【デモページ|7月・0歳児】個人案の文例【おまもりプラス】

2025年5月1日

個人案PDF

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敬称と性別表記について

LGBTQ+の観点から、保育士が園児を表記する際は『くん』『ちゃん』を使わず、『さん』で統一、園児が自身を称する際や園児同士のやり取りを記載する場合は『ちゃん』で統一しています。また、発達段階の観点では性差はあると考えられるため、男児/女児としています。

 

Aさん(高月齢/男児/活発)(1歳3カ月/4月生まれ)

子どもの姿

  • 「オムツを替えようね」と誘われると、自らトイレに向かい、ズボンを脱ごうとする姿が見られるようになった。(養護)
  • 室内やテラスで意欲的に歩行を楽しみ、バランスを崩して転んでも泣かずに立ち上がり、探索を続けていた。(教育)
  • 友だちに興味を示し、顔をのぞき込んで笑顔を見せたり、頭を撫でるなど、穏やかなやり取りが見られる一方、玩具の取り合いなどのトラブルも見られた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 「オムツを替えようね」と誘われると、自らトイレに向かい、ズボンを脱ごうとする姿が見られるようになった。(養護)
ねらい 簡単な身の回りのことを、保育者と一緒にやってみようとする
内容 オムツ交換や着替えの際に、保育者に援助されながらズボンを脱ぎ、できた喜びを感じる。
環境構成・配慮・援助 本児自らやろうとする意欲を大切にしながら、ズボンを下ろす最初の動作をさりげなく援助し、スムーズに脱げるようにする。椅子や台に座るよう促し、「ここを引っ張ろうね」とわかりやすく伝えながら、ズボンの裾を引っ張って脱げるようにし、最後は「できたね」と伝えて、喜びや達成感を味わえるようにする。
評価・反省 ズボンを自分で下ろすことは難しいものの、最後に裾を引っ張って脱ぐ動作には慣れ、自信を持って取り組んでいた。自分でできた喜びを十分に感じられるように関わりながら、さらに意欲を育んでいく。

教育

子どもの姿(再掲) 室内やテラスで意欲的に歩行を楽しみ、バランスを崩して転んでも泣かずに立ち上がり、探索を続けていた。(教育)
ねらい 十分に体を動かして楽しむ
内容 室内で、歩行やハイハイ、段差ののぼりおりなどの様々な動きを楽しみながら、体を動かす心地よさを味わう。
環境構成・配慮・援助 のびのびと体を動かせるよう、広く安全なスペースを確保し、低い段差やトンネル、マットなどの遊具を十分な間隔を空けて配置する。職員間で連携を図りながら、そばで見守り安全に配慮するとともに、一緒に遊びながら様々な体の動きを楽しめるように促していく。
評価・反省 トンネルをくり返しくぐったり、段差をよじ登るなど、活発に体を使って楽しむ姿が見られた。歩行が徐々に安定してきたため、本児の発達に応じた環境を整え、さらに多様な動きを引き出していく。

食事

(完了食)

  • 片手でスプーンを持ちつつ、もう一方の手で手づかみ食べをする姿を見守る中で、「おいしいね」「自分で食べられたね」と伝え、食べることへの意欲を育む。
  • 本児なりにスプーンを使おうとする姿を見逃さず、さりげなく手を添えて食べやすいように援助し、「できた」という感覚を味わえるようにする。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):友だちに興味を示し、顔をのぞき込んで笑顔を見せたり、頭を撫でるなど、穏やかなやり取りが見られる一方、玩具の取り合いなどのトラブルも見られた。

  • 友だちとのやり取りから見られる本児の心の成長や他者への関心の広がりについて、丁寧に保護者に伝え、成長の喜びを共に感じながら見守っていく。
  • 水遊びで必要な持ち物について、イラストや写真を用いてわかりやすく保護者に伝える。

Bさん(高月齢/女児/活発)(1歳2カ月/5月生まれ)

