【デモページ|8月・0歳児】個人案の文例【おまもりプラス】

2025年6月1日

個人案PDF

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敬称と性別表記について

LGBTQ+の観点から、保育士が園児を表記する際は『くん』『ちゃん』を使わず、『さん』で統一、園児が自身を称する際や園児同士のやり取りを記載する場合は『ちゃん』で統一しています。また、発達段階の観点では性差はあると考えられるため、男児/女児としています。

 

Aさん(高月齢/男児/活発)(1歳4カ月/4月生まれ)

子どもの姿

  • 「まだ遊びたい」「もっと食べたい」といった思いや要求を、激しく泣くことで表現する姿が見られた。(養護)
  • ままごとコーナーで、カップや皿にお手玉やチェーンリングを入れて楽しむ様子が見られ、保育者がそれらを食べるしぐさをすると、一緒に食べるまねをしていた。(教育)
  • 水遊びでは、ペットボトルの下半分を切って作ったシャワーを気に入り、頭の上からかけてもらって喜んでいた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 「まだ遊びたい」「もっと食べたい」といった思いや要求を、激しく泣くことで表現する姿が見られた。(養護)
ねらい 思いや要求を受け止めてもらいながら、安心して過ごす
内容 泣いたり自分なりの言葉やしぐさで、してほしいことや甘えたい気持ちを表現し、それらを保育者に丁寧に受け止めてもらう中で安心し、徐々に気持ちを切り替えていく。
環境構成・配慮・援助 本児なりに思いを表現する姿を受け止め、「○○したかったんだね」と丁寧に言葉で返しながら、思いが伝わったという安心感を味わえるようにする。気持ちの切り替えがしやすいよう、抱っこなどのスキンシップを取ったり、必要に応じて場所を移動するなど、職員間で連携しながら柔軟に対応していく。
評価・反省 保育者との一対一の関わりの中で気持ちが落ち着き、遊びや次の活動へ向かう様子が見られた。家庭でも自己主張が強く、保護者が対応に戸惑う場面があるとのことから、今後も様子を伝え合いながら、丁寧に関わっていく。

教育

子どもの姿(再掲) ままごとコーナーで、カップや皿にお手玉やチェーンリングを入れて楽しむ様子が見られ、保育者がそれらを食べるしぐさをすると、一緒に食べるまねをしていた。(教育)
ねらい 保育者と一緒に見立て遊びを楽しむ
内容 保育者の見立て遊びに興味を持ち、自分なりにまねして遊んだり、やり取りを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 ままごとコーナーには、扱いやすい玩具や道具、安全に座れる椅子や低い机を配置し、落ち着いて遊べる環境を整える。本児なりに遊ぶ姿に寄り添いながら、食材に見立てた素材を鍋に入れてかき混ぜる様子を見せたり、皿に移し替えて「今日のおやつですよ」「お茶もどうぞ」と声をかけることで興味を引き出し、やり取りを楽しめるよう関わっていく。
評価・反省 保育者や年上の友だちの見立て遊びに興味を示し、意欲的にまねて楽しんでいた。友だちとのやり取りには言葉を添えて仲立ちし、遊びが広がるように関わっていく。

食事

(完了食)

  • スプーンで食材をすくえたときには、「できたね」と声をかけながらその姿を大いに認め、次への意欲につなげる。
  • 見た目で食材を拒否するようになったため、気持ちに寄り添いながら保育者が食べて見せたり、好きなおかずと組み合わせて食べられるよう配慮し、徐々に慣れていけるようにする。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):水遊びでは、ペットボトルの下半分を切って作ったシャワーを気に入り、頭の上からかけてもらって喜んでいた。

  • 家庭にある材料で作れる手作り玩具を紹介し、家庭での遊びが広がるきっかけとなるようにする。
  • 目の赤みや水いぼなど、普段と異なる様子が見られた場合は保護者と情報を共有し、必要に応じて受診を勧めることで、症状の悪化を防ぐ。

Bさん(高月齢/女児/活発)(1歳3カ月/5月生まれ)

子どもの姿

  • 着脱に協力しようとして進んで手足を動かしたり、自分でズボンを引き上げようとする姿が見られた。(養護)
  • 水遊びに慣れてきた様子が見られ、自らタライの中の水に手を入れて、感触を味わっていた。(教育)
  • (家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 着脱に協力しようとして進んで手足を動かしたり、自分でズボンを引き上げようとする姿が見られた。(養護)
ねらい 楽しみながら簡単な着脱に取り組む
内容 衣服や水着の着脱の際に、保育者の声かけに合わせて手足を動かしたり、簡単な動作を自分で行うことで、できた喜びを感じる。
環境構成・配慮・援助 着脱を行う際は、焦らずに見守れるよう、一対一や少人数で時間に余裕を持たせて誘う。保育者が「ここに手を入れようね」「足を入れようね」「一緒に引っ張ってみよう」などわかりやすく動作を伝え、できたときには「できたね」と目を見て声をかけ、喜びや達成感を味わえるようにする。
評価・反省 保育者に促され、衣服を引っ張って頭を出したり、ズボンを上げようとするなど、意欲的に取り組む姿が見られた。まだ難しい部分が多いため、励ましの声をかけながらさりげなく援助し、意欲を育んでいく。

