【デモページ|11月・0歳児】個人案の文例【おまもりプラス】

2024年10月1日

個人案PDF

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敬称と性別表記について

LGBTQ+の観点から、保育士が園児を表記する際は『くん』『ちゃん』を使わず、『さん』で統一、園児が自身を称する際や園児同士のやり取りを記載する場合は『ちゃん』で統一しています。また、発達段階の観点では性差はあると考えられるため、男児/女児としています。

 

Aさん(高月齢/男児/活発) (1歳7カ月/4月生まれ)

子どもの姿

  • 自分でズボンを履こうとしたり、靴や靴下を脱ごうとしていた。(養護)
  • 散歩の際は散歩カートに立って乗ったり保育者と手をつないで歩き、公園では自由に散策を楽しんでいた。(教育)
  • 名前を呼ばれると喜び、手をあげたり「あい」と返事ができた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 自分でズボンを履こうとしたり、靴や靴下を脱ごうとしていた。(養護)
ねらい 保育者と一緒に簡単な着脱をしてみようとする
内容 保育者に見守られたり手伝ってもらいながら、ズボンや靴下の着脱をする。
環境構成・配慮・援助 自分でしようとする姿を大切にしながら、ズボンを履きやすいように置いたり、靴下を脱ぎやすいように足の甲まで下げ、本児自身で脱ぐことができるようにする。必要に応じて援助しながら「履けたね」「できたね」と言葉にして、自分でできた達成感を味わえるようにする。
評価・反省 引っかかったり難しい部分はさりげなく援助し、「できたね」と伝えながら自分でできた感覚を味わえるようにした。自信や意欲につながるように、できた喜びに共感しながら見守る。

教育

子どもの姿(再掲) 散歩の際は散歩カートに立って乗ったり保育者と手をつないで歩き、公園では自由に散策を楽しんでいた。(教育)
ねらい 戸外での散策を楽しむ中で、秋の自然に触れる
内容 園庭や公園で、保育者と一緒に虫や落ち葉、ドングリなどの自然物を見つけて楽しむ。
環境構成・配慮・援助 散策を楽しむ中で身の回りの自然物に興味が持てるように、「葉っぱが落ちているね、カサカサ音がするよ」「トンボが飛んでいるね」と言葉がけをしていく。落ち葉やドングリなどに触る機会を作り、誤って口に入れないように注意しながら、本児が感じる驚きや不思議さに共感する。
評価・反省 公園では落ち葉の上を歩いて音や感触を楽しんだり、「どんぐりころころ」を歌いながらドングリを拾って楽しむことができた。来月も気温や体調に応じて、戸外遊びを十分に楽しみたい。

食事

(幼児食)

  • 手づかみやスプーンでよく食べているので、自分で食べようとする姿を尊重し見守っていく。
  • スプーンから食材がこぼれてしまうこともあるので、さりげなく手を添えて援助する。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):名前を呼ばれると喜び、手をあげたり「あい」と返事ができた。

  • 名前を呼ばれると返事をしたり、本児なりの言葉やしぐさで保育者とやり取りを楽しんでいる姿を伝え、日々の成長を感じられるようにする。
  • 戸外遊びで着るための、フードが付いていない上着を用意してもらう。

Bさん(高月齢/女児/活発) (1歳6カ月/5月生まれ)

子どもの姿

  • 手洗いの際に腕まくりすることを伝えられると、「ぎゅっ」と言って自分なりに袖を上げようとしていた。(養護)
  • 園庭や公園では自由に歩くことを楽しみ、気になるものを見つけると指差ししながら「あっ」と声を出して伝えようとしていた。(教育)
  • 午睡の際は自分で布団に向かいすぐに入眠し、おやつの時間までなかなか起きない。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 手洗いの際に腕まくりすることを伝えられると、「ぎゅっ」と言って自分なりに袖を上げようとしていた。(養護)
ねらい 手洗いをして清潔になった心地よさを感じる
内容 戸外遊びの後や食事の前に、保育者と一緒に丁寧に手洗いをする。
環境構成・配慮・援助 手を洗う前には服が濡れないように腕まくりすることを伝え、自分で行うのが難しそうなときは援助する。「一緒にきれいにしようね」と本児の後ろに回り、手を添えながら石けんを使って丁寧に洗い、きれいになった心地良さに共感する。
評価・反省 手洗いの前に自分で腕まくりをしようとする姿が増えたが、そのまま洗い出して袖が濡れることもあった。必要に応じて「濡れちゃったから着替えようか」と誘って安心できるようにしながら、少しずつ習慣が身に付いていくように援助する。

