者にトントンしてもらうことも嫌がり、大きな声を出したり泣くこともあった。(養護)
  • 戸外では保育者や友だちと一緒に走る、遊具にのぼる、フープのトンネルをくぐるなど活発に遊んだ。(教育)
  • 家庭の事情や体調不良で欠席が多かったが、登園時に泣いたり嫌がることなく保護者と離れることができた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 午睡に時間がかかり、日によっては保育者にトントンしてもらうことも嫌がり、大きな声を出したり泣くこともあった。(養護)
ねらい 保育者に見守られながら十分に休息を取る
内容 保育者にトントンしてもらったり子守唄を歌ってもらいながら、安心して眠る。
環境構成・配慮・援助 家庭での睡眠時間や午前中の活動の様子に応じて午睡の時間を調整し、快適な室温と湿度を保ちながら、心地良く体を休めることができる環境を整える。本児の様子を観察しながら、優しく体をさすったり子守唄を歌い、リラックスして眠れるように援助する。
評価・反省 特定の保育者が側にいるとリラックスして眠りやすい様子だった。本児が落ち着いて体を休めることができるように、無理のない範囲で同じ保育者が付くように職員間で連携し、様子を見守る。

教育

子どもの姿(再掲) 戸外では保育者や友だちと一緒に走る、遊具にのぼる、フープのトンネルをくぐるなど活発に遊んだ。(教育)
ねらい 全身を動かして遊ぶ楽しさを味わう
内容 戸外でのびのびと体を動かして遊ぶことを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 追いかけっこやボール遊びに誘い、保育者も一緒に楽しむ中で全身を動かして遊ぶ心地良さや充実感を共有できるようにする。散歩に出かける際は安全に十分配慮し、公園で散策を楽しみながら、秋の草花や虫に興味を持てるような声かけをする。
評価・反省 すべり台やトンネルなどの遊具を好み、様々な体の動かし方を楽しんでいた。トンネル内では友だちとトラブルになることもあるので、同じ空間で遊ぶ楽しさを共有できるように、言葉を添えて仲立ちしていく。

食事

  • 苦手な食材は避けるが、好きなおかずや白米は先に食べておかわりをしたがるので、バランスよく食べ進められるように声をかけながら援助する。
  • 食べている内に姿勢が崩れて猫背になるので、椅子を高くしたり背当てを置いて、姿勢を保ちやすいようにする。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):家庭の事情や体調不良で欠席が多かったが、登園時に泣いたり嫌がることなく保護者と離れることができた。

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Fさん(中月齢/女児/活発)(2歳1カ月/9月生まれ)

子どもの姿

  • 登園時に保護者と離れたがらずに泣く日があったが、気に入った保育者や友だちが迎えに来てくれると落ち着く姿が見られた。(養護)
  • 砂遊びを楽しむが、手の汚れが気になると遊びを止めて洗いたがることがあった。(教育)
  • ブロックやお手玉をケーキに見立てて、保育者と一緒に「ハッピーバースデー」の歌を歌い楽しんだ。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 登園時に保護者と離れたがらずに泣く日があったが、気に入った保育者や友だちが迎えに来てくれると落ち着く姿が見られた。(養護)
ねらい 思いを受け止められながら安心して過ごす
内容 わらべうたやふれあいあそびを楽しむ中で、安心して自分の思いを伝えようとする。
環境構成・配慮・援助 登園時に泣いたり抱っこを求める本児の思いを受け止めながら、好きな遊びに誘ったり絵本を見せて気持ちを切り替えやすくする。安心感を持って過ごせるように、「うまはとしとし」や「一本橋こちょこちょ」など、本児の好きなわらべうたを歌いながらスキンシップを取る。
評価・反省 泣く日はあるが抱っこされると落ち着き、保育者のひざに座ったりくすぐられることを喜び、「もういっかい」とくり返し楽しんでいた。近くの友だちにもやってあげようとするので、見守りながら必要に応じて仲立ちする。

