もくじ
- 個人案PDF
- 敬称と性別表記について
- Aさん(高月齢/男児/活発) (1歳8カ月/4月生まれ)
- Bさん(高月齢/女児/活発) (1歳7カ月/5月生まれ)
- Cさん(高月齢/男児/静か) (1歳6カ月/6月生まれ)
- Dさん(高月齢/女児/静か) (1歳5カ月/7月生まれ)
- Eさん(中月齢/男児/活発) (1歳4カ月/8月生まれ)
- Fさん(中月齢/女児/活発) (1歳3カ月/9月生まれ)
- Gさん(中月齢/男児/静か) (1歳2カ月/10月生まれ)
- Hさん(中月齢/女児/静か) (1歳1カ月/11月生まれ)
- Iさん(低月齢/男児/活発) (1歳0カ月/12月生まれ)
- Jさん(低月齢/女児/活発) (0歳11カ月/1月生まれ)
- Kさん(低月齢/男児/静か) (0歳10カ月/2月生まれ)
- Lさん(低月齢/女児/静か) (0歳9カ月/3月生まれ)
- その他、ほいくのおまもりプラスのコンテンツ
個人案PDF
敬称と性別表記について
LGBTQ+の観点から、保育士が園児を表記する際は『くん』『ちゃん』を使わず、『さん』で統一、園児が自身を称する際や園児同士のやり取りを記載する場合は『ちゃん』で統一しています。また、発達段階の観点では性差はあると考えられるため、男児/女児としています。
Aさん(高月齢/男児/活発) (1歳8カ月/4月生まれ)
子どもの姿
- 入眠はスムーズだが寝起きは機嫌が悪く、泣いて起きることが多かった。(養護)
- 友だちが登園すると、近くまで歩いて行って本児なりに声をかけて挨拶したり、同じコーナーで遊ぶ友だちに「はい」と玩具を渡す姿が見られた。(教育)
- 下痢と嘔吐があり欠席が続いたが、登園し始め、食欲が少しずつ戻ってきた。(家庭との連携)
ねらい/内容/環境構成・配慮・援助
養護
子どもの姿(再掲) | 入眠はスムーズだが寝起きは機嫌が悪く、泣いて起きることが多かった。(養護) |
ねらい | 安定した生活リズムの中で、安心して過ごす |
内容 | 保育者に見守られながら一定時間眠り、心地よく目覚める。 |
環境構成・配慮・援助 | 午睡の途中で目が覚めたときに、本児の視界に保育者が入ることで安心できるように、側に付いて見守る。目覚めたときは「おはよう」と穏やかに声をかけ、まだ眠そうな様子があれば再入眠を促したり、泣いてしまうときは抱っこをしながら思いを受け止め、お茶を飲んだり、別室での遊びに誘うなど、個別に対応する。 |
評価・反省 | 目覚めたときに保育者が側にいると安心するようで、トントンや抱っこで再入眠できる日もあった。室内の温度や湿度を適切に保ち、心地よく眠ることができる環境を整えながら、様子を見守っていく。 |
教育
子どもの姿(再掲) | 友だちが登園すると、近くまで歩いて行って本児なりに声をかけて挨拶したり、同じコーナーで遊ぶ友だちに「はい」と玩具を渡す姿が見られた。(教育) |
ねらい | 友だちと関わる楽しさを味わう |
内容 | 保育者の仲立ちのもと、友だちと玩具を通じたやり取りを楽しむ。 |
環境構成・配慮・援助 | 友だちと同じ空間で落ち着いて遊べるように、玩具の数や遊びのスペースを十分に確保する。本児自ら友だちに関わる姿を見守るとともに、互いの思いが伝わるように、「○さんが来たね、うれしいね」「○さんも、Aさんと同じ玩具で遊びたいんだね」と丁寧に言葉を添えて仲立ちする。 |
評価・反省 | 子ども同士のやり取りを見守るだけでなく、保育者もさりげなく遊びに入り、さらに関わりが生まれるようにした。玩具をめぐってトラブルになる場面もあるので、ケガを防ぎながら仲立ちし、思いが通じる喜びを感じられるように対応する。 |
食事
(幼児食)
- 保育者に食べさせてもらいたがるときは、甘えを受け止めて介助しつつ、本児の様子に合わせて徐々に介助を減らし、自分で食べられたときは大いにその姿を認め、自信につなげる。
- 口に物を入れ過ぎてしまうことがあるため、落ち着いて食べられるように「カミカミしようね」と伝えて咀嚼を促したり、一口量をスプーンですくって見せる。
家庭の連携
子どもの姿(再掲):下痢と嘔吐があり欠席が続いたが、登園し始め、食欲が少しずつ戻ってきた。
- 感染症が流行する時期なので、咳や鼻水、便の状態などをこまめに伝え合い、体調の変化を見逃さないようにする。
- 睡眠や食事など、子育ての悩みを丁寧に聞き取り、保護者の日々の大変さや心配に寄り添いながら、必要に応じて助言をする。
Bさん(高月齢/女児/活発) (1歳7カ月/5月生まれ)
子どもの姿
- 衣服やエプロンの着脱を手伝われることを嫌がり、自分でやろうとするが、うまくできずに怒っていた。(養護)
