【デモページ|7月・2歳児】個人案の文例【おまもりプラス】

2025年5月1日

個人案PDF

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敬称と性別表記について

LGBTQ+の観点から、保育士が園児を表記する際は『くん』『ちゃん』を使わず、『さん』で統一、園児が自身を称する際や園児同士のやり取りを記載する場合は『ちゃん』で統一しています。また、発達段階の観点では性差はあると考えられるため、男児/女児としています。

 

Aさん(高月齢/男児/活発)(3歳3カ月/4月生まれ)

子どもの姿

  • 日中はパンツで過ごしており、タイミングが合うと、トイレで排尿する姿が見られる。(養護)
  • 友だちを誘いながら、かけっこなどの体を動かす遊びを楽しんでいる。(教育)
  • 咳や鼻水などの症状が見られており、夕方になると機嫌が悪くなる姿が見られる。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 日中はパンツで過ごしており、タイミングが合うと、トイレで排尿する姿が見られる。(養護)
ねらい 排泄のタイミングをつかみ、自信を持ってトイレに向かう
内容 保育者にトイレに誘われることで、排泄の感覚に気づく。
環境構成・配慮・援助 午前中は排泄の間隔が安定しているため、「Aさん、そろそろ行ってみようか」と声をかけ、成功した際には「トイレでできたね!気持ちよかったね」と言葉での達成感を伝えるようにする。失敗しても「次は出る感じがしたら教えてね」と安心できる声がけをし、自信につなげる。
評価・反省 トイレでは声がけによって自ら行く姿が増え、成功するたびに「できたね」と伝えることで、自信につながっている。引き続き混雑を避けるなどの環境配慮をしながら、安心して排泄できるよう関わっていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 友だちを誘いながら、かけっこなどの体を動かす遊びを楽しんでいる。(教育)
ねらい 友だちと一緒に、全身を使って遊ぶ心地良さを味わう
内容 園庭やホールでのかけっこや簡単な運動遊びを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 園庭では友だちを誘って活発に遊ぶ姿が見られるため、広いスペースで追いかけっこができるように環境を整えていく。また、体調を考慮して、水分補給や休息のタイミングもこまめにとる。
評価・反省 かけっこなど友だちと一緒に体を動かす遊びを楽しみ、名前を呼び合う姿が見られた。まだ体調が万全でない日もあるため、無理のない範囲で遊びを調整しつつ、友だちと関わる楽しさを味わえるよう援助していきたい。

食事

  • 苦手な食材も口に入れようとする意欲が見られている。
  • 口の中にため込んでしまうこともあるため、「ゆっくりでいいよ」「お水で流してみようか」と促しながら、安心して食べ進められるように援助する。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):咳や鼻水などの症状が見られており、夕方になると機嫌が悪くなる姿が見られる。

  • 本児の疲れが夕方に出やすいことから、日中の活動の様子や休息の取り方について家庭と情報を共有し、無理のない生活リズムを一緒に考えていく。
  • 園での友だちとの関わりや遊びの様子を伝えることで、家庭でも話題にしてもらい、安心感につながるようにしていく。

Bさん(高月齢/女児/活発)(3歳2カ月/5月生まれ)