子どもの姿

  • 保育者や友だちが玩具を片づけ始めると、持っているものや渡されたものを進んで箱に入れていた。(養護)
  • 保育者に「ワンワンだね」と話しかけられると「ワーワ」と自分なりに言葉をまねする姿が見られた。(教育)
  • 友だちが登園すると近づいて出迎えたり、帰る際に手を振るなど、自分なりに挨拶していた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 保育者や友だちが玩具を片づけ始めると、持っているものや渡されたものを進んで箱に入れていた。(養護)
ねらい 楽しみながら、簡単な片づけを行う
内容 保育者と一緒に使った玩具を片づけたり、自分の持ち物をロッカーにしまったりする中で、簡単な身の回りのことを自分で行う喜びを感じる。
環境構成・配慮・援助 次の活動に移る際には、さりげなく片づけに誘い、玩具や本児の持ち物を手渡しながら、「ここに入れてね」とわかりやすく伝えたり、保育者が楽しそうにやって見せることで、本児が興味を持って楽しく取り組めるようにする。片づけに参加できたときは、「できたね」「しまえたね」と声をかけてその姿を認め、達成感や喜びを味わえるようにする。
評価・反省 保育者の声かけや手渡しにより、楽しんで片づけに参加していた。今後も楽しく取り組む中で片づけの習慣が身に付くよう、関わりを工夫していきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 保育者に「ワンワンだね」と話しかけられると「ワーワ」と自分なりに言葉をまねする姿が見られた。(教育)
ねらい 保育者とのやり取りを楽しむ
内容 保育者と絵本を楽しみながら、指差しを受け止めてもらったり、簡単なくり返しの言葉や知っているものの名前に興味を持ち、まねして言おうとする。
環境構成・配慮・援助 落ち着いて絵本を楽しめる環境を整え、簡単なくり返しの言葉や本児が好きな動物が出てくる絵本を用意しておく。本児の指差しを受け止めながら、「○○だね」と言葉にして返したり、本児なりにまねして言おうとする姿を見逃さず、保育者も丁寧にくり返しながら、楽しさを共有する。
評価・反省 好きな動物が登場すると喜んで指を差したり、「ワンワンね」など、保育者の言葉を意欲的にまねしようとする姿が見られた。本児の興味に合った絵本を通じて、さらに言葉の発達を促していく。

食事

(完了食)

  • 好きなおかずを中心に自分で食べる様子を見守りながら、バランス良く食べ進められるよう、「お汁には何が入っているかな?」といった興味を引き出す声かけを行う。
  • 途中で眠気が見られるときは、完食にこだわらず切り上げ、口の中に食べ物が残っていないことを確認してから午睡を促す。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):友だちが登園すると近づいて出迎えたり、帰る際に手を振るなど、自分なりに挨拶していた。

  • 友だちに対して積極的に関わったり、自分なりに挨拶する様子を丁寧に保護者に伝えていくことで、本児の内面の成長を感じてもらえるようにする。
  • 午後は疲れが出やすいため、体調の変化が見られた場合は、お迎えの際に保護者に共有し、家庭でも様子を観察してもらう。

Cさん(高月齢/男児/静か)(1歳1カ月/6月生まれ)

子どもの姿

  • オムツ交換を嫌がる姿が見られるものの、オムツを脱がせてもらうと、開放感から笑顔を見せていた。(養護)
  • 室内で、つかまり立ちや伝い歩きを盛んに楽しむ中で、立ったり座ったりする動作がスムーズになってきた。(教育)
  • 週明けは、疲れや眠気から機嫌が悪い様子が見られ、登園後すぐに午前睡を取る必要があった。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) オムツ交換を嫌がる姿が見られるものの、オムツを脱がせてもらうと、開放感から笑顔を見せていた。(養護)
ねらい 清潔にしてもらうことを喜ぶ
内容 信頼する保育者との一対一の関わりを楽しみながら、オムツを交換してもらい、清潔になった心地よさを感じる。
環境構成・配慮・援助 オムツ交換の際にはわらべうたあそびを取り入れ、ゆったりとした一対一のやり取りやふれあいを楽しめる時間となるよう関わる。お尻をきれいに拭きながら、「気持ちいいね」「さっぱりしたね」と声をかけ、清潔になった心地よさや喜びを言葉で伝えていく。
評価・反省 わらべうたあそびや保育者とのやり取りを喜び、リラックスしてオムツ交換に応じていた。引き続き、清潔になった心地よさを丁寧に言葉にしながら、ゆったりと関わっていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 室内で、つかまり立ちや伝い歩きを盛んに楽しむ中で、立ったり座ったりする動作がスムーズになってきた。(教育)
ねらい 意欲的に体を動かして遊ぶ
内容 室内で、ハイハイや高ばい、伝い歩き、大箱を押すなどの様々な動きを、保育者と一緒に楽しむ。
環境構成・配慮・援助 安全に体を動かせる広いスペースを確保し、伝い歩きを見守ったり、保育者も一緒にハイハイや高ばいを行い、体を動かす楽しさを共有する。大箱を押して遊ぶ場面では、周囲の安全に配慮しながら見守り、「あんよができたね」「進んだね」などの声かけを通じて、前進する喜びに共感する。
評価・反省 保育者と一緒にハイハイしたり、追いかけてもらうことを喜んでいた。立ち上がって数歩出る姿も見られるようになったため、安全な室内環境を整え、歩行への意欲を引き出していく。

食事

(完了食)

  • 給食の準備が始まると気がつき、自ら机に向かう姿が見られるため、手洗いやエプロンなどの準備を一緒に行いながら、「お腹が空いたね」「たくさん食べようね」と声をかけ、本児の期待に寄り添う。
  • コップやお椀を自分で持って飲もうとするが、こぼしやすいため、飲みやすいようにさりげなく支え、徐々に慣れていけるようにする。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):週明けは、疲れや眠気から機嫌が悪い様子が見られ、登園後すぐに午前睡を取る必要があった。