教育

子どもの姿(再掲) 水遊びに慣れてきた様子が見られ、自らタライの中の水に手を入れて、感触を味わっていた。(教育)
ねらい 様々な素材に触れ、感触の面白さや不思議さに気づく
内容 自分のペースで水や氷、泡に触れて遊び、感触の面白さや不思議さを保育者に言葉で代弁してもらう。
環境構成・配慮・援助 色水や氷、泡を少量ずつ入れた透明カップを十分に用意し、自ら興味を持って触れられる環境を作る。口や目に入れないよう注意しながら見守り、保育者も一緒に触ったりカップから出して遊びながら、「きれいだね」「冷たいね」「ふわふわだね」と声をかけて、感触の面白さや不思議さを伝え、好奇心を育む。
評価・反省 最初の内は嫌がっていたが、「ジュースですよ」と色水に氷を入れたカップを渡されると気に入り、その後は十分に感触を楽しむことができた。本児のペースを尊重しながら、様々な素材の感触を楽しめる環境を整え、五感の発達を促していく。

食事

(完了食)

  • 暑さにより食欲が落ちているため、提供する量や食材の大きさを調整し、無理なく食べ進められるよう配慮する。
  • 「食べさせてほしい」という甘えを受け止め、「お手伝いしようか」「どれを食べようか?」と優しく声をかけながら介助し、食べる意欲を引き出す。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):リズム遊びや体操では、自分なりに体を動かして楽しんでいた。

  • リズム遊びや体操を通じて様々な動きを楽しむ様子を具体的に保護者に伝え、家庭でも体を動かす遊びのきっかけとなるようにする。
  • 長期休暇明けからしばらくの間は、体調の変化に十分留意し、無理なく過ごしながら生活リズムを整えていけるよう援助する。

Cさん(高月齢/男児/静か)(1歳2カ月/6月生まれ)

子どもの姿

  • 水遊びの準備の際、自分のバッグから水着やタオルを1枚ずつ取り出したり、「これちょうだい」と保育者に声をかけられると手渡すなど、自分なりに参加しようとしていた。(養護)
  • 室内で、一人で数歩歩いたり、マットの山によじのぼって遊ぶなど、自分のペースで体を動かして楽しんでいた。(教育)
  • 絵本の内容に合わせて体を揺らしたり寝転ぶなど、動きをまねしながら楽しむ姿が見られた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 水遊びの準備の際、自分のバッグから水着やタオルを1枚ずつ取り出したり、「これちょうだい」と保育者に声をかけられると手渡すなど、自分なりに参加しようとしていた。(養護)
ねらい 身の回りのことに関心を持ち、自分なりに協力しようとする
内容 簡単な着脱や片付けの際、保育者の声かけに応じて体を動かしながら楽しく参加し、できた喜びを味わう。
環境構成・配慮・援助 着脱や片付けの際は時間に余裕を持たせ、「水着に着替えようね」「お片付けをして給食を食べようね」と見通しが持てる言葉で誘い、焦らずに見守る。保育者の声かけに応じて着脱に協力する姿には、「脱げたね」「トンネルに通せたね」と声をかけて認め、片付けでは「積み木のお家はここだよ」と伝えて楽しく参加できるようにし、最後には「できたね」「きれいになったね」と伝え、喜びを感じられるようにする。
評価・反省 保育者の声かけを理解し、玩具を箱に片づけたり、着替えやオムツをロッカーから出そうとするなど、自分なりに見通しを持って動こうとする姿が見られた。「一緒にやってくれるんだね」「ありがとう」と伝えながら、自分で行う意欲をさらに育んでいく。

教育

子どもの姿(再掲) 室内で、一人で数歩歩いたり、マットの山によじのぼって遊ぶなど、自分のペースで体を動かして楽しんでいた。(教育)
ねらい 様々な体の動きを楽しむ
内容 室内遊具での遊びを通じて、ハイハイや伝い歩き、よじのぼる、足からおりるなど、様々な動作を十分に楽しむ。
環境構成・配慮・援助 広いスペースにマットの山や手作りの低い台、室内すべり台を配置し、保育者がそばで見守り安全に配慮する。本児の楽しさに寄り添い、「のぼれたね」と声をかけて満足感を味わえるようにしたり、保育者も一緒に体を動かし、楽しさを共有する。
評価・反省 マットの山や段差ののぼりおりなど、体の動きがスムーズになってきた。一人歩きの距離も徐々に伸びているため、周囲の安全に配慮しながら、体を動かす楽しさに寄り添う。

食事

(完了食)

  • 苦手なものでも、励まされたり、小さくしてもらうと食べられることもあるため、無理強いにならないよう配慮しつつ、食べやすい工夫を取り入れて関わる。
  • 手づかみ食べの様子を見守りながら、「Cさんはこれが好きなんだね」「このお野菜はどんな味かな?」と声をかけ、様々な食材への興味を育む。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):絵本の内容に合わせて体を揺らしたり寝転ぶなど、動きをまねしながら楽しむ姿が見られた。