子どもの姿

  • 登園時は担任の保育者が迎えると落ち着いて部屋に入ることができるが、他の保育者に対しては大声で泣いたり、手を振り払って怒ったりする様子が見られる。(養護)
  • 水遊びでは、ジョウロやペットボトルで水をすくって遊び、友だちに声をかけながら関わる姿が見られる。(教育)
  • 家庭と連携してトイレトレーニングを進めているが、「オムツがいい」と言ってパンツを嫌がることがある。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 登園時は担任の保育者が迎えると落ち着いて部屋に入ることができるが、他の保育者に対しては大声で泣いたり、手を振り払って怒ったりする様子が見られる。(養護)
ねらい 安心できる保育者との関わりの中で、園生活に見通しを持って過ごす
内容 担任の保育者に見守られながら、朝の流れや活動内容を聞いて一日の見通しを持つ。
環境構成・配慮・援助 登園時はできるだけ担任が対応し、「おはよう、待ってたよ」と温かく声をかけて迎えたり、他の保育者と関わる際は、担任が間に入り「一緒に遊ぼうね」とつないだりすることで、安心できる環境を作る。気持ちが落ち着いたタイミングで他の保育者とも短時間から関われるようにし、少しずつ関係を築けるようにする。
評価・反省 担任の姿を見て安心する姿が続いており、信頼関係が築かれている様子が見られた。他の保育者とはまだ距離があるため、担任が仲介しながら少しずつ関係が深まるよう関わっていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 水遊びでは、ジョウロやペットボトルで水をすくって遊び、友だちに声をかけながら関わる姿が見られる。(教育)
ねらい 水遊びを通して、友だちとのやりとりを楽しむ
内容 友だちと水のかけ合いや道具の貸し借りをしながら遊ぶ
環境構成・配慮・援助 水遊びでは「楽しそうだね」等と声をかけ、やりとりの楽しさに共感する。道具の取り合いが起きた際には、「順番に使ってみようか」などと促しながら、友だちとの関わりを援助し、水のかけ合いなどが過度にならないよう見守る。
評価・反省 水遊びでは友だちの名前を呼びかけたり、やりとりを楽しんだりする姿が見られた。遊びの中での関わりを通して、人とのやりとりの楽しさをさらに感じられるようにしていきたい。

食事

  • 苦手な食材には表情を曇らせることがあるが、「匂いはどんな感じかな?」等、五感を使った関わりをしながら、少しずつ食材に慣れていけるようにする。
  • 意欲的に食べ進める姿を認め、食事の時間が楽しいと感じられるようにしていく。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):家庭と連携してトイレトレーニングを進めているが、「オムツがいい」と言ってパンツを嫌がることがある。

  • トイレトレーニングについて、家庭と園での様子をこまめに共有し、進め方や声がけの仕方に一貫性を持たせていく。
  • 登園時の不安定さについても、家庭での様子を聞きながら、安心して過ごせる関係づくりに取り組んでいく。

Cさん(高月齢/男児/静か)(3歳1カ月/6月生まれ)

子どもの姿

  • 保育者にトイレに誘われても、「行かない」と嫌がる姿が見られる。(養護)
  • 絵本や図鑑を見ながら、「これはカブトムシ」等、好きな虫を保育者に伝えようとする。(教育)
  • 保育園での出来事を家庭でも話をしているとのことで、母は園での様子を気にかけている。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 保育者にトイレに誘われても、「行かない」と嫌がる姿が見られる。(養護)
ねらい トイレに行くことに慣れる
内容 トイレに行きたくない気持ちを受け止められながら、排泄への関心が持てるようにする。
環境構成・配慮・援助 行きたくない時もあるよね」と気持ちを受け止めながら、「Cさんはいつ行きたくなるかな?」などと問いかけ、排泄に前向きに関心を持てる雰囲気をつくる。無理に誘わず、トイレが安心して過ごせる場所になるよう、好きなキャラクターを貼るなど親しみやすさを工夫する。
評価・反省 トイレを拒否することが増えたが、自分の気持ちを主張できるようになってきた表れでもあると感じる。安心できる雰囲気の中で、タイミングを尊重しながら、自然とトイレに向かえるよう働きかけていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 絵本や図鑑を見ながら、「これはカブトムシ」等、好きな虫を保育者に伝えようとする。(教育)
ねらい 好きなものを言葉や表現で伝える
内容 絵本や図鑑を通して、興味のある虫について言葉で伝えたり、保育者とやりとりを楽しんだりする。
環境構成・配慮・援助 虫に関心を示す本児に対し、「これ、なんていう虫かな?」「足がいっぱいあるね」などと共感を持って語りかける。絵本や図鑑は本児の手の届きやすい場所に置き、興味のある時に自由に手に取れるようにする。
評価・反省 虫への関心が強く、図鑑や絵本の世界を通して言葉での表現が増えてきている。保育者との会話ややりとりの中で、さらに語彙が豊かになるよう、興味を深めながら関わっていきたい。

食事

  • 自分のペースで手づかみとスプーンを使い分けながら、食事を進めている。
  • 保育者は「おいしいね」「じょうずだね」と声をかけながら、食具の使い方も無理なく身につけられるように関わる。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):保育園での出来事を家庭でも話をしているとのことで、母は園での様子を気にかけている。