  • 週末の過ごし方や体調の変化を保護者から丁寧に聞き取り、必要に応じて午前睡の時間を調整し、無理なく活動に参加できるよう配慮する。
  • 園で預かっている衣服やオムツのサイズがきつくなってきた際は保護者に伝え、本児に合ったサイズのものを用意してもらう。
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Dさん(高月齢/女児/静か)(1歳0カ月/7月生まれ)

子どもの姿

  • 特定の保育者との信頼関係ができ、他の保育者に対して人見知りして、泣くこともあった。(養護)
  • 寝返りができるようになり、腹ばいの姿勢で安定して遊んだり、少し離れた場所にある玩具や保育者の声かけに興味を示し、手を伸ばしたり足を動かして進もうとする様子が見られた。(教育)
  • 午睡の際に短時間で泣いて目が覚めることが増え、その後再入眠せずに、お迎えの時間まで過ごす日もあった。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 特定の保育者との信頼関係ができ、他の保育者に対して人見知りして、泣くこともあった。(養護)
ねらい 思いを受け止めてもらいながら、安心して過ごす
内容 自分なりに思いやしてほしいことを表現し、信頼する保育者に丁寧に受け止めてもらうことで、思いが伝わった安心感や喜びを感じる。
環境構成・配慮・援助 生活の世話を中心に、特定の保育者が継続して関わることで、本児の安心感を育む。不安やしてほしいことを丁寧に察して受け止め、「嫌だったんだね」「抱っこがいいんだね」「これが欲しいんだね」といった言葉を添えて、思いを代弁する。
評価・反省 特定の保育者の安定した関わりで、機嫌よく過ごしていた。見慣れない保育者に対する人見知りは続いているものの、一緒に遊ぶ中で徐々に慣れていく様子が見られたため、本児のペースに合わせながら関わっていく。

教育

子どもの姿(再掲) 寝返りができるようになり、腹ばいの姿勢で安定して遊んだり、少し離れた場所にある玩具や保育者の声かけに興味を示し、手を伸ばしたり足を動かして進もうとする様子が見られた。(教育)
ねらい 自分なりに試しながら、体を動かすことを楽しむ
内容 十分に寝返りを楽しんだり、腹ばいの姿勢で遊ぶ中で目の前の玩具に興味を持ち、関わろうとして手を伸ばしたり、自分なりに前進しようとする。
環境構成・配慮・援助 安全に遊べるスペースを確保し、本児のそばに興味を引く玩具を配置することで、体を動かす意欲を引き出す。寝返りをした際は、「ゴロンできたね」と楽しさに共感する声かけを行い、玩具に手を伸ばす姿を見守りながら、「もうすぐ届きそうだよ」と励ましたり、必要に応じて本児の足の裏に手を添えて前進を援助し、さらなる意欲につなげていく。
評価・反省 腕の力を使い、少しずつ前進するようになった。焦らずに体の発達を見守りながら、姿勢を変えたり移動する喜びに寄り添っていく。

食事

(中期食)食後ミルク160cc

  • 魚がぱさついて飲み込みにくい様子が見られるため、おかゆでとろみを足したり、少量ずつ与え、飲み込みやすいように配慮しながら介助する。
  • 日によって食べムラが見られるため、言葉がけを工夫したり、抱っこをして気分転換を図るとともに、様子によっては切り上げ、ミルクを多めに作るなど、柔軟に対応する。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):午睡の際に短時間で泣いて目が覚めることが増え、その後再入眠せずに、お迎えの時間まで過ごす日もあった。

  • 本児の睡眠時間が短かった日は、お迎えの際に保護者に伝え、帰宅後の様子を翌朝の登園時に聞き取りながら、生活リズムが整うように関わっていく。
  • 離乳食の進み具合や食事中の様子について丁寧に共有し、保護者の不安や悩みに寄り添いながら、必要に応じて助言を行い、ともに成長を見守っていく。
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Eさん(中月齢/男児/活発)(0歳11カ月/8月生まれ)

