【デモページ|4月・0歳児】個人案の文例【おまもりプラス】

2025年2月1日

個人案PDF

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敬称と性別表記について

LGBTQ+の観点から、保育士が園児を表記する際は『くん』『ちゃん』を使わず、『さん』で統一、園児が自身を称する際や園児同士のやり取りを記載する場合は『ちゃん』で統一しています。また、発達段階の観点では性差はあると考えられるため、男児/女児としています。

 

Aさん(高月齢/男児/活発)(1歳0カ月/4月生まれ)

子どもの姿

  • 保護者と離れる際に泣くが、音の鳴る玩具を渡されると興味を示して泣き止み、保育者のひざに座って鳴らし、笑顔を見せていた。(養護)
  • 泣き止んで落ち着くと、ハイハイや伝い歩きなど様々な姿勢で室内を探索し、玩具や絵本を取り出して楽しんでいた。(教育)
  • 睡眠の際に布団に横になることを嫌がって泣き、保育者に抱っこやおんぶをしてもらいながら入眠した。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 保護者と離れる際に泣くが、音の鳴る玩具を渡されると興味を示して泣き止み、保育者のひざに座って鳴らし、笑顔を見せていた。(養護)
ねらい 新しい環境や保育者に慣れ、親しみを持つ
内容 保育者の抱っこや優しい言葉がけにより不安を受け止めてもらい、落ち着いた環境でスキンシップを取りながら遊ぶことで、安心感を得る。
環境構成・配慮・援助 本児が登園時から安心感を持てるよう、できるだけ決まった保育者が受け入れ、「Aさん、おはよう」「待ってたよ」と優しく声をかける。泣いて不安を表現する本児に寄り添いながら、気分を切り替えやすいよう、気に入っている玩具を見せて遊びに誘ったり、抱っこをしながらわらべうたあそびを楽しみ、徐々にリラックスできるよう関わる。
評価・反省 新しい環境や保育者に慣れ、泣かずに保護者と離れたり、自ら保育室に向かう姿が見られるようになった。引き続き、応答的に関わりながら信頼関係を深めていく。

教育

子どもの姿(再掲) 泣き止んで落ち着くと、ハイハイや伝い歩きなど様々な姿勢で室内を探索し、玩具や絵本を取り出して楽しんでいた。(教育)
ねらい 身近な玩具に興味を示し、関わろうとする
内容 室内でハイハイや伝い歩きによる探索を楽しみ、発見した素材や玩具に触れて感触を味わったり、保育者と一緒に遊ぶことを喜ぶ。
環境構成・配慮・援助 安全に探索できるよう、床や柵、棚などの安全点検をこまめに行い、破損や危険な部分がないか確認する。本児の目線に合わせて様々な素材や音の鳴る玩具、色彩豊かな絵本を配置し、本児自ら見つけたり手に取った際は、「良いものがあったね」「見つけたね」と喜びに共感し、一緒に触れて楽しむ。
評価・反省 棚や箱から玩具を取り出し、そばにいる保育者に見せたり、壁面の吊るし玩具に興味を示して伝い歩きで近づき、手を伸ばしていた。本児の探索活動を見守りながら、喜びや楽しさを共有し、好奇心を満たしていく。

食事

(完了食)

  • 意欲的に手づかみ食べをする姿を大切にし、口に詰め込みすぎないように見守りながら、「おいしいね」と声をかけて食べる喜びに寄り添う。
  • 苦手な野菜を口から出す姿が見られるため、好きなおかずと一緒にスプーンに乗せて無理なく食べられるよう配慮し、食べられたときはその姿を認め、様々な食材への興味を引き出す。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):睡眠の際に布団に横になることを嫌がって泣き、保育者に抱っこやおんぶをしてもらいながら入眠した。

  • 家庭での睡眠時の様子を聞き取り、本児が入眠しやすい関わり方を模索していく。
  • 食事で好き嫌いが激しいという家庭での悩みに寄り添い、本児が食べられた給食の献立や味付けの工夫を共有しながら、焦らず見守る。

Bさん(高月齢/女児/活発)(0歳11カ月/5月生まれ)

子どもの姿

  • 睡眠の際は保育者に促されて布団に横になり、トントンしてもらうことですぐに入眠できた。(養護)
  • 絵本を読んでもらう中で、興味のあるページを指差したり、自分なりに声を発し、保育者とのやり取りを楽しむ姿が見られた。(教育)
  • 保護者と離れる際に泣くが、保育者に抱っこしてもらうと安心して泣き止み、落ち着くと抱っこやひざから降りて遊び始めることができた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 睡眠の際は保育者に促されて布団に横になり、トントンしてもらうことですぐに入眠できた。(養護)
ねらい 保育者に見守られながら、安心して眠ろうとする
内容 特定の保育者に見守られながら横になり、優しくトントンしてもらったり、子守唄を歌ってもらい、心地よさを感じる。
環境構成・配慮・援助 新しい環境になり、まだ生活リズムが安定しないため、眠気が見られるときは「眠くなったね」「ねんねしようか」と優しく声をかけ、安心して入眠できるようそばについて見守る。室温や湿度、採光、他児の泣き声などの周囲の音に配慮し、落ち着いて眠れる環境を整える。
評価・反省 午前睡の時間帯は他児の登園と重なり、入眠しづらい様子が見られたが、午睡は落ち着いて入眠できた。周囲の音に反応して目を覚ますことがあるため、「びっくりしたね」と優しく声をかけながら再入眠を促し、一定時間眠れるよう配慮する