  • 園での様子や友だちとのやりとりなどを具体的に伝え、保護者が安心して見守れるようにしていく。
  • 暑さが厳しくなるため、体調の変化や食欲などの様子をこまめに連絡帳等で共有していく。
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Dさん(高月齢/女児/静か)(3歳0カ月/7月生まれ)

子どもの姿

  • マイペースに行動する姿があり、保育者が声をかけても身の回りのことに気持ちが向かない様子がある。(養護)
  • 気に入った絵本を繰り返し見て楽しんでいる。(教育)
  • 休み明けは不安定な様子があり、ゴロゴロと横になったり、保育者に抱っこを求めたりする姿が見られる。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) マイペースに行動する姿があり、保育者が声をかけても身の回りのことに気持ちが向かない様子がある。(養護)
ねらい 自分のペースで身支度に取り組む
内容 保育者に声をかけられながら、衣服の着脱などに取り組む。
環境構成・配慮・援助 「次はどうする?」など、状況や本児の今の状態に合わせて寄り添う声がけを行い、急かさず見守る。保育者が一緒に行うことで気持ちの切り替えを促し、意欲につなげられるようにする。
評価・反省 声をかけても気持ちが向かない時にはじっとしていることもあるが、自分のペースを大切にして関わることで少しずつ動き出す姿が見られた。今後も気持ちを尊重しながら、本児のやる気が出るタイミングを大切にしたい。

教育

子どもの姿(再掲) 気に入った絵本を繰り返し見て楽しんでいる。(教育)
ねらい 保育者と一緒に絵本の世界を楽しむ
内容 繰り返し読む絵本を通して、好きな動物や場面を見つけて保育者に伝えようとする。
環境構成・配慮・援助 絵本コーナーに本児の好きな絵本を置き、手に取りやすいように工夫する。本児が気に入った場面を指差したときには「この動物さん、また出てきたね」など、共感的に受け止めながら絵本を通したやりとりを楽しめるようにする。
評価・反省 絵本の同じ場面を繰り返し見たり、保育者とのやりとりを楽しんだりする姿が見られた。引き続き、好きな絵本を繰り返し楽しめる環境を整えていきたい。

食事

  • 落ち着いた雰囲気の中で、自分のペースで食事を進められるよう配慮する。
  • 苦手な野菜は無理強いせず、まずは食事することの楽しさを味わえるようにする。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):休み明けは不安定な様子があり、ゴロゴロと横になったり、保育者に抱っこを求めたりする姿が見られる。

  • 休み明けは不安定になりやすいため、登園前後の様子を伝え合いながら、気持ちが安定するように支援していく。
  • 体調を崩しやすい時期のため、こまめな検温を意識し、体調の変化を見逃さないようにしていく。
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Eさん(中月齢/男児/活発)(2歳11カ月/8月生まれ)

子どもの姿

  • してはいけないことを注意すると、「やだ」と言って聞こうとしなかったり、繰り返し同じことをしようとしたりする。(養護)
  • 好きな遊びを楽しんでいるが、友だちが作ったブロックを壊したり、玩具で叩いたりする姿が多い。(教育)
  • 家庭では園での出来事を話すこともあり、父は「今日はお友だちと遊べたかな?」と降園時に様子を気にしている。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) してはいけないことを注意すると、「やだ」と言って聞こうとしなかったり、繰り返し同じことをしようとしたりする。(養護)
ねらい 約束事を理解し、気持ちを切り替える
内容 生活や遊びの中の約束事を知る。
環境構成・配慮・援助 してはいけないことをしている場合でも頭ごなしに否定せず、「〇〇したかったんだね」「でもこうするとどうなるかな?」と気持ちに共感しながら行動を受け止め、ルールや理由を具体的に伝えていく。落ち着ける場所に誘導するなどして、気持ちの切り替えを支えていく。
評価・反省 保育者の声がけに「やだ」と拒否することが多かったが、保育者が気持ちを受け止めながら伝えることで、少しずつ納得しようとする場面も見られた。今後も丁寧なやりとりを続け、気持ちの切り替えができるようにしていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 好きな遊びを楽しんでいるが、友だちが作ったブロックを壊したり、玩具で叩いたりする姿が多い。(教育)
ねらい 友だちと遊ぶ楽しさや関わり方を知る
内容 保育者の仲立ちのもとで、友だちと同じ空間で遊んだり、気持ちを言葉で伝えようとする。
環境構成・配慮・援助 遊びがエスカレートしやすい場面では側で見守り、ぶつかりがあったときにはすぐに仲立ちを行う。「これ、貸してって言ってみようか」「どんなの作ったか教えてあげようか」など、言葉でのやりとりができるよう丁寧に援助する。
評価・反省 友だちとのぶつかり合いは見られるが、保育者の仲立ちで少しずつ言葉でやりとりをしようとする場面も見られている。引き続き丁寧に関わりながら、友だちと関わる楽しさを感じられるようにしていきたい。