子どもの姿

  • 衣服を脱いだ際の開放感から、再び着ることを嫌がる姿が見られ、泣いて抵抗する場面があった。(養護)
  • 玩具を箱から次々と出したり、絵本を棚から出して遊ぶ姿が見られた。(教育)
  • 体操の音楽に合わせて、座った姿勢やつかまり立ちで体を揺らして楽しんでいた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 衣服を脱いだ際の開放感から、再び着ることを嫌がる姿が見られ、泣いて抵抗する場面があった。(養護)
ねらい 思いを受け止めてもらいながら、安心して着脱に参加する
内容 保育者と「いないいないばあ」を楽しみながらシャツを着たり、保育者の優しい声かけや援助に合わせて体を動かし、袖に腕を入れたり、ズボンに足を入れようと試みる。
環境構成・配慮・援助 着脱の際は時間に余裕を持たせ、嫌がる気持ちを丁寧に受け止めながら、人形や保育者自身を使って見本を見せることで、本児の興味を引き出す。シャツから頭を出すときに「いないいないばあ!」と声をかけたり、「トンネルにおててを通すよ」と伝え、自ら腕や足を動かそうとするときは、「トンネルに入ったね」「出てくるかな?」など、楽しんで取り組める声かけを行い、意欲を育む。
評価・反省 着脱を嫌がる姿が減り、シャツを着る際には、自分で引っ張って頭を出し、「ばー!」と声を出して楽しむようになった。今後も家庭と連携し、着脱しやすい衣服を用意してもらいながら、着脱への意欲を育んでいきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 玩具を箱から次々と出したり、絵本を棚から出して遊ぶ姿が見られた。(教育)
ねらい 気に入った玩具を見つけ、くり返し遊ぶ
内容 室内での探索を楽しむ中で、目線の高さにある玩具に興味を持ち、手を伸ばして音や感触を十分に味わう。
環境構成・配慮・援助 本児の目線の高さに合わせて、ビジーボードやスロープトイなど、指先を使って音や感触を楽しめる玩具を配置する。集中して遊ぶ姿をそばで見守り、保育者に目線を向けた際には、「カチカチ音がするね」「コロコロ落ちていくね」など、楽しさに共感する声かけを行う。
評価・反省 スロープトイを気に入り、くり返しボールを落としては、転がる様子を見て楽しんでいた。本児の興味に合った玩具を用意し、心ゆくまで遊び込めるように見守る中で、十分な満足感が得られるように関わっていく。

食事

(後期食)食後ミルク80cc

  • 離乳食に満足するとミルクを拒否するため、「お腹がいっぱいになったんだね」と受け止め、満足感に寄り添う。
  • 好き嫌いをするときは、無理強いはせずゆったりと関わり、保育者がおいしそうに食べて見せながら、「甘いよ」「やわらかいよ」と味や食感を丁寧に伝え、興味を引き出していく。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):体操の音楽に合わせて、座った姿勢やつかまり立ちで体を揺らして楽しんでいた。

  • 家庭でも、音楽に合わせて体を動かして楽しめるきっかけとなるよう、園で親しんでいる体操や季節の歌を紹介していく。
  • 水いぼやあせもなど、家庭から伝えられていない肌トラブルを発見した際は、水遊びを控えて様子を観察し、保護者に伝え、必要に応じて受診を促す。
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Fさん(中月齢/女児/活発)(0歳10カ月/9月生まれ)

子どもの姿

  • 嫌がらずにオムツ交換に応じ、あおむけになると足を激しく動かして喜んだり、保育者と目を合わせながら喃語を発し、やり取りを楽しむ様子が見られた。(養護)
  • 室内で活発にハイハイしたり、ベビーゲートや机などでつかまり立ちを楽しんでいた。(教育)
  • 午睡の際は自分で横になり、保育者に見守ってもらいながら、落ち着いて入眠できるようになった。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 嫌がらずにオムツ交換に応じ、あおむけになると足を激しく動かして喜んだり、保育者と目を合わせながら喃語を発し、やり取りを楽しむ様子が見られた。(養護)
ねらい オムツ交換を通じて、保育者と心地よく関わる
内容 オムツ交換の際は、安心して決まった場所に向かい、保育者との一対一のやり取りを楽しみながら、清潔になった心地よさを感じる。
環境構成・配慮・援助 毎回決まった場所でオムツ交換を行うことで、本児が見通しを持ち、安心して過ごせるようにする。「きれいにしようね」と優しく声をかけたり、わらべうたあそびを取り入れながら、一対一のやり取りを十分に楽しめるようにし、終わったあとは「きれいになって嬉しいね」など、清潔になった心地よさを言葉で伝える。
評価・反省 人見知りから、対応する保育者によってはオムツ交換を嫌がる場面もあったが、わらべうたあそびに興味を示すと、落ち着いて応じることができた。特定の保育者との関わりを大切にしつつ、他の保育者も本児の気持ちに寄り添いながら関わり、信頼関係を深めていく。

教育

子どもの姿(再掲) 室内で活発にハイハイしたり、ベビーゲートや机などでつかまり立ちを楽しんでいた。(教育)
ねらい 様々な姿勢で遊ぶ
内容 室内で、興味のある玩具に関わろうとして、つかまり立ちや伝い歩き、ハイハイを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 つかまり立ちや伝い歩きを促すため、本児の興味を引く玩具を手の届く位置に配置し、自ら関わろうとして手を伸ばす姿を見守りながら、「もう少しだね」「届いたね」と声をかける。また、十分にハイハイを楽しめるよう、広いスペースを確保し、ボールやペットボトルを転がして見せ、保育者も一緒に追いかけながら楽しさを共有する。
評価・反省 室内の様々な場所でつかまり立ちや伝い歩きを楽しみ、活発に過ごしていた。すべり台や段差、手押し車など、体を動かして楽しめる遊びに誘い、さらに意欲を育む。

食事

(後期食)食後ミルク100cc

  • 席につくと「マンマ」と指差し、食べたいものに手を伸ばす姿を大いに認め、「どれにしようね」と声かけしながら、楽しい食事の雰囲気を作る。
  • 気になるおかずを握って落としたり、じっと見つめてから食べる姿を見守りながら、「これは○○だよ」と食材の名前を伝え、興味を育む。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):午睡の際は自分で横になり、保育者に見守ってもらいながら、落ち着いて入眠できるようになった。