  • 園で親しんでいる絵本を、保護者が手に取りやすい場所に配置して紹介し、家庭での絵本選びの参考となるようにする。
  • 歩こうとする姿を温かく見守り、その意欲的な様子を保護者と共有し、成長の喜びを共に感じられるようにする。
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Dさん(高月齢/女児/静か)(1歳1カ月/7月生まれ)

子どもの姿

  • 鼻水やよだれが増え、顔を拭かれそうになると顔を背けたり、泣いて嫌がる姿が見られた。(養護)
  • 自分のペースでずりばいするようになり、好きな保育者や興味のある玩具に向かって前進したり、ハイハイする友だちを追いかけて楽しんでいた。(教育)
  • 入園当初と比べて、鼻水や咳など発熱がない体調不良の際に大事を取って欠席したり、保護者のいずれかが休みの日には登園を控えることが増えた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 鼻水やよだれが増え、顔を拭かれそうになると顔を背けたり、泣いて嫌がる姿が見られた。(養護)
ねらい 清潔にしてもらうことを喜ぶ
内容 信頼する保育者に優しく顔を拭いてもらったり、汚れた服やスタイを替えてもらい、清潔になった心地よさを感じる。
環境構成・配慮・援助 顔を拭く際は「お顔を拭いていいかな?」と声をかけてから行い、嫌がる場合は無理強いせず、保育者自身が顔を拭いて見せたり、「おおかぜこい」に合わせた布遊びの中で少しずつ拭くなど、柔軟に対応する。スタイや衣服が濡れているときは、「濡れているから着替えようね」と声をかけ、「きれいになったね」「さっぱりしたね」と伝え、清潔になった心地よさを感じられるようにする。
評価・反省 布遊びを通じて顔を拭かれることに抵抗はなかったため、清潔を保つことができた。本児自身で顔を拭くことも促すなど関わりを工夫しながら、必要性や心地よさを徐々に理解できるよう、焦らず丁寧に関わっていく。

教育

子どもの姿(再掲) 自分のペースでずりばいするようになり、好きな保育者や興味のある玩具に向かって前進したり、ハイハイする友だちを追いかけて楽しんでいた。(教育)
ねらい 意欲的に体を動かして遊ぶ
内容 室内で運動遊びに参加し、保育者や友だちと一緒にずりばいやハイハイでの追いかけっこを楽しんだり、興味のある遊具に自分なりに関わって遊ぶ。
環境構成・配慮・援助 段ボールトンネルやマットの山を配置し、保育者も一緒にずりばいやハイハイをしたり、「こっちへおいで」と声をかけながら、体を動かす意欲を引き出す。周囲の安全に配慮しながら見守り、「楽しいね」「たくさん進めたね」と声をかけながら、楽しさに寄り添っていく。
評価・反省 ずりばいからハイハイの姿勢をとるようになり、方向転換やお座りへの移行もスムーズになってきた。本児の体の動きをよく観察し、さらに発達を促せるような環境づくりを行う。

食事

(中期食)食後ミルク140cc

  • 噛まずに飲み込む姿が見られるようになったため、調理員と情報を共有しながら、食材の固さや大きさを調整し、噛んで食べる経験ができるようにする。
  • 苦手な食材を口にした際に顔をしかめるときは、「びっくりしたんだね」と声をかけて気持ちに寄り添い、保育者も一緒に食べて見せることで、抵抗感を減らしていく。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):入園当初と比べて、鼻水や咳など発熱がない体調不良の際に大事を取って欠席したり、保護者のいずれかが休みの日には登園を控えることが増えた。

  • 休み明けは家庭での様子を丁寧に聞き取りながら、保護者の本児への対応や関わりに対して肯定的な言葉をかけ、育児への自信が持てるようにする。
  • 長期休暇や暑さの影響で疲れが出やすく、生活リズムが乱れやすい時期であることを保護者と共有し、子どもの体調の変化を互いに伝え合えるよう促していく。
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Eさん(中月齢/男児/活発)(1歳0カ月/8月生まれ)

子どもの姿

  • 午睡明けは汗をかく姿が多かったため、起床後に着替えやタオルでの汗拭きを行い、肌を清潔に保つよう配慮した。(養護)
  • 室内では伝い歩きをしたり、手押し車や玩具の箱を押して歩くことを楽しんでいた。(教育)
  • 月末からは中耳炎による発熱で、欠席が続いている。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 午睡明けは汗をかく姿が多かったため、起床後に着替えやタオルでの汗拭きを行い、肌を清潔に保つよう配慮した。(養護)
ねらい 必要に応じて清潔な衣服に着替え、快適に過ごす
内容 保育者の声かけにより、汗や食事で衣服が汚れた不快感に気づき、清潔な衣服に着替えることで、心地よさを味わう。
環境構成・配慮・援助 汗をかいたり食後に衣服が汚れているときは、「濡れちゃったね」「汚れちゃったね」など、不快感に気づきやすい声かけを行い、「お着替えしてきれいにしようか」と提案する。ゆったりとやり取りを楽しみながら着脱を援助し、最後には「さっぱりしたね」と心地よさに共感する言葉をかける。
評価・反省 意欲的に手づかみ食べするだけでなく、遊び食べも増えたことから、食後に着替えが必要な日が多かった。保護者には日々の様子を伝えて理解を得ながら、こまめな着替えの補充をお願いし、一日を通して清潔な衣服で快適に過ごせるようにしていく。