食事

  • 自分で食べたいという気持ちが強く、スプーンやフォークを使って意欲的に食べている。
  • 食事中に立ち歩くこともあるため、「あと一口食べたらおしまいにしようか」など区切りをつけ、落ち着いて食べられるように関わる。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):家庭では園での出来事を話すこともあり、父は「今日はお友だちと遊べたかな?」と降園時に様子を気にしている。

  • 友だちとの関わりの中でぶつかりもあるが、保育者が仲立ちしながらやりとりを支えていることを丁寧に伝え、家庭でも安心して見守ってもらえるようにする。
  • 夏の感染症が流行る時期のため、体調の変化を見逃さず、気になる症状が見られる場合には早めに受診してもらえるよう声がけをする。
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Fさん(中月齢/女児/活発)(2歳10カ月/9月生まれ)

子どもの姿

  • 身の回りのことなど、自分でできることも多いが、取り掛かるまでに時間がかかり、遊んでしまいがちである。(養護)
  • ままごと遊びでは、「何がいいですか」「〇〇ください」などのやりとりを友だちと楽しんでいる。(教育)
  • 母は本児が園生活の中で誰と遊んでいるかが気になるようで、保育者に度々尋ねることがある。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 身の回りのことなど、自分でできることも多いが、取り掛かるまでに時間がかかり、遊んでしまいがちである。(養護)
ねらい 身の回りのことに自分から取り組もうとする
内容 保育者に見守られながら、自分でできることを意識し、気持ちを切り替えて取り組もうとする。
環境構成・配慮・援助 片づけや着替えの前に「おしまいの時間だよ」「次は〇〇するよ」と見通しをもたせて声をかけ、集中している遊びに区切りをつけられるようにする。できたことを認め、自信につなげていけるように援助する。
評価・反省 遊びに気持ちが向いているときは身の回りのことに時間がかかるが、「終わったら続きをしようね」と声をかけると気持ちを切り替えて取り組もうとする姿が見られた。今後も見通しを持たせながら、生活への意欲を引き出していきたい。

教育

子どもの姿(再掲) ままごと遊びでは、「何がいいですか」「〇〇ください」などのやりとりを友だちと楽しんでいる。(教育)
ねらい 友だちとやりとりしながら、ままごと遊びを楽しむ
内容 言葉のやりとりを通して、役になりきって遊ぶことを楽しみ、友だちとの関係を深める。
環境構成・配慮・援助 ままごと遊びが展開しやすいように、素材や道具を取り入れて遊び込める環境を整える。本児が友だちとのやりとりに入っていけるように、保育者も一緒に遊びながら言葉がけしていく。
評価・反省 友だちとのごっこ遊びが盛り上がり、やりとりを楽しみながら遊びが広がっていた。保育者の仲立ちで、他の友だちとも関わっていけるようにしていきたい。

食事

  • 食事の流れをよく理解しており、席につくと落ち着いて食べようとする姿が見られる。
  • 食事中に友だちと遊んでしまい、食べる手が止まることもあるため、食事のペースを意識できるよう声をかけていく。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):母は本児が園生活の中で誰と遊んでいるかが気になるようで、保育者に度々尋ねることがある。