  • 園生活に慣れ、安心して生活している様子を通じて、本児の成長を丁寧に保護者に伝える。
  • 暑さで疲れが出たり、食欲が落ちやすいため、本児の様子を丁寧に観察して保護者と共有し、健康に留意しながら関わっていく。
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Gさん(中月齢/男児/静か)(0歳9カ月/10月生まれ)

子どもの姿

  • 布団で横になって眠ることを嫌がる姿が続いているが、抱っこやベビーカーではすぐに眠れるようになり、布団に下ろされても起きずに眠れる日が増えてきた。(養護)
  • 保育者とのふれあいあそびや「いないいないばあ」などのやり取りを喜び、くり返しを期待する表情が見られた。(教育)
  • ずりばいからハイハイをする姿が見られるようになったが、まだ手のつき方やひざの動きがぎこちなく、前に倒れ込む場面もあった。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 布団で横になって眠ることを嫌がる姿が続いているが、抱っこやベビーカーではすぐに眠れるようになり、布団に下ろされても起きずに眠れる日が増えてきた。(養護)
ねらい 安心して布団に横になり、入眠する
内容 ミルクを飲んだ満足感や眠気を感じながら、嫌がらずに布団に横になり、保育者に優しくトントンしてもらいながら、心地よく入眠する。
環境構成・配慮・援助 布団で横になることに徐々に慣れていけるように、ミルク後や眠気のサインが見られたタイミングで布団に誘い、寝転がった本児の足を優しく揺らしたり、わらべうたあそびを取り入れながらリラックスできるように関わる。体を優しくトントンしたり、足元に手を添えて温めながら、心地よく入眠できるよう援助する。
評価・反省 保育者と一緒に布団の上で遊んでいるうちに、そのまま入眠できることもあった。本児の様子に合わせて焦らずに関わり、安心して心地よく布団で眠れるように援助していく。

教育

子どもの姿(再掲) 保育者とのふれあいあそびや「いないいないばあ」などのやり取りを喜び、くり返しを期待する表情が見られた。(教育)
ねらい 保育者とのやり取りを楽しむ
内容 保育者と向かい合ったり、ひざの上に座ったりしながら、ふれあいあそびを楽しみ、くり返しの要求を受け止めてもらうことを喜ぶ。
環境構成・配慮・援助 保育者と一対一でふれあいあそびを行える環境を整え、安心してやり取りを楽しめるようにする。保育者が目を合わせながら、「もう一回しようか」などと声をかけて本児のくり返しの要求に応じ、満足感を味わえるようにする。
評価・反省 保育者とのふれあいあそびを楽しむ中で、喃語を発して喜びを表したり、保育者の動きをまねしようとする姿が見られた。本児の喃語や表情などを丁寧に受け止めながら、人と関わる意欲を育んでいく。

食事

(中期食)食後ミルク160cc

  • 日によって離乳食を嫌がる姿が見られるため、人や場所を変えて気分転換を図ったり、本児の様子に応じて切り上げるなど、職員間で連携しながら柔軟に対応する。
  • 自ら口を開けたり、口を動かして食べる姿を認め、「おいしいね」「モグモグできるね」と伝えながら、食べる意欲を育む。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):ずりばいからハイハイをする姿が見られるようになったが、まだ手のつき方やひざの動きがぎこちなく、前に倒れ込む場面もあった。

  • 前に倒れ込むことが多い様子を保護者と共有し、顔を打った場合には、傷が見られなくてもその時の状況や本児の様子を丁寧に保護者に伝え、安心感につなげていく。
  • 水遊びを行う日は、体調や機嫌を丁寧に確認し、安全に行えるよう配慮する。
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Hさん(中月齢/女児/静か)(0歳8カ月/11月生まれ)

子どもの姿

  • 特定の保育者との信頼関係が育ち、抱っこから降ろされたり、そばから離れられると、泣く姿が見られた。(養護)
  • 腹ばいの姿勢で遊ぶ中で、離れた場所にある玩具を取ろうとして、体をひねったり、手を伸ばす姿が見られた。(教育)
  • 保育者と目を合わせながら喃語を発し、言葉を返してもらうと、喜んでさらに声を出していた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 特定の保育者との信頼関係が育ち、抱っこから降ろされたり、そばから離れられると、泣く姿が見られた。(養護)
ねらい 思いを受け止めてもらいながら、安心して過ごす
内容 不安やしてほしいことなどを自分なりに表現し、保育者に丁寧に受け止めてもらうことで、思いが伝わる安心感や喜びを感じる。
環境構成・配慮・援助 職員間で連携しながら、生活の世話を中心に特定の保育者が安定して対応できるよう配慮し、本児の安心感を育む。本児なりの思いの表現を受け止めながら、「嫌だったね」「抱っこがいいんだね」「こうしたかったんだね」など、言葉で代弁し、安心して気持ちを表現できるように関わっていく。
評価・反省 特定の保育者と安心して関わる中で、表情やしぐさで気持ちを表していた。人見知りする様子に寄り添いながら、遊びを通じて他の保育者とも関わる機会を作り、少しずつ信頼関係を築いていく。