教育

子どもの姿(再掲) 園庭や公園では自由に歩くことを楽しみ、気になるものを見つけると指差ししながら「あっ」と声を出して伝えようとしていた。(教育)
ねらい 自分なりの言葉やしぐさで思いを伝えようとする
内容 自分なりに表現した思いを保育者に受け止めてもらい、伝わる喜びを感じる。
環境構成・配慮・援助 本児が発する言葉やしぐさを見逃さず、「○○なんだね」「○○があるね」と丁寧に言葉にして返しながら受け止め、伝わる喜びを味わえるようにする。言葉にできずに泣いたり怒ったりする姿も認め、「悲しかったね」「○○したかったね」と本児の思いを代弁しながら寄り添う。
評価・反省 本児なりの表現を丁寧に受け止めて応答していった。絵本や歌を通して言葉が増えてきたので、楽しさを共有しながらさらに発達を促せるように関わっていく。

食事

(幼児食)

  • スプーンを片手に持ちながら手づかみでよく食べるので、「おいしいね」「たくさん食べられるね」と伝えながら、楽しい食事の雰囲気を作っていく。
  • 自分で食べようとする意欲を尊重し、「次はどれを食べようか」と声をかけながら見守り、援助が必要な時はさりげなく行う。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):午睡の際は自分で布団に向かいすぐに入眠し、おやつの時間までなかなか起きない。

  • 家庭での就寝時間への影響や体調の変化がないかなどをこまめに確認し合い、長く寝すぎてしまいそうなときは優しく起こして、生活リズムの乱れを防ぐ。
  • 園で気に入っている絵本や好きなわらべうたを紹介し、家庭でも楽しめるようにする。

Cさん(高月齢/男児/静か) (1歳5カ月/6月生まれ)

子どもの姿

  • 午睡の際は自分から布団に入るが、保育者にトントンしてもらっても入眠に時間がかかる日が増えた。(養護)
  • 砂遊びを気に入り、型抜きした砂を崩して感触を楽しんだり、スコップを握って砂をすくい、カップに入れようとしていた。(教育)
  • 一日の中で寒暖差が大きいためか、鼻水が出始めた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 午睡の際は自分から布団に入るが、保育者にトントンしてもらっても入眠に時間がかかる日が増えた。(養護)
ねらい 保育者に見守られながら安心して眠る
内容 保育者に子守唄を歌ってもらったりトントンしてもらいながら眠り、十分に休息を取る。
環境構成・配慮・援助 午前中に十分体を動かして遊べるようにするとともに、本児の様子を見ながら午睡に入る時間を調整し、心地良く入眠できる生活リズムを探っていく。保育者が優しくトントンしたり子守唄を歌い、本児がリラックスして眠りにつけるように援助する。
評価・反省 給食の後は保育者と一緒に静かに遊んだり絵本を読んで過ごし、入眠しやすいように午睡に入る時間を調整した。歩行が安定してきて運動量が増えたので、引き続き本児に合わせた午睡のタイミングを探っていく。

教育

子どもの姿(再掲) 砂遊びを気に入り、型抜きした砂を崩して感触を楽しんだり、スコップを握って砂をすくい、カップに入れようとしていた。(教育)
ねらい 戸外遊びを楽しむ中で、秋の自然に親しむ
内容 保育者と一緒に園庭や公園で散策を楽しみながら、砂や木の実、落ち葉などの自然物を拾って楽しむ。
環境構成・配慮・援助 様々な自然物に興味を持てるように、ドングリや松ぼっくり、落ち葉を一緒に拾って楽しみながら、「ツルツルしているね」「カサカサ音がするね」と感触や形の不思議さを言葉にして伝える。拾った自然物を本児の好きな砂遊びでも活用し、型抜きした砂の上に木の実を乗せて料理に見立てるなど、自然物を使って遊ぶ楽しさを味わえるようにする。
評価・反省 落ち葉を集めて保育者が子どもの頭の上から降らせたり、手で握ったり足で踏んだりして、感触や音を全身で楽しんだ。今後も様々な自然物に触れながら遊ぶ楽しさを感じられる活動を考えていきたい。