  • ままごと遊びの中でのやりとりや、誰と一緒に遊んでいるかなど、子どもが関心を持っている友だちとの関わりを具体的に伝え、安心してもらえるようにする。
  • 汗をかきやすい時期のため、着替えを多めに用意してもらう等、本児が快適に過ごせるように協力をお願いする。
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Gさん(中月齢/男児/静か)(2歳9カ月/10月生まれ)

子どもの姿

  • ブロックや積み木など、好きな遊びに集中して楽しむが、友だちが側に来ることを嫌がり、押してしまう場面がある。(養護)
  • 水遊びや泥遊びは感触や汚れることを嫌がり、遊ぼうとしない姿が見られる。(教育)
  • 暑さが厳しい日が続く中で、汗をかいた後に顔をしかめたり、疲れた様子を見せたりすることがある。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) ブロックや積み木など、好きな遊びに集中して楽しむが、友だちが側に来ることを嫌がり、押してしまう場面がある。(養護)
ねらい 自分の気持ちを言葉で伝えようとする
内容 遊びの中で他児と関わる機会を持ちながら、自分の気持ちを少しずつ言葉で表現する。
環境構成・配慮・援助 本児が集中して遊べる環境を大切にしつつ、友だちと関わるきっかけとなるよう「ブロックいっぱいだね」「〇〇さんも一緒に作ってみる?」などと穏やかに橋渡しをする。トラブル時にはすぐに介入し、「嫌だったね」「〇〇って言ってみようか」と気持ちの言い方を具体的に伝えていく。
評価・反省 ブロック遊びを通しての他児との関わりの中で、保育者が間に入りながら気持ちを代弁することで、押さずに気持ちを言おうとする場面も見られた。今後も安心して言葉を使えるよう支援を続けたい。

教育

子どもの姿(再掲) 水遊びや泥遊びは感触や汚れることを嫌がり、遊ぼうとしない姿が見られる。(教育)
ねらい 水や泥などの自然の感触に触れ、心地良さを味わう
内容 水遊びや泥遊びに興味を持ち、無理のない範囲で触れようとする。
環境構成・配慮・援助 無理に水や泥に誘うのではなく、保育者が側で「気持ちいいね」「冷たくてびっくりしちゃうね」などの言葉を添えて、水に触れる様子を見せる。水が跳ねない静かな場所や手だけで感触を試すことから始め、本児のペースで慣れていけるようにする。
評価・反省 水遊びは見ているだけで参加はしないことが多かったが、保育者のやりとりに笑顔を見せる場面もあった。無理なく季節の遊びに慣れていけるように関わりたい。

食事

  • 暑さで疲れが見える日もあるため、食事前後の体調をよく観察し、食欲の様子に合わせて声がけをしていく。
  • 苦手な食材は口にしようとしないため、無理なく食材に興味を持てるような声がけをしていく。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):暑さが厳しい日が続く中で、汗をかいた後に顔をしかめたり、疲れた様子を見せたりすることがある。

  • 暑さによる体調の変化が出やすいため、家庭でも体温調整やこまめな水分補給など、日々の体調観察について情報を共有していく。
  • 水遊びの準備等を忘れずに行ってもらえるよう、連絡帳で伝えたり、個別で声がけしたりしていく。
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Hさん(中月齢/女児/静か)(2歳8カ月/11月生まれ)

子どもの姿

  • 身の回りのことは保育者の声がけで取り組むことができる。(養護)
  • 保育者と一緒に夏野菜やヒマワリの水やりをすることを楽しんでいる。(教育)
  • 朝の支度や帰り支度の際、見通しが持てると落ち着いて行動できるが、気持ちが乗らないときは切り替えに時間がかかる姿が見られる。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 身の回りのことは保育者の声がけで取り組むことができる。(養護)
ねらい 身の回りのことを自分からやろうとする
内容 保育者に見守られながら、着替えや靴の着脱などに自分から取り組もうとする。
環境構成・配慮・援助 本児のペースを大切にしながら、「ボタンひとつできたね」「あと少しだね」と小さなできたを積み重ねられるような声がけを行う。できるところは見守り、難しい部分は一緒に行うことで、無理なく「やってみたい」気持ちを育てる。
評価・反省 着替えや靴の着脱など、自分のことに取り組もうとする姿が少しずつ増えてきた。引き続き、本児のペースに寄り添いながら、成功体験を積み重ねられるよう関わっていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 保育者と一緒に夏野菜やヒマワリの水やりをすることを楽しんでいる。(教育)
ねらい 夏ならではの自然や植物に関心を持つ
内容 水やりや観察を通して、植物の変化に気づき、育てることの楽しさを感じる。
環境構成・配慮・援助 水やりの際は、本児が興味を持っている植物に保育者も一緒に関心を寄せ、「葉っぱがふわふわだね」「お花が咲きそうだよ」など、五感を使って楽しめる言葉がけを行う。水がこぼれても大丈夫なように準備を整え、安心して取り組めるようにする。
評価・反省 水やりでは植物の変化に気づいて保育者に伝える姿が見られ、自然への興味が広がっている様子がうかがえた。絵本や図鑑等も用いながら、興味や関心を深めていけるように関わりたい。