教育

子どもの姿(再掲) 室内では伝い歩きをしたり、手押し車や玩具の箱を押して歩くことを楽しんでいた。(教育)
ねらい 体を動かす遊びを楽しむ
内容 室内の広いスペースで、手押し車や大箱を押したり、保育者に手を支えてもらいながら歩行を楽しむ。
環境構成・配慮・援助 室内の広く安全なスペースに手押し車や大箱を用意し、思い切り体を動かして楽しめる環境を整え、安全に配慮しながら見守る。また、保育者が本児の手を支えて歩行を援助しつつ、「あんよが上手だね」「楽しいね」と声をかけ、安心感を持って歩行の楽しさを味わえるように関わる。
評価・反省 歩行が始まり、尻もちをつきながらも数歩ずつ歩く姿が見られるようになった。まだバランスが不安定で、周囲の友だちや家具にぶつかりそうな場面もあるため、安全に配慮しながら見守る。

食事

(後期食)食後ミルク80cc

  • 丸呑みしやすいため、保育者も一緒に口を動かして見せたり、「モグモグできたね」と声をかけ、噛む意識を育む。
  • 汁物やお茶に食材を入れて遊ぼうとする姿には、さりげなく制止しながら「お口に入るかな?」と声をかけたり、「お手伝いしようか」と提案して介助し、無理なく食べ進められるよう援助する。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):月末からは中耳炎による発熱で、欠席が続いている。

  • 休み明けには、本児の体調や家庭での様子、投薬の有無などを丁寧に聞き取り、園での様子を観察しながら、無理なく過ごせるよう配慮する。
  • お盆期間中の登園予定や送迎時間について、各家庭に確認を行い、当日の混乱が生じないようにする。
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Fさん(中月齢/女児/活発)(0歳11カ月/9月生まれ)

子どもの姿

  • 食後は自分で口を拭きたがり、保育者に拭かれると手で払って嫌がる姿が見られた。(養護)
  • 保育者や友だちと一緒に、ハイハイでの追いかけっこをしたり、玩具の入った箱を押して歩くなど、活発に体を動かしていた。(教育)
  • 水遊びの疲れから、午睡の時間が長くなり、保育者の声かけでもなかなか目覚められない日があった。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 食後は自分で口を拭きたがり、保育者に拭かれると手で払って嫌がる姿が見られた。(養護)
ねらい 簡単な身の回りのことに興味を持ち、やってみようとする
内容 保育者に見守られる中でエプロンを着脱したり、顔を拭き、自分でできた喜びやきれいになった心地よさを、丁寧に言葉にしてもらう。
環境構成・配慮・援助 本児の意欲を大切にしながら温かく見守り、必要に応じてさりげなく援助しながら「できたね」と伝え、満足感を味わえるようにする。顔を拭かれることを嫌がる場面では、布遊びを通じて顔に触るなど工夫して関わり、「きれいになったね」「さっぱりしたね」と心地よさを言葉にして伝える。
評価・反省 保育者に見守られたりさりげなく援助してもらう中で、安心して取り組む姿が見られた。本児の姿を職員間で共有し、意欲を尊重しながら一貫した関わりができるようにしていく。

教育

子どもの姿(再掲) 保育者や友だちと一緒に、ハイハイでの追いかけっこをしたり、玩具の入った箱を押して歩くなど、活発に体を動かしていた。(教育)
ねらい 十分に体を動かして遊ぶ
内容 室内遊具を使い、段差や坂をよじのぼる、ハイハイでくぐる、押して歩くなど、様々な体の動きを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 室内の広いスペースに手作りの低い段差やすべり台、段ボールトンネルを設置し、保育者も一緒に遊びながら、様々な動作を楽しめるように関わる。大箱を使った歩行の際は周囲の安全に配慮しつつ、「歩けたね」「楽しいね」と声をかけ、本児の楽しさに寄り添いながら意欲を育む。
評価・反省 すべり台を様々な方面からよじのぼったり、大箱やコンビカーを押して歩くなど、活発に体を動かしていた。手を離して数歩進む姿も見られるようになったため、転倒や衝突に十分注意しながら見守っていく。

食事

(後期食)食後ミルク80cc

  • 苦手なものを嫌がる場面では、目の前で小さくして見せたり、保育者が食べながら「甘くておいしいよ」と味や食感を言葉にして伝え、興味を引き出す。
  • スプーンへの興味を大切にしつつ、机や皿を叩いて遊び始めたときはさりげなく止め、手を添えて一緒にすくいながら「できたね」と声をかけ、使い方が身につくように関わる。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):水遊びの疲れから、午睡の時間が長くなり、保育者の声かけでもなかなか目覚められない日があった。

