【デモページ|5月・2歳児】個人案の文例【おまもりプラス】

2025年3月1日

個人案PDF

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敬称と性別表記について

LGBTQ+の観点から、保育士が園児を表記する際は『くん』『ちゃん』を使わず、『さん』で統一、園児が自身を称する際や園児同士のやり取りを記載する場合は『ちゃん』で統一しています。また、発達段階の観点では性差はあると考えられるため、男児/女児としています。

 

Aさん(高月齢/男児/活発)(3歳1カ月/4月生まれ)

子どもの姿

  • 着替えやトイレ等身の回りのことは一人でできるものの、保育者が側にいることを確認してから行動する姿が見られる。(養護)
  • 積み木遊びでは友だちを誘い、「電車作ったよ」と嬉しそうに保育者に伝えながら遊ぶ姿が増えてきた。(教育)
  • 家庭でも「お友だちと遊んだよ」と話すことが増えているようで、朝の受け入れ時も笑顔で保育室に入室できるようになってきている。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 着替えやトイレ等身の回りのことは一人でできるものの、保育者が側にいることを確認してから行動する姿が見られる。(養護)
ねらい 安心感を持って自分でできることに取り組む
内容 保育者に見守られながら、着替えやトイレ等身の回りのことを自分でしようとする。
環境構成・配慮・援助 着替えの際は「自分で履けたね!」と具体的に認め、「次は何をしようか」と声をかけながら、自分で考えて行動する機会を設ける。その際、本児の近くで見守り、困った様子が見られたら「どうしたの?」と問いかけ、必要な援助を行う。
評価・反省 着替えやトイレ等身の回りのことは、保育者が見守る中で自分でしようとする姿が見られるようになってきた。時々「手伝って」と甘える場面もあるが、その都度「Aさんが自分でできるの見たいな」と声をかけると挑戦する意欲が見られる。

教育

子どもの姿(再掲) 積み木遊びでは友だちを誘い、「電車作ったよ」と嬉しそうに保育者に伝えながら遊ぶ姿が増えてきた。(教育)
ねらい 友だちと関わりながら遊ぶ楽しさを味わう
内容 好きな遊びを通して友だちと関わり、一緒に遊ぶ楽しさを経験する。
環境構成・配慮・援助 友だちとの関わりを深められるよう、大型ブロックや電車ごっこセット等の友だちと協力して遊べる玩具を用意し、「〇〇さんと一緒に遊んでみる?」と誘いかけ、遊びの中での関わり方を具体的に示す。遊びの様子を見守りながら、トラブルが起きた際は「どうしたかったの?」と気持ちを聞き、解決の手助けをする。
評価・反省 友だちと一緒に遊ぶ場面が増えてきたが、玩具の取り合いになる場面も見られる。「貸して」「いいよ」等、言葉のやりとりを丁寧に仲立ちしていきたい。

食事

  • 苦手な野菜も「一口食べてみよう」と挑戦する姿が見られる。
  • 「ピーマン食べられたね!」と具体的に認め、無理なく食べられる量を確認しながら、食事の楽しい雰囲気づくりを心がける。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):家庭でも「お友だちと遊んだよ」と話すことが増えているようで、朝の受け入れ時も笑顔で保育室に入室できるようになってきている。

  • 園での友だち関係の様子を連絡帳や送迎時に伝え、家庭と園での姿の共有を図る。
  • 5月は気温の変化が大きいため、体調管理に配慮し、薄着と上着の調整について保護者と共有する。

Bさん(高月齢/女児/活発)(3歳0カ月/5月生まれ)

子どもの姿

  • 登園時、「ママといる」と泣きながら母親にしがみつき、受け入れ後も保育者に「ママは?」と何度も尋ねる姿が見られる。(養護)
  • 好きな遊びの時間には自分の思いを強く主張し、友だちの玩具を取ろうとする場面が増えている。(教育)
  • 園生活の疲れから、最近は家庭でも母への甘えが強くなっているとのことである。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 登園時、「ママといる」と泣きながら母親にしがみつき、受け入れ後も保育者に「ママは?」と何度も尋ねる姿が見られる。(養護)
ねらい 保育者との安定した関係の中で安心して過ごす
内容 保育者に見守られながら、少しずつ母親との分離不安を和らげ、園生活に慣れる。
環境構成・配慮・援助 登園時は、本児と母親が安心して別れられるよう、玄関付近に好きな絵本や玩具を用意しておく。泣いているときは「寂しいね」と気持ちを受け止めながら抱っこし、徐々に「一緒に〇〇しようか」と誘いかけながら、無理なく気持ちの切り替えができるようにしていく。
評価・反省 登園時の泣く時間は徐々に短くなってきているが、まだ母親との分離に不安を感じている様子が見られる。本児の好きな絵本を読んだり、触れ合い遊びをしたりすることで、少しずつ気持ちが落ち着くようになってきているため、今後も保育者との信頼関係を深め、安心して過ごせる環境づくりを継続していく。