食事

  • 食事中は落ち着いて座っており、保育者の声がけで苦手な食材にも挑戦しようとする姿が見られる。
  • 暑さの影響で食欲が落ちる日もあるため、体調を見ながら無理なく楽しく食べられるようにしていく。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):朝の支度や帰り支度の際、見通しが持てると落ち着いて行動できるが、気持ちが乗らないときは切り替えに時間がかかる姿が見られる。

  • 家庭でも朝の支度や帰宅後の流れにゆとりを持って対応されているため、園でも本児が安心して1日の流れを過ごせるよう、丁寧な声がけを心がけていく。
  • 夏の暑さで気持ちが不安定になる日もあるため、園での情緒の様子や生活リズムについて保護者と共有しながら連携を図る。
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Iさん(低月齢/男児/活発)(2歳7カ月/12月生まれ)

子どもの姿

  • 保育者の声がけを理解し、行動することができるが、トイレなどはわざと「嫌だ」と言って、相手の反応を楽しんでいる。(養護)
  • 遊びを通して、友だちに声をかけ一緒に楽しもうとする姿が見られている。(教育)
  • 保育者とのやりとりや関わりの中で、安心感を得ながら自分の気持ちを表現する場面が増えてきた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 保育者の声がけを理解し、行動することができるが、トイレなどはわざと「嫌だ」と言って、相手の反応を楽しんでいる。(養護)
ねらい 生活の中で自分の気持ちに気づき、行動につなげようとする
内容 保育者とのやりとりを楽しみながら、気持ちを切り替えてトイレなどの生活習慣に取り組もうとする。
環境構成・配慮・援助 「トイレ行くのかっこいいな」等、本児の興味や気持ちに寄り添った言葉がけを行い、意欲を引き出していく。本児が「嫌だ」と言う場面でも、受け止めたうえで気持ちを切り替えられるよう、選択肢を示したり、楽しい雰囲気で関われるよう工夫する。
評価・反省 保育者とのやりとりを楽しみながら気持ちを切り替える場面も見られたが、ふざけているうちに嫌な気持ちに変わることもあった。引き続き、楽しい関わりの中で生活習慣に取り組めるよう工夫したい。

教育

子どもの姿(再掲) 遊びを通して、友だちに声をかけ一緒に楽しもうとする姿が見られている。(教育)
ねらい 友だちとの関わりを通して遊びを広げる
内容 遊びの中で「一緒にしよう」「貸して」など簡単な言葉を使い、やりとりを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 子ども同士の関わりが生まれやすいよう、2人以上で一緒に遊べる玩具やごっこ遊びの道具を用意する。保育者はやりとりに入りながら「〇〇さんが誘っているよ」「どうぞって言っているね」と仲立ちし、気持ちや言葉のやりとりをつなげていく。
評価・反省 遊びの中で友だちと声をかけ合い、笑い合う姿が多く見られた。やりとりがすれ違う場面もあるため、その都度保育者が間に入り、気持ちのやりとりを丁寧につなげていきたい。

食事

  • 「スプーンでたくさんすくえたね!」など意欲を認めながら、楽しく食べ進められるよう関わる。
  • こぼれても焦らず対応し、自分で拭いたり、すくい直したりする経験を見守っていく。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):保育者とのやりとりや関わりの中で、安心感を得ながら自分の気持ちを表現する場面が増えてきた。