- クレヨンを使ってなぐり描きを楽しんだ。(教育)
- オムツが濡れていないタイミングで便器に座ると、排尿できた。(家庭との連携)
ねらい/内容/環境構成・配慮・援助
養護
子どもの姿(再掲) | 衣服やエプロンの着脱を手伝われることを嫌がり、自分でやろうとするが、うまくできずに怒っていた。(養護) |
ねらい | 簡単な身の回りのことに挑戦し、自分でできた喜びを味わう |
内容 | 保育者に見守られながら、ズボンや靴下、エプロンの着脱をする。 |
環境構成・配慮・援助 | 日々の時間配分に余裕を持たせ、時間がかかっても自分で行う姿を尊重し、見守ることができるようにする。難しそうなときは、「ここをぎゅっと引っ張るよ」「このトンネルに足を入れるよ」とわかりやすく伝えたり、さりげなく手を添えて援助し、自分でできた喜びを味わえるようにする。 |
評価・反省 | 本児の意欲を大切にし、手や口を出し過ぎないように気をつけながら側で見守った。本児なりに保育者に助けを求めたときはすぐに対応し、安心して挑戦できるように関わっていきたい。 |
教育
子どもの姿(再掲) | クレヨンを使ってなぐり描きを楽しんだ。(教育) |
ねらい | 様々な道具や素材を使った表現を楽しむ |
内容 | クレヨンを使ったお絵描きや、シール貼りを楽しむ。 |
環境構成・配慮・援助 | クレヨンやシールは使いやすい長さや大きさのものを準備し、使う前には「口に入れない」という約束をわかりやすく伝える。描きやすいように紙に手を添えるよう促し、クレヨンで自由に描いたりシールを貼ったりはがしたりする様子を見守りながら、本児なりの表現やつぶやきを受け止める。 |
評価・反省 | シールが指から離れずに苦戦する姿も見られたが、両手を使いながら試行錯誤し、紙に貼って楽しんでいた。描く楽しさ、貼る楽しさに共感しながら、表現活動への意欲を育てる。 |
食事
(幼児食)
- 食事中にふざけて足をバタバタと動かすことがあるため、「危ないからやめようね」と伝えてすぐに止めさせ、食事に意識が戻るように「次に食べたいのはどれかな?」と声をかける。
- スプーンや手づかみで食べ進める様子を見守りながら、器に手を添えて食べることを伝えていく。
家庭の連携
子どもの姿(再掲):オムツが濡れていないタイミングで便器に座ると、排尿できた。
- トイレで排尿できたことを喜ぶ本児の姿を伝え、家庭と協力して成功体験を重ねていくことができるようにする。
- 感染症の拡大を防ぐため、日々の体調の変化に注意し、こまめに様子を伝え合うとともに、園やクラスで流行している感染症の主な症状や出席停止期間などの情報を、わかりやすく周知する。
Cさん(高月齢/男児/静か) (1歳6カ月/6月生まれ)
子どもの姿
- オムツ交換の際に、保育者に促されてズボンを履こうとするが、すぐに手を離してしまい、保育者にやってもらいたがっていた。(養護)
- 落ち着いた環境で指先を使って遊ぶことを好み、型はめパズルや、積み木を積んだり並べたりして遊んでいた。(教育)
- 本児なりの自己主張が増え、泣いたり、「いや」「ないの」と言葉で伝えようとする姿が見られた。(家庭との連携)
ねらい/内容/環境構成・配慮・援助
養護
子どもの姿(再掲) | オムツ交換の際に、保育者に促されてズボンを履こうとするが、すぐに手を離してしまい、保育者にやってもらいたがっていた。(養護) |
ねらい | 保育者と一緒に着脱を行い、できた喜びを感じる |
内容 | 保育者に手伝ってもらいながらズボンを履く。 |
環境構成・配慮・援助 | ズボンを履かせてもらいたがるときは、甘えたい気持ちを受け止めながら途中まで一緒に行い、最後は自分で引っ張り上げられるようにする。できた喜びを味わい意欲につながるように、「自分で履けたね」と本児の姿を大いに認める言葉がけをする。 |
評価・反省 | 自分でズボンを引き上げられないときは保育者がさりげなく援助し、「自分でできた」という感覚を得られるようにした。オムツ交換や着脱に対する「いや」という自己主張も受け止めながら、意欲が育つ関わりを模索していく。 |
教育
子どもの姿(再掲) | 落ち着いた環境で指先を使って遊ぶことを好み、型はめパズルや、積み木を積んだり並べたりして遊んでいた。(教育) |
ねらい | 指先を使った遊びを楽しむ |
内容 | 落ち着いた環境で、好きな遊びを十分に楽しむ。 |
環境構成・配慮・援助 | 室内で過ごすことが増える時期なので、型はめパズルやチェーンリング落とし、積み木など、好きな玩具を自ら選んで取り出しやすい場所に配置する。集中して遊んでいるときは声をかけすぎずに側で見守り、本児が保育者の顔を見る瞬間を見逃さず、「見ていたよ」「できたね」と伝え、本児の楽しさに共感する。 |