教育

子どもの姿(再掲) 好きな遊びの時間には自分の思いを強く主張し、友だちの玩具を取ろうとする場面が増えている。(教育)
ねらい 自分の気持ちを言葉で表現する
内容 玩具の貸し借りを通して、友だちとのやりとりを経験する。
環境構成・配慮・援助 玩具の取り合い等、自己主張が強く出る場面では、「Bさんはそれが使いたかったんだね」と気持ちを認めた上で、「お友だちも使いたいって言っているよ。どうしたらいいかな?」と問いかけ、「順番こ」「かして」等の言葉を具体的に示していく。
評価・反省 自分の思いを強く主張する場面では、気持ちを受け止めながらも、相手の気持ちにも気づけるよう関わっていった。引き続き、肯定的な言葉がけを心がけ、自己表現の発達を見守っていきたい。

食事

  • 好き嫌いが見られ、とくに野菜は「イヤ」と残すことが多い。
  • 無理強いはせず、保育者が「おいしいね」と一緒に食べる姿を見せながら、食事に対する不安や抵抗感を和らげるよう配慮する。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):園生活の疲れから、最近は家庭でも母への甘えが強くなっているとのことである。

  • お気に入りのぬいぐるみや写真等、家庭からの「安心グッズ」を持ってくることを提案し、園と家庭の連続性を感じられるよう工夫する。
  • 生活環境の変化について保護者と情報を共有し、家庭での様子や対応について定期的に話し合う機会を持つ。

Cさん(高月齢/男児/静か)(2歳11カ月/6月生まれ)

子どもの姿

  • 片付けの時間になっても遊び続けている等、活動の切り替えに時間がかかる姿が見られる。(養護)
  • 友だちの持っている玩具を取ろうとして手が出てしまう場面があるが、保育者が気持ちを尋ねると、自分の思いを言葉で表現しようとする。(教育)
  • 園での活動の流れに合わせて行動することに難しさを感じている様子である。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 片付けの時間になっても遊び続けている等、活動の切り替えに時間がかかる姿が見られる。(養護)
ねらい 活動の切り替えを理解し、見通しを持って行動する
内容 保育者の声がけを聞き、次の活動に気持ちを切り替える。
環境構成・配慮・援助 活動の切り替えがスムーズにできるよう、「あと5分で片付けるよ」等、事前に声をかけ、時間の見通しを持てるようにする。また、「片付けたら給食だね」「お着替えしたら外遊びだね」等、次の活動を具体的に伝え、本児の気持ちを受け止めながら「また明日しようね」と声をかけ、気持ちの切り替えを促す。
評価・反省 活動の切り替えについては、事前の声がけにより少しずつ理解が深まってきていており、とくに視覚的な手がかり(時計やタイマー)を使うと効果的だった。まだ「もっとやりたい」と言う場面もあるが、「また明日」と伝えると納得できるようになってきているため、今後も見通しを持って行動できるよう、繰り返し丁寧に関わっていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 友だちの持っている玩具を取ろうとして手が出てしまう場面があるが、保育者が気持ちを尋ねると、自分の思いを言葉で表現しようとする。(教育)
ねらい 自分の思いを言葉で表現する
内容 友だちとのやりとりの中で、言葉で自分の思いを伝える。
環境構成・配慮・援助 玩具の貸し借りの場面では、手が出そうになった時に「お友だちに何て言いたいのかな?」と優しく問いかけ、「貸して」と言葉で伝えられるよう援助する。言葉で伝えられたときは「上手に言えたね」と具体的に認め、成功体験を重ねられるようにする。
評価・反省 玩具の貸し借りでは、手が出る前に「Cさんはどうしたい?」と声をかけると、「貸して」と言葉で伝えようとする姿が増えてきた。引き続き、言葉でのコミュニケーションを促し、友だちとの関わりを深められるよう支援していく。

食事

  • 好きな食べ物から先に食べる傾向があるが、「お野菜も食べてみようか」と声をかけると挑戦する姿が見られる。
  • 無理強いせず、本児のペースを尊重しながら、少しずつバランスよく食べられるよう、「野菜も食べられたね、すごいね」と認める言葉をかけていく。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):園での活動の流れに合わせて行動することに難しさを感じている様子である。