  • 表情豊かに思いを伝える場面が増えていることを伝え、家庭でも気持ちに共感しながら関わるよう促す。
  • 暑さで疲れがたまりやすく、体調を崩しやすい時期なので、家庭と園での生活リズムの共有をこまめに行う。
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Jさん(低月齢/女児/活発)(2歳6カ月/1月生まれ)

子どもの姿

  • 思い通りにならないことがあると、大声で泣いて思いを通そうとする姿が見られる。(養護)
  • 園庭では花や野菜の水やりを楽しんでいるが、そのまま水遊びになってしまうことがある。(教育)
  • 友だちの名前を呼びながら遊びに誘う姿が見られるようになり、関わりを楽しもうとする姿が増えている。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 思い通りにならないことがあると、大声で泣いて思いを通そうとする姿が見られる。(養護)
ねらい 自分の気持ちを落ち着いて表現する
内容 保育者に気持ちを受け止められながら、安心して気持ちを出したり切り替えたりする。
環境構成・配慮・援助 泣いて気持ちをぶつける時には、「悔しかったね」「〇〇したかったんだね」と共感的に声がけをして気持ちを代弁する。すぐに止めさせようとせず、まずは気持ちを出せるよう受け止めてから、切り替えられるように一緒に別の遊びに誘う。
評価・反省 気持ちの高ぶりを言葉で受け止めることで、徐々に落ち着いて行動に移る姿が見られるようになった。今後も一貫した関わりを続け、安心して気持ちを出せる環境を大切にしていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 園庭では花や野菜の水やりを楽しんでいるが、そのまま水遊びになってしまうことがある。(教育)
ねらい 自然との関わりを楽しみながら、約束事を意識して行動する
内容 水やりの心地良さや植物の変化に気づきながら、遊びとの区別を知る。
環境構成・配慮・援助 水やりと水遊びの違いをわかりやすく伝え、あらかじめ「水やりが終わったらジョウロはここに返そうね」など見通しを持って関われるようにする。必要に応じて、水遊びと分けて取り組める時間や空間も工夫する。
評価・反省 水やりを楽しむ中で水遊びになってしまう場面もあったが、あらかじめルールを伝えることで、遊びとの区別を少しずつ理解しようとする姿も見られた。興味を大切にしながら、活動の見通しが持てるように援助していきたい。

食事

  • 苦手なものにも挑戦しようとする姿が見られたときは、「ちょっと食べてみたね」と取り組む気持ちを認める。
  • 食べこぼしや偏食があっても、保育者が穏やかに受け止めながら楽しい雰囲気で食事を進められるようにする。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):友だちの名前を呼びながら遊びに誘う姿が見られるようになり、関わりを楽しもうとする姿が増えている。

  • 園で友だちの名前を呼んで遊びに誘う姿が見られることを伝え、関わりが広がっている様子を共有することで、家庭でも子ども自身の成長を感じてもらえるようにする。
  • 水遊びや汗をかく場面が増えることを伝え、着替えの補充や衣類の調整についても相談していく。
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Kさん(低月齢/男児/静か)(2歳5カ月/2月生まれ)

子どもの姿

  • 自分でできることが増え、保育者の援助を嫌がることがある。(養護)
  • 園庭では、砂場でスコップやバケツを使って感触を楽しんだり、型を使って遊ぶことを喜んでいる。(教育)
  • 登園時、玄関で「〇〇ちゃんは?」と保育者に尋ねる姿があり、特定の友だちとの関わりを楽しみにしている様子が見られる。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 自分でできることが増え、保育者の援助を嫌がることがある。(養護)
ねらい 身の回りのことに意欲的に取り組む
内容 着替えや靴の脱ぎ履きなどを、自分から行おうとする
環境構成・配慮・援助 「やってみたいんだね」「あと少しでできそうだよ」などの声がけを行い、本児の主体的な気持ちを受け止める。必要以上に手を出さず、自分でやりきることができたときには「自分でできたね」と自信につながるような言葉をかけていく。
評価・反省 援助を嫌がる場面が増えてきたが、無理に手を出さず見守ることで、自分でやり遂げたという満足感が表情に出ることがあった。引き続き、タイミングを見極めながら関わっていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 園庭では、砂場でスコップやバケツを使って感触を楽しんだり、型を使って遊ぶことを喜んでいる。(教育)
ねらい 砂の感触を味わいながら遊ぶことを楽しむ
内容 スコップや型を使って砂の感触を味わいながら遊ぶ
環境構成・配慮・援助 「サラサラだね」「冷たくて気持ちいいね」などの声がけをしながら一緒に感触を楽しみ、本児が安心してじっくりと関われるような雰囲気をつくる。スコップやカップなどの用具も多めに用意し、イメージを広げられるようにする。
評価・反省 砂の感触に触れる中で、同じ場所でじっくり遊ぶ姿が見られた。時折、側にいる友だちの様子を見て真似をしようとする姿もあったので、関わりが広がるような場面を大切にしていきたい。