教育

子どもの姿(再掲) 砂遊びを楽しむが、手の汚れが気になると遊びを止めて洗いたがることがあった。(教育)
ねらい 好きな遊びを十分に楽しむ
内容 保育者や友だちと一緒に砂遊びを楽しみ、砂の感触や形が変わる面白さを感じる。
環境構成・配慮・援助 スコップや容器、型抜きなどの玩具を十分に用意し、使い方を見せながら一緒に遊び、「サラサラだね」「お山になるね」など砂の面白さを言葉にして伝える。手の汚れが気になる様子が見られるときはその気持ちに寄り添い、一緒に砂や泥を払ったり水道で手を洗い、安心して遊びに戻れるようにする。
評価・反省 汚れが気になる気持ちに寄り添いながら、「手をパッパッと叩いてみよう」と伝えて手についた砂や泥を払う姿を見せると、本児も真似していた。「汚れても大丈夫」ということを伝えながら、夢中で遊べる環境を整えていきたい。

食事

  • 食具を下握りしているときは、鉛筆握りができるようさりげなく手を添えながら見守っていく。
  • 芋類が苦手で口から出すことがあったので、量を減らして提供し、一口でも食べられたときは「食べられたね」とその姿を認める声かけをして、自信につなげる。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):ブロックやお手玉をケーキに見立てて、保育者と一緒に「ハッピーバースデー」の歌を歌い楽しんだ。

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Gさん(中月齢/男児/静か)(2歳0カ月/10月生まれ)

子どもの姿

  • 戸外遊びに行くことがわかると、自分のロッカーまで帽子を取りに行き、かぶろうとしていた。(養護)
  • 保育者のひざに座って好きな絵本を繰り返し読んでもらい楽しんでいた。(教育)
  • トイレに行きたがらないこともあるが、タイミングが合い便器に座って排尿できると喜んでいた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 戸外遊びに行くことがわかると、自分のロッカーまで帽子を取りに行き、かぶろうとしていた。(養護)
ねらい 簡単な身の回りのことを自分でしようとする
内容 保育者に見守られたり手伝ってもらいながら、帽子をかぶったり靴下を履こうとする。
環境構成・配慮・援助 自分で帽子をかぶろうとする姿を認めつつ、うまくできないときは保育者が手を添えながらかぶり方を伝え、できたときには「帽子かぶれたね」と自信につなげる。また、靴下を自分で履けたという感覚を味わえるように、保育者が本児のつま先に靴下をかぶせ、必要に応じて手を添えながら「ぎゅっと引っ張ってごらん」と促す。
評価・反省 保育者が後ろに回り手を添えて援助したり、本児なりにできたときはさりげなく整えながら「できたね」と認め、自信につなげた。少しずつ援助を減らしながら、自分でできた喜びに寄り添っていく。

教育

子どもの姿(再掲) 保育者のひざに座って好きな絵本を繰り返し読んでもらい楽しんでいた。(教育)
ねらい 絵本を通して言葉のやり取りを楽しむ
内容 保育者に好きな絵本を読んでもらう中で、簡単な言葉のくり返しや模倣を楽しむ。
環境構成・配慮・援助 本児なりに表現する「よんで」や「もう一回」といった要求にくり返し応え、はっきりとした発音で丁寧に読む。本児の表情や反応を見逃さずに受け止めながら、絵本に出てくる言葉をまねする面白さや楽しさを共有していく。
評価・反省 気に入った絵本をくり返し読みたがり、簡単な言葉や動きを真似して楽しんだ。本児の発する短い言葉や指差しに対して、「そうだね、○○だね」と言葉を補いながら受け止め、言葉でやり取りする楽しさを味わえるようにする。

食事

  • 今まで食べていた野菜を嫌がるようになってきたので、様子を見ながら量を加減したり、「先生も同じ野菜食べるよ」「おいしいね」と伝えながら見守る。
  • スプーンにすくう量が多くこぼす姿が見られるので、自分で食べようとする姿を大切にしながら、さりげなく手を添えてすくう量を調整する。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):トイレに行きたがらないこともあるが、タイミングが合い便器に座って排尿できると喜んでいた。

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Hさん(中月齢/女児/静か)(1歳11カ月/11月生まれ)

