【デモページ|7月・1歳児】個人案の文例【おまもりプラス】

2025年5月1日

個人案PDF

ダウンロードはこちら

 

敬称と性別表記について

LGBTQ+の観点から、保育士が園児を表記する際は『くん』『ちゃん』を使わず、『さん』で統一、園児が自身を称する際や園児同士のやり取りを記載する場合は『ちゃん』で統一しています。また、発達段階の観点では性差はあると考えられるため、男児/女児としています。

 

Aさん(高月齢/男児/活発)(2歳3カ月/4月生まれ)

子どもの姿

  • 次の活動に移るときやお迎えの際に、帰りたがらなかったり、玩具の片づけを嫌がり泣くことがあった。(養護)
  • 泥遊びでは全身で感触を楽しみ、年上の友だちの遊びに興味を持ち、本児なりに混ざって遊ぶ姿が見られた。(教育)
  • 遊びや生活の様々な場面で、「見ててね」と保育者に伝え、注目してもらうことを喜ぶ様子が見られた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 次の活動に移るときやお迎えの際に、帰りたがらなかったり、玩具の片づけを嫌がり泣くことがあった。(養護)
ねらい 思いを受け止めてもらい、気持ちを切り替えようとする
内容 まだ遊びたいという気持ちを保育者に受け止めてもらうことで、気持ちが落ち着き、次の活動に期待を持って片付けや必要な行動に移る。
環境構成・配慮・援助 遊びを切り上げて次の行動に移る際は、本児が気持ちを切り替えやすいタイミングを見計らって声をかける。嫌がるときは、「まだ遊びたいんだね」と伝えながら受け止め、「これからお家に帰って、ご飯を食べるのかな」「一緒に片づけたあとは○○をするよ」など、このあとの見通しをわかりやすく伝えることで、安心して気持ちを切り替えられるようにする。
評価・反省 タイミングによっては保育者の声が届かず、気持ちの切り替えに時間がかかることがあった。家庭と連携しながら丁寧に思いを受け止め、焦らずに情緒の安定を図る。

教育

子どもの姿(再掲) 泥遊びでは全身で感触を楽しみ、年上の友だちの遊びに興味を持ち、本児なりに混ざって遊ぶ姿が見られた。(教育)
ねらい 水の感触を十分に楽しむ
内容 水が張られたタライに入り、全身で水の感触を楽しみながら、開放感を味わう。
環境構成・配慮・援助 水を張ったタライから出入りする際は、転倒を防ぐために本児の体やタライを支え、安全に配慮する。一緒に水面を叩いたり水をかけ合って遊ぶ中で、「お水が跳ねたね」「冷たくて気持ちいいね」と声をかけたり、本児なりの表現やつぶやきを受け止め、水遊びの楽しさや感触の心地よさを共有する。
評価・反省 顔に水がかかっても平気な様子で、シャワーの水に手を出し、水しぶきがかかることを喜んでいた。水遊びの楽しみがさらに広がるよう、マヨネーズの空容器などの新たな道具や、色水、氷などの素材を用意し、提供していく。

食事

  • 安定して自分で食べる姿を見守り、「すくえたね」「おいしいね」と穏やかに伝え、食べる喜びを感じられるようにする。
  • 苦手な食材を一口でも食べられたときは、「食べられたね」「かっこいいね」と大いにその姿を認め、自信につなげる。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):遊びや生活の様々な場面で、「見ててね」と保育者に伝え、注目してもらうことを喜ぶ様子が見られた。

  • お迎えの際には、本児と一緒に「こんなことができたね」と具体的なエピソードを伝え、保護者にも成長を感じてもらえるようにするとともに、本児の「見ててね」という気持ちを受け止める大切さを伝えていく。
  • 暑さや水遊びの疲れから体調を崩しやすくなるため、様子を丁寧に観察し、普段と違う様子があれば保護者と伝え合う。

Bさん(高月齢/女児/活発)(2歳2カ月/5月生まれ)

子どもの姿

  • 日中は喜んで布パンツで過ごすようになり、尿意に気づかず漏らしてしまうこともあるが、清潔になったあとは自分で新しい布パンツを選び、「これにする」と保育者に伝えていた。(養護)
  • 泥遊びで汚れることに慣れ、保育者と一緒に地面に触れて泥や水の感触を味わったり、スコップですくって遊ぶ姿が見られた。(教育)
  • 発熱で休む日が多かったが、治ってからは機嫌よく登園し、活発に過ごしていた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 日中は喜んで布パンツで過ごすようになり、尿意に気づかず漏らしてしまうこともあるが、清潔になったあとは自分で新しい布パンツを選び、「これにする」と保育者に伝えていた。(養護)
ねらい 尿意を言葉やしぐさで伝えながら、自信を持って布パンツで過ごす
内容 尿意を感じた際に自分なりの言葉やしぐさで表現し、保育者に受け止めてもらいながら安心してトイレに行き、排尿する。
環境構成・配慮・援助 尿意を言葉やしぐさで伝えられたときは丁寧に受け止め、「ちっちが出そうなんだね」「トイレに行ってすっきりしようね」と優しく伝え、排尿できた際には「トイレでできたね」と喜びに共感しながら、自信につなげる。間に合わなかったときには、安心できるように、「大丈夫だよ」「一緒にお着替えしようね」と肯定的な言葉をかけながら対応する。
評価・反省 自ら「トイレ行く」「ちっち出るよ」と保育者に伝えてトイレに行くことができ、ほとんど漏らさずに過ごした。午睡の際はオムツを履いているが、排尿していない日が多いため、本児の気持ちを尊重しながら、布パンツで眠ることを提案していく。