食事

  • 自分でスプーンを使って食べようとする姿が見られるため、「上手にすくえたね」等と声がけをし、達成感が得られるようにする。
  • 苦手な野菜も一口でも口にできたときは一緒に喜び、無理なく食べ進められるようにしていく。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):登園時、玄関で「〇〇ちゃんは?」と保育者に尋ねる姿があり、特定の友だちとの関わりを楽しみにしている様子が見られる。

  • 友だちの名前を口にする姿があり、登園を楽しみにする様子が見られるため、園での関わりの様子を写真や言葉で伝えていく。
  • 暑さが厳しくなる時期なので、体調や発汗の様子を細かく共有し、水分補給や衣服調整について連携を図る。
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Lさん(低月齢/女児/静か)(2歳4カ月/3月生まれ)

子どもの姿

  • 生活の流れが少しずつわかってきているが、自分から気持ちを切り替えるにはまだ時間がかかる。(養護)
  • 保育者の近くで遊ぶ姿が多く、玩具や保育者の動きをじっと見てから真似することが増えてきた。(教育)
  • 言葉で思いを伝える姿が少ないため、保育者に声をかけられるのを待っている様子がある。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 生活の流れが少しずつわかってきているが、自分から気持ちを切り替えるにはまだ時間がかかる。(養護)
ねらい 生活の流れに参加しようとする
内容 保育者に声をかけられながら、自分で身の回りの支度を進めようとする。
環境構成・配慮・援助 「次は帽子をかぶろうか」「お片付けはどこに入れるんだっけ?」など、優しく具体的に声がけをして次の活動への移行を促す。本児が自分で動き出せるよう、身支度の場所や使う物を整理しておき、見通しが持てる環境を整える。
評価・反省 保育者の声がけに反応する場面が増えたが、気持ちの切り替えに時間がかかる時は立ち止まってしまうこともあった。今後も安心できる関わりの中で、自分で取り組もうとする気持ちを引き出していきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 保育者の近くで遊ぶ姿が多く、玩具や保育者の動きをじっと見てから真似することが増えてきた。(教育)
ねらい 模倣ややりとりを通して遊びを広げる
内容 保育者の動きや遊びを見ながら真似をしたり、簡単なやりとりを楽しんだりする。
環境構成・配慮・援助 本児が遊びを見ている時に、「やってみる?」「こうするんだよ」とゆったりと声をかけて誘い、真似がしやすいようにペースを合わせる。見立て遊びややりとり遊びでは一緒にごっこを楽しみながら、本児が自分なりに展開できるよう応じていく。
評価・反省 保育者の遊びをじっと見てから真似する姿があり、見立て遊びでも「どうぞ」「ありがとう」などのやりとりが少しずつ出てきた。本児のペースを尊重しながら、遊びの中での表現を引き出していきたい。

食事

  • 食具を使うことに戸惑いが見られるため、手づかみを継続しながら少しずつスプーンにも触れるように促す。
  • 保育者は「一緒にすくってみようね」などと声をかけ、食べ進める意欲を大切にして関わる。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):言葉で思いを伝える姿が少ないため、保育者に声をかけられるのを待っている様子がある。

  • 言葉が少なく受け身な姿があるため、園での表情や関わりの様子を具体的に伝え、安心感につなげる。
  • 暑さや疲れが出やすい時期なので、体調の変化や登園リズムについてこまめに情報共有する。
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ほいくのおまもり

サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

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