子どもの姿

  • オムツ交換は嫌がらずにできるが、便器に座ることは拒否していた。(養護)
  • 園庭で散策を楽しむ中で、花壇の草花や石、プランターで育てている野菜などの自然物に興味を持ち、触れていた。(教育)
  • 発熱して数日間欠席し、鼻水が残っているが機嫌良く登園してきた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) オムツ交換は嫌がらずにできるが、便器に座ることは拒否していた。(養護)
ねらい トイレに興味を持ち、便器に座ってみようとする
内容 保育者に誘われてトイレに行き、見守られながら便器に座る。
環境構成・配慮・援助 トイレに親しみが持てる内容の絵本を読み、「座ってちっちするとすっきりするんだよ」と伝えて便器に座る意欲を育てていくとともに、本児の排尿間隔に合わせてトイレに誘う。実際に座れなくても、本児の気持ちを受け止めながら「また今度座ってみようね」と伝え、焦らず見守る。
評価・反省 絵本を読んだり、便器に座る友だちの姿を見ることで、少しずつトイレに興味を持ち始めた。引き続き無理強いはせず、自分からトイレに座ってみようという気持ちが育つように関わっていく。

教育

子どもの姿(再掲) 園庭で散策を楽しむ中で、花壇の草花や石、プランターで育てている野菜などの自然物に興味を持ち、触れていた。(教育)
ねらい 戸外遊びを通じて秋の自然に親しむ
内容 園庭や公園での散策を通じて、草花に触れたり、木の実や石を拾って楽しむ。
環境構成・配慮・援助 本児の発見に寄り添い、「どんぐりだね」「お姉さんたちが育てているサツマイモだよ」と言葉にして伝えることで、楽しい気持ちに共感する。拾った自然物を入れるカゴや袋を準備し、一緒に触れて観察したり、お迎えの時間まで保管して保護者にも見てもらえるようにする。
評価・反省 チャック付きポリ袋に紐をつけた収集バッグを用意すると気に入り、肩から掛けて葉っぱやドングリを入れて楽しんでいた。収集したドングリや松ぼっくりなどを使い、製作遊びを楽しみたい。

食事

  • 器に残った食材を集めようとする姿を見守りながら、必要に応じて後ろから手を添えて援助し、食べやすくする。
  • 食事が進まないときは、励ましながら手伝ったり様子を見て早めに切り上げるなど、柔軟に対応する。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):発熱して数日間欠席し、鼻水が残っているが機嫌良く登園してきた。

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Iさん(低月齢/男児/活発)(1歳10カ月/12月生まれ)

子どもの姿

  • 戸外遊びやトイレの後には進んで手洗い場に向かい、自分なりに手を洗っていた。(養護)
  • 「ちょうだい」「どうぞ」「だめよ」など、言葉で思いを伝えようとしていた。(教育)
  • 時々家から玩具を持参して登園し、なかなか手放すことができず泣いて怒っていた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 戸外遊びやトイレの後には進んで手洗い場に向かい、自分なりに手を洗っていた。(養護)
ねらい 簡単な身の回りのことを自分でやってみようとする
内容 保育者に見守られながら石けんを使って手を洗い、清潔になった心地良さを感じる。
環境構成・配慮・援助 「石けんでゴシゴシするよ」と伝えながら保育者も一緒に手を洗い、わかりやすく見本を示していく。洗い終えたあとは「きれいになったね」「さっぱりしたね」と心地良さを言葉にして伝えながら丁寧にタオルで拭き、清潔にする習慣が身に付くようにする。
評価・反省 一緒に手洗いをする中で見本を示した。石けんの泡をたくさん出したがる姿もあるので、さりげなく止めながら適切な使い方を伝えていく。

教育

子どもの姿(再掲) 「ちょうだい」「どうぞ」「だめよ」など、言葉で思いを伝えようとしていた。(教育)
ねらい 自分の思いやしてほしいことを言葉で表現する
内容 保育者に自分の思いや要求を簡単な言葉で伝え、受け止められることで伝わる喜びを味わう。
環境構成・配慮・援助 本児なりに言葉で伝えようとする姿を大切にし、思いや要求を先取りし過ぎず、耳を傾けて受け止める。「○○がしたいんだね」「○○がほしいのかな」など言葉を補い、思いが伝わる喜びや楽しさを味わえるようにする。
評価・反省 保育者や友だちと言葉でのやり取りを楽しんでいた。要求が通らず泣いて怒るときは、「○○したかったね」と気持ちに寄り添いながら関わる。