教育

子どもの姿(再掲) 腹ばいの姿勢で遊ぶ中で、離れた場所にある玩具を取ろうとして、体をひねったり、手を伸ばす姿が見られた。(教育)
ねらい 興味のあるものに向かって移動しようとする
内容 好きな玩具を発見し、自分なりに体を動かして関わろうとしたり、保育者に援助されながらずりばいで近づく。
環境構成・配慮・援助 本児の興味を引く玩具を、少し離れた場所に配置し、ずりばいで近づこうとする姿を見守りながら、「もう少しで届くね」「がんばれ」と声をかけて励ます。足を動かすものの踏ん張れていないときは、さりげなく足の裏を支えて、前進できるように援助する。
評価・反省 腕の力を使ってずりばいを楽しみ、玩具や保育者に向かって移動する姿が見られた。安全で自由に動ける環境を整え、自ら動こうとする意欲を大切に見守りながら、満足感が得られるように関わっていく。

食事

(中期食)食後ミルク140cc

  • 口を大きく開けて、食べさせてもらうことを待っているため、「たくさん食べようね」と声をかけながら、食べる意欲をさらに育んでいく。
  • 食材に触れようとする姿を見守り、「おいしそうだね」と伝えて興味に寄り添い、手づかみ食べにつなげる。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):保育者と目を合わせながら喃語を発し、言葉を返してもらうと、喜んでさらに声を出していた。

  • 本児と保育者との具体的なやり取りや声かけを保護者と共有し、家庭で関わる際の参考にしてもらえるようにする。
  • 園で親しんでいる季節の歌やわらべうたを、親子でも楽しめるように、おたよりやお迎え時に紹介していく。
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Iさん(低月齢/男児/活発)(0歳7カ月/12月生まれ)

子どもの姿

  • あおむけで眠りづらい様子が見られ、自分で心地よい姿勢を探して寝返りをし、うつぶせで入眠することが多かった。(養護)
  • 寝返りをしたり、腹ばいで機嫌よく遊び、そばにある玩具に手を伸ばして握ったり、舐めて感触を味わっていた。(教育)
  • 保育者や年上の友だちにあやしてもらうと、大きな声で笑って喜ぶ姿が見られた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) あおむけで眠りづらい様子が見られ、自分で心地よい姿勢を探して寝返りをし、うつぶせで入眠することが多かった。(養護)
ねらい 安心して一定時間眠る
内容 心地よい姿勢で眠り、途中で目が覚めたときは、保育者に優しくトントンしてもらったり、子守唄を歌ってもらいながら、安心して再入眠する。
環境構成・配慮・援助 睡眠中は必ずそばで見守り、うつぶせ寝になったときはあおむけに姿勢を直し、SIDS予防に努める。途中で目覚めてしまったときは、ゆったりと子守唄を歌いながら体をトントンしたり、眉間を撫でるなど、本児が心地よく再入眠できるように関わる。
評価・反省 うつぶせからあおむけに直される際に目が覚めても、トントンしてもらうことで、すぐに再入眠できることが増えてきた。あおむけで入眠しても、すぐに寝返りしやすいため、引き続き安全に配慮しながら見守っていく。

教育

子どもの姿(再掲) 寝返りをしたり、腹ばいで機嫌よく遊び、そばにある玩具に手を伸ばして握ったり、舐めて感触を味わっていた。(教育)
ねらい 周囲の玩具に興味を持ち、関わろうとする
内容 腹ばいやお座りで遊ぶ中で、近くにある玩具に興味を持って手を伸ばしたり、体を動かしてつかみ取り、手や口で感触を楽しむ。
環境構成・配慮・援助 安全に体を動かして遊べる環境を整え、様々な感触の玩具や、握りやすい玩具を用意し、本児のそばに配置する。自らつかみ取ることができたときは、「良いものを見つけたね」と声をかけて喜びに寄り添い、保育者も一緒に遊びながら、「固いね」「音が聞こえるね」と感触を言葉にして伝え、楽しさを感じられるようにする。
評価・反省 玩具に向かって腕を使ってずりばいし、積極的に関わっていた。行動範囲が広がってきたため、安全に移動を楽しめる環境を整えていく。

食事

(初期食)食後ミルク200cc

  • 口を閉じて飲み込む本児の姿を大いに認め、目を合わせながら「おいしいね」と話しかけたり、本児に合わせて口を開けたり動かして見せながら、食べる意欲を育む。
  • 食べることへの意欲が見られる一方、おかゆのつぶが喉につっかえやすいため、本児のペースに合わせ、焦らずに与えていく。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):保育者や年上の友だちにあやしてもらうと、大きな声で笑って喜ぶ姿が見られた。