教育

子どもの姿(再掲) 絵本を読んでもらう中で、興味のあるページを指差したり、自分なりに声を発し、保育者とのやり取りを楽しむ姿が見られた。(教育)
ねらい 指差しや自分なりの言葉で思いを表現しようとする
内容 保育者のひざに座り、気に入った絵本を読んでもらう中で、自分なりの言葉や指差しを丁寧に受け止めてもらい、思いが伝わる喜びを感じる。
環境構成・配慮・援助 絵本の表紙が見えるように配置し、本児が自ら選び取れるよう配慮する。ゆっくりと丁寧に発音しながら絵本を読み、本児の言葉や指差しを受け止め、「○○だね」と優しく言葉にして返し、やり取りを楽しめるようにする。
評価・反省 絵本を読んでもらう中で、盛んに指差しをする姿が見られ、保育者に一つずつ受け止められることで満足していた。動物や食べ物など、様々なテーマの絵本を用意し、興味を広げられるようにする。

食事

(後期食)食後ミルク80cc

  • 食べたいものを手づかみしたり、指差しで要求するので、「これが食べたいんだね」「おいしいね」と応答的に関わり、意欲を育む。
  • やわらかく煮た野菜や魚をよく噛まずに飲み込むため、完了食への移行に向けて、本児の様子を調理員と共有し、咀嚼を促す固さや大きさに調整しながら提供する。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):保護者と離れる際に泣くが、保育者に抱っこしてもらうと安心して泣き止み、落ち着くと抱っこやひざから降りて遊び始めることができた。

  • 日中は保育者から離れて笑顔で過ごせた様子を伝え、保護者が安心できるようにする。
  • 兄の服や貰い物の服を着ていることがあるため、必ず本児の名前に書き替えてもらうよう依頼し、返し間違いを防ぐ。

Cさん(高月齢/男児/静か)(0歳10カ月/6月生まれ)

子どもの姿

  • 保育者から離れたがらず、ひざに座った状態で玩具で遊んだり絵本を読んで過ごすことが多かった。(養護)
  • ボール落としの玩具に興味を示し、ボールが転がり落ちる様子をじっと見つめていた。(教育)
  • 登園時は激しく泣くが、保育者に抱っこされながら外の景色を見たり、歌に合わせて揺れることで徐々に泣き止むことができた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 保育者から離れたがらず、ひざに座った状態で玩具で遊んだり絵本を読んで過ごすことが多かった。(養護)
ねらい 特定の保育者に親しみ、新しい環境に慣れる
内容 特定の保育者に不安を受け止めてもらい、わらべうたあそびを通じたスキンシップを楽しみながら、安心感を得る。
環境構成・配慮・援助 新しい環境への不安に寄り添いながら、落ち着いた環境でわらべうたあそびに誘い、スキンシップを図る。「いちばちとまった」で手足や体に優しく触れたり、ひざに乗せて「うまはとしとし」に合わせて上下に揺れる動きを楽しみ、不安を和らげる。
評価・反省 わらべうた遊びを楽しみ、満足すると笑顔を見せるようになり、保育者から離れて遊ぶ姿も見られた。引き続きスキンシップを大切にしながら、安心感を育んでいく。

教育

子どもの姿(再掲) ボール落としの玩具に興味を示し、ボールが転がり落ちる様子をじっと見つめていた。(教育)
ねらい 好きな玩具を見つけ、関わろうとする
内容 保育者と一緒にボール落としやマラカス、木製の車の玩具で遊び、動きや音、感触を楽しむ。
環境構成・配慮・援助 本児が興味を持ちそうな玩具を見える場所に配置し、自ら選んで遊べる環境を整える。本児の発見や興味に寄り添い、自由に感触や音を楽しむ様子をそばで見守りながら、「ボールがコロコロ落ちていくね」「シャカシャカ鳴ったね」「車が走ったね」と言葉をかけ、面白さに共感する。
評価・反省 保育者が配置した玩具を見つけると興味を示し、ハイハイで近づいて触れていた。園での生活に徐々に慣れ、安心して好きな玩具で遊ぶ姿が見られるようになったため、その様子を大切にしながら見守る。

食事

(後期食)食後ミルク100cc

  • 保育者の介助により半分ほど食べられるため、本児のペースで食べ進められるよう関わり、食事の時間に慣れていけるようにする。
  • スプーンが近づくと口を開く姿を認め、「大きなお口で食べられるね」と声をかけたり、手づかみしやすいおかずを小皿に取り分け、食べる意欲を引き出す。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):登園時は激しく泣くが、保育者に抱っこされながら外の景色を見たり、歌に合わせて揺れることで徐々に泣き止むことができた。