食事

(完了食)

  • 苦手な食材は顔を背けて拒否することがあるので、無理強いはせず保育者が食べて見せたり「おいしいよ」と声をかけて、食べてみようという気持ちを引き出していく。
  • スプーンで食材をすくうが口に運ぶ前に落ちることが多いので、さりげなく腕に手を添えて援助し、「スプーンで食べられたね」と自信につながる言葉をかける。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):一日の中で寒暖差が大きいためか、鼻水が出始めた。

Dさん(高月齢/女児/静か) (1歳4カ月/7月生まれ)

子どもの姿

  • 好きな保育者の元へハイハイして行き、ひざに座ったり抱っこしてもらい喜んでいた。(養護)
  • つかまり立ちから徐々に伝い歩きをするようになり、気になる玩具や絵本に手を伸ばしていた。(教育)
  • 発熱して数日欠席した後は、登園時に泣く日が続いた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 好きな保育者の元へハイハイして行き、ひざに座ったり抱っこしてもらい喜んでいた。(養護)
ねらい 思いや要求を受け止めてもらう喜びを感じる
内容 保育者に自分の思いや要求を受け止めてもらいながら、安心して過ごす。
環境構成・配慮・援助 本児の甘えや要求を受け止めながらふれあいあそびやわらべうたあそびに誘い、一緒に楽しむ中で信頼する保育者に受け入れられる安心感や喜びを感じられるようにする。本児が安心して次の遊びを見つけられたときは、落ち着いて遊びに集中できる環境を整えながら見守る。
評価・反省 抱っこやスキンシップを求めるときは受け止め、本児の好きなわらべうたあそびに誘ったり、絵本を読みながら一対一のやり取りを楽しんだ。満足すると自分の好きな遊びを見つけられるので、今後も十分に甘えを受け止めながら見守る。

教育

子どもの姿(再掲) つかまり立ちから徐々に伝い歩きをするようになり、気になる玩具や絵本に手を伸ばしていた。(教育)
ねらい ハイハイや伝い歩きなどで、体を動かす楽しさを味わう
内容 室内での探索やトンネルくぐりなどを楽しみながら、十分に体を動かして遊ぶ。
環境構成・配慮・援助 体を動かす楽しさを感じられるように、ハイハイでトンネルをくぐったり、マットの山を上り下りして遊べる環境を用意する。つかまり立ちや伝い歩きを楽しんでいるときは、転倒に注意しながら見守り、「歩くのは楽しいね」と本児の思いを言葉にして伝え、共感する。
評価・反省 盛んに伝い歩きを楽しみ、手を離して2、3歩ほど歩く姿も出てきた。広いスペースで手押し車や安定した大箱を押して遊べるようにし、本児の歩く意欲をさらに高めていきたい。

食事

(後期食)食後ミルク100cc

  • 食べさせてもらうのを待っていることが多いので、自分で手づかみ食べしようとする姿を見逃さずに大いに認め、「自分で食べられたね」「おいしいね」と食事の楽しさを感じられる言葉がけをしながら意欲を育てる。
  • 病み上がりなどで食欲が落ちているときは無理に食べさせず、ミルクの量を増やして調整する。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):発熱して数日欠席した後は、登園時に泣く日が続いた。

Eさん(中月齢/男児/活発) (1歳3カ月/8月生まれ)

子どもの姿

  • 午睡中の物音や自分の寝返りなどで起きやすく、そのまま再入眠できない日もあった。(養護)
  • 戸外でも室内でも積極的に歩くことを楽しんだり、遊具や段差を見つけると登ろうとしていた。(教育)
  • 友だちに興味を持ち、自分なりに話しかけたり、顔をのぞき込む姿があった。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 午睡中の物音や自分の寝返りなどで起きやすく、そのまま再入眠できない日もあった。(養護)
ねらい 保育者に見守られながら安心して眠る
内容 午睡の途中で目が覚めたときは、保育者に見守られたりトントンしてもらい、安心して再入眠する。
環境構成・配慮・援助 本児の目が覚めたときは、「びっくりしたね」「大丈夫だよ」と穏やかに伝えながらトントンしたり抱っこをして対応し、安心して再入眠できるようにする。すっきりと目覚めた様子であれば、静かに遊んで過ごせる環境を整えるとともに、午睡時間が短い場合は必要に応じて夕方にも寝られるようにする。
評価・反省 泣いて起きるとなかなか再入眠できず、抱っこされたりお茶を飲むことで落ち着き、遊び始める姿が多かった。お迎え時間の遅いため、職員間でこまめに情報を共有し、本児が午後も心地良く過ごせるように対応していく。