評価・反省 | 数種類の型はめパズルを手に取りやすいように棚に配置したところ、順番に選んでじっくり遊んでいた。今後もパズルや玩具の種類を少しずつ変えていき、飽きずに楽しめるようにする。 |
食事
(幼児食)
- スプーンを使って食べようとする姿を見守りながら、必要に応じてさりげなく手を添え、口に運びやすいように援助する。
- 食事に飽きたり苦手な食材が残ると手が止まるため、「お手伝いしようか」と声をかけて介助したり、「次はどれにしようか」と問いかけ、自分で選んで食べ進められるように関わる。
家庭の連携
子どもの姿(再掲):本児なりの自己主張が増え、泣いたり、「いや」「ないの」と言葉で伝えようとする姿が見られた。
-
- 成長過程として共に見守っていけるように、家庭での様子を聞き取ったり、園での姿と保育者の関わり方を伝え、情報を共有する。
- 連絡帳のやり取りだけでなく、お迎えの際などに直接子育ての不安や悩みを聞いて受け止め、保護者に安心感を提供するとともに、信頼関係を深めていく。
Dさん(高月齢/女児/静か) (1歳5カ月/7月生まれ)
子どもの姿
- 手洗いを嫌がる場面があった。(養護)
- 少しずつ歩ける歩数が増えてきて、尻もちをつきながらもごきげんに保育者や保護者の所へ向かって行く姿が見られた。(教育)
- 戸外へ出かける際は、靴箱から自分の靴を出していた。(家庭との連携)
ねらい/内容/環境構成・配慮・援助
養護
子どもの姿(再掲) | 手洗いを嫌がる場面があった。(養護) |
ねらい | 嫌がらずに手洗いをして、きれいになった心地よさを感じる |
内容 | 戸外から帰ってきた後や食前に、保育者と一緒に丁寧に手洗いをする。 |
環境構成・配慮・援助 | 手洗いの必要性をわかりやすく伝え、保育者が手を洗って見せて、「きれいになったよ」「いい匂いがするよ」と心地よさを伝えたり、楽しく手洗いができるように、歌を歌ったり保育者が手を添えながら一緒に洗うなどの工夫をする。嫌がる気持ちを受け止め、時には手洗いの代わりに濡らしたタオルで拭くなど柔軟に対応しながら、習慣が身に付くように焦らず関わる。 |
評価・反省 | 水の冷たさを感じにくいように、保育者が本児の手を握って温めてから一緒に素早く洗ったり、歌に合わせて楽しく洗えるように援助した。習慣として身に付くように、引き続き援助する。 |
教育
子どもの姿(再掲) | 少しずつ歩ける歩数が増えてきて、尻もちをつきながらもごきげんに保育者や保護者の所へ向かって行く姿が見られた。(教育) |
ねらい | 歩行や探索を楽しむ |
内容 | 保育者に見守られながら、室内での探索を十分に楽しむ。 |
環境構成・配慮・援助 | 室内で安全に歩行を楽しめるように、玩具をこまめに片付けて歩きやすい環境を整えながら見守る。保育者は本児の目の前で、「こっちへおいで」「あんよがじょうず」と声をかけたり、興味のある玩具や絵本を目線の高さに配置し、本児の好奇心や歩く意欲を刺激する。 |
評価・反省 | 徐々に歩ける距離が増えているが、まだ足元がふらついたり引っかかり、尻もちをつく姿も見られた。他児との接触による転倒などに十分注意するとともに、本児の歩き方を観察していく。 |
食事
(後期食)食後ミルク80cc
- 手づかみ食べをする姿が増えてきたので、「おいしいね」「この野菜が好きなんだね」と声をかけながら見守り、食への意欲を育てる。
- 苦手な食材には手を出さないので、好きな食材と交互に食べられるように介助したり、保育者が食べて見せつつ「おいしい○○だよ、Dさんもどうぞ」と伝え、食材に興味を持てるようにする。
家庭の連携
子どもの姿(再掲):戸外へ出かける際は、靴箱から自分の靴を出していた。
- 自ら準備をしようとする姿を家庭でも大切にしてもらうように伝え、本児の意欲を育てていく。
- 園と家庭での食事の様子を伝え合い、完了食へ移行する時期を決める。
Eさん(中月齢/男児/活発) (1歳4カ月/8月生まれ)
子どもの姿
- オムツ交換の際には新しいオムツを履きたがらず、保育者から逃げて遊んだり、履くことを嫌がって泣く姿が見られた。(養護)
- 戸外ではよく小走りし、興味のあるものに向かって行ったり、保育者に追いかけられることを喜んでいた。(教育)
- コンビカーにまたがり、足で蹴って進み楽しんでいた。(家庭との連携)
ねらい/内容/環境構成・配慮・援助
養護
子どもの姿(再掲) | オムツ交換の際には新しいオムツを履きたがらず、保育者から逃げて遊んだり、履くことを嫌がって泣く姿が見られた。(養護) |
ねらい | 嫌がらずにオムツを履く |