  • 食事の時間を調整して早めに午睡に入れるよう配慮するとともに、降園後の様子を保護者から聞き取り、園と家庭で連携しながら生活リズムを整えていく。
  • 夏に多い感染症や皮膚疾患について、掲示やおたよりを活用して保護者にわかりやすく伝え、感染や悪化の予防に努める。
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Gさん(中月齢/男児/静か)(0歳10カ月/10月生まれ)

子どもの姿

  • 布団での入眠に徐々に慣れてきたが、途中で目覚めることもあった。(養護)
  • 水遊びでは、タライに近づいて自ら手を入れたり、保育者に支えられながらタライに入り、全身で水の感触を楽しんだ。(教育)
  • 室内あそびでは、ハイハイでトンネルをくり返しくぐったり、すべり台の斜面をのぼろうとするなど、意欲的に体を動かす姿が見られた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 布団での入眠に徐々に慣れてきたが、途中で目覚めることもあった。(養護)
ねらい 快適な環境で、一定時間安心して眠る
内容 食後の満足感を味わいながら布団で入眠し、途中で目覚めたときは、保育者に優しくトントンしてもらいながら、安心して再入眠する。
環境構成・配慮・援助 食後は「おいしかったね」「お腹がいっぱいだね」と声をかけつつ、汚れた衣服やオムツの交換を行い、清潔になった心地よさや満足感を味わいながら入眠できるように関わる。途中で目覚めた際にすぐに対応できるよう、保育者の見守る位置を工夫し、子守唄を歌いながら優しくトントンして再入眠を援助する。
評価・反省 目覚めた際に素早く対応してもらうことで、泣かずに再入眠できるようになってきた。水遊びの疲れや離乳食の満足感から入眠にかかる時間も短くなってきているため、本児の心地よい生活リズムを今後も継続していけるように関わっていく。

教育

子どもの姿(再掲) 水遊びでは、タライに近づいて自ら手を入れたり、保育者に支えられながらタライに入り、全身で水の感触を楽しんだ。(教育)
ねらい 感触遊びを楽しむ
内容 水や氷、寒天といった夏ならではの素材に触れ、十分に感触を味わう。
環境構成・配慮・援助 食紅で色をつけた素材を用意し、シートを敷いた上で、汚れてもよい服装で行う。自由に触れられるようにし、嫌がる姿も受け止めながら、保育者が触って見せ、「冷たいね」「固いね」「柔らかいね」など感触を言葉にして伝え、興味や関心を引き出していく。
評価・反省 寒天遊びでは、自ら手を伸ばして叩いたり握ったりしながら、感触を楽しむ様子が見られた。来月も暑さが残るうちは、水遊びや感触遊びなど、開放感を味わえる活動を積極的に取り入れていきたい。

食事

(後期食)食後ミルク120cc

  • 魚や葉物が口の中に残りやすいため、入れ過ぎないように配慮し、必要に応じて水分補給を促しながら、食べやすいように援助する。
  • 離乳食後のミルクを途中で拒否する姿が増えてきたため、「お腹がいっぱいになったんだね」と思いを代弁しながら寄り添い、食事の満足感を味わえるようにする。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):室内あそびでは、ハイハイでトンネルをくり返しくぐったり、すべり台の斜面をのぼろうとするなど、意欲的に体を動かす姿が見られた。

  • 本児の体の動きやつかまり立ちの前兆など、できるようになったことを丁寧に観察し、保護者と共有することで、発達を促す環境づくりにつなげていく。
  • 暑さの影響で体調を崩したり食欲が落ちやすいため、日々の様子をこまめに保護者と伝え合い、体調の変化を見逃さないようにする。
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Hさん(中月齢/女児/静か)(0歳9カ月/11月生まれ)

子どもの姿

  • 食後は落ち着いて布団に寝転がることができるものの、日によっては寝付きが悪く、保育者にトントンしてもらったり抱っこされることで入眠できた。(養護)
  • リズムあそびでは、体を揺らしたり手を叩くなど、自分なりに保育者のまねをして楽しんでいた。(教育)
  • 体に水がかかっても泣く姿が減り、保育者のそばで、カップや小さなバケツに入った水に触れたり、こぼして遊ぶ様子が見られた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 食後は落ち着いて布団に寝転がることができるものの、日によっては寝付きが悪く、保育者にトントンしてもらったり抱っこされることで入眠できた。(養護)
ねらい 安心して入眠する
内容 食後の満足感を味わいながら、保育者にトントンしてもらったり、子守唄を歌ってもらいながら安心して横になり、心地よく入眠する。
環境構成・配慮・援助 室温と湿度を快適に保ちつつ、同じ保育者が一貫した流れで「お腹がいっぱいになったね」「ねんねしようね」と優しく声をかけながら午睡に誘っていく。本児が心地よく入眠できるよう関わり、入眠しづらい場合には、オムツの濡れや汗による不快感がないかを確認し、抱っこで入眠を援助したり遊びながら眠気を待つなど、柔軟に対応することで安心感につなげていく。
評価・反省 お盆明けに体調を崩してからは情緒が不安定になり、眠気を感じると抱っこを求める姿が増えた。本児の体調や機嫌に寄り添いながら受容的に関わることで、情緒の安定を図っていく。