教育

子どもの姿(再掲) 戸外でも室内でも積極的に歩くことを楽しんだり、遊具や段差を見つけると登ろうとしていた。(教育)
ねらい 体を動かして遊ぶ楽しさを味わう
内容 戸外での散策や室内での運動遊びを楽しみながら、十分に体を動かす。
環境構成・配慮・援助 歩行が安定してきたが転倒することも多いので、戸外でも室内でも、安全に留意しながら十分なスペースで歩行を楽しめるように見守る。室内ではマットの山やトンネル、牛乳パックで丈夫に手作りした台などを用意し、歩行だけでなくハイハイ、のぼる、おりる、くぐるなど様々な動きを楽しめるように遊びに誘う。
評価・反省 室内ではトンネルくぐりや台ののぼりおりを十分に楽しみ、体を動かして楽しんでいた。友だちへの興味も高まっており、歩いて近づき友だちの体に捕まろうとする姿もあるので、転倒や事故を防ぎながら仲立ちする。

食事

(完了食)

  • 片手でスプーンを握りながら手づかみでよく食べるので、口に詰め込み過ぎないように見守り、「かみかみしようね」と保育者の口元を見せながら伝える。
  • 汁物やコップをひっくり返そうとするときはさりげなく止め、「おいしそうだね、ゴクゴク飲もうね」と伝えながら手を添えて飲みやすいように援助する。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):友だちに興味を持ち、自分なりに話しかけたり、顔をのぞき込む姿があった。

Fさん(中月齢/女児/活発) (1歳2カ月/9月生まれ)

子どもの姿

  • オムツ交換の際に、保育者に「きれいにしようね」と誘われると、ズボンを引っ張って自分なりに脱ごうとしていた。(養護)
  • 絵本を見ながら指さしたり、言葉を発して楽しんでいた。(教育)
  • 戸外での歩行が少しずつ安定してきて、自由に散策を楽しみ、石や葉っぱなどの自然物を拾って楽しんでいた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) オムツ交換の際に、保育者に「きれいにしようね」と誘われると、ズボンを引っ張って自分なりに脱ごうとしていた。(養護)
ねらい 保育者と一緒に簡単な身の回りのことをやってみようとする
内容 保育者に手伝ってもらいながらズボンを脱ぐ。
環境構成・配慮・援助 本児なりに脱ごうとするしぐさが見られたときは、「自分でやろうとしたんだね」とその姿を大いに認める。手を添えて援助しながらズボンを下げた後は、座るように促し、自分で裾を引っ張って最後まで脱げるようにする。
評価・反省 焦らずにゆったりと関わることを意識し、脱げた後は「できたね」と伝えて喜びに共感した。まだ自分で脱ぐことは難しいので、引き続き援助を続けていく。

教育

子どもの姿(再掲) 絵本を見ながら指さしたり、言葉を発して楽しんでいた。(教育)
ねらい 絵本に親しむ中で、保育者とのやり取りを楽しむ
内容 保育者と一緒に絵本を読みながら、興味のあるものを指さしたり、自分なりの言葉を発してやり取りする楽しさを味わう。
環境構成・配慮・援助 くり返しの言葉や知っている動物、果物など興味のあるものが出てくる絵本を一緒に読む中で、本児の指さしや言葉などの反応を見逃さずに受け止め、応えていく。くり返しの言葉に合わせて体を揺らしたり、絵本に出てくる動きや表情をまねしながら楽しさを共有する。
評価・反省 あいさつのしかけ絵本を気に入り、絵本に出てくる動きをまねしておじぎをしたり、「あーい」と手をあげて返事をして楽しんでいた。本児なりに絵本の言葉をまねしているので、読み聞かせの際は丁寧ではっきりとした発音を心がける。

食事

(完了食)