内容 | 保育者に手伝ってもらいながら新しいオムツを履き、清潔になった心地よさを感じる。 |
環境構成・配慮・援助 | オムツを脱いだ解放感に共感しながら、「お腹が冷えるからオムツを履こうね」と伝えたり、本児がオムツに興味を持ち、自ら履いてみようと感じられるように、絵柄を見せて自分で選べるようにする。着脱の際は本児の甘えを受け止めて援助するとともに、着脱への意欲が育つように、「きれいなオムツを履けたね」「気持ちいいね」と達成感や心地良さを言葉にして伝える。 |
評価・反省 | 絵柄を見せながら「どれを履こうか」とやり取りしたり、保育者がオムツに簡単なマークや絵を描いて見せると喜んでいた。自ら履こうとする姿を大いに認めることで着脱への意欲を育て、少しずつ援助を減らしていけるようにする。 |
教育
子どもの姿(再掲) | 戸外ではよく小走りし、興味のあるものに向かって行ったり、保育者に追いかけられることを喜んでいた。(教育) |
ねらい | 戸外での散策を楽しむ |
内容 | 様々な物に興味を持ち、近くで見たり触れたりして、好奇心を満たしながら遊ぶ。 |
環境構成・配慮・援助 | 戸外では危険物が落ちていないか確認し、安全に散策を楽しめるようにする。落ち葉などの自然物に触れて遊んだり、ベンチや側溝、水道にも興味を示す姿に寄り添い、「不思議だね」「面白いね」と言葉をかけながら本児の興味に寄り添い、好奇心を満たして遊べるように見守る。 |
評価・反省 | 公園の水道に興味を持ち、出かけると決まって蛇口に触れたり、のぞき込んでいた。本児の様子を見た友だちも興味を持ち、一緒に見たり触れたりしていたので、安全に配慮しながら各々の興味に寄り添いたい。 |
食事
(完了食)
- 食欲旺盛で口に詰め込み過ぎてしまうので、見守る中で「カミカミしようね」と声をかけたり、スプーンで一口量をすくえるように手を添えて援助する。
- 汁物やお茶を飲む際にこぼしやすいので、器を傾けすぎないように、手や腕をさりげなく支える。
家庭の連携
子どもの姿(再掲):コンビカーにまたがり、足で蹴って進み楽しんでいた。
- 遊びの中で様々な体の動かし方ができるようになってきた姿を通じて、本児の運動機能の発達や心身の成長を伝える。
- 体の成長や気候に合わせ、預かっている衣服を必要に応じて入れ替えてもらうようお願いする。
Fさん(中月齢/女児/活発) (1歳3カ月/9月生まれ)
子どもの姿
- 生活の流れがわかり、戸外から帰ってくると自ら手洗い場に行くようになった。(養護)
- 園庭や公園では自由に歩行を楽しんだり、段差や木の根っこによじのぼる友だちを見て、まねしてやってみようとする姿が見られた。(教育)
- 場所や玩具の取り合いで大きな声を出したり、友だちを押してしまいトラブルになることがあった。(家庭との連携)
ねらい/内容/環境構成・配慮・援助
養護
子どもの姿(再掲) | 生活の流れがわかり、戸外から帰ってくると自ら手洗い場に行くようになった。(養護) |
ねらい | 保育者と一緒に手洗いをして、清潔になった心地よさを感じる |
内容 | 戸外から帰ってきたあとや給食の前に、保育者と一緒に手を洗う。 |
環境構成・配慮・援助 | 手洗いの際は、「お外でたくさん遊んだから、きれいにしようね」と必要性を言葉にして伝え、本児の後ろから手を添えて、丁寧に手洗いできるように援助する。本児が自分で洗えるように、様子を見ながら徐々に添えた手を離して見守り、「きれいになったね」と清潔になった心地よさに共感し、意欲を育んでいく。 |
評価・反省 | 保育者が手を添えて一緒に洗うだけでなく、隣で洗い方を見せながら関わった。習慣が身に付いてきているが、まだ洗う際には援助が必要なので、本児の意欲を大切にしながら見守る。 |
教育
子どもの姿(再掲) | 園庭や公園では自由に歩行を楽しんだり、段差や木の根っこによじのぼる友だちを見て、まねしてやってみようとする姿が見られた。(教育) |
ねらい | 体を動かして遊ぶ楽しさを味わう |
内容 | 室内での運動遊びを通して、歩く、のぼる、おりる、ハイハイなど様々な動きを楽しむ。 |
環境構成・配慮・援助 | 十分な広さのあるスペースにマットや低い台、トンネルなどを組み合わせて配置し、安全に体を動かして楽しめる環境を整える。本児の興味を引き出せるように、保育者が様々な体の動かし方を見せ、全身を使って遊ぶ心地良さや、動きをまねする面白さを感じられるように関わる。 |
評価・反省 | 体調や気候により戸外へ出る機会が少なく、室内で過ごすことが多かったが、運動遊びを通して活発に体を動かして楽しむことができた。動けるようになる分、けがが増えることが予想されるため、安全に留意した環境を整える。 |