教育

子どもの姿(再掲) リズムあそびでは、体を揺らしたり手を叩くなど、自分なりに保育者のまねをして楽しんでいた。(教育)
ねらい 保育者と一緒に手遊びを楽しむ
内容 簡単な手遊びを楽しむ中で、保育者の動きに興味を示し、自分なりにまねしようとして、手足や体を動かす。
環境構成・配慮・援助 「さかながはねて」「やさいのうた」「むすんでひらいて」などの簡単な手遊びを、一対一や少人数で楽しめるようにする。本児が保育者の動きをまねする姿には、目を合わせて「まねっこできたね」「楽しいね」と声をかけ、楽しさを共有できるように関わる。
評価・反省 手遊びをくり返し楽しむ中で、気に入った部分の動きを覚え、意欲的に体を動かす姿が見られた。来月からは、「げんこつやまのたぬきさん」「くいしんぼうのごりら」など秋らしい題材の手遊びを取り入れ、引き続き楽しんでいきたい。

食事

(中期食)食後ミルク120cc

  • つい最近まで食べられた食材でも、日によっては嫌がる姿が見られるため、その時々の気持ちに寄り添いながら介助し、食べられたときは大いにほめながら、食べる意欲を育む。
  • 口の動きや飲み込みの様子を丁寧に観察し、後期食への移行に向けて、調理員と連携し、歯茎でつぶせる固さの食材を徐々に取り入れていく。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):体に水がかかっても泣く姿が減り、保育者のそばで、カップや小さなバケツに入った水に触れたり、こぼして遊ぶ様子が見られた。

  • 水遊びを楽しめるようになってきた様子を、写真や動画を活用しながら保護者に伝え、成長を感じてもらえるようにする。
  • 長期休暇に入る家庭もあるため、休み明けは過ごし方や体調の変化について丁寧に確認し、無理なく過ごせるよう配慮しながら、生活リズムを整えていく。
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Iさん(低月齢/男児/活発)(0歳8カ月/12月生まれ)

子どもの姿

  • 保育者の抱っこやひざに座って遊ぶことを好み、降ろされると泣いて再び抱っこを求める姿が見られた。(養護)
  • ずりばいでの移動を楽しみ、「おいで」と保育者に呼びかけられると、喜びながら向かう姿があった。(教育)
  • 水遊びでは、ジョウロから出る水に手を伸ばして感触を味わったり、水車が回る様子に興味を示していた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 保育者の抱っこやひざに座って遊ぶことを好み、降ろされると泣いて再び抱っこを求める姿が見られた。(養護)
ねらい 信頼する保育者と関わりながら、安心して過ごす
内容 泣いたりしぐさで思いや要求を表現し、それらを信頼する保育者に丁寧に受け止めてもらうことで、安心感を持つ。
環境構成・配慮・援助 職員間で連携しながら、特定の保育者が中心となって関わり、遊びの中でスキンシップを取りながら安心感を育んでいく。本児なりの思いの表現を丁寧に受け止め、「抱っこがいいんだね」「びっくりしたんだね」などと優しく声をかけ、思いが伝わる喜びを感じられるようにする。
評価・反省 抱っこなどの要求をすぐに受け止めてもらうことで、安心して泣き止む姿が見られた。今後も思いや要求を丁寧に受け止めて応じながら、保育者から離れても安心して過ごせるよう関わっていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) ずりばいでの移動を楽しみ、「おいで」と保育者に呼びかけられると、喜びながら向かう姿があった。(教育)
ねらい ずりばいを楽しむ
内容 室内で、保育者に呼びかけられたり、興味のある玩具や遊具を見つけてずりばいで近づき、関わって遊ぶ楽しさを味わう。
環境構成・配慮・援助 広く安全なスペースを確保し、少し離れた場所から名前を呼びかけたり、色彩豊かな玩具を見やすい位置に配置して、ずりばいへの意欲を引き出す。周囲の安全に配慮しながら、目的のものに向かって前進する様子を見守り、「がんばれ!」「もう少しで届くね」と声をかけて励ましたり、手が届いたときには「ここまで来られたね」「嬉しいね」と喜びや達成感に寄り添う。
評価・反省 目的のものに向かって進んだり、方向転換したりと、自由にずりばいを楽しんでいた。細かい玩具やゴミなどをよく見つけてつまもうとする様子もあったため、室内の衛生や安全面に十分配慮していく。

食事

(中期食)食後ミルク180cc

  • 日によって食欲にムラがあるため、本児の様子に合わせて声かけや食べる場所を変えるなど関わり方を工夫し、無理なく食べ進められるようにする。
  • 嫌がらずに食べたり、口を動かす姿を大いに認め、「上手に食べられたね」「おいしいね」と声をかけ、食べる喜びを感じられるようにする。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):水遊びでは、ジョウロから出る水に手を伸ばして感触を味わったり、水車が回る様子に興味を示していた。