  • コップを両手で持ってお茶を飲もうとするので、自分でやろうとする姿を認めながら、飲みやすいようにさりげなく手を添えて援助する。
  • スプーンで自らすくおうとしたり、食べたいものを指さして伝えるので、「これが食べたいんだね」と応えながら介助し、食べる意欲が育つように関わる。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):戸外での歩行が少しずつ安定してきて、自由に散策を楽しみ、石や葉っぱなどの自然物を拾って楽しんでいた。

Gさん(中月齢/男児/静か) (1歳1カ月/10月生まれ)

子どもの姿

  • 朝早起きした日は午前中に眠くなり、機嫌が悪くなったり耳をかく姿が見られた。(養護)
  • 自分で立ち上がって歩き始め、保育者に「おいで」と言われると、数歩ごとに座ったり倒れながらも保育者の元へ歩くことができた。(教育)
  • ミルク缶で作った手作りのぽっとん落としを気に入り、手元にある様々な玩具を入れたり出したりして楽しんでいた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 朝早起きした日は午前中に眠くなり、機嫌が悪くなったり耳をかく姿が見られた。(養護)
ねらい 欲求を受け止められる心地良さを感じる
内容 保育者に見守られながら安心して眠り、機嫌良く過ごす。
環境構成・配慮・援助 早起きした日や登園時に眠そうな様子が見られるときは、主活動の前に午前睡をして、機嫌よく活動できるようにする。タイミングが合わず散歩の際にベビーカーで寝てしまうこともあるので、体が冷えないようにブランケットを持って行く。
評価・反省 登園時に起床時間や体調などを確認し、本児の様子に合わせて、主活動の前に午前睡ができるように対応した。寝すぎてしまうとその後の生活リズムが崩れてしまうので、30分以内で気持ちよく目覚められるようにしていく。

教育

子どもの姿(再掲) 自分で立ち上がって歩き始め、保育者に「おいで」と言われると、数歩ごとに座ったり倒れながらも保育者の元へ歩くことができた。(教育)
ねらい 歩くことの楽しさを感じる
内容 室内で一人歩きをしたり、戸外で保育者と手をつないで歩くことを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 室内では安全に歩行を楽しめるスペースを確保し、転んでも立ち上がろうとする姿を見守りながら「あんよがじょうず」「こっちへおいで」と目を見て声をかけることで、歩く意欲を高めていく。戸外での歩行にはまだ慣れておらず、座り込んで遊ぶ姿が多いので、本児のペースに合わせながら手をつないで歩く機会を作り、楽しさを感じられるようにする。
評価・反省 室内でも戸外でも歩行を楽しむ様子が見られ、どんどん歩数が増えてきた。安定せず転ぶことも多いため、安全に配慮しながら見守る。

食事

(完了食)

  • 苦手な食材を嫌がることが増えてきたので、「先生も食べてみるね」と食べて見せたり、手遊び歌を活用して「キュウリはきゅっきゅっきゅ、のキュウリさんだよ」など興味が持てる声かけをしながら関わる。
  • 自分で選んで手づかみ食べをする姿を見守るとともに、「おいしいね」「どんな味かな」というゆったりとした声かけややり取りを通じて、食事の楽しさを感じられるようにする。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):ミルク缶で作った手作りのぽっとん落としを気に入り、手元にある様々な玩具を入れたり出したりして楽しんでいた。

Hさん(中月齢/女児/静か) (1歳0カ月/11月生まれ)

