新卒で加配保育士に選ばれましたが心身が辛いです【保育士お悩み相談|第9回】

2017年6月2日

こんにちは、ほいくのおまもりです。

今回のお悩みは、『加配保育士として自閉症児との関わりに悩んでいます』というご相談。

ほいくのおまもりは『一人で抱え込まないようにして、関わってみてはいかがですか?』と回答しました。

どうぞ、御覧ください。

保育士お悩み相談

こまりん
私は新卒保育士としてか数ヶ月働いています。

私は加配として自閉症の障害を持った子どもをみています。

自閉症といっても結構、重度です。毎日走り回って、怪我のないように追いかけてフラフラです。

園長は新卒、経験なしということには問題をおかず、ただ若くて体力があるからという理由で選んだそうです。

毎日走り回り、癇癪が起こればビンタや叫んだり…そして20数キロの子を抱っこおんぶします。

数ヶ月頑張ってきましたが、その子が登園すると「どうしよう怖い」という気持ちが襲い、2人でいると感情がでてしまいます。

私の保育園は更新制なのですが、次の更新で辞めますとも言えないです。若くても体力がなく、毎日が辛いです。

ほいくのおまもり
こんにちは。

自閉症の障害を持ったお子さんに対して「どうしよう」「怖い」という感情が芽生えてきているのですね。

お気持ちはとても良く分かります。

私もかつて同じような障害を持った子に、補助という形で関わった経緯があるからです。

まず、結論から先に書かせていただきますね。

もし、もう少し続けてみようという気持ちがあるのでしたら、

  • 今の気持ちを伝えたり、困った場面を相談する
  • かつて加配した職員がいるのであれば、その時の様子や対応を聞く
  • 外で遊ぶ時などには他の職員にも目を向けてもらう

ポイントは「あなた一人で抱え込まない」ということです。

この3点をすることで少しは気持ちが楽になるのではと思いました。

ただ、怖いという感情もあるとのことですので、気持ちが持たないというのであれば次の更新はしないという方法も致し方ないかなと思います。

それでは上記3点について以下に詳細を書いていきますね。

■今の気持ちを伝えたり、困った場面を相談する

お子さんは現在20数キロとのことですので、年齢も大きい方だとお見受けします。

また、身体も小さい赤ちゃんと比べると明らかに大きく体力もあるので、全力で走ったり、ビンタされたり、叫ばれたりすると相当きついと思います。

あなたも毎日全力で関わっていることでしょう。

本当に気力、体力が残っていないとできないことだと思います。

園長もそういった意味で若くて体力があるあなたを選んだのでしょうね。

ただ、それを直接あなたに伝えたのは良くありませんでしたね。

仕事に対するモチベーションが大きく下がってしまいますよね。

園長の人柄にもよりますが、気持ちを受け止めてくれるような人であればあなたの思いを伝えてみても良いのではと思います。

話しづらいのであれば主任でも他の先輩でも良いです。

あなた一人で抱え込むのではなく「どうしよう」「不安だな」という気持ちを分かってくれている、それだけでも気持ちが軽くなるところがあるかもしれません。

もしくは、かつて加配した職員や、その子を小さい時から知っている職員、または相談にのってくれそうな先輩(同期や近い年齢の人よりは少しでも経験を積んでいる人の方が良いかもしれません)に「どうしよう」という場面や対応方法を相談してみるのも良いかもしれません。

相談にのってくれたら「ありがとう」の気持ちを忘れずに伝えましょう。

そして、もしアドバイスをもらえたのならその後試した結果を伝えましょう。

仮に試した結果がうまくいかなかったとしてもいいんです。

ありのままを話すことで、そこからさらにアドバイスがもらえるかもしれません。

繰り返していくことで「また話を聞くからね」という絆が生まれ、その子のことを通りすがりにでも目をかけてくれるようになるかもしれません。

■かつて加配した職員が在職しているのであれば、その時の様子や対応を聞く

過去に加配した職員が在職しているのであれば、小さい時からの様子や性格、くせ、好む傾向のものなどを聞いてみると参考になることがあるかもしれません。

また、もしその子が激しく癇癪を起こしたり叫んだり、パニックになったような場面があったのであれば、それがどのような時で、どのように対応していたのかを聞いてみると良いと思います。

出来るだけ細かく聞くことがポイントです。

対応した時の言葉のかけ方も聞いてみましょう。

自閉症のお子さんは少しの変化でも大きく戸惑います。

特にその子にとっては、4月から環境が変わりあなたが新しく関わるようになったということだけでもとてつもなく大きな変化だと思っているはずです。

もし職員から「去年よりも癇癪を起こすようになった?」などと言われることがあれば、それは当然のことです。

だって、その子は「職員が違う」という大きな変化を乗り越えようとしているのですから、対応しきれず癇癪を起こすのは当たり前のことなのです。

最初のうちは職員が違うという大きな変化があり、さらに対応まで変わってしまうとますますパニックを起こす可能性があります。

ですから去年までの対応にならった方が安心するかもしれません。

パニックになる場面が決まっているのであれば、去年まで使っていた言葉がけと同じようにしてみるのも良いかもしれません。

あなたに慣れる瞬間が必ず訪れます。

それをきっかけとして少しずつ様子を見ながらあなたのオリジナルの対応を入れてみましょう。

また、あなた自身に慣れるどころかまだパニックになる様子があれば、対面で座り目を合わせて関わるよりも、まずは斜め後ろから関わり、あなたの存在を不安のない形で認識してもらうことから始めても良いと思います。