  • 水遊びの様子を保護者に伝えることで、本児の興味の広がりや好奇心の育ちといった成長を感じてもらえるようにする。
  • 長期休み明けは生活リズムが乱れやすいため、家庭での様子を丁寧に聞き取りながら、園での生活リズムに徐々に戻していけるように関わる。
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Jさん(低月齢/女児/活発)(0歳7カ月/1月生まれ)

子どもの姿

  • 排便時に力み、便が出るとすっきりした表情を見せて、機嫌よく動き始める姿が見られた。(養護)
  • 感触遊びでは、水の入ったビニール袋に興味を示し、自ら手を伸ばして触れ、感触を楽しんでいた。(教育)
  • ずりばいで室内を探索し、保育者や友だちに関心を持って、声を出したり笑顔を見せる姿が見られた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 排便時に力み、便が出るとすっきりした表情を見せて、機嫌よく動き始める姿が見られた。(養護)
ねらい 清潔にしてもらいながら、快適に過ごす
内容 排泄のサインを保育者に受け止めてもらい、一対一の関わりを楽しみながらオムツを交換してもらい、清潔になった心地よさを感じる。
環境構成・配慮・援助 排泄時のサインを見逃さず、「出たかな?」「きれいにしようね」と声をかけ、不快感に気づけるよう促す。オムツ交換の際は、リラックスして過ごせるようゆったりと関わり、「すっきりしたね」「きれいになったよ」と心地よさを言葉にして伝え、共感する。
評価・反省 離乳食のあとに排便があることが多く、交換してもらえることがわかると喜ぶ姿が見られた。交換時には動こうとしたり、嫌がって泣くこともあるため、本児の思いを受け止めつつ手早く対応し、最後に「すっきりしたね」と声をかけ、心地よさを伝えていく。

教育

子どもの姿(再掲) 感触遊びでは、水の入ったビニール袋に興味を示し、自ら手を伸ばして触れ、感触を楽しんでいた。(教育)
ねらい 様々な素材の感触を楽しむ
内容 室内で、水や氷、寒天など、夏ならではの素材に触れて遊ぶ。
環境構成・配慮・援助 感触遊びは汚れてもよい服で行い、色水をファスナー付きビニール袋に入れたものや、氷、水風船、寒天などの素材を用意し、安全に楽しめるようにする。保育者が触って見せながら興味を引き出し、本児なりに触れて楽しむ様子を見守りながら、「冷たいね」「気持ちいいね」と感覚を言葉にして伝えていく。
評価・反省 寒天の感触を気に入り、叩いたり握ったりして楽しむことができた。今後も様々な素材に触れられる活動を取り入れ、五感の発達を促していく。

食事

(初期食)食後ミルク200cc

  • 何でも嫌がらずに食べる姿を大いに認め、「たくさん食べられるね」と優しく声をかけながら、食べる喜びに寄り添う。
  • スプーンから食べ物を上手に取り込み、口を動かして食べる姿が見られるため、家庭や調理員と本児の様子をこまめに伝え合いながら、徐々に食材の形態を変えていく。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):ずりばいで室内を探索し、保育者や友だちに関心を持って、声を出したり笑顔を見せる姿が見られた。

  • 園で活発に探索したり、友だちに関心を示す姿を通じて、本児の心身の成長を保護者に丁寧に伝えていく。
  • 探索範囲の広がりにより誤飲のリスクも高まるため、子どもの口に入る大きさの目安などをわかりやすく伝え、家庭でも誤飲防止に取り組めるよう働きかける。
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Kさん(低月齢/男児/静か)(0歳6カ月/2月生まれ)

子どもの姿

  • 遊びに飽きたり機嫌が悪いときは泣いて知らせ、抱っこしてもらうと落ち着き、笑顔を見せていた。(養護)
  • 保育者のひざの上で絵本を読む中で、じっと絵を見つめたり、ページをつかんで引き寄せようとする様子が見られた。(教育)
  • そばにある玩具に手を伸ばしながら、寝返りをしようとする姿が見られるようになってきた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 遊びに飽きたり機嫌が悪いときは泣いて知らせ、抱っこしてもらうと落ち着き、笑顔を見せていた。(養護)
ねらい 保育者のそばで、安心して遊ぶ
内容 保育者に見守られながら好きな遊びを楽しむ中で、思いやしてほしいことを自分なりに表現し、それを丁寧に受け止めてもらうことで、安心して遊びに戻る。
環境構成・配慮・援助 落ち着いて遊べる環境を整え、引っ張ると音が鳴る玩具や肌触りの良い玩具を用意して、本児の興味を引き出す。遊ぶ様子を見守りながら、表情や喃語などで思いや要求を表現する姿を丁寧に受け止め、「この玩具が欲しいんだね」「抱っこしてほしいんだね」などと言葉にして応答的に関わるとともに、本児の興味に合わせて他の玩具も提供しながら、安心感を育んでいく。
評価・反省 保育者がそばにいることで安心し、機嫌よく遊ぶ姿が見られた。嬉しいときには声を出し、気に入らないときには泣くなど、感情表現がさらに豊かになってきたので、引き続き丁寧に受けとめながら、他者への信頼感を育んでいく。