教育

子どもの姿(再掲) 泥遊びで汚れることに慣れ、保育者と一緒に地面に触れて泥や水の感触を味わったり、スコップですくって遊ぶ姿が見られた。(教育)
ねらい 水に親しみ、十分に感触を楽しむ
内容 自分のペースで水に触れて楽しみ、感触の面白さや気持ちよさを十分に感じる。
環境構成・配慮・援助 本児の様子に合わせて、水がかかりにくく落ち着いて遊べるコーナーに誘い、安心して水遊びを楽しめるよう配慮する。足元に水をかけたり、タライやバケツ、カップの水に一緒に触れながら、「気持ちいいね」「冷たいね」といったさまざまな表現で感触の面白さを伝え、興味を引き出していく。
評価・反省 タライに入って遊んだり、カップなどの道具を使い、ペットボトルに水を入れようと試行錯誤する姿が見られた。本児なりの遊び方を見守りながら発見に寄り添い、好奇心を育む。

食事

  • おかずを先に食べてしまうと白米が進まなくなるため、「次はご飯も食べてみようか?」と楽しく声をかけ、バランス良く食べ進められるよう見守る。
  • 鉛筆握りで食べようとする姿を見守りつつ、保育者が正しい持ち方を見せたり、手を添えて食べやすいように支えることで、徐々に慣れていけるよう援助する。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):発熱で休む日が多かったが、治ってからは機嫌よく登園し、活発に過ごしていた。

  • 病欠明けは、家庭での様子を保護者から丁寧に聞き取り、機嫌や食欲などを注意深く観察しながら、無理なく過ごせるよう配慮する。
  • 汗をかいたりお漏らしをするなど、着替える機会が増える時期のため、衣服や布パンツの替えを多めに用意してもらい、清潔を保てるようにする。

Cさん(高月齢/男児/静か)(2歳1カ月/6月生まれ)

子どもの姿

  • ズボンの着脱では、難しい部分で手を離したり、動きが止まる姿が見られるものの、保育者に励まされたり援助されることで、最後まで行うことができた。(養護)
  • 泥遊びでは、手や足が汚れることを嫌がる様子が続いたため、乾いた場所で保育者と一緒に砂遊びをしたり、保育者が作った泥団子に触れるなど、無理のない範囲で遊びを楽しんだ。(教育)
  • 園での生活の流れに慣れ、給食のあとは自ら布団に向かい横になるなど、自分なりに見通しを持ちながら行動していた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) ズボンの着脱では、難しい部分で手を離したり、動きが止まる姿が見られるものの、保育者に励まされたり援助されることで、最後まで行うことができた。(養護)
ねらい 簡単な身の回りのことを自分でしてみようとする
内容 保育者に見守られたり手伝ってもらいながら、楽しくズボンの着脱に取り組み、自分でできた喜びを感じる。
環境構成・配慮・援助 着脱の際は時間に余裕を持たせ、本児が取り組む様子を焦らずに見守り、できた部分を大いに認めながら意欲を育む。着脱の動作に慣れていけるように、難しい部分ではさりげなく援助し、最後は必ず「できたね」と言葉をかけ、自分でできた喜びや達成感に寄り添う。
評価・反省 ズボンを脱ぐことには意欲的に取り組めたが、履く動作に移るまでに時間がかかった。今後も本児の意欲を引き出せるような声かけや室内環境について職員間で話し合い、丁寧に関わっていく。

教育

子どもの姿(再掲) 泥遊びでは、手や足が汚れることを嫌がる様子が続いたため、乾いた場所で保育者と一緒に砂遊びをしたり、保育者が作った泥団子に触れるなど、無理のない範囲で遊びを楽しんだ。(教育)
ねらい 保育者と一緒に水遊びを楽しむ
内容 保育者と一緒に安心してタライやバケツの水に触れたり、カップや水車などの道具を使って遊ぶ中で、水の感触の面白さや気持ちよさに気づく。
環境構成・配慮・援助 水遊びに安心して参加できるよう、水がかかりにくいスペースを確保し、バケツやカップ、ペットボトルなどに水を入れて配置し、興味を引き出す。保育者が水に触れながら、「冷たいよ」「気持ちいいよ」と感触を言葉で伝えたり、水車が回る様子を一緒に観察し、「クルクル回って面白いね」「Cさんもやってみる?」と誘うなど、本児のペースで徐々に水に親しめるよう働きかける。
評価・反省 水が体や顔にかかることを嫌がる様子が減り、保育者に見守られながら、ゆったりと水の感触を楽しんでいた。色水遊びでは、食紅を入れて水の色が変わる様子に興味を示し、喜んでいたため、来月も継続して取り入れ、見立て遊びへと発展させていきたい。

食事

  • 食べこぼしが多いため、椅子を机に近づけるなどして食べやすい姿勢を整えるとともに、さりげなく手を添えてスプーンですくう量を調整し、一口の量を知らせていく。
  • 好き嫌いを受け止めながら、保育者がおいしそうに食べて見せたり、「絵本に出てきたブロッコリーさんだね」といった声かけをすることで、食材への興味を育てる。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):園での生活の流れに慣れ、給食のあとは自ら布団に向かい横になるなど、自分なりに見通しを持ちながら行動していた。