  • 保育者や友だちと機嫌よく関わる様子を、保護者との口頭のやり取りの中で丁寧に伝えながら、園に対する信頼感を育んでいく。
  • 家庭での離乳食の進み具合や食べている食材について、保護者からこまめに聞き取り、園と家庭でペースを合わせながら進めていく。
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Jさん(低月齢/女児/活発)(0歳6カ月/1月生まれ)

子どもの姿

  • 周囲の物音に敏感で、眠気を感じている様子が見られてもなかなか寝付けず、入眠してもすぐに目覚めてしまうことが多かった。(養護)
  • お座りの姿勢で機嫌よく玩具に触れて遊んだり、保育者の手遊びを見て、喜んで腕を上下に振って楽しむ姿が見られた。(教育)
  • 腹ばいになると、腕を突っ張って上半身を上げたり、お尻を浮かせようとする動きが見られるようになった。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 周囲の物音に敏感で、眠気を感じている様子が見られてもなかなか寝付けず、入眠してもすぐに目覚めてしまうことが多かった。(養護)
ねらい 快適な環境で、安心して入眠する
内容 静かな環境で、保育者に優しくトントンしてもらったり、抱っこやおんぶをしてもらいながら、心地よく眠る。
環境構成・配慮・援助 他児の声が聞こえにくく、落ち着いて眠れる環境を整え、本児の眠気のサインを見逃さずに寄り添い、「ねんねしようね」と声をかけながら入眠を促す。体をリズムよくトントンして心地よく眠れるように援助したり、必要に応じて、抱っこやおんぶなど、本児が安心できる方法で関わる。
評価・反省 布団で眠ることはまだ苦手だが、保育者の抱っこで安心し、30分ほどで入眠できるようになった。再入眠できることも増えてきたため、一定時間安心して眠れるよう、環境を整えながら関わっていく。

教育

子どもの姿(再掲) お座りの姿勢で機嫌よく玩具に触れて遊んだり、保育者の手遊びを見て、喜んで腕を上下に振って楽しむ姿が見られた。(教育)
ねらい 心地よい姿勢で遊ぶ
内容 寝返りをして腹ばいになったり、支えられながらお座りをして機嫌よく過ごす中で、周囲の玩具に興味を持って触れ、十分に感触を味わう。
環境構成・配慮・援助 安全なマットの上で、本児が自ら姿勢を変えて遊ぶ姿を見守り、支えながら、「ゴロンできたね」「お座りできて楽しいね」と伝え、楽しさに共感する。布製や色彩豊かな玩具をそばに配置し、感触を楽しむ姿に寄り添いながら、「やわらかいね」「きれいな色だね」「音が鳴るね」と語りかけ、感触の面白さに気づけるようにする。
評価・反省 玩具に向かって、意欲的に体を動かしたり、手を伸ばす姿が見られた。ずりばいも始まったため、周囲の安全に配慮しながら、移動する楽しさに寄り添っていく。

食事

(初期食)食後ミルク200cc

  • まだ口からこぼれやすいため、焦らずに少量ずつ与え、口元が汚れたときは、「きれいにしようね」と声をかけて口周りを拭き、清潔を保つ。
  • その日の体調や機嫌に合わせて無理なく進め、目を合わせながら、「おかゆを食べようね」「おいしいね」と声をかけ、安心して食べられるようにする。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):腹ばいになると、腕を突っ張って上半身を上げたり、お尻を浮かせようとする動きが見られるようになった。

  • 徐々にずりばいへとつながるよう、本児の目の前に玩具を配置したり、目を合わせながら声をかけるといった前進する意欲を育む関わり方を、丁寧に保護者に提案していく。
  • 水遊びや沐浴の機会が増えるため、毎朝の体調確認を丁寧に行う。
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Kさん(低月齢/男児/静か)(0歳5カ月/2月生まれ)

子どもの姿

  • 普段関わりが少ない保育者に抱っこされると、顔をじっと見つめて不安げな表情を見せたり、泣くこともあった。(養護)
  • 吊り玩具に興味を示し、手を伸ばして触ったり、握って楽しんでいた。(教育)
  • 機嫌の良いときは、「あーあー」など盛んに声を出す姿が見られた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 普段関わりが少ない保育者に抱っこされると、顔をじっと見つめて不安げな表情を見せたり、泣くこともあった。(養護)
ねらい 思いを受け止めてもらいながら、安心して過ごす
内容 信頼する保育者と関わる中で、自分なりに表現した欲求や不安を丁寧に受け止めてもらい、安心感や喜びを感じる。
環境構成・配慮・援助 人の見分けがつくようになる時期のため、特定の保育者が継続的に関わりながら、安心感を育む。泣いたり表情で訴えたりする本児の欲求や不安に対して、「眠いね」「びっくりしたね」と丁寧に言葉を添えて応じ、不安や不快感を受け止め、心地よく過ごせるように関わる。
評価・反省 安心して欲求や不安感を表現し、いつも関わる保育者に対応してもらうことで落ち着く姿が見られた。今後も応答的に関わりながら、信頼関係を育んでいく。