食事

  • スプーンを持っていない手で手づかみ食べをするときは、「スプーンですくってみてごらん」とさりげなく声をかけながら見守る。
  • 勢いよく食べてしまう姿があるので、よく噛んで食べられるように「カミカミしようね」と保育者の口元を見せながら伝える。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):時々家から玩具を持参して登園し、なかなか手放すことができず泣いて怒っていた。

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Jさん(低月齢/女児/活発)(1歳9カ月/1月生まれ)

子どもの姿

  • 戸外へ行くことがわかると帽子をかぶろうとしたり、保育者に手伝ってもらいながら靴下を履こうとしていた。(養護)
  • 散策をしたり遊具で遊ぶ中で、活発に体を動かして楽しんでいた。(教育)
  • 前日の就寝が遅かった日は午前中に眠気や疲れが見られ、機嫌が悪かった。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 戸外へ行くことがわかると帽子をかぶろうとしたり、保育者に手伝ってもらいながら靴下を履こうとしていた。(養護)
ねらい 保育者と一緒に簡単な身の回りのことをしようとする
内容 保育者に見守られたり援助されながら、自分で靴下を履く。
環境構成・配慮・援助 戸外へ出る準備の際は少人数ずつで動けるように職員間で連携し、自分でやろうとする姿を見守ったり、必要な援助をしやすい環境を整える。靴下を本児のつま先にかぶせ、必要に応じて手を添えながら本児自身で靴下を引っ張り上げられるようにして、最後は「履けたね」と認めることで自信につなげる。
評価・反省 靴下をうまく引っ張り上げられないときは、さりげなく手を添え援助した。自分でできた感覚を味わえるようにしながら、引き続き見守っていく。

教育

子どもの姿(再掲) 散策をしたり遊具で遊ぶ中で、活発に体を動かして楽しんでいた。(教育)
ねらい のびのびと体を動かして遊ぶことを楽しむ
内容 保育者と一緒に戸外でボール遊びや散策を楽しむ中で、体を動かす心地良さを味わう。
環境構成・配慮・援助 ボール遊びの際は安全に楽しめるように広いスペースを確保し、「コロコロするよ」と本児の元へボールを転がしたり「まてまて」と一緒に追いかけ、楽しさを共有する。園庭や公園内を散策する中で、自由に歩く楽しさや、木の実や虫などを発見した喜びに共感する。
評価・反省 公園ではボール遊びよりも隅々まで散策することを好み、保育者から逃げて楽しんだり、側溝の網をのぞき込んで不思議がる姿もあった。公園の外など危険な方向へ向かってしまうときは、「危ないからこっちで遊ぼうね」と止めながら安全に楽しめるようにする。

食事

  • 食べた物を飲み込めずに口の中に溜めたり吐き出すことがあるので、適切な一口量をすくう援助やこまめな水分補給を促しながら見守る。
  • 苦手な野菜や肉類が口に残りやすいので、調理員とも情報を共有し、本児が食べやすい大きさに切って提供しながら咀嚼の様子を見ていく。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):前日の就寝が遅かった日は午前中に眠気や疲れが見られ、機嫌が悪かった。

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Kさん(低月齢/男児/静か)(1歳8カ月/2月生まれ)

子どもの姿

  • 登園時に泣いてしまう日があったが、保育者に抱っこしてもらうと落ち着き、気持ちを切り替えることができた。(養護)
  • 園庭で自由に歩いて散策を楽しんだり、保育者に追いかけられることを喜んでいた。(教育)
  • お迎えの時間が遅くなった日は、合同保育の部屋に移動した際に不安から泣いたり、保育者に抱っこを求めていた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 登園時に泣いてしまう日があったが、保育者に抱っこしてもらうと落ち着き、気持ちを切り替えることができた。(養護)
ねらい 思いを受け止められながら安心して過ごす
内容 保育者と一緒に絵本を読んだり、好きな遊びを見つけて十分に楽しむ。
環境構成・配慮・援助 泣いてしまうときは本児の思いを受け止めながら、「今日は何をしようかな」「何の玩具で遊ぼうかな」など活動に期待が持てるような声かけをする。落ち着いた環境で本児の好きな絵本を読んだり、保育者も一緒に積み木やブロックで遊ぶ中で、「たくさん積めたね」「長くつながったね」と楽しい気持ちに共感する。
評価・反省 登園時に泣く日は少なくなり、室内に入ると自ら玩具を選びに行く姿が増えた。引き続き安心感を持ちながら過ごせるように関わっていく。