  • その日の主活動に限らず、生活面での様子や成長も丁寧に保護者に伝え、成長を一緒に喜びながら信頼関係を深めていく。
  • 園で預かっている着替えのサイズが小さくなっている場合は、その旨を保護者に伝え、自分で着脱しやすい衣服を用意してもらうよう依頼する。
本登録をして
他の文例を見る

Dさん(高月齢/女児/静か)(2歳0カ月/7月生まれ)

子どもの姿

  • 友だちがトイレに座る様子に興味を示し、保育者に支えられながら便器に座ることもあった。(養護)
  • 同じ遊びを楽しむ友だちに対して、自分なりに話しかけたり、玩具を渡すなど、積極的に関わろうとする姿が見られた。(教育)
  • 排泄や着替えの際に、保育者に促されてズボンの着脱に挑戦していた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 友だちがトイレに座る様子に興味を示し、保育者に支えられながら便器に座ることもあった。(養護)
ねらい トイレに親しみ、座ることに慣れる
内容 保育者に見守られたり支えてもらいながら、安心して便器に座ってみる。
環境構成・配慮・援助 オムツ交換の際に、無理強いにならないように配慮しながら、「トイレに座ってみる?」「○さんのまねっこをしてみようか」と声をかけ、便器に座ることを促す。無理なく習慣が身につくよう、便器に座れたときは、「座れたね」「お姉さんみたいだよ」と大いに認めながら、意欲を育んでいく。
評価・反省 便器に座ることに徐々に慣れ、保育者の支えは必要なくなった。日によっては嫌がる姿も見られるため、気持ちに寄り添いながら見守っていく。

教育

子どもの姿(再掲) 同じ遊びを楽しむ友だちに対して、自分なりに話しかけたり、玩具を渡すなど、積極的に関わろうとする姿が見られた。(教育)
ねらい 友だちと簡単なやり取りを楽しむ
内容 ままごとを楽しむ中で、友だちと玩具のやり取りをしたり、簡単な言葉で思いを伝えようとする。
環境構成・配慮・援助 友だちとやり取りする様子を、介入しすぎないように配慮しつつ見守り、必要に応じて言葉を補いながら、思いの橋渡しをする。また、友だちと一緒に遊ぶ楽しさを感じられるよう、同じ玩具や道具、素材を十分に用意し、「一緒だね」「おそろいだね」と伝えていく。
評価・反省 友だちとの玩具のやり取りでは、自分が使っているものを快く譲るだけでなく、違うものを代わりに渡すなど、本児なりに考えながら穏やかに関わる様子が見られた。思いがすれ違うこともあるため、必要に応じて仲立ちしながら、友だちと一緒に過ごす喜びや楽しさを感じられるようにする。

食事

  • 苦手な食材を受け付けないときは、保育者が食べる姿や、量を減らす様子を見せて興味を引き出したり、無理せず次の機会に回すなど、柔軟に対応する。
  • 「おかわりしたい」という本児なりの意思表示には、「おかわりがしたいんだね」「たくさん食べようね」と共感の言葉をかけ、食への意欲を育む。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):排泄や着替えの際に、保育者に促されてズボンの着脱に挑戦していた。

  • 無理強いにならないよう配慮しつつ、自分で着脱しようとする姿を励ましたり、難しい部分を援助し、自ら取り組んだ様子を保護者に共有することで、家庭でも見守る機会を持ってもらえるようにする。
  • 水遊びの持ち物について、保護者にわかりやすく周知し、準備がしやすいよう配慮する。
本登録をして
他の文例を見る

Eさん(中月齢/男児/活発)(1歳11カ月/8月生まれ)

子どもの姿

  • 手洗いでは、保育者のまねをして「ゴシゴシ」と言いながら手をこすったり、終わると「ピカピカ」と手を保育者に見せるなど、意欲的に行う姿が見られた。(養護)
  • 使いたい玩具があると、友だちから無理やり取ろうとして大きな声を出したり、手が出る場面があった。(教育)
  • 家庭での就寝が遅かった日は、眠そうな様子で登園する姿が見られた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 手洗いでは、保育者のまねをして「ゴシゴシ」と言いながら手をこすったり、終わると「ピカピカ」と手を保育者に見せるなど、意欲的に行う姿が見られた。(養護)
ねらい 自分なりに丁寧に手を洗おうとする
内容 排泄後や給食前の手洗いで、保育者のやり方をまねしたり、手を添えてもらい一緒に行うことで、丁寧な洗い方を知り、清潔になった心地よさを感じる。
環境構成・配慮・援助 本児なりに手を洗う様子をそばで見守りながら、「自分でゴシゴシできるね」「きれいになるね」と認める言葉がけを行う。洗い方が不十分な部分では、さりげなく手を添えて一緒に洗い、最後は「ピカピカになったね」と伝え、心地よさを感じられるようにする。
評価・反省 意欲的に手洗いを行い、洗い終わると「見て!」と自信を持って保育者に見せていた。友だちと水遊びになるときは、「給食が始まるから手を拭こうね」とわかりやすく次の活動について伝え、自分で切り上げるきっかけを作る。