  • 活動の切り替えについて、園での様子と家庭での様子を共有し、「次は〇〇するよ」と声をかけて見通しを持たせる関わり方を統一できるよう連携する。
  • 友だちとの関わりについて、園での成長の様子を伝え、家庭でも言葉で表現する機会を作れるよう情報交換を行う。
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Dさん(高月齢/女児/静か)(2歳10カ月/7月生まれ)

子どもの姿

  • 着替えや手洗いの際に、保育者の近くに来て援助を求める姿が見られる。(養護)
  • 絵本コーナーで一人で絵本を見ていることが多く、他児が近づくと「いや」と身振りで拒否するが、保育者が声がけすると、少しずつ横に座ることを受け入れる様子が見られる。(教育)
  • 保護者からは「自分のペースを大切にしてほしい」と伝えられている。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 着替えや手洗いの際に、保育者の近くに来て援助を求める姿が見られる。(養護)
ねらい 保育者と一緒に身の回りのことを自分でしようとする
内容 着替えや手洗い等、保育者と一緒に自分のペースで取り組む。
環境構成・配慮・援助 本児のペースを尊重し、急かさず自分で選択する機会を設ける。「手を通せたね」等、小さな動作も具体的に認め、達成感を味わえるようにそながら、本児が安心して取り組める環境を作る。
評価・反省 身の回りのことを自分でしようとする姿が少しずつ見られるようになってきた。とくに自分のペースを尊重し、急かさずに見守ることで、「自分でやる」という意欲が高まってきているため、今後も焦らず、本児のペースに合わせた関わりを継続していく。

教育

子どもの姿(再掲) 絵本コーナーで一人で絵本を見ていることが多く、他児が近づくと「いや」と身振りで拒否するが、保育者が声がけすると、少しずつ横に座ることを受け入れる様子が見られる。(教育)
ねらい 自分の思いや要求を少しずつ言葉で表現する
内容 遊びや生活の中で、簡単な言葉で自分の思いを伝える経験を重ねる。
環境構成・配慮・援助 自分の思いを言葉で表現できるよう、身振り手振りでの表現を受け止めていく。「〇〇がいやなのね」「△△がほしいのね」と保育者が言葉にして返しながら、「ちょうだいって言ってみようか」等、簡単な言葉を示し、少しずつ言葉でのやりとりに慣れられるよう配慮する。
評価・反省 言葉での表現については、まだ身振り手振りが中心だが、少しずつ「いや」「ちょうだい」等の簡単な言葉を使う場面が見られるようになった。引き続き、安心できる環境の中で、少しずつ言葉でのコミュニケーションを育んでいきたい。

食事

  • 野菜が苦手で小食なため、無理に食べさせることはせず、「一口だけ食べてみる?」と誘いかける程度にとどめる。
  • まずは食事の時間を楽しめるよう、本児の近くで「おいしいね」と言いながら食べる姿を見せ、食事への関心を引き出していく。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):保護者からは「自分のペースを大切にしてほしい」と伝えられている。

  • 「自分のペース」を尊重しながらも、少しずつ言葉で表現できるようになってきている園での様子を具体的に伝え、家庭でも同様に言葉を促す関わりができるよう情報交換を行う。
  • 薄着の習慣と汗をかいた際の着替えについて保護者と共有し、本児が自分で着脱しやすい服装の協力をお願いする。
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Eさん(中月齢/男児/活発)(2歳9カ月/8月生まれ)

子どもの姿

  • 自分の使いたい玩具を友だちが使っているのを見ると、「いや!」と大声を出し、手が出そうになったり、物を投げたりする姿が見られる。(養護)
  • 自分の気持ちや状況を言葉で表現する場面が増え、絵本を見ながら興味のある言葉を何度も繰り返す姿が見られる。(教育)
  • 園では体を動かして遊ぶことに夢中になる一方で、友だちとのトラブルも多く見られることを保護者は心配している。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 自分の使いたい玩具を友だちが使っているのを見ると、「いや!」と大声を出し、手が出そうになったり、物を投げたりする姿が見られる。(養護)
ねらい 自分の気持ちや要求を言葉で表現する
内容 思い通りにならない場面で、大声を出したり手が出たりする前に、言葉で気持ちを伝えようとする。
環境構成・配慮・援助 思い通りにならない場面では、感情を爆発させる前に、保育者が「おもちゃを使いたかったの?」と気持ちを代弁し、言葉での表現方法を知らせていく。叩いたりしそうな場面では、すぐに近寄って体を優しく抱き止めて気持ちを受け止めつつ、適切な表現方法を一緒に考える。
評価・反省 保育者が気持ちを代弁することで、少しずつ「かして」「いや」等、自分の気持ちを言葉で伝えようとする場面が増えてきた。まだ思い通りにならないと大声を出したり、物を投げたりすることがあるため、今後も根気強く言葉での表現ができるよう関わっていく。