教育

子どもの姿(再掲) 吊り玩具に興味を示し、手を伸ばして触ったり、握って楽しんでいた。(教育)
ねらい 手や口で、玩具の感触を十分に楽しむ
内容 目の前の玩具に興味を持ち、自ら手を伸ばして握ったり、口に入れたりする。
環境構成・配慮・援助 玩具は、破損や危険な部分がないかをこまめに点検し、安全面に配慮する。きれいな音が鳴る玩具を握らせたり、手の届く場所に吊り玩具を設置して興味を引き出し、触れたり舐めたりする姿を見守りながら、「きれいな音だね」「カミカミして楽しいね」と声をかけ、楽しさや好奇心に寄り添う。
評価・反省 気に入った玩具を見ると意欲的に手を伸ばし、両手で握って見つめたり、噛んだりして楽しんでいた。集中して遊んでいる場面では、不必要な声かけをしないよう配慮しつつ見守り、本児の気持ちに寄り添っていく。

食事

ミルク180cc

  • ミルクを嫌がるときは、飲む場所や対応する保育者を変えて気分転換を図りながら、落ち着いて飲めるようにする。
  • ゆったりとした気持ちで授乳を行い、本児と目を合わせながら、「おいしいね」「上手に飲めるね」と優しく声をかけ、安心できる時間となるように関わる。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):機嫌の良いときは、「あーあー」など盛んに声を出す姿が見られた。

  • 発声に応えてまねしたり、思いを察して言葉にして返すなど、応答的に関わる大切さを保護者に丁寧に伝えながら、本児の人への関心や信頼感を育む。
  • 暑さによる寝苦しさから睡眠のリズムが乱れやすいため、本児の様子を保護者と共有し、その日の状況によって柔軟に対応していく。
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Lさん(低月齢/女児/静か)(0歳4カ月/3月生まれ)

子どもの姿

  • 眠くなると、目元をこすったり泣き始める姿が見られ、保育者に抱っこしてもらうことで安心して入眠できた。(養護)
  • 機嫌よく喃語を発し、保育者が目を合わせながらまねをすると笑顔を見せ、さらに大きな声を出していた。(教育)
  • 体調の良い日に沐浴を行うと、手足を動かして喜ぶ様子が見られた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 眠くなると、目元をこすったり泣き始める姿が見られ、保育者に抱っこしてもらうことで安心して入眠できた。(養護)
ねらい 保育者の心地よい関わりで、安心して入眠する
内容 静かな環境で、保育者に子守唄を歌ってもらったり、優しくトントンしてもらう中で、心地よい眠気を感じながら眠る。
環境構成・配慮・援助 睡眠を取る場は、室温や湿度、採光を適切に保つとともに、他児の声や物音が聞こえにくいように工夫し、心地よく眠れるよう配慮する。授乳後や眠気のサインが見られたときは、「眠くなってきたね」と優しく声をかけてベッドに寝かせ、子守唄を歌いながらトントンしたり、抱っこすることで、安心して眠れるよう援助する。
評価・反省 ベッドに横になり、保育者にトントンしてもらいながらの入眠に慣れてきた。睡眠時間はまだ安定しないため、目覚めた際は本児の様子に合わせて再入眠を促したり、「おはよう」「よく寝たね」と優しく声をかけて、気持ちよく目覚められるように関わる。

教育

子どもの姿(再掲) 機嫌よく喃語を発し、保育者が目を合わせながらまねをすると笑顔を見せ、さらに大きな声を出していた。(教育)
ねらい 保育者とのやり取りを楽しむ
内容 保育者とふれあいながら、喃語を受け止めてもらったり、話しかけてもらう喜びを感じる。
環境構成・配慮・援助 落ち着いて過ごせる環境を整え、寝転がったり保育者の抱っこで遊ぶ中で、機嫌よく喃語を発する姿に寄り添う。本児と目を合わせ、手や足に優しく触れながら、「お話してるんだね」「楽しいね」といった言葉を優しく返し、喃語を受け止めてもらう喜びを感じられるようにする。
評価・反省 保育者と一緒に発声を楽しみながら、手足を盛んに動かしていた。本児の気持ちに寄り添い、応答的に関わりながら、相互のやり取りを楽しんでいく。

食事

ミルク140cc

  • 途中で乳首を押し出して嫌がることが多いため、本児が満足したかどうかを見極めながら関わる。
  • 保育者の顔をじっと見ながらミルクを飲む姿に寄り添い、目を合わせて「おいしいね」と優しく話しかけ、安心して最後まで飲めるようにする。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):体調の良い日に沐浴を行うと、手足を動かして喜ぶ様子が見られた。

  • 沐浴の機会が増える時期のため、清潔なタオルや着替えを毎日用意してもらうよう、丁寧に保護者に伝える。
  • 便が出にくいため、日々の機嫌や哺乳量を観察して保護者と共有し、オムツ交換の際にお腹をマッサージしたり、足を優しく動かすことで排便を促す。
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サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

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