教育

子どもの姿(再掲) 使いたい玩具があると、友だちから無理やり取ろうとして大きな声を出したり、手が出る場面があった。(教育)
ねらい しぐさや言葉で思いを伝えようとする
内容 保育者や友だちと好きな玩具で遊ぶ中で、「かして」「ちょうだい」などの思いを、自分なりのしぐさや言葉で表現し、相手に伝わる喜びを感じる。
環境構成・配慮・援助 友だちの玩具に興味を示したり、トラブルにつながりそうな場面では、間に入ってケガを防ぎつつ、「これが使いたいのかな」「かしてほしいんだね」と、本児の思いを言葉にして受け止める。「今は○さんが使っているね」と状況を伝えながら、「かして」「ちょうだい」といった簡単な言葉を補うことで思いを表現する援助を行い、心地よくやり取りできるようにする。
評価・反省 保育者の仲立ちのもと、「ちょうだい」「やめて」など、言葉で思いを伝えていた。玩具に対するこだわりの強さから、友だちとのトラブルが頻繁に起こるため、思いを受け止めながら、根気よく仲立ちしていく。

食事

  • 下握りでこぼしながらも自分で食べる姿を十分に認め、食べにくそうなときは、スプーンを持つ手や皿をさりげなく支えて援助する。
  • 食材を指差しながら「これは?」と尋ねるときは、「これはきゅうりだよ」「お豆腐だよ」と優しく応答し、やり取りを通じて食事の楽しさを感じられるように関わる。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):家庭での就寝が遅かった日は、眠そうな様子で登園する姿が見られた。

  • 降園後や休み中の過ごし方について、保護者の大変さに寄り添いながら丁寧に聞き取り、本児の様子に合わせた生活リズムで無理なく過ごせるよう、個別に配慮しながら生活リズムを整えていく。
  • 本児が家庭でも無理なくトイレに親しみ、興味を持てるよう、園でトイレに座ったり、タイミングよく排尿できた姿を具体的に伝えていく。
本登録をして
他の文例を見る

Fさん(中月齢/女児/活発)(1歳10カ月/9月生まれ)

子どもの姿

  • 友だちの姿や絵本を通じてトイレに興味を持ち、排尿はないものの、喜んで便器に座るようになった。(養護)
  • ままごとコーナーでは、食材を皿にたくさん乗せて机に並べたり、鍋に入れて泡立て器などの道具を使ってかき混ぜて楽しむ姿が見られた。(教育)
  • オムツ交換や着替えの際には、意欲的に着脱しようとする姿が見られた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 友だちの姿や絵本を通じてトイレに興味を持ち、排尿はないものの、喜んで便器に座るようになった。(養護)
ねらい 便器に座って排尿しようとする
内容 オムツが濡れていないタイミングでトイレに行き、保育者に見守られながら便器に座って排尿し、清潔になる心地よさを感じる。
環境構成・配慮・援助 本児の排尿間隔を把握し、オムツが濡れていないタイミングで、「トイレに行ったらちっちが出るかな」と声をかけながらトイレに誘う。便器に座れた姿を大いに認めることで自信を育み、タイミングが合い排尿できたときには、「トイレでできたね」「すっきりしたね」と伝えて喜びや心地よさを感じられるようにし、次への意欲につなげる。
評価・反省 トイレでの排尿はなかったが、便器から降りたりオムツを履くと排尿することがあった。「大丈夫だよ」と優しく伝えることで、トイレに嫌なイメージを持たないよう配慮しながら、引き続き焦らずにトイレに誘っていく。

教育

子どもの姿(再掲) ままごとコーナーでは、食材を皿にたくさん乗せて机に並べたり、鍋に入れて泡立て器などの道具を使ってかき混ぜて楽しむ姿が見られた。(教育)
ねらい 好きな遊びを十分に楽しむ
内容 ままごとで、様々な素材や道具を使いながら、生活の再現を楽しむ。
環境構成・配慮・援助 ままごとコーナーの玩具や道具を選びやすいように整頓したり、机やキッチンの配置を変えながら、じっくりと楽しめる環境を整える。一緒に遊びながら、夢中で遊ぶ様子を見守ったり、「今日のおやつは何かな?」といったイメージが膨らむ声かけを行い、遊びが広がるようにする。
評価・反省 保育者の道具の使い方などの動作をよく見ており、本児なりにまねして遊びに取り入れる姿が見られた。友だちと玩具をめぐってトラブルになることもあるため、丁寧に思いを受け止めながら仲立ちする。

食事

  • 下握りや鉛筆握りなど、本児なりに食具の持ち方を試行錯誤しながら食べる姿を見守り、必要に応じて手を添えて食べやすいように援助する。
  • 皿に残った食材をすくいにくそうなときは、「一緒に集めようか」と声をかけ、本児の手を支えながら一緒にすくい、最後は「全部食べられたね」と伝え、満足感を味わえるようにする。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):オムツ交換や着替えの際には、意欲的に着脱しようとする姿が見られた。

  • 着脱に対する意欲の高まりを保護者にも共有し、家庭でも、本児が自分でしようとする姿を見守ってもらえるようにする。
  • 友だちとの関わりを通じて見られる園での楽しそうな様子や成長について、保護者に具体的に伝えながら、信頼関係を深めていく。
本登録をして
他の文例を見る