食事
(完了食)
- こぼしながらもスプーンを使おうとする姿を大切にしながら見守り、自分ですくって食べる感覚を味わえるように、さりげなく手を添えて援助する。
- 食事に満足すると自らエプロンを取るので、「たくさん食べたね、ごちそうさま」と声をかけながら手を合わせて見せ、挨拶の習慣が身に付くようにする。
家庭の連携
子どもの姿(再掲):場所や玩具の取り合いで大きな声を出したり、友だちを押してしまいトラブルになることがあった。
- 家庭での様子をよく聞きながら、園での様子や保育者の対応を丁寧に伝え、本児の自己主張を受け止めつつ共に見守っていく。
- 生活の見通しを持って過ごせている姿など、日々の成長をわかりやすく伝える。
Gさん(中月齢/男児/静か) (1歳2カ月/10月生まれ)
子どもの姿
- オムツ交換に誘われると、「ちっち」と言ってトイレに向かう姿が見られた。(養護)
- 戸外でも室内でもバランスを取りながら歩行を楽しみ、尻もちをついても泣かずに立ち上がっていた。(教育)
- 季節の歌に合わせて鈴を振って楽しんでいた。(家庭との連携)
ねらい/内容/環境構成・配慮・援助
養護
子どもの姿(再掲) | オムツ交換に誘われると、「ちっち」と言ってトイレに向かう姿が見られた。(養護) |
ねらい | オムツを交換する心地よさを感じる |
内容 | 保育者の声かけによりオムツが汚れていることに気がつき、トイレに行く。 |
環境構成・配慮・援助 | オムツが濡れていることに気がつけるように、「ちっちが出たかな?」と声をかけ、「出てたね、きれいにしに行こうね」とトイレに誘う。オムツを交換したあとは「きれいになって嬉しいね」と、清潔になった心地良さを言葉にして伝えていく。 |
評価・反省 | 本児の遊びを中断しないタイミングを見極めながら、声をかけるようにした。まだ便器には興味を持っていない様子だが、オムツに排尿していないときには、座ってみるように促していく。 |
教育
子どもの姿(再掲) | 戸外でも室内でもバランスを取りながら歩行を楽しみ、尻もちをついても泣かずに立ち上がっていた。(教育) |
ねらい | 様々な場所での歩行を楽しむ |
内容 | 保育者と一緒に、園庭や公園での散策を楽しむ。 |
環境構成・配慮・援助 | 気候や体調に合わせて戸外に出かけ、落ち葉や石などの自然物に触れたり、平らな場所やでこぼこした場所での歩行に誘う。必要に応じて手を添えるなど、安全に留意しながら本児の近くで見守り、歩く楽しさに共感したり、本児の発見を見逃さずに受け止める。 |
評価・反省 | 靴での歩行にも慣れてきて、砂遊び用のバケツや玩具を持ちながら歩く姿も見られた。これからさらに寒さが増してくるので、戸外へ出る際は、気温や体調に合わせて無理をしないようにする。 |
食事
(完了食)
- 食べたいものを指さしで伝える姿を受け止め、「このお魚が食べたいんだね」と応答的に関わる。
- 手づかみした食材を落として遊び始めたら、さりげなく止めながら、食事に意識が戻るように、「次はどれを食べようか」と声をかける。
家庭の連携
子どもの姿(再掲):季節の歌に合わせて鈴を振って楽しんでいた。
- 現在クラスで親しんでいる歌を、お迎え時に歌ったり、おたよりなどの紙面を通じて紹介し、家庭でも一緒に楽しめるようにする。
- ノロウイルスなど感染症が流行しやすい時期なので、感染拡大防止のため、体調の変化や食欲などの様子を保護者とこまめに共有する。
Hさん(中月齢/女児/静か) (1歳1カ月/11月生まれ)
子どもの姿
- 食後の口拭きを嫌がることが減り、保育者に拭いてもらったり、自分で拭こうとする姿も見られた。(養護)
- 保育者に絵本を読んでもらいながら、自分でページをめくって楽しんでいた。(教育)
- 手を離して歩ける歩数が増えてきた。(家庭との連携)
ねらい/内容/環境構成・配慮・援助
養護
子どもの姿(再掲) | 食後の口拭きを嫌がることが減り、保育者に拭いてもらったり、自分で拭こうとする姿も見られた。(養護) |
ねらい | 簡単な身の回りのことを自分でしようとする |
内容 | 食後は、保育者に見守られたり手伝われながら口を拭き、清潔になった心地よさを感じる。 |
環境構成・配慮・援助 | 食後の満足感に共感しながら、「お口をきれいにしようね」と伝えてから口拭きを行う。自分でやりたがるときは見守り、「自分で拭けたね」「きれいになったね」と認める声かけをすることで意欲を育て、最後は保育者が仕上げ拭きをして、心地よく午睡に向かえるようにする。 |
評価・反省 | 保育者に手伝われることを嫌がるときは見守り、一緒に鏡を見て「ここかな?」と伝えながら、さりげなく手を添えて一緒に拭くようにした。自分でやりたいという思いを大切にしながら関わっていく。 |