子どもの姿

  • 食後に口を拭かれることを嫌がって泣いていた。(養護)
  • 砂場では、砂遊び用の玩具を両手で持って打ち合わせたり、スコップで砂をすくおうとしていた。(教育)
  • 鼻水とよだれがよく出ていたが、元気に登園していた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 食後に口を拭かれることを嫌がって泣いていた。(養護)
ねらい 清潔にしてもらう心地よさを感じる
内容 食後は保育者に手や口を拭いてもらったり、汚れた衣服を着替えさせてもらい、気持ちよく午睡に向かう。
環境構成・配慮・援助 口拭きを使って「いないいないばぁ」をしたり、わらべうた「うえからしたから」を歌いながら布あそびのように楽しむ流れで、さりげなく口や手をきれいにする。終わったあとは「きれいに拭かせてくれたね、ありがとう」「お顔を拭いてさっぱりしたね」と伝え、心地良さを感じられるようにする。
評価・反省 保育者が歌ったり、口拭きで布あそびをすることで気がまぎれたようで、楽しく拭けた日が多かった。「ごはんがついているから、きれいにしようね」と、必要性も伝えながら対応していきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 砂場では、砂遊び用の玩具を両手で持って打ち合わせたり、スコップで砂をすくおうとしていた。(教育)
ねらい 手で触れたり道具を使いながら砂の感触を楽しむ
内容 保育者と一緒に、スコップやバケツ、カップなどの道具を使って砂遊びを楽しみ、砂の感触や不思議さを十分に味わう。
環境構成・配慮・援助 砂場で遊ぶ際には危険物などが混ざっていないか確認し、砂を口に入れたり目に入れてしまわないように見守る。保育者がスコップなどの道具を使う姿を見せながら遊ぶ中で、冷たさや感触、形が自在に変わる面白さを言葉にしながら関わり、本児の興味を育てていく。
評価・反省 保育者が作った砂山を手やスコップで崩したり、本児なりに保育者のまねをして、スコップを使いバケツに砂を入れようとする姿が見られた。来月も暖かい日は積極的に戸外に出て、様々な自然物に触れる機会を作りたい。

食事

(後期食)食後ミルク80cc

  • 日によって食べる量にムラがあるので、完食にこだわらず、本児の様子に合わせて介助しながら楽しく食事ができるように関わる。
  • 自らおかずを選んで手づかみ食べをする姿を大切にしながら、よく噛めているか口元を観察し、「カミカミしようね」と伝えながら見守る。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):鼻水とよだれがよく出ていたが、元気に登園していた。

Iさん(低月齢/男児/活発) (0歳11カ月/12月生まれ)

子どもの姿

  • オムツ交換の際に寝転がることを嫌がり、立って交換することもあった。(養護)
  • 様々な場所でつかまり立ちをしながら楽しそうに屈伸したり、手を離して数秒立つ姿が見られた。(教育)
  • 友だちに興味を持って近づき、手を伸ばして頭をなでようとしたり、自分なりに言葉を発して話しかけていた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) オムツ交換の際に寝転がることを嫌がり、立って交換することもあった。(養護)
ねらい オムツが汚れたときは嫌がらずに交換してもらい、清潔になった心地良さを感じる
内容 保育者に思いを受け止められながら、寝転がったりつかまり立ちでオムツを交換してもらう。
環境構成・配慮・援助 立ったままオムツ交換をする場合は、本児と向き合った状態で保育者の肩につかまり立たせることで安全に行うとともに、「こっちの足を上げてね」と手を添えながら伝える。終わったあとは、「きれいになったね」と清潔になった心地よさに共感する。
評価・反省 立ったままオムツ交換をする際は、必ず「先生の肩につかまってね」と手を添えながら伝え、安全に配慮した。引き続き本児の思いを受け止めながら、心地良くオムツ交換ができるように関わっていく。

教育

子どもの姿(再掲) 様々な場所でつかまり立ちをしながら楽しそうに屈伸したり、手を離して数秒立つ姿が見られた。(教育)
ねらい 体を動かして遊ぶ楽しさを味わう
内容 安全な環境で、ハイハイやつかまり立ち、伝い歩きなど体を動かす遊びを十分に楽しむ。
環境構成・配慮・援助 高月齢児と活動を分けるなどして、まだ歩行ができない子ども達が安全に体を動かして遊べるスペースを用意する。保育者と一緒にハイハイでの追いかけっこ遊びやトンネルくぐりをしたり、立ったときの目の高さに興味を持って触りたくなる玩具を配置し、つかまり立ちや伝い歩きをする意欲が湧くような環境を整える。
評価・反省 活発に伝い歩きを楽しみ、玩具や絵本に手を伸ばしていた。行動範囲が広がり様々な物につかまろうとするので、倒れやすい家具や危険な箇所がないか改めてチェックし、怪我や事故を防ぎながら見守る。

食事

(後期食)食後ミルク100cc

  • 手づかみで食べようとする姿を大切にして、「自分で食べられるね」「おいしいね」と食べる喜びや楽しさを言葉にする。
  • 眠くなったり集中力が切れるとのけぞってしまうので、安全のため姿勢を戻しながら、「次はどれを食べようか」と伝えて食事に意識が戻るようにしたり、早めに切り上げるなど柔軟に対応する。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):友だちに興味を持って近づき、手を伸ばして頭をなでようとしたり、自分なりに言葉を発して話しかけていた。