  • 保護者と離れたあとの様子を伝えるとともに、本児が興味を示したわらべうたや手遊びを紹介し、家庭でも親しめるようにする。
  • 送迎時のやり取りや連絡帳を通じたコミュニケーションを丁寧に行い、信頼関係を築いていく。
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Dさん(高月齢/女児/静か)(0歳9カ月/7月生まれ)

子どもの姿

  • 登園時に人見知りや分離不安が見られず、保育者に名前を呼びかけられても反応が薄かった。(養護)
  • 自ら動く意欲が少なく、保育者に援助されて寝返りをするものの、腹ばいの姿勢で玩具を見せられても手を伸ばしたり前進しようとせず、しばらくすると頭を下げてうつ伏せの姿勢になっていた。(教育)
  • あおむけの姿勢で音の鳴る玩具を見せられると、じっと見つめて興味を示し、手を伸ばす姿が見られた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 登園時に人見知りや分離不安が見られず、保育者に名前を呼びかけられても反応が薄かった。(養護)
ねらい 保育者と関わる心地よさを感じる
内容 生活や遊びの中で、特定の保育者に優しく名前を呼びかけられたり話しかけられることを喜ぶ。
環境構成・配慮・援助 登園時は決まった保育者が迎え入れ、「Dさん、おはよう」と目を見て挨拶し、親しみを感じられるようにする。日中の関わりでも、必ず視線を合わせながら優しく話しかけ、「オムツを替えようね」「お外へ行こうね」など、これから行うことを丁寧に伝え、安心できるよう配慮する。
評価・反省 保育者に話しかけられると顔を見たり、触れようと手を伸ばす姿が見られるようになった。抱っこされると体を預けて安心しているため、スキンシップを積極的に楽しみ、心地よさを感じられるようにする。

教育

子どもの姿(再掲) 自ら動く意欲が少なく、保育者に援助されて寝返りをするものの、腹ばいの姿勢で玩具を見せられても手を伸ばしたり前進しようとせず、しばらくすると頭を下げてうつ伏せの姿勢になっていた。(教育)
ねらい 様々な姿勢で遊ぶ楽しさを味わう
内容 保育者に支えられながら寝返りをしたり、保育者のひざの上に座り、わらべうたあそびを通じたふれあいや体の動きを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 寝返りの意欲を引き出せるよう、近くに玩具を配置し、興味を示して手を伸ばした際には、本児の体の動きに合わせて寝返りを援助し、「できたね」と優しく声をかける。わらべうたあそびでは、本児をひざに乗せる際に体を支えて安全に配慮し、「おふねがぎっちらこ」などを楽しむ中で見られる笑顔やしぐさを受け止め、「楽しいね」「面白いね」と共感の言葉をかける。
評価・反省 玩具に手を伸ばそうと体をひねるなど、体を動かす意欲が少しずつ見られるようになった。腹ばいの姿勢で頭を上げられる時間が徐々に長くなってきたので、無理なく様々な姿勢を楽しみながら発達を促す。

食事

(初期食)食後ミルク220cc

  • 家庭で離乳食をほとんど受け付けず食べる経験が少ないため、初期食から始め、本児の様子を見ながら焦らず進めていく。
  • ミルクが好きでよく飲むため、授乳前には「ミルクを飲もうね、うれしいね」と声をかけたり、「おいしいね」と本児の気持ちを言葉にしながら関わり、満足感を味わえるようにする。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):あおむけの姿勢で音の鳴る玩具を見せられると、じっと見つめて興味を示し、手を伸ばす姿が見られた。

  • 保育者と関わりながら楽しく過ごした様子を具体的に伝えるとともに、反応したり喜んだ玩具や歌を紹介し、家庭でも楽しめるようにする。
  • 本児や保護者の情報を園全体で共有し、育児全般に関する保護者の悩みや不安を丁寧に聞き取って寄り添い、正しい情報を提供しながら、本児の発達を促す支援を行う。
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Eさん(中月齢/男児/活発)(0歳8カ月/8月生まれ)

子どもの姿

  • 保護者と離れる際に激しく泣き、体をのけ反らせて嫌がるが、保育者の手遊びや玩具を見て気持ちが切り替わると、その後は機嫌よく過ごすことができた。(養護)
  • 室内では様々なものに興味を示し、玩具を見つけるとずりばいで近づき、触ったり舐めたりして楽しんだ。(教育)
  • オムツ交換の際には、足を激しく動かしたり、寝返りをして移動しようとするなど、体を動かそうとする姿が多く見られた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 保護者と離れる際に激しく泣き、体をのけ反らせて嫌がるが、保育者の手遊びや玩具を見て気持ちが切り替わると、その後は機嫌よく過ごすことができた。(養護)
ねらい 保育者に親しみ、新しい環境に慣れる
内容 特定の保育者と、わらべうたあそびを通じたスキンシップを楽しんだり、生活や遊びの中で優しく名前を呼びかけられたり話しかけられ、心地よさを感じる。
環境構成・配慮・援助 決まった保育者が朝の受け入れを担当し、「Eさん、待ってたよ」「今日も一緒に遊ぼうね」と優しく声をかけることで、少しずつ親しみを持てるようにする。本児の不安に寄り添い、落ち着いた環境でわらべうたあそびに誘い、「いっぽんばしこちょこちょ」「めんめんすーすー」を通じてゆったりとふれあいを楽しむ。
評価・反省 特定の保育者との信頼関係が深まり、他の保育者に抱っこされることを嫌がるなどのこだわりが見られるようになった。本児の思いを受け止めつつ、遊びの中で様々な保育者が関わりながら、信頼関係を築いていく。