教育

子どもの姿(再掲) 園庭で自由に歩いて散策を楽しんだり、保育者に追いかけられることを喜んでいた。(教育)
ねらい 戸外で体を動かすことを楽しむ
内容 戸外での散策を通じて、歩く、しゃがむ、またぐなど様々な体の動きを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 公園では危険箇所や危険物がないかチェックし、安全に散策できるようにする。草の上や木の根などでこぼこした場所に誘い、「一緒に歩いてみよう」「でこぼこするね」「ドングリはあるかな」など声をかけ、自然物に触れる楽しさを共有する。
評価・反省 公園では地面に出ている大きな木の根っこによじ登ろうとしたり、保育者や友だちと一緒にまたがってバスごっこを楽しんだ。タバコなどのゴミが落ちていることがあるので、ゴミ箱に捨てたり回収して、誤飲につながらないようにする。

食事

  • お茶や汁を飲むときに勢いよく傾けてこぼしてしまうことがあるので、必要に応じて手を添え、こぼさず飲めるように援助する。
  • 手づかみもしながらスプーンで食べる姿を見守り、「スプーンですくえたね」「おいしいね」と声をかけながら自分で食べる意欲を育てる。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):お迎えの時間が遅くなった日は、合同保育の部屋に移動した際に不安から泣いたり、保育者に抱っこを求めていた。

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Lさん(低月齢/女児/静か)(1歳7カ月/3月生まれ)

子どもの姿

  • オムツ交換の際に進んで便器に座り、タイミングが合うと排尿することがあった。(養護)
  • 保育者のところに絵本を持って行き、「あい」「んー」と言いながら渡して、読んでほしいことを伝えていた。(教育)
  • 園庭で自由に歩くことを楽しみ、段差を登ったり気になる玩具を見つけてカゴから出そうと試行錯誤していた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) オムツ交換の際に進んで便器に座り、タイミングが合うと排尿することがあった。(養護)
ねらい 便器に座って排尿してみようとする
内容 オムツが濡れていないタイミングでトイレに行き、便器に座って排尿する。
環境構成・配慮・援助 本児の排尿間隔に合わせ、オムツが濡れていないタイミングを見計らってトイレに誘う。排尿できたときは「ちっち出たね、すっきりしたね」と気持ち良さを言葉にして伝え、排尿しなくても便器に座れた姿を認めて意欲を育てていく。
評価・反省 排尿できたときは一緒に喜び、意欲が育つように関わった。本児のペースに合わせてトイレでの排尿に誘うとともに、オムツが汚れたり尿意を感じたときには保育者に伝えられるように援助していく。

教育

子どもの姿(再掲) 保育者のところに絵本を持って行き、「あい」「んー」と言いながら渡して、読んでほしいことを伝えていた。(教育)
ねらい 自分なりの言葉やしぐさでしてほしいことを伝える
内容 自分なりに発した言葉を保育者に受け止めてもらい、思いや要求が伝わる喜びを感じる。
環境構成・配慮・援助 発語が少ない本児なりの表現を見逃さずに受け止め、「この絵本を読みたいのかな」「あの玩具で遊びたいんだね」など丁寧に言葉にして返しながらやり取りし、思いが伝わる喜びを味わえるようにする。絵本を読みながら「バナナだね」「ワンワンがいるね」など物の名前を言葉にしたり、一緒に遊ぶ中で楽しさを言葉で表現し、発語につなげる。
評価・反省 本児の伝えたいことやしてほしいことを受け止め、「こうしたいんだね」と言葉を補いながら応えた。絵本を読む中で言葉をまねしようとする姿が増えたので、楽しさを共有しながら発語につなげていきたい。

食事

  • 苦手な物でも最初のうちは自分で食べられるので、その姿を見逃さずに認め、食べる意欲につなげる。
  • 様々な食材に興味が持てるように、「今日はお魚だね」「この緑色はピーマンかな」と食材の名前を伝えたり、保育者自身がおいしそうに食べる姿を見せていく。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):園庭で自由に歩くことを楽しみ、段差を登ったり気になる玩具を見つけてカゴから出そうと試行錯誤していた。

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ほいくのおまもり

サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

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