Jさん(低月齢/女児/活発) (0歳10カ月/1月生まれ)

子どもの姿

  • 日によっては布団でなかなか寝付けず泣いてしまい、抱っこやおんぶで眠ることが多かった。(養護)
  • 保育者とのわらべうたあそびが好きで、歌に合わせてふれあうことを楽しんでいた。(教育)
  • 発熱を伴う体調不良で欠席した日が多く、登園し始めたあとも咳と鼻水が残っていた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 日によっては布団でなかなか寝付けず泣いてしまい、抱っこやおんぶで眠ることが多かった。(養護)
ねらい 心地良い環境で安心して眠る
内容 保育者に側にいてもらったり、抱っこやおんぶをしてもらい、安心して入眠する。
環境構成・配慮・援助 眠気のサインを見逃さず、「眠くなってきたね、ねんねしようね」と言葉をかけながら寄り添うとともに、心地良く眠れる環境を整える。安心して布団で眠れるように、体を優しくさすりながら子守唄を歌ったり、寝つけない場合は抱っこやおんぶをして対応し、本児が安心して入眠できる関わり方を探っていく。
評価・反省 本児の体力に合わせて午睡の時間を調整しながら、心地良く入眠できるリズムを探った。家庭では母に抱っこされて寝ており、園でも活動量や体調によっては抱っこで寝たがるので、日々の本児の様子に合わせて関わっていく。

教育

子どもの姿(再掲) 保育者とのわらべうたあそびが好きで、歌に合わせてふれあうことを楽しんでいた。(教育)
ねらい わらべうたあそびを通したふれあいを楽しむ
内容 わらべうたに合わせて保育者とスキンシップを取ったり、体を動かして遊ぶ。
環境構成・配慮・援助 本児の好きな「あがりめさがりめ」「いっぽんばし」を歌いながら顔や手足に優しく触れたり、「大根漬け」「きゅうりができた」に合わせて体を揺らしたり手足を動かして遊ぶ楽しさを味わえるようにする。本児の「もう一回」という要求に応えたり、しぐさをまねしようとする姿を認めながら、一対一のやり取りを満足いくまで楽しめるようにする。
評価・反省 朝や夕方など人の少ない時間帯に、落ち着いて楽しむことができた。友だちがしてもらっている姿にも興味を示しているので、関わりを持ちながらさらに楽しめるようにする。

食事

(後期食)食後ミルク100cc

  • 保育者がスプーンで食べさせようとすると大きな口を開けて待っているので、「ニンジンだよ」「お魚だよ」と食材の名前を伝えてやり取りを楽しんだり、「次はどれを食べようね」と問いかけ、自分で選んで食べる意欲を育てる。
  • 早く飲み込んでしまうので、「もぐもぐしようね」と保育者の口元を見せながら、よく噛んで食べるように伝えながら咀嚼の様子を観察する。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):発熱を伴う体調不良で欠席した日が多く、登園し始めたあとも咳と鼻水が残っていた。

Kさん(低月齢/男児/静か) (0歳9カ月/2月生まれ)

子どもの姿

  • 人見知りが続き、担任から離れたがらなかったり、人の出入りがあると泣くこともあった。(養護)
  • ずりばいから、少しずつ手と足が交互に出始め、ハイハイのような動きが増えてきた。(教育)
  • 朝は眠そうにしたり、眠りながら登園することがあった。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 人見知りが続き、担任から離れたがらなかったり、人の出入りがあると泣くこともあった。(養護)
ねらい 保育者に気持ちを受け止められながら安心して過ごす
内容 不安を感じたときには、信頼する保育者に抱っこされたり、落ち着いた環境でふれあいあそびを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 抱っこしてもらいたがるときは本児の不安を受け止め、様子を見ながらふれあいあそびやわらべうたあそびに誘い、やり取りを楽しみながら徐々に遊びに戻れるようにする。また、食事や排せつ、午睡の際は可能な範囲で特定の保育者が担当し、本児が見通しを持ち、安心して過ごせるようにする。
評価・反省 人の出入りがあるときは、保育者の動きや声が大きくなり過ぎないように気をつけ、落ち着いて過ごせる環境を作った。まだ人見知りはあるが、成長の過程として見守っていく。