Gさん(中月齢/男児/静か)(1歳9カ月/10月生まれ)

子どもの姿

  • 水分補給を促されると嫌がることがあったが、園のコップに移し替えたり場所を変えることで、気持ちを切り替えて飲むことができた。(養護)
  • ブロック遊びでは、自分のペースで積み上げたり外すことを楽しんだり、友だちが遊ぶ様子に興味を示し、玩具を通じた関わりが生まれる場面もあった。(教育)
  • オムツ交換のあとや着替えの際には自分でズボンを履こうとするものの、足がうまく通せず、声を出したり泣いて保育者に知らせる姿が見られた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 水分補給を促されると嫌がることがあったが、園のコップに移し替えたり場所を変えることで、気持ちを切り替えて飲むことができた。(養護)
ねらい 自己主張を受け止めてもらいながら、安心して過ごす
内容 生活や遊びの様々な場面で、自分なりに表現した思いや要求を保育者に丁寧に受け止めてもらい、思いが伝わった安心感や喜びを感じる。
環境構成・配慮・援助 自己主張する姿を受け止め、「今は嫌なのかな?」「○○がいいのかな?」と言葉にしながら思いを聞き取り、安心できるようにする。手洗いやオムツ交換、水分補給などを嫌がる場面では、必要性をわかりやすく伝えつつ、本児が納得して行動できるよう、「どの水道で手洗いする?」「自分でやってみる?お手伝いする?」といった選択肢を提示するなど、関わり方を工夫する。
評価・反省 「いや」を表現して泣く姿も見られたが、抱っこされたり、対応する人や場所が変わることで落ち着くことが多かった。泣き止んだタイミングで選択肢を提示すると、自分で選んで次の行動に移る姿が見られるため、引き続き気持ちに寄り添いながら関わっていく。

教育

子どもの姿(再掲) ブロック遊びでは、自分のペースで積み上げたり外すことを楽しんだり、友だちが遊ぶ様子に興味を示し、玩具を通じた関わりが生まれる場面もあった。(教育)
ねらい 好きな遊びを通じて、友だちとの簡単なやり取りを楽しむ
内容 同じ遊びを楽しむ友だちと玩具のやり取りをしたり、簡単な言葉やしぐさで自分の思いを伝えながら、一緒に過ごすことを喜ぶ。
環境構成・配慮・援助 同じ遊びを楽しむ友だちへの興味を大切にし、本児なりに関わろうとする姿をそばで見守る。まだ言葉で思いを表現することが難しいため、必要に応じて本児の思いを簡単な言葉で代弁しながら、心地よくやり取りできるよう援助する。
評価・反省 並行遊びを楽しむ中で、そばにいる友だちに興味を示してまねしたり、玩具のやり取りを行う様子が見られた。過度に介入せず見守り、必要な場面でさりげなく仲立ちしていく。

食事

  • 手づかみやスプーンを使って本児なりに食べ進める姿を大いに認め、食べることへの喜びを感じられるようにする。
  • 苦手な食材も、保育者の介助で食べられることが多いため、無理のないよう配慮しながら口に運ぶ援助を行い、少しずつ慣れていく中で、自ら食べようとする意欲へとつなげていく。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):オムツ交換のあとや着替えの際には自分でズボンを履こうとするものの、足がうまく通せず、声を出したり泣いて保育者に知らせる姿が見られた。

  • 着脱に取り組む本児の様子と合わせて、保育者の援助や声かけの仕方を保護者に伝え、家庭で見守る際の参考となるようにする。
  • 水遊びがある日は、体温や体調について保護者に確認するとともに、体調に変化が見られた場合は水遊びを控えることを丁寧に伝える。
本登録をして
他の文例を見る

Hさん(中月齢/女児/静か)(1歳8カ月/11月生まれ)

子どもの姿

  • 保育者と一緒に、玩具や自分の持ち物の片づけを意欲的に行うことができた。(養護)
  • 気に入った絵本を保育者にくり返し読んでもらう中で、じっとページを見つめたり、気に入っている部分で「あ!」と声を出しながら指差す姿が見られた。(教育)
  • 体調を崩してから鼻水が続いており、機嫌が悪かったり、入眠しづらい様子が見られた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 保育者と一緒に、玩具や自分の持ち物の片づけを意欲的に行うことができた。(養護)
ねらい 使ったものを片づける習慣が身につく
内容 保育者と一緒に、楽しみながら玩具や自分の持ち物を片づけ、部屋がきれいになった心地よさや、簡単な身の回りのことを自分で行う喜びを感じる。
環境構成・配慮・援助 玩具の収納や個人ロッカーは、大人も子どもも出し入れしやすいように常に整頓しておき、片付ける場所が分かりやすいように、イラストや写真を貼るなど工夫する。本児が玩具を片づけたり、自分の持ち物をロッカーやカバンにしまおうとする姿を見逃さず、「自分でしまえたね」「きれいになったね」と、十分に認める言葉をかけながら、意欲を育む。
評価・反省 給食後に使ったエプロンを決まった場所に片づけようとしたり、保育者のまねをして食器を返そうとするなど、意欲的に身の回りのことを行う姿がさらに増えた。今後も、本児の意欲を大切にしながら見守っていく。