教育

子どもの姿(再掲) 室内では様々なものに興味を示し、玩具を見つけるとずりばいで近づき、触ったり舐めたりして楽しんだ。(教育)
ねらい 身近な玩具に興味を示し、関わろうとする
内容 室内で、音の鳴る玩具に触れて遊んだり、転がるボールをずりばいで追いかけることを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 安全にずりばいを楽しめる環境を整え、見やすい場所に玩具を配置したり、ボールを転がして見せて興味を刺激する。本児が目的のものにたどり着いた際には、「良いものを見つけたね」「やったね」と伝えて喜びに共感し、その玩具で一緒に遊んで楽しむ。
評価・反省 盛んに探索を楽しみ、玩具を握ると床に打ちつけたり、逆の手に持ち換えたりしながら感触を楽しんでいた。徐々にずりばいから四つ這いに移行し始めているため、保育者も同じ姿勢で一緒に遊びながら見守る。

食事

(中期食)食後ミルク160cc

  • 食事に積極的で、皿に手を伸ばして掴もうとする姿も見られるため、小皿におかずを取り分けて触れられるようにし、自ら食べる意欲を育む。
  • 勢いよく飲み込み、早く食べてしまいがちなので、「モグモグしようね」と声をかけながら保育者が咀嚼する口元を見せ、噛む習慣につなげる。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):オムツ交換の際には、足を激しく動かしたり、寝返りをして移動しようとするなど、体を動かそうとする姿が多く見られた。

  • オムツ交換の心地よさを感じられるよう、まずは体を動かしたい本児の欲求に寄り添い、「いちりにりさんり」「きゅうりができた」といったわらべうたあそびを楽しむ園での関わり方を共有し、家庭での参考となるようにする。
  • 記名忘れのある持ち物は、他児への誤使用や返却ミスが起こりやすいため、必ず保護者に伝えて記名を依頼する。
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Fさん(中月齢/女児/活発)(0歳7カ月/9月生まれ)

子どもの姿

  • 登園してすぐは、保護者を探してきょろきょろと周りを見たり不安で泣く姿が見られ、保育者の抱っこから降りたがらなかった。(養護)
  • 腹ばいからお座りの姿勢になったり、保育者の元まで喜んでずりばいするなど、積極的に体を動かし、機嫌よく過ごしていた。(教育)
  • 保育者の抱っこやベビーカーの中ですぐに入眠し、布団に下ろされても起きず、ぐっすり眠っていた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 登園してすぐは、保護者を探してきょろきょろと周りを見たり不安で泣く姿が見られ、保育者の抱っこから降りたがらなかった。(養護)
ねらい 新しい環境に慣れ、安心して過ごす
内容 不安や不快感を泣いて表現し、特定の保育者の抱っこや優しい声かけを通じて、思いを汲み取ってもらう喜びを感じる。
環境構成・配慮・援助 本児の思いや不安の表現を受け止め、抱っこなどのスキンシップを図りながら「大丈夫だよ」と優しく声をかけたり、外の景色を一緒に見て気持ちを切り替えやすいように関わる。抱っこから降りたがらない場合は、ひざに乗せて座り、目を合わせながら手遊びやわらべうたあそびを楽しみ、不安を和らげる。
評価・反省 月の後半に体調を崩し、一週間ほど欠席したため、現在も登園時には不安定な様子が見られる。引き続き本児の不安に寄り添い、安心感を得られるように関わっていく。

教育

子どもの姿(再掲) 腹ばいからお座りの姿勢になったり、保育者の元まで喜んでずりばいするなど、積極的に体を動かし、機嫌よく過ごしていた。(教育)
ねらい 様々な姿勢で遊んだり、体を動かして楽しむ
内容 室内で興味のある玩具を見つけ、ずりばいやハイハイで近づいて触れたり、座った姿勢で遊ぶ。
環境構成・配慮・援助 広く安全なスペースに、音が鳴る玩具や手触りの良いもの、鏡などを配置し、興味を持って移動を楽しめる環境を整える。本児が移動したり玩具に触れて楽しむ姿を見守る中で、「きれいな音がするね」「柔らかいね」と声をかけたり、鏡越しに目を合わせて笑いかけ、コミュニケーションを楽しむ。
評価・反省 徐々にハイハイでの移動が増え、意欲的に室内の探索を楽しんでいた。お座りが安定してきて、座った姿勢で体の向きを変える姿も見られるため、周囲の玩具を片づけ、転倒を防ぎながら見守る。