教育

子どもの姿(再掲) ずりばいから、少しずつ手と足が交互に出始め、ハイハイのような動きが増えてきた。(教育)
ねらい 様々な感触の玩具に触れて楽しむ
内容 興味のある玩具に向かってずりばいやハイハイで近づき、手や口で感触を味わう。
環境構成・配慮・援助 本児の手の届くところに、マラカス(小さなペットボトルに豆やお米を入れたもの)やタオル地のボールなど様々な色や素材の玩具を配置し、本児が興味を持てるようにする。自ら移動する姿を見守り、玩具を手にした喜びに共感するとともに、「シャカシャカ音がするね」「ふわふわだね」と感触の面白さを言葉にして伝えていく。
評価・反省 本児と一緒にハイハイをしたり、少し離れた場所にある玩具に興味を持って取りに行けるように関わった。玩具はこまめに消毒しながら、破損がないか確認する。

食事

(中期食)食後ミルク160cc

  • ゆっくりと口を動かして食べているので、「もぐもぐ上手だね」と伝えて食べる意欲を育てながら、本児のペースに合わせて介助する。
  • 自分から手を出す姿が少ないので、おかずを皿に取り分けてを本児の手の届く場所に置き、「おいしそうだね」と声をかけながら、少しずつ手づかみ食べを促していく。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):朝は眠そうにしたり、眠りながら登園することがあった。

Lさん(低月齢/女児/静か) (0歳8カ月/3月生まれ)

子どもの姿

  • 肌寒くなってきたため、厚着で登園することが増えた。(養護)
  • お座りの姿勢で遊ぶことを好み、玩具に手を伸ばして掴み、口に持っていき舐めていた。(教育)
  • 突発性発疹による発熱で数日間欠席し、登園後も機嫌が悪かった。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 肌寒くなってきたため、厚着で登園することが増えた。(養護)
ねらい 寒くなってくる時期を健康的に過ごす
内容 体調や気温に合わせて保育者に衣服を調整してもらい、快適に過ごす。
環境構成・配慮・援助 気温差や室内外の温度差が大きくなる時期なので、本児の体調に留意しながら衣服を調整し、快適に過ごせるようにする。また、着脱を通して保育者と関わる心地良さや喜びを感じられるように、一対一のやり取りを大切しながら、「汗をかいたからお着替えしようね」「気持ちいいね」と優しく語りかける。
評価・反省 薄着を心がけて衣服を調整したことで、体も動かしやすそうな様子だった。冬に向けて、室内を暖め過ぎないようにするとともに、適切な湿度を保つようにする。

教育

子どもの姿(再掲) お座りの姿勢で遊ぶことを好み、玩具に手を伸ばして掴み、口に持っていき舐めていた。(教育)
ねらい 様々な姿勢で遊ぶことを楽しむ
内容 お座りやうつぶせなど、様々な姿勢で体を動かして遊ぶ。
環境構成・配慮・援助 座って遊べる時間が長くなってきたが、まだ後ろに倒れてしまいそうになることもあるので、保育者が側に付いたり、本児の後ろにクッションを置いて転倒や事故を防ぐ。布や木、プラスチックなど様々な素材の玩具に触れて楽しむ姿を見守ったり、わらべうたに合わせて保育者のひざの上に座ったり寝転がりながら、体を動かして楽しめるようにする。
評価・反省 玩具に触れて遊ぶ姿を見守りながら、「ふわふわだね」「カラカラ鳴るね」と、感触や音の面白さを言葉にしながら共感した。寒くなってくると室内で過ごす日が増えるので、安全に遊べるスペースを確保し、一日の中で様々な体の動きを楽しめるような遊びを取り入れていく。

食事

(中期食)食後ミルク200cc

  • 苦手な食材が口に入ると泣いて嫌がる姿が見られるので、好きな食材と交互に食べさせたり、「おかゆだよ、おいしいね」と語りかけて、本児の食べる意欲を育てる。
  • 発熱後から、家庭でも園でもあまり離乳食を食べたがらないので、本児の様子に合わせて量や固さを調整しながら無理なく進めていく。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):突発性発疹による発熱で数日間欠席し、登園後も機嫌が悪かった。

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ほいくのおまもり

サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

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