教育

子どもの姿(再掲) 気に入った絵本を保育者にくり返し読んでもらう中で、じっとページを見つめたり、気に入っている部分で「あ!」と声を出しながら指差す姿が見られた。(教育)
ねらい 絵本を通じた保育者とのやり取りを楽しむ
内容 気に入った絵本を保育者にくり返し読んでもらう中で、指差しを受け止めてもらったり、絵本に出てくる簡単な言葉や動きをまねして楽しむ。
環境構成・配慮・援助 落ち着いて絵本を楽しめる環境を整え、季節や興味に合わせて入れ替えていく。本児の指差しやつぶやきを丁寧に受け止め、「○○だね」「このページが好きなんだね」と言葉にして伝えたり、くり返しの言葉に合わせて一緒に動いて楽しむなど、ゆったりとやり取りを楽しむ。
評価・反省 新しい絵本にすぐに気がつき、何度も読んで楽しんでいた。本児なりに、絵本に出てくる言葉をまねしようとして声を出す姿が見られるため、本児のペースに合わせて一緒に楽しみ、発語へとつなげていく。

食事

  • 野菜の好き嫌いが増えてきたため、気持ちを受け止めつつ、「どんなにおいかな?」「甘いかな?」といった声かけを行いながら、興味を引き出していく。
  • 苦手な食材を一口でも食べられたときは、「お野菜も食べられたんだね」「先生も食べられたよ!一緒だね」と優しく伝え、自信につなげる。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):体調を崩してから鼻水が続いており、機嫌が悪かったり、入眠しづらい様子が見られた。

  • 機嫌や食欲、鼻水の状態などについて保護者と情報共有しながら、本児の様子に合わせて休息を促したり、水遊びを控えるなど、個別の配慮を行う。
  • 持ち物の記名忘れが見られる家庭には、保護者の忙しさに寄り添いつつ、丁寧に記名をお願いする。
本登録をして
他の文例を見る

Iさん(低月齢/男児/活発)(1歳7カ月/11月生まれ)

子どもの姿

  • 友だちの姿や絵本を通じてトイレへの興味が高まっており、排尿はないものの、保育者に促されると嫌がらずに便器に座ることができるようになった。(養護)
  • 手遊びの際は、保育者の動きを自分なりにまねしながら、意欲的に参加する姿が見られた。(教育)
  • 保育時間が長く、土曜登園の週もあるため、週末の夕方には特に疲れて機嫌が悪くなる様子が見られた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 友だちの姿や絵本を通じてトイレへの興味が高まっており、排尿はないものの、保育者に促されると嫌がらずに便器に座ることができるようになった。(養護)
ねらい トイレに行ったり、便器に座ることに慣れる
内容 オムツが濡れていないタイミングで、保育者に誘われてトイレに行き、嫌がらずに便器に座って排尿しようとする。
環境構成・配慮・援助 本児の排尿間隔に合わせ、オムツが濡れていないタイミングでトイレに誘い、便器に座ることができたときは、「トイレに座れてかっこいいね」「絵本と一緒だね」と大いに認める声かけをしながら、自信を育む。タイミングが合い排尿できたときは、「すっきりしたね」と心地よさに共感し、出ないときは「また座ろうね」と優しく伝えて切り上げ、次への意欲につなげる。
評価・反省 排尿はなかったものの、すっかりトイレに慣れ、便器から降りたがらないこともあった。本児の気持ちに寄り添いつつ、遊ぶ場所ではないことを丁寧に知らせながら、引き続きトイレに対する意欲を育んでいきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 手遊びの際は、保育者の動きを自分なりにまねしながら、意欲的に参加する姿が見られた。(教育)
ねらい 保育者の動きをまねして楽しむ
内容 体操やリズムあそびを通じて、保育者の動きをまねする楽しさや、全身を動かす心地よさを感じる。
環境構成・配慮・援助 体操やリズム遊びを行う際は、安全に体を動かせるように広いスペースを確保する。本児なりに保育者のまねをしたり、自由に体を動かす姿に寄り添い、目を合わせながら「大きくバンザイできるね」「まねっこできたね」と伝え、楽しさを共有する。
評価・反省 音楽がかかると喜び、体を動かして楽しんでいた。徐々に興奮し、その場で飛び跳ねようとして尻もちをついたり、走り出す姿も見られたため、必要に応じて声をかけ、落ち着いて楽しめるように働きかける。

食事

  • 食欲旺盛な一方で早食いになりやすいため、「モグモグしようね」と丁寧に伝え、できた姿を大いに認めながら、よく噛む習慣が身につくように関わる。
  • 食事中に眠気や疲れが見られるときは、無理なく食べ進められるよう、本児の様子に合わせて介助したり、途中で切り上げるなど柔軟に対応する。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):保育時間が長く、土曜登園の週もあるため、週末の夕方には特に疲れて機嫌が悪くなる様子が見られた。

  • 暑さや水遊びで疲れが出やすい時期のため、特に午後はゆったりと過ごせる環境を整えるとともに、本児の様子を丁寧に観察し、保護者と共有していく。
  • 夏に多い感染症の特徴的な症状について、おたよりや掲示を通してわかりやすく保護者に周知し、予防や早期発見につなげる。
本登録をして
他の文例を見る

Jさん(低月齢/女児/活発)(1歳6カ月/1月生まれ)