教育
子どもの姿(再掲) | 保育者に絵本を読んでもらいながら、自分でページをめくって楽しんでいた。(教育) |
ねらい | 絵本を通じて保育者とのやり取りを楽しむ |
内容 | 保育者の隣やひざに座り、気に入った絵本をくり返し読んでもらう。 |
環境構成・配慮・援助 | 絵本コーナーの周辺は、ゆったりとくつろいで絵本を楽しむことができる環境を整えるとともに、子どもでもページをめくりやすい絵本を用意する。本児が自分でページをめくりたい気持ちを受け止め、「もう一回読みたい」という要求にもくり返し応え、満足感を味わえるようにする。 |
評価・反省 | 自分でページをめくる楽しさに寄り添いながら、「リンゴが出てきたね」「ワンワンだね」など、現れた絵を言葉にして伝えることで楽しさを共有した。絵本や玩具を自ら選び、本児なりに触れて楽しむ姿を見守りたい。 |
食事
(完了食)
- 日によって食欲にムラがあるが、完了食に移行してからもよく噛んで食べられているので、「おいしいね」と共感しながら見守る。
- まだスプーンでうまくすくえないので、食べやすいように食材を乗せたスプーンを渡し、口に運べたときは大いにほめて次につなげていく。
家庭の連携
子どもの姿(再掲):手を離して歩ける歩数が増えてきた。
- 気候の良い日は戸外でも歩行を楽しめるように、靴を持参してもらう。
- してほしいことを本児なりのしぐさで表現する姿を伝え、家庭でもその姿を大切にしてもらえるようにする。
Iさん(低月齢/男児/活発) (1歳0カ月/12月生まれ)
子どもの姿
- 靴下を自分で引っ張って脱ぐことを楽しんでいた。(養護)
- ベビーカーに乗って散歩に出かけると、様々な物に興味を示し、指をさしたり大きな声を出していた。(教育)
- 伝い歩きで移動を楽しみ、保育者に「おいで」と言われると、手を離して1、2歩足が出る姿も見られた。(家庭との連携)
ねらい/内容/環境構成・配慮・援助
養護
子どもの姿(再掲) | 靴下を自分で引っ張って脱ぐことを楽しんでいた。(養護) |
ねらい | 簡単な着脱を自分でしようとする |
内容 | 保育者に見守られながら、靴下やズボンを脱ぐ面白さを味わう。 |
環境構成・配慮・援助 | 戸外遊びのあとやオムツ交換の際には、靴下やズボンを保育者が途中まで脱がせて、最後に本児自身が引っ張って脱げるようにする。「脱げたね」「できたね」と本児の姿を認める言葉がけをしたり、自分で脱げた喜びや面白さに共感し、意欲を育てていく。 |
評価・反省 | 自分で脱ぐことができると手を叩いて喜んでいたので、保育者もその喜びに共感し、意欲が育つように関わった。着脱の自立に向けて、本児の発達に合わせた援助を続けていく。 |
教育
子どもの姿(再掲) | ベビーカーに乗って散歩に出かけると、様々な物に興味を示し、指をさしたり大きな声を出していた。(教育) |
ねらい | 思いを受け止められる喜びを感じる |
内容 | 様々な発見や思いを自分なりの言葉や指さしで表現し、保育者に受け止めてもらう。 |
環境構成・配慮・援助 | 本児の発声や指さしを受け止め、「ブーブだね」「ワンワンがいるね」など、本児の伝えたいことを丁寧に言葉にして返していく。友だちに対しても、本児なりの言葉を通じて関わろうとしたり手を伸ばす姿が見られるので、怪我やトラブルを防ぎながら「○さんが読んでいる絵本が気になるね」「○さん、何をしているんだろうね」と言葉を補って仲立ちし、互いに関わる楽しさを感じられるように援助する。 |
評価・反省 | 友だちと関わることが好きだが、相手のタイミングによっては嫌がられてしまい、トラブルになることもあった。本児の思いを受け止めるとともに、相手にも思いがあることを伝えながら、心地良く関わることができるように仲立ちする。 |
食事
(後期食)食後ミルク100cc
- 苦手な食材を見ると口を開かない姿も見られるので、「おいしいよ」と伝えたり、保育者自身がおいしそうに食べて見せて、「食べてみよう」という気持ちが生まれるようにする。
- 手づかみ食べをする姿を大いに認めるとともに、食材への興味が増すように、「これはお芋だよ」「甘いね」と言葉をかけながら関わる。
家庭の連携
子どもの姿(再掲):伝い歩きで移動を楽しみ、保育者に「おいで」と言われると、手を離して1、2歩足が出る姿も見られた。
- 園で過ごす時間が長いので、保護者が本児の発達段階や成長を理解しやすいように、お迎えの際など時間に余裕のあるタイミングで家庭での様子を聞くとともに、園での姿を丁寧に伝える。
- 日々の食事の様子を伝え合い、園と家庭で協力しながら食への意欲を育てていく。