食事

(初期食)食後ミルク200cc

  • 口を動かして食べる姿を大いに認め、「おいしいね」「モグモグできるね」と声をかけ、食べる喜びを感じられるように関わる。
  • 家庭での離乳食の進み具合と園での様子を調理員と共有し、本児に合った食材の固さや大きさに調整しながら提供していく。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):保育者の抱っこやベビーカーの中ですぐに入眠し、布団に下ろされても起きず、ぐっすり眠っていた。

  • 連絡帳を活用して、園と家庭での睡眠時間やタイミングを伝え合い、一日を通して生活リズムが整うように関わる。
  • 環境の変化により体調を崩しやすい時期なので、咳や鼻水、機嫌などの変化を見逃さず、保護者とこまめに様子を伝え合う。
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Gさん(中月齢/男児/静か)(0歳6カ月/10月生まれ)

子どもの姿

  • 日中は機嫌よく過ごすが、入眠する際に激しく泣き、保育者の抱っこやおんぶで時間をかけて入眠した。(養護)
  • 腹ばいの姿勢になると、前に進もうとして手足を動かしたり、目の前で玩具を見せられると手を伸ばす姿が見られた。(教育)
  • わらべうたあそびを通じた保育者とのふれあいを喜び、笑顔を見せたり声を出していた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 日中は機嫌よく過ごすが、入眠する際に激しく泣き、保育者の抱っこやおんぶで時間をかけて入眠した。(養護)
ねらい 特定の保育者に見守られながら、安心して眠る
内容 落ち着いた環境の中で、特定の保育者に抱っこやおんぶをしてもらったり、子守唄を歌ってもらうことで、心地よさを感じながら眠る。
環境構成・配慮・援助 本児の生活リズムを把握し、決まった保育者が関わりながら、眠りやすい援助の方法を探っていく。室温や湿度を適切に保ち、汗をかいている場合は清潔な衣服に着替えるなど、心地よさを感じられるよう配慮し、抱っこやおんぶでゆっくりと体を揺らしながら、優しい声で子守唄を歌う。
評価・反省 保育者に抱っこやおんぶをされながら入眠するものの、布団に下ろされると泣いて起きてしまうことが多かった。家庭とも連携しながら、焦らずに本児に合った関わり方を模索していく。

教育

子どもの姿(再掲) 腹ばいの姿勢になると、前に進もうとして手足を動かしたり、目の前で玩具を見せられると手を伸ばす姿が見られた。(教育)
ねらい 様々な姿勢で遊び、体を動かそうとする
内容 保育者に見守られながら、腹ばいやお座りの姿勢で、興味のある玩具に触れて遊ぶ。
環境構成・配慮・援助 腹ばいの姿勢で意欲的に手足や体を動かす姿を見守りながら、「楽しいね」「飛行機のポーズができたね」と声をかけて楽しさを共有したり、音の出る玩具やカラフルな玩具を見せて興味を引き出し、前進する意欲を育む。お座りで遊ぶ際は転倒に注意し、保育者がそばで支えたり、後ろにクッションを置き、安全に遊べるよう配慮する。
評価・反省 様々な姿勢で機嫌よく遊び、保育者に声をかけられると笑顔を見せたり、声を上げる姿が見られた。腹ばいで遊ぶ際には、足裏を支えて前進を援助し、体を動かす喜びを味わえるようにする。

食事

(初期食)食後ミルク200cc

  • スプーンに乗った食材を上唇で取り込む姿を見守り、本児のペースに合わせて、ゆっくり食べられるように介助する。
  • 何でもよく食べられるので、「おかゆを食べようね」「お野菜だよ」など、優しく声をかけながら関わり、安心して食事を楽しめるように関わる。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):わらべうたあそびを通じた保育者とのふれあいを喜び、笑顔を見せたり声を出していた。

  • わらべうたあそびや手遊びに対する本児の反応を共有し、家庭でも遊べるよう、実際にやってみせて紹介する。
  • 離乳食の進み具合や食べたことのある食材をこまめに確認し、家庭と連携しながら進めていく。
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Hさん(中月齢/女児/静か)(0歳5カ月/11月生まれ)

子どもの姿

  • 保育者に抱っこされると顔をじっと見つめ、あやされたり声をかけられると笑ったり、保育者の顔に触れていた。(養護)
  • あおむけの姿勢でメリーに手を伸ばしたり、近くにある玩具に手が触れると顔を向け、掴もうとする姿が見られた。(教育)
  • 眠くなると泣き、布団に横になってトントンされると落ち着き、入眠できた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 保育者に抱っこされると顔をじっと見つめ、あやされたり声をかけられると笑ったり、保育者の顔に触れていた。(養護)
ねらい 保育者に親しみ、心地よく過ごす
内容 特定の保育者に喃語を受け止めてもらったり、一対一のやり取りを楽しむ中で、ふれあう安心感や心地よさを感じる。
環境構成・配慮・援助 視線を合わせながら優しく名前を呼びかけ、抱っこなどのスキンシップを図る。話しかける際は、ゆっくりと丁寧な言葉を意識し、本児の喃語を受け止めてまねしたり、「楽しいね」「嬉しいね」と共感の言葉をかけながら、やり取りを楽しむ。
評価・反省 保育者と関わることを喜び、「んまんま」「あうあう」など、盛んに喃語が出ていた。引き続き応答的に関わり、やり取りする楽しさを味わえるようにする。

