保育園・幼稚園で使える行事の解説をまとめました。
世界人権デーとは
12月10日は世界人権デーです。
1948年の国際連合総会で世界人権宣言が採択されました。
これを記念して1950年の国際連合総会で12月10日を世界人権デーが定められたのです。
まずは世界人権宣言とはなにか説明していきますね。
世界人権宣言
第二次世界大戦では、人権侵害や人権抑圧や大量虐殺などが横行していました。
このような悲劇を二度と生み出さないために、人は生まれながらにして誰にも侵されない人としての権利があることを表明したのが世界人権宣言です。
これ自体に法的拘束力はありませんが、始めて人権保障を国際的に決めたものでした。
成り立ち
上記で記述したように、第二次席大戦の反省から世界人権宣言が生まれ、世界人権デーが定められたのです。
世界人権宣言の内容は国際連合総会で第一回から審議され、最終案には約50か国が参加して策定をしていました。
そうして1948年に世界人権宣言が採択され、その二年後に世界人権デーが誕生したのです。
また1966年には世界人権宣言に法的拘束力を持たせた国際人権規約が採択されました。
これにより『守っていきましょうね』から『守るべき義務』となりました。
子ども達への伝え方
乳児
「12月10日は世界人権デーといってお父さんやお母さん、お友達など色んな人を大切にしましょうねという日なんだよ。『バカ』や『嫌い』などの悲しい言葉ではなく『好きだよ』などみんながうれしくなる言葉を使おうね」
世界人権デーは乳児にとっては難しいですね。なので簡単にかみ砕いて説明してあげるといいですよ。
幼児
「12月10日は世界人権デーです。人権というのは、みんなが楽しく過ごす為にあるものです。それを保育園(幼稚園)などでお友達に嫌なことをされて楽しくないと思うこともあるかもしれません。そんな嫌なことをなくして楽しく毎日すごしていきましょうね。と考える日が世界人権デーです。それでは、嫌なことってなんだろう。みんなで考えて見ようか。」
このように人権について考えて見るのもいいですよ。
上記の、嫌なことを考えた後に楽しくなるにはどうしたらいいのかも考えてみるのもおすすめですよ。
自治体によっては子ども向けの人権についての漫画などの啓発本があるのでそれを活用するのもいいですね。
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