Jさん(低月齢/女児/活発) (0歳11カ月/1月生まれ)
子どもの姿
- 給食の時間だとわかるとハイハイで机の方に向かい、椅子に座るとエプロンを自分で着けようとしていた。(養護)
- 室内の様々な場所で、つかまり立ちや伝い歩きを盛んに楽しんでいた。(教育)
- 箱や棚から玩具や絵本をどんどん出したり、おしりふきやティッシュを見つけると出してしまう姿も見られた。(家庭との連携)
ねらい/内容/環境構成・配慮・援助
養護
子どもの姿(再掲) | 給食の時間だとわかるとハイハイで机の方に向かい、椅子に座るとエプロンを自分で着けようとしていた。(養護) |
ねらい | 生活の見通しを持ち、簡単な身の回りのことをしようとする |
内容 | 食事に向けて、保育者に手伝ってもらいながら手を洗ったり、エプロンを着けて準備をする。 |
環境構成・配慮・援助 | 「給食の時間だよ、楽しみだね」と言葉がけをして本児の期待に共感し、一緒に丁寧に手洗いをしたり、自分でエプロンを着けようとする姿を大切にしながら、さりげなく手を添えて援助する。「きれいに洗えたね」「エプロンを着けられたね」と本児の姿を認め、「できた!」という気持ちを感じられるようにする。 |
評価・反省 | エプロンを着けようとする際はさりげなく援助して、「できた」という感覚を味わえるように対応した。保育者が先回りし過ぎず、本児の意欲を大切にしながら関わりたい。 |
教育
子どもの姿(再掲) | 室内の様々な場所で、つかまり立ちや伝い歩きを盛んに楽しんでいた。(教育) |
ねらい | 様々な体の動きを楽しむ |
内容 | 保育者に見守られながら、十分につかまり立ちや伝い歩きをして、体を動かす楽しさを味わう。 |
環境構成・配慮・援助 | つかまり立ちしやすい柵や棚の前などに玩具が散乱しないように、必要に応じて保育者がこまめに片づけ、安全に配慮する。転倒しないように見守りながら、「立っち楽しいね」と共感したり、保育者が本児の両手を支えながら歩いて楽しめるように関わりながら遊ぶ。 |
評価・反省 | 保育者に両手を支えられながら立つと、喜んでひざを屈伸させたり、前方に進んで楽しんでいた。手を離して立つ姿も増えてきたので、転倒に気をつけながら見守る。 |
食事
(後期食)食後ミルク80cc
- 食欲旺盛でよくおかわりをしたがるので、気持ちを受け止めながら食べ過ぎてしまわないように配慮し、「もぐもぐしようね」とよく噛むことを丁寧に伝えていく。
- 保育者が使う介助用スプーンに興味を示し始めたので、本児用にもスプーンを用意し、様子を見ながら食材を乗せて渡し、口に運べるように援助する。
家庭の連携
子どもの姿(再掲):箱や棚から玩具や絵本をどんどん出したり、おしりふきやティッシュを見つけると出してしまう姿も見られた。
- 物の出し入れなど、指先を使って遊ぶことが楽しい時期であると伝えるとともに、発達に合った手作り玩具を紹介し、家庭での遊びの参考になるようにする。
- 現在園で流行している感染症についての情報を共有し、感染拡大防止に努める。
Kさん(低月齢/男児/静か) (0歳10カ月/2月生まれ)
子どもの姿
- 鼻水とよだれが増えたためスタイを付けているが、嫌がって自分で外してしまうことが多く、鼻水を拭かれることも嫌がっていた。(養護)
- ずりばいやハイハイで室内の探索を楽しむ中で、鏡に興味を持って覗き込み、保育者の顔も一緒に映ると喜んでいた。(教育)
- 体調不良で欠席し、登園後も鼻水が残っていた。(家庭との連携)
ねらい/内容/環境構成・配慮・援助
養護
子どもの姿(再掲) | 鼻水とよだれが増えたためスタイを付けているが、嫌がって自分で外してしまうことが多く、鼻水を拭かれることも嫌がっていた。(養護) |
ねらい | 清潔にしてもらう心地良さを感じる |
内容 | 鼻水をこまめに拭いてもらったり、汚れたスタイや衣服を着替えることで、心地良く過ごす。 |
環境構成・配慮・援助 | 鼻水を拭く際は突然行わず、「お鼻をきれいにさせてね」と本児に声をかけたり、「おおかぜこい」と歌って遊ぶ中で楽しみながら拭くようにする。鼻水を拭いたあとや清潔なスタイや衣服に着替えたあとは、「きれいになったね」「すっきりしたね、似合ってるよ」と言葉にして伝え、心地良さに共感する。 |
評価・反省 | 鼻水を拭いたりスタイを嫌がるときは、ティッシュやスタイで布あそびのように楽しみながら行うなど、工夫をしながら対応した。必要性も合わせて伝え、清潔にする心地良さを感じられるように関わる。 |
教育
子どもの姿(再掲) | ずりばいやハイハイで室内の探索を楽しむ中で、鏡に興味を持って覗き込み、保育者の顔も一緒に映ると喜んでいた。(教育) |