教育

子どもの姿(再掲) あおむけの姿勢でメリーに手を伸ばしたり、近くにある玩具に手が触れると顔を向け、掴もうとする姿が見られた。(教育)
ねらい 身近な玩具に興味を示し、感触を楽しむ
内容 保育者に見守られる中で、偶然目に入った玩具や興味を持った玩具に手を伸ばして触り、手や口で感触を味わう。
環境構成・配慮・援助 玩具はこまめに消毒して清潔を保つとともに、破損や誤飲の可能性がないかをこまめに点検し、安全に留意する。手触りの良い玩具や音が鳴る玩具を「Hさん、どうぞ」と伝えて手渡したり、本児のそばに配置し、自ら手に取って感触を楽しむ姿を見守りながら、「やわらかいね」「きれいな音だね」「Hさんはこの玩具が好きなんだね」といった言葉をかけ、物と関わる喜びを感じられるようにする。
評価・反省 身近にある玩具を握ったり舐めたりして、感触を楽しんでいた。玩具を取ろうと体をひねる姿が見られるので、様子を見守り、必要に応じて寝返りの援助を行いながら、体の発達を促す。

食事

(初期食)食後ミルク200cc

  • 家庭で離乳食を始めたばかりなので、園でもおもゆから始め、便の調子を見ながらゆっくり進めていく。
  • ミルクを飲むスピードが遅く、途中で乳首を押し返して残す姿も見られるため、乳首の固さや大きさ、ミルクの温度などを模索しながら、安心して飲めるように関わる。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):眠くなると泣き、布団に横になってトントンされると落ち着き、入眠できた。

  • 日により睡眠が不安定なため、時間を記録して保護者に共有し、24時間のサイクルを意識しながら、徐々に生活リズムが整うように関わる。
  • 園での様子を細かく伝え、保護者の不安や心配を減らし、信頼関係を築いていく。
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Iさん(低月齢/男児/活発)(0歳4カ月/12月生まれ)

子どもの姿

  • 汗をかいた際、保育者に着替えさせてもらいながら、じっと顔を見つめたり、手足を活発に動かしていた。(養護)
  • 保育者の語りかけや歌声に反応を示し、手足を動かしたり、盛んに喃語を発する姿が見られた。(教育)
  • 登園時は厚着が多いため、室温に合わせて衣服の調整を行った。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 汗をかいた際、保育者に着替えさせてもらいながら、じっと顔を見つめたり、手足を活発に動かしていた。(養護)
ねらい 清潔にしてもらう心地よさを感じる
内容 汗をかいたり汚れたときは、特定の保育者に不快を受け止めてもらい、沐浴をしたり、新しい衣服に着替えさせてもらう。
環境構成・配慮・援助 室温や湿度を快適に保ち、必要に応じて沐浴で汗を流したり、衣服の調整を行いながら、一日を通して快適に過ごせるようにする。沐浴や着替えの際は、「Iさん、たくさん汗をかいたね」「お着替えをしようね」と優しく声をかけながらゆったりと関わり、終わったあとは心地よさを感じられるよう、「さっぱりしたね」「気持ちいいね」と言葉をかける。
評価・反省 日中の気温が上がり、汗をかきやすくなったことで、お尻が赤くかぶれてきた。オムツ交換と保湿をこまめに行いながら、様子を観察していく。

教育

子どもの姿(再掲) 保育者の語りかけや歌声に反応を示し、手足を動かしたり、盛んに喃語を発する姿が見られた。(教育)
ねらい 特定の保育者との関わりを楽しむ
内容 特定の保育者に優しく話しかけられたり、喃語を受け止めてもらいながら、やり取りを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 抱っこやわらべうたあそびを通じたふれあいを楽しむ中で、視線を合わせながら優しく話しかける。本児の喃語やしぐさに応答的に関わり、「遊びたいんだね」「これがほしいんだね」「もう一回だね」と言葉にして返したり、本児の喃語をまねをして楽しむ。
評価・反省 保育者との関わりを喜び、目が合ったりあやされると、声を上げて笑う姿が見られた。よく関わる保育者の顔を覚えてきたため、引き続き応答的に関わりながら、信頼関係を深めていく。

食事

ミルク140cc

  • 哺乳瓶に自ら手を添えて飲む姿を尊重し、本児と目を合わせながら「おいしいね」「たくさん飲めるね」と声をかけ、満足感を味わえるようにする。
  • 排気をしても吐き戻しやすいため、授乳後はすぐに寝かせずに縦抱きをしたり、タオルや布団で頭をやや高くして寝かせ、しばらく様子を見る。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):登園時は厚着が多いため、室温に合わせて衣服の調整を行った。