教育

子どもの姿(再掲) 自分の気持ちや状況を言葉で表現する場面が増え、絵本を見ながら興味のある言葉を何度も繰り返す姿が見られる。(教育)
ねらい 友だちと関わる中で、簡単なルールを知る
内容 「順番こ」「貸して」「いいよ」等、友だちとの関わりで使う言葉を知り、使ってみる。
環境構成・配慮・援助 体を動かして遊ぶことが好きであるため、十分に体を動かせる時間と場所を確保する。「ここまで走ったらタッチ」「順番にジャンプしようね」等、簡単なルールのある遊びを取り入れ、友だちと一緒に楽しめる経験を増やしていく。
評価・反省 体を動かす遊びを通して、簡単なルールを守る経験を重ねることで、少しずつ友だちと一緒に遊ぶ楽しさを感じ始めている。引き続き丁寧に見守り、適切な関わりを継続していきたい。

食事

  • 食事中に「もういらない」と席を立とうとしたり、苦手な食材を投げたりする姿が見られる。
  • 無理強いはせず、食事のマナーに焦点を当てながら、食事の時間を楽しめるよう「おいしいね」「モグモグ上手だね」等、肯定的な言葉がけを心がける。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):園では体を動かして遊ぶことに夢中になる一方で、友だちとのトラブルも多く見られることを保護者は心配している。

  • 送迎時に簡潔に園での様子を伝え、友だちとの関わり方についてアドバイスを求められた際は具体的に提案する。
  • 言葉での表現が増えていることを伝え、家庭でも言葉で表現できるよう促す関わりを提案していく。
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Fさん(中月齢/女児/活発)(2歳8カ月/9月生まれ)

子どもの姿

  • 保育者の声がけを聞いて、ロッカーから必要な物を取ってくる等、身の回りのことに意欲的な姿が見られる。(養護)
  • 園庭遊びでは、砂場用のスコップやバケツを「〇〇ちゃんも使う?」と友だちに声をかけ、一緒に楽しむ姿が見られる。(教育)
  • 活動の区切りには、「Fちゃんがする」と玩具を所定の場所に戻す姿が見られる。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 保育者の声がけを聞いて、ロッカーから必要な物を取ってくる等、身の回りのことに意欲的な姿が見られる。(養護)
ねらい 身の回りのことを自分でしようとする
内容 保育者の声がけを聞いて、自分で選んだり取り組んだりする。
環境構成・配慮・援助 朝の支度では「今日はどれから始める?」と尋ね、自分で順番を決められるように選択肢を示しながら見守る。自分でできないところは本児の様子に合わせて、少しずつできるようになるよう援助する。
評価・反省 自分で支度をすることに意欲的で、とくに着替えは袖を通すところまで一人でできるようになってきた。しかし、ズボンの前後の区別がまだつかないことがあるため、「タグは後ろだよ」等、さりげなく援助していくことで自分でできる喜びを感じられるようにしていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 園庭遊びでは、砂場用のスコップやバケツを「〇〇ちゃんも使う?」と友だちに声をかけ、一緒に楽しむ姿が見られる。(教育)
ねらい 友だちと一緒に遊ぶ楽しさを味わう
内容 友だちと砂遊びやごっこ遊び等、好きな遊びを通して関わりを深める。
環境構成・配慮・援助 友だちと一緒に遊びを楽しめるよう、バケツやスコップを人数分用意し、「みんなでお団子作ってみようか」と誘っていく。自分の気持ちを押し通そうとする場面も見られるため、「〇〇さんもやりたいんだって」と、相手の気持ちに気づけるよう仲立ちをする。
評価・反省 友だちと一緒に遊ぶ楽しさを感じているが、自分の思い通りにならないと泣いてしまうことがあった。「順番ね」「貸してって言おうね」等、言葉で気持ちを表現できるよう、引き続き援助していきたい。

食事

  • スプーンとフォークを上手に使い分け、「これフォークで刺せるよ」と自分で考えながら食べる姿が見られる。
  • 楽しい雰囲気の中で意欲的に食事ができるよう、様子を見ながら食事をしていく。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):活動の区切りには、「Fちゃんがする」と玩具を所定の場所に戻す姿が見られる。