ねらい | 好きな遊びを通じて、保育者とのやり取りを楽しむ |
内容 | 保育者に自分なりの言葉やしぐさを受け止めてもらいながら、気に入った玩具で遊ぶ。 |
環境構成・配慮・援助 | 興味のあるものや玩具に自ら向かう姿を見守りながら、本児の発声や体の動きから思いを汲み取り、「この玩具が好きなんだね」「これは何だろうね」と応答的に関わる。本児の好きな型落としを一緒に楽しみながら、「入ったね」「音がしたね」と言葉にして伝えたり、木製の車を走らせて「まてまて」と追いかけて遊び、楽しさを共有していく。 |
評価・反省 | 本児が探索を楽しむ姿を見守る中で、喃語を受け止めて言葉にして返したり、「ちょうだい」「どうぞ」と玩具のやり取りを楽しんだ。言葉の発達を促していけるように、ゆっくりと丁寧な発音で話しかけるようにする。 |
食事
(後期食)食後ミルク100cc
- 後期食に進み、自ら手づかみで食べようとする姿が増えてきたので、その姿を認めながら食べる意欲を育てていく。
- 日によって食欲にムラがあるので、調理員と情報共有しながら、その日の体調や眠気に合わせて食事の時間や提供する量を調整し、無理なく食べられるように配慮する。
家庭の連携
子どもの姿(再掲):体調不良で欠席し、登園後も鼻水が残っていた。
- 現在家庭で投薬しているので、園での様子を観察しながら体調の変化を伝え合い、悪化を防ぐ。
- よだれで着替えることが増えたので、スタイと上の服を多めに持ってきてもらうように依頼する。
Lさん(低月齢/女児/静か) (0歳9カ月/3月生まれ)
子どもの姿
- 特定の保育者に抱っこを求めたり、自分の側から保育者が離れると泣いて後追いしていた。(養護)
- 室内遊びでは、保育者が転がした布製のボールに手を伸ばして取ろうとしたり、ずりばいで追いかけて楽しんでいた。(教育)
- ベビーカーに乗って散歩に出かけると、周りをきょろきょろと見て興味を示していた。(家庭との連携)
ねらい/内容/環境構成・配慮・援助
養護
子どもの姿(再掲) | 特定の保育者に抱っこを求めたり、自分の側から保育者が離れると泣いて後追いしていた。(養護) |
ねらい | 思いを受け止めてもらい、安心して過ごす |
内容 | 信頼する保育者に抱っこされたり、わらべうたあそびを通して十分に触れ合いながら、安心して遊ぶ。 |
環境構成・配慮・援助 | 保育室内での保育者の動きや出入り、声量をできるだけ抑え、落ち着いて過ごせるようにする。不安感から抱っこを求めるときは応答的に受け止め、一対一でわらべうたあそびを楽しんだり、興味のある玩具や絵本を一緒に楽しめるように関わっていく。 |
評価・反省 | 本児の「抱っこしてほしい」という要求を受け止め、わらべうたあそびをしたり絵本を読むことで、安心して遊びに戻れるように関わった。今後も本児の気持ちの切り替えがしやすいように、様々な関わり方を模索していく。 |
教育
子どもの姿(再掲) | 室内遊びでは、保育者が転がした布製のボールに手を伸ばして取ろうとしたり、ずりばいで追いかけて楽しんでいた。(教育) |
ねらい | 安全な環境で探索を楽しむ |
内容 | 興味のあるものを見つけてずりばいで近づき、触れたり舐めたりして感触を味わう。 |
環境構成・配慮・援助 | 安全にずりばいができる環境を整えるとともに、本児自ら興味を持って探索を楽しめるように、様々な色、形、感触の玩具を配置する。近くで見守りながら、本児が振り向いたときに目を合わせたり、「良いもの見つけたね」「先生にも見せて」と喜びに共感しながら一緒に遊ぶ。 |
評価・反省 | 徐々に本児のペースで探索を楽しむようになり、特に手作りのマラカスやカラフルな玩具に興味を持っていた。保育者も一緒にハイハイして遊ぶことで、体を動かしたり探索する楽しさを共有しながら関わる。 |
食事
(中期食)食後ミルク160cc
- 食べられる量が少しずつ増えているので、「もぐもぐできたね、おいしいね」と食べられた姿を認める言葉がけをしながら、意欲を育てる。
- 苦手な食材は口から出したり、見ただけで手で払おうとするため、おかゆと交互に食べるなど無理なく食べ進められるように配慮し、様子を見て時には切り上げるなど柔軟に対応する。
家庭の連携
子どもの姿(再掲):ベビーカーに乗って散歩に出かけると、周りをきょろきょろと見て興味を示していた。
- 寒くなってくる季節だが、気候の良い日は戸外に出ることを伝え、調整しやすい衣服で登園してもらう。
- 離乳食の進み具合や食事の様子を日々伝え合いながら、園で後期食に移行する時期について話し合っていく。
その他、ほいくのおまもりプラスのコンテンツ