子どもの姿

  • 室内で過ごした日は寝つきが悪く、布団に横になりながらも体を動かしたり、泣いたりする姿が見られた。(養護)
  • 寒天遊びでは、色とりどりの寒天に興味を示し、握ったりつぶしたりして感触を味わったり、透明なカップに寒天を入れて、保育者と一緒に見立てあそびを楽しんだ。(教育)
  • 便秘により機嫌が悪い日が続いたが、便が出たあとは機嫌や食欲が戻った。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 室内で過ごした日は寝つきが悪く、布団に横になりながらも体を動かしたり、泣いたりする姿が見られた。(養護)
ねらい 午前中の活動を十分に楽しみ、心地よい疲れを感じながら眠る
内容 水遊びや室内遊びを楽しんだあとの心地よい疲れと、食後の満足感を味わいながら、快適な環境で横になり、保育者に優しくトントンしてもらうことで安心して眠りにつく。
環境構成・配慮・援助 エアコンや扇風機を適度に利用して室温と湿度を快適に保つとともに、本児の様子に合わせて午睡に向かう時間を調整する。午睡に誘う際は、「たくさん遊んだね」「お腹がいっぱいになったね」と、午前中の活動の満足感を味わえる声かけを行い、優しくトントンしたり、必要に応じて抱っこをするなど、心地よく眠れるように関わる。
評価・反省 水遊びが始まったことで寝つきが良くなり、室内遊びの日も、本児の様子に合わせて午睡の時間をずらすことで、眠気を感じながら落ち着いて入眠できる日が増えた。夏の疲れが出て、睡眠時間が長くなっているため、午睡に入る時間が遅れて生活リズムが乱れないよう配慮する。

教育

子どもの姿(再掲) 寒天遊びでは、色とりどりの寒天に興味を示し、握ったりつぶしたりして感触を味わったり、透明なカップに寒天を入れて、保育者と一緒に見立てあそびを楽しんだ。(教育)
ねらい 水遊びを楽しむ
内容 タライやバケツ、カップなどの道具を使いながら、水に親しみ、十分に感触を楽しむ。
環境構成・配慮・援助 水を張ったタライと、小さなバケツやカップなどの扱いやすい容器を十分に用意し、保育者がカップで水をすくったり出したりして見せることで、興味を引き出す。タライの水に触れたり、中に入ろうとする本児の姿を、安全に配慮しつつ見守り、「冷たいね」「気持ちいいね」と声をかけながら、楽しさに寄り添う。
評価・反省 タライに入り、全身で水の感触を楽しんでいた。来月も本児の楽しさに寄り添い、色水や氷などの素材も取り入れながら、さらに水遊びを楽しめるようにする。

食事

  • 手づかみを交えながらスプーンで食べようとする姿を見守り、「おいしいね」「スプーンで食べられてかっこいいね」と優しく声をかけながら、意欲を育む。
  • 飽きてくると遊び食べが始まるため、「次はどれを食べてみる?」「お手伝いしようか?」など、食事に意識が戻るような声かけを行いながら、最後まで楽しく食べられるよう援助する。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):便秘により機嫌が悪い日が続いたが、便が出たあとは機嫌や食欲が戻った。

  • 便秘になりやすいため、こまめな水分補給やお腹のマッサージを通じて排便を促すとともに、便の回数や状態を保護者とこまめに伝え合いながら、様子を観察していく。
  • 友だちと関わる様子を具体的に伝えることで、保護者に成長を感じてもらえるようにする。
本登録をして
他の文例を見る

Kさん(低月齢/男児/静か)(1歳5カ月/2月生まれ)

子どもの姿

  • 特定の保育者へのこだわりが見られるようになり、特に排泄や午睡、食事の際には、他の保育者を嫌がる様子が見られた。(養護)
  • 室内での歩行に慣れてきて、ひも付きの玩具を引っ張ったり、絵本やままごと用のカバンを持ち、バランスを取りながら自由に歩いていた。(教育)
  • 保育者がわらべうたあそびを始めると、興味を示して近づき、自分の順番が来ると笑顔を見せて喜んでいた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 特定の保育者へのこだわりが見られるようになり、特に排泄や午睡、食事の際には、他の保育者を嫌がる様子が見られた。(養護)
ねらい 安心して自己主張する
内容 思いやしてほしいことを自分なりに表現し、保育者に丁寧に受け止めてもらうことで、安心感や喜びを感じる。
環境構成・配慮・援助 泣いたりしぐさで表現する本児の思いを丁寧に受け止めながら、「こうしたいんだね」「今は嫌なんだね」と言葉にして返していく。特定の保育者へのこだわりに対しては、職員間で連携して可能な範囲で対応できるようにし、難しい場合には気持ちに寄り添いつつ、「○○をしたあとに戻ってくるからね」「あとでたくさん遊ぼうね」と優しく声かけしながら、安心感を持てるように関わる。
評価・反省 「嫌だ」という思いを表現して激しく泣く姿がさらに増えてきた。保育者に抱っこされたり、場所を移動することで徐々に落ち着く様子が見られるので、引き続き丁寧に思いを受け止めながら安心感を育む。