  • 着替えを多めに用意してもらうとともに、厚着をしている場合は、園での適した服装を見せながら、薄着を意識してもらえるよう伝える。
  • 家庭での生活リズムを把握し、園でもできるだけ家庭と同じ流れで過ごせるよう配慮する。
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Jさん(低月齢/女児/活発)(0歳3カ月/1月生まれ)

子どもの姿

  • オムツが濡れた不快感を泣いて知らせ、交換してもらうと泣き止み、手足を動かしたり、保育者に話しかけられて笑う姿が見られた。(養護)
  • メリーや周囲の玩具に興味を示し、手を伸ばして掴んだり、自分の手を見つめて指やこぶしを盛んにしゃぶっていた。(教育)
  • 機嫌が良いときにうつ伏せになると、頭を持ち上げる姿が見られた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) オムツが濡れた不快感を泣いて知らせ、交換してもらうと泣き止み、手足を動かしたり、保育者に話しかけられて笑う姿が見られた。(養護)
ねらい 清潔にしてもらう心地よさを感じる
内容 オムツが汚れたことを泣いて知らせ、特定の保育者に優しく話しかけられながら不快感を取り除いてもらい、安心する。
環境構成・配慮・援助 排尿や排便の回数が多い時期のため、授乳前後や睡眠前後にはオムツが汚れていないかこまめに確認し、清潔を保つ。また、泣いて不快感を表現する本児の気持ちを丁寧に受け止め、「きれいにしようね」と優しく声をかけながらオムツを交換し、最後に「さっぱりしたね」と伝え、心地よさを感じられるようにする。
評価・反省 オムツ交換の際には、盛んに手足を動かしたり、声を出して喜ぶ姿が見られた。気温が上がるとあせもやかぶれが出やすくなるため、引き続き清潔を保つよう配慮する。

教育

子どもの姿(再掲) メリーや周囲の玩具に興味を示し、手を伸ばして掴んだり、自分の手を見つめて指やこぶしを盛んにしゃぶっていた。(教育)
ねらい 身近なものに興味を示し、関わろうとする
内容 身近にある玩具に興味を示し、自ら手を伸ばして触れたり、掴むことを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 音が出たり手触りの良い握り玩具を用意し、本児の目の前で見せて興味を引き、追視を促したり、近くに置いて自ら掴めるようにする。手や口で玩具の感触を味わう姿を見守り、「きれいな音だね」「上手に掴めるね」と声をかけたり、発声やしぐさを受け止め、「お話ししてるんだね」「楽しいね」と丁寧に言葉にして伝え、やり取りを楽しむ。
評価・反省 物を握る力が強く、玩具や布などをしばらくの間離さずに持つことができた。本児なりに手や口で物の感触を味わう姿を大切にし、感覚の育ちを見守っていく。

食事

ミルク120cc

  • 最初は哺乳瓶を嫌がっていたが、徐々に慣れてきて飲む量が増えてきたため、目を見て優しく語りかけながら授乳し、満足するまで飲めるように関わる。
  • 音に反応して顔を動かし、口から乳首が外れてしまうときは、「びっくりしたね」と優しく声をかけながら再度乳首をくわえさせ、落ち着いて飲めるよう配慮する。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):機嫌が良いときにうつ伏せになると、頭を持ち上げる姿が見られた。

  • 園での姿を伝え、家庭でも保護者が見守る中で、うつ伏せの姿勢で遊ぶ時間を設けてもらい、無理なく体の発達を促す。
  • 送迎時のやり取りや連絡帳を通じて、初めての育児に対する不安や悩みを丁寧に受け止め、気軽に相談できる雰囲気を作りながら関わる。
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Kさん(低月齢/男児/静か)(0歳2カ月/2月生まれ)

子どもの姿

  • 睡眠から目覚めるときに泣くが、保育者に抱き上げられると安心し、指をしゃぶりながら再入眠することができた。(養護)
  • 保育者に話しかけられると笑ったり、目の前で音の鳴る玩具を見せられるとじっと見つめたり、追視する姿が見られた。(教育)
  • 顔を右に向けて眠ることが多かった。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 睡眠から目覚めるときに泣くが、保育者に抱き上げられると安心し、指をしゃぶりながら再入眠することができた。(養護)
ねらい 生理的欲求が満たされ、安心して過ごす
内容 眠気や、オムツが汚れた不快感を泣いて知らせ、特定の保育者に丁寧に受け止めてもらい、満足する。
環境構成・配慮・援助 不快感を泣いて表現する本児の気持ちを受け止め、抱っこをしながら「まだ眠いね」「オムツが汚れたね」など、思いを丁寧に言葉にして伝えながら、応答的に関わる。また、欲求が満たされて安心する姿に寄り添い、「さっぱりしたね」「お腹がいっぱいになったね」と声をかけ、快の感情を育んでいく。
評価・反省 泣いたときに保育者に抱き上げられると安心し、落ち着くことができた。優しく話しかけながら欲求を満たし、安心感を育んでいく。