教育

子どもの姿(再掲) 保育者のひざの上で絵本を読む中で、じっと絵を見つめたり、ページをつかんで引き寄せようとする様子が見られた。(教育)
ねらい 絵本を通じたやり取りを楽しむ
内容 保育者に絵本を読んでもらう中で、くり返しの言葉のリズムを感じたり、喃語やしぐさを受け止めてもらうことを喜ぶ。
環境構成・配慮・援助 一対一の関わりを大切にし、本児をひざに乗せて絵本を開き、ゆっくりと丁寧な発音で読む。言葉のリズムに合わせて体を優しく揺らしたり、本児の発声や手を伸ばすしぐさを受け止め、「面白いね」「これは○○だよ」と語りかけながら、楽しさに寄り添う。
評価・反省 絵本の内容に合わせてリズミカルに体を揺らしてもらうと、喜んで声を出していた。ページをめくろうとするときは手を添えて援助し、絵本に触れる楽しさを味わえるようにする。

食事

(初期食)食後ミルク180cc

  • 機嫌の良い日に重湯から始め、慣れるまでは舌で押し出したり嫌がる姿も見られることを受け止め、ゆったりとした気持ちで関わりながら、無理なく進めていく。
  • ミルクを嫌がって手で押し返すときは、飲む姿勢や場所を変えて気分転換を図り、安心して満足するまで飲めるように配慮する。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):そばにある玩具に手を伸ばしながら、寝返りをしようとする姿が見られるようになってきた。

  • あおむけで遊ぶ本児の横から声をかけたり、そばに玩具を置いたりして無理なく寝返りを促す環境づくりについて保護者に共有しながら、発達の様子を共に見守っていく。
  • 園で親しんでいるふれあいあそびを紹介し、家庭でもゆったりとしたふれあいの時間を楽しんでもらえるようにする。
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Lさん(低月齢/女児/静か)(0歳5カ月/3月生まれ)

子どもの姿

  • オムツ交換では、汚れたオムツを取ってもらうと足を大きく動かしたり、声を出して喜んでいた。(養護)
  • 玩具を渡されると手を伸ばし、握ったり舐めたりして感触を味わいながら、一人遊びを楽しむ様子が見られた。(教育)
  • よだれの量が増えてきた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) オムツ交換では、汚れたオムツを取ってもらうと足を大きく動かしたり、声を出して喜んでいた。(養護)
ねらい 清潔にしてもらう心地よさを感じる
内容 信頼する保育者にオムツを交換してもらい、優しい声かけやスキンシップを通じて安心感を持ちながら、清潔になった心地よさを感じる。
環境構成・配慮・援助 排尿しても泣かない姿が見られるようになってきたため、遊びの中でさりげなくオムツの状態を確認し、「ちっちが出たね」「きれいにしようね」と優しく声をかけてオムツ交換に誘う。普段から親しんでいる歌やわらべうたあそびを取り入れながら、楽しく交換できるようにし、最後は「さっぱりしたね」と声をかけ、清潔になった心地よさを言葉にして伝える。
評価・反省 わらべうたあそびや「いないいないばあ」を楽しみながら、機嫌よくオムツ交換に応じていた。交換中に寝返りをしようとする姿が増えたため、周囲の安全や衛生面に配慮する。

教育

子どもの姿(再掲) 玩具を渡されると手を伸ばし、握ったり舐めたりして感触を味わいながら、一人遊びを楽しむ様子が見られた。(教育)
ねらい 好きな玩具を見つけ、関わろうとする
内容 保育者に手渡してもらった玩具や、そばにある玩具に興味を示し、自ら手を伸ばして触れたり口に入れたりしながら、感触を楽しむ。
環境構成・配慮・援助 握りやすく色彩豊かな玩具を用意し、心地よい姿勢で遊ぶ本児の近くに置いたり、正面から手渡したりして、興味を引き出す。玩具を握ったり舐めたりして感触を味わう姿を見守り、「柔らかいね」「固いね」「いい音がするね」といった声かけをさりげなく行い、遊ぶ楽しさに寄り添う。
評価・反省 気に入った玩具を見つけると、手を伸ばしてしっかりと握り、舐めたり打ちつけたりして遊ぶ姿が見られた。保育者も一緒に遊びながら遊びの楽しさを共有し、本児の好奇心やそれに伴う体の動きを促していく。

食事

ミルク180cc

  • 授乳の間隔や量が安定してきたため、安心して最後まで飲めるよう、目を合わせて微笑んだり、優しく声をかけながら関わる。
  • 自らほ乳瓶に手を添えようとする姿が見られるときは、その意欲を大切にし、保育者が手を添えて支えながら、満足感を味わえるようにする。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):よだれの量が増えてきた。

  • スタイを多めに持参してもらうよう依頼するとともに、歯の生え始めなどの変化を観察しながら、保護者とこまめに情報を共有していく。
  • 食事に興味を示して口を動かす様子や、よだれの増加といったサインを踏まえ、初期食を始める時期について保護者と相談していく。
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サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

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