教育

子どもの姿(再掲) 室内での歩行に慣れてきて、ひも付きの玩具を引っ張ったり、絵本やままごと用のカバンを持ち、バランスを取りながら自由に歩いていた。(教育)
ねらい 歩行を十分に楽しむ
内容 室内を自由に探索する中で、様々な玩具や遊具を発見して興味を持ち、自分なりに関わって楽しむ。
環境構成・配慮・援助 室内の安全に十分配慮し、床に玩具が散乱しないようこまめに片付けるとともに、本児の手の届く様々な場所に興味を引く玩具や遊具を配置し、好奇心を持って探索を楽しめる環境を整える。本児の発見に「何だろうね?」と寄り添ったり、一緒に遊びながら楽しさを共有する。
評価・反省 ハイハイよりも歩いて移動することが増え、探索する範囲がますます広がってきた。他児との接触による転倒に注意しながら、歩行を楽しむ姿を見守る。

食事

  • 食べさせてもらうのを待っているときは、手づかみしやすい位置に食べ物や皿を移動させ、「どれにしようか?」と尋ねながら、無理なく自分で食べられるよう促す。
  • スプーンに興味を示す姿も増えてきたため、一口分を乗せて渡したり、手を添えて援助しながら使い方を知らせていく。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):保育者がわらべうたあそびを始めると、興味を示して近づき、自分の順番が来ると笑顔を見せて喜んでいた。

  • お迎えの際に、覚えやすいわらべうたあそびを実際にやって見せることで、家庭でも親子で楽しむきっかけとなるようにする。
  • 給食時の様子や保育者の関わりを丁寧に保護者に伝え、成長を感じてもらうとともに、家庭でも自分で食べようとする姿を見守る大切さを伝えていく。
本登録をして
他の文例を見る

Lさん(低月齢/女児/静か)(1歳4カ月/3月生まれ)

子どもの姿

  • 月の後半は体調を崩し、治ったあとも登園時に泣く姿が見られたが、室内に入ると好きな遊びを見つけ、落ち着いて過ごすことができた。(養護)
  • 尻もちをつきつつ室内での歩行を楽しむ中で、友だちに興味を示して近づき、自分なりに遊びに加わろうとする姿が見られた。(教育)
  • 気に入った絵本をくり返し楽しんでおり、自分でページをめくったり、保育者に読んでもらうこともあった。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 月の後半は体調を崩し、治ったあとも登園時に泣く姿が見られたが、室内に入ると好きな遊びを見つけ、落ち着いて過ごすことができた。(養護)
ねらい 蒸し暑い時期を健康的に過ごす
内容 汗をかいたときにはシャワーで流し、清潔な衣服に着替えることで心地よさを感じたり、体調に応じて休息を取りながら、一日を通して機嫌よく過ごす。
環境構成・配慮・援助 活動後や午睡明けに汗をかいた際は、シャワーで流したり清潔な衣服に着替え、「さっぱりしたね」と声をかけて心地よさを伝える。室内はエアコンや扇風機を活用して快適に保ち、一日を通して体調を丁寧に観察しながら、必要に応じて休息を促す。
評価・反省 午睡中によく汗をかいていたため、起きたあとは必ず着替えを促し、清潔を保つようにした。おむつかぶれが見られるため、引き続きこまめにオムツ交換を行い、悪化を防ぐ。

教育

子どもの姿(再掲) 尻もちをつきつつ室内での歩行を楽しむ中で、友だちに興味を示して近づき、自分なりに遊びに加わろうとする姿が見られた。(教育)
ねらい 保育者や友だちのまねを楽しむ
内容 保育者や友だちと一緒にままごとや人形の世話を楽しみ、友だちの姿を見て遊びをまねしたり、保育者の仲立ちで、簡単なやり取りを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 ままごと用の玩具や人形、十分なスペースを用意し、友だちと同じ空間でじっくり遊べる環境を整える。本児なりに保育者や友だちのまねをしながら園生活の再現を楽しむ姿に寄り添い、「Lさんも給食を作ってくれたんだね、みんなで食べよう」といった声かけを通じて、遊びのイメージを広げ、友だちとの関わりが生まれるようにする。
評価・反省 友だちと関わることを喜び、コップを持って乾杯したり、一緒に人形の世話を楽しむ姿が見られた。一方で、友だちの玩具に興味を持つとつい取ろうとし、トラブルになる場面もあるため、互いの思いを代弁しながら、心地よく関われるよう援助していく。

食事

  • 手づかみで食べる姿を大切にしながら見守り、保育者がスプーンで食べる姿を見せながら、本児の興味を引き出す。
  • 白米を嫌がって顔を背けるときは、気持ちを受け止めつつ、好きなおかずと一緒にスプーンに乗せて勧めたり、小さくおにぎりにするなど、無理なく食べられるよう工夫しながら関わる。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):気に入った絵本をくり返し楽しんでおり、自分でページをめくったり、保育者に読んでもらうこともあった。

  • 気に入った絵本を楽しむ様子を丁寧に保護者に伝え、現在の興味を共有しながら、互いに本児への理解を深めていく。
  • 手足の爪が伸びているときは、安全のため切ってもらえるよう丁寧にお願いする。
本登録をして
他の文例を見る

その他、ほいくのおまもりプラスのコンテンツ

> その他の【月案・週案・個人案】を見る。

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

ほいくのおまもり

サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

-Pデモ

Copyright© ほいくのおまもり , 2025 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.

\ 苦手な書類をサクッと解消/
\ 苦手な書類をサクッと解消/