教育

子どもの姿(再掲) 保育者に話しかけられると笑ったり、目の前で音の鳴る玩具を見せられるとじっと見つめたり、追視する姿が見られた。(教育)
ねらい 保育者と関わる喜びを感じる
内容 落ち着いた環境の中で、特定の保育者に優しく話しかけてもらったり、抱っこなどのふれあいを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 目覚めているときには、視線を合わせながら優しく名前を呼びかけ、抱っこでスキンシップを楽しんだり、ベッドやマットの上に寝転がらせてわらべうたあそびを楽しむ。「めんめんすーすー」「ちょちちょちあわわ」に合わせて顔や体に優しく触れ、心地よさを感じられるようにする。
評価・反省 保育者と目が合うと声を出し、ふれあって遊ぶことを喜んでいた。自分の手を見つめたり、一人で機嫌よく過ごす姿も増えてきたため、そのような場面では過度に声をかけず、見守ることを大切にする。

食事

ミルク80cc

  • まだ哺乳瓶に慣れず、飲むのに時間がかかることや飲みきれないことがあるため、特定の保育者がゆったりと授乳しながら、本児が飲みやすい体勢や乳首の形状を模索する。
  • 本児のペースで飲む姿に寄り添い、安心して飲めるように、「上手に飲めるね」「おいしいね」と優しく声をかける。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):顔を右に向けて眠ることが多かった。

  • 起きている際は、様々な方向を向けるように位置を変えながら関わったり、時々反対側を向かせるなど、園での過ごし方を伝え、家庭での参考となるようにする。
  • 家庭から冷凍母乳を持参するため、適切な取り扱い方法について職員間で再確認する。
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Lさん(低月齢/女児/静か)(0歳1カ月/3月生まれ)

子どもの姿

  • ほとんど眠っているが、目覚めたときや、空腹などの不快を感じたときに泣き、抱っこされたり、欲求を満たしてもらうことで安心していた。(養護)
  • 各種原始反射のほか、起きているときに保育者に話しかけられると、声のする方に顔を向ける様子が見られた。(教育)
  • お尻がかぶれて赤くなっているため、こまめにオムツを交換し、お湯で湿らせたガーゼで優しく拭いて清潔にしたあとに、家庭から預かった保湿剤を塗って対応した。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) ほとんど眠っているが、目覚めたときや、空腹などの不快を感じたときに泣き、抱っこされたり、欲求を満たしてもらうことで安心していた。(養護)
ねらい 生理的欲求が満たされ、安心して過ごす
内容 不快感を泣いて知らせ、特定の保育者に受け止めてもらうことで安心し、心地よさを感じる。
環境構成・配慮・援助 できるだけ決まった保育者が応答的に関わることで、本児が保育者の声や抱き方に慣れ、徐々に安心感を得られるようにする。本児の欲求を丁寧に受け止め、「オムツが汚れたからきれいにしようね」「抱っこで寝ようね」「ミルクを飲もうね」と優しく声をかけながら、不快感を取り除く。
評価・反省 保育者に応答的に関わってもらう中で、安心して過ごしていた。特定の保育者との関係を大切にしつつ、本児の様子を職員間で共有し、どの保育者でも心地よく関わっていけるよう、連携していきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 各種原始反射のほか、起きているときに保育者に話しかけられると、声のする方に顔を向ける様子が見られた。(教育)
ねらい 保育者との関わりを通して五感が育つ
内容 特定の保育者の優しい声かけや、抱っこなどのスキンシップを通じて、見る・聞く・触れるといった感覚を刺激される。
環境構成・配慮・援助 泣いて目覚めた本児に、「Lさん、おはよう」と優しく声をかけながら、顔や体に触れたり、抱っこをして保育者の豊かな表情を見せる。また、機嫌が良いときに出る発声を受け止め、まねして返したり、「たくさんお話ししているね」「嬉しいね」と言葉をかけながら、ゆったりとコミュニケーションを楽しむ。
評価・反省 起きている時間はまだ短いものの、保育者にあやされたり、ふれあうことを喜んでいた。音の鳴る玩具やカラフルな玩具も活用しながら、様々な感覚を刺激していく。

食事

ミルク80cc

  • 飲む量や間隔がまだ安定しないため、特定の保育者が本児の欲求に応じながら様子を観察し、本児にとって飲みやすい量やミルクの温度、抱き方を見つけ、安心して飲めるように関わる。
  • 排気が出にくく、おならをすることが多いため、授乳後は無理のない範囲で排気を促し、様子を見守る。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):お尻がかぶれて赤くなっているため、こまめにオムツを交換し、お湯で湿らせたガーゼで優しく拭いて清潔にしたあとに、家庭から預かった保湿剤を塗って対応した。

  • 状態を継続して観察し、悪化が見られる場合は保護者に伝え、必要に応じて受診を勧める。
  • 新陳代謝が活発な時期のため、オムツと着替えを多めに用意してもらい、清潔を保てるようにする。
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サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

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