もし過去に加配した職員が離職しているのであれば、上にも挙げたとおり園長や先輩に聞いてみたり、児童票を見てみるのも良いでしょう。

児童票はその子の成長記録が細かに書かれているはずです。

それこそあなたが現在困っている場面でのヒントも書かれているかもしれません。

あとは、直接保護者に聞いてみるのも良いですね。

「園ではこのような時にパニックになるのですが、お家ではどのように対応されていますか?」などと具体的に尋ねてみるのも方法の一つです。

■外で遊ぶ時などには他の職員にも目を向けてもらう

各クラスが室内で過ごす時はそれぞれの職員が担当クラスの子供達とじっくり関わっている時間となるでしょうから、他のクラスの子供まではなかなか目が届きにくいと思います。

ただ、外遊びの時にはクラスの垣根を超えて、他の職員にも一緒にその子が遊んでいる姿に目を配ってもらうように働きかけてみるのも良いかと思います。

というのも、あなたがすでに体感されているように、その子は「走り回ったり」「ビンタをする」のですから、他の子に危険が及ぶことも十分考えられるからです。

急に走り出したため追いつかず、他の子にぶつかってしまった、目の前で他の子が転んだり泣いたりして対応している間に別の子に手を出していた、などのとっさの状況に間に合わないこともあります。

他の職員も「自分のクラスの子ではないから関係ないわ」「あの子はAさんが見ているから大丈夫よね」という気持ちではなく「みんなで見守る」姿勢も必要かと思います。

あなたは職員会議に出席することはありますか?

その際に個人的な子供の話をする時間があれば、その子の話を出しても良いと思います。

その子が在籍するクラスの先生達にも「このような話をしたい」という確認を取ったうえで話を持ちかけ、他の職員にも目を配ってもらうようにすれば、あなたも気持ちが楽になるのでは、と思います。

今あなたは頑張りすぎて気力・体力ともにすり減っています。

このような時に大きな怪我が起こりやすくなったりします。

危なっかしいことをしていてもすぐ動く気力がなく「いつものことだし・・・」とためらった結果、とんでもない事故が起こったりもします。

あなた一人で背負わず、皆に助けてもらいながら見守っていくことも必要です。

それがあなただけでなく、その子にとっても色んな人と関わっていく良い機会となり、今後有休などで休んだ時にも、いつも身近にいるあなたがいないことでその子が不安を持つことも少しは軽減されると思うからです。

また、危なっかしいことをしている場面だけでなくその子が落ち着いている時があれば、他の職員にも声をかけもらうのも良いかもしれません。

他の職員の存在を認識してもらうきっかけとなるかもしれませんね。

■いつか必ず、気持ちが伝わります

今回は私の経験も混ぜながら返答してみました。

お子さんの症状が軽ければ徐々にあなたとの距離を置いたり、クラスの輪に入れるような働きかけをしていくのでしょうが、症状が重いとのことですのでおそらく年間を通してしっかりと関わっていくことになるのかもしれませんね。

今あなたは全力でその子と関わっています。

今まで実習で見てきた子供達や、自分が持っていた子供に対するイメージとは全く異なった行動を取っているでしょう。

自分が勉強してきたことがことごとく通じないかもしれません。

まったく予想がつかないことばかりで、それに加えて激しく暴れたりビンタという痛い思いもしているのですから「怖い」と思うのは仕方のないことです。

でも、分かりづらいようでも毎日少しづつ、信頼関係は築かれています。

ある時ふと自分の言葉が伝わる時が来ると思います。

そして自分のそばに近寄ってくれる瞬間が訪れると思います。

それは本当に嬉しい瞬間だと思いますよ。

もしあなたが不安や怖さ、戸惑いを感じても、慌てないようにゆったりと対応するように心がけてみましょう。

かなり難しいことなのですが、あなたが慌てることでその子もパニックになることもあります。

「落ち着いて」「慌てないで」これは私も実際に言われた言葉です。

もし慌てそうになったら大きく深呼吸をしてみましょう。

そして話す時には普段よりもゆっくりとたたみかけずに話してみましょう。

この経験を通して今後のあなたの保育士としてのスキルは格段に上がっていくはずです。

とっさのことに臨機応変に対応する力はイレギュラーだらけの保育の世界では必要不可欠なものです。

今まさにあなたは日々イレギュラーだらけの経験している段階で、いずれその子から手が離れた時には確実に自信がついていると思いますよ。

どんなことにも余裕を持って対応できる引き出しの多さにあなた自身がびっくりされるかもしれません。

今後クラス内で少々問題が起こったとしても「これぐらいなら大丈夫!」と大きく構えられるようになるはずです。

もう少し続けてみる方向で、でももしやっぱり無理だなと思うのであれば「更新しないで辞めようかな」という選択肢もあって悪くはないと思いますよ。

無理をしすぎて心も身体もボロボロになるのはよくありませんからね。

これからの状況が好転することを願っております。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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ほいくのおまもり

サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

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