  • 「自分でやりたい」気持ちを大切にしながら、家庭と園で一貫した声がけや対応を心がけ、本児の成長を共有する。
  • 5月は気温の変化が大きいため、薄着と厚着を組み合わせられるよう、着替えを多めに用意してもらうよう伝える。
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Gさん(中月齢/男児/静か)(2歳7カ月/10月生まれ)

子どもの姿

  • 保育者が声がけをしても、次の行動に移らず自分の遊びを続け、生活の流れについていけないことが多い。(養護)
  • 電車の玩具に夢中になり、線路を丁寧に並べる姿が見られるが、友だちが電車を手に取ると玩具の取り合いになると、大きい声を出して取られまいとする姿が見られる。(教育)
  • 新年度の疲れからイライラしたり、保育者に泣いて訴えたりする姿が見られる。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 保育者が声がけをしても、次の行動に移らず自分の遊びを続け、生活の流れについていけないことが多い。(養護)
ねらい 保育者の声がけを聞き、次の行動に移ろうとする
内容 活動の区切りに気づく。
環境構成・配慮・援助 片付けの時間には、本児の側に行き、「次は線路を箱に入れようね」「一緒にやろうか」と、視覚的に理解しやすいように指差しをしながら具体的に伝える。自分のペースを尊重しつつ、焦らせないように配慮する。
評価・反省 保育者の具体的な声がけによって、片付けに取り組む姿が見られたが、自分のペースを守りたい気持ちが強く、すぐに行動に移ることは難しかった。引き続き、視覚的な支援と個別の声がけを続けたい。

教育

子どもの姿(再掲) 電車の玩具に夢中になり、線路を丁寧に並べる姿が見られるが、友だちが電車を手に取ると玩具の取り合いになると、大きい声を出して取られまいとする姿が見られる。(教育)
ねらい 友だちと一緒に遊ぶ楽しさを感じる
内容 好きな遊びを通して、友だちと玩具のやり取りをする。
環境構成・配慮・援助 本児が友だちに大きな声を出したときは、「取られたくなかったね」と気持ちに寄り添いながら声をかける。他の子どもには「貸してって言ってみようね」と間に入り、関わりをサポートしながら、本児が友だちとやり取りする機会を持てるようにする。
評価・反省 電車遊びで友だちと関わる場面が増えたものの、玩具の取り合いではまだ大きな声を出してしまう姿があった。保育者が間に入り、仲介することで少しずつ友だちとの関わり方がわかってきているため、今後も一緒に遊ぶ喜びを伝えていきたい。

食事

  • 白米以外に手を伸ばすことはなく、保育者が「一口食べてみる?」と勧めても首を振る姿が見られる。
  • 「一緒に食べるとおいしいね」と声をかけ、食べる楽しさを伝えながら、無理強いせずに見守る。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):新年度の疲れからイライラしたり、保育者に泣いて訴えたりする姿が見られる。

  • 園での姿を丁寧に伝えながら、家庭で十分な休息を取ったり、甘えを受け止めてもらえるように協力をお願いしていく。
  • 気温差で鼻水等の症状が見られているため、朝の体調確認を丁寧に行う。
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Hさん(中月齢/女児/静か)(2歳6カ月/11月生まれ)

子どもの姿

  • 登園時や延長保育での保育室の移動では、不安そうにする姿が見られる。(養護)
  • 室内遊びでは、友だちの様子をじっと見つめた後、「貸して」と言葉にして思いを伝えようとする姿が見られる。(教育)
  • 午睡の時間には自分から布団に向かい、安心して眠りにつくことができる。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 登園時や延長保育での保育室の移動では、不安そうにする姿が見られる。(養護)
ねらい 保育者に見守られながら安心して過ごす
内容 保育者に気持ちを受け止められながら、好きな遊びを見つける。
環境構成・配慮・援助 登園時や移動時には、「今から〇〇するから、一緒に行こうね」と事前に声をかけ、安心感を持てるように関わる。少しずつ慣れてきたら「お友だちと一緒に行ってみる?」と誘い、楽しい雰囲気の中で過ごせるようにする。
評価・反省 登園時の不安そうな様子は、担任が側にいることで少しずつ軽減されてきた。延長保育等環境が変わる場面では、まだ不安が見られるため、担任から延長保育者への丁寧な引き継ぎと、本児が安心できる言葉がけを継続していきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 室内遊びでは、友だちの様子をじっと見つめた後、「貸して」と言葉にして思いを伝えようとする姿が見られる。(教育)
ねらい 友だちの遊びに興味を持ち、簡単な言葉で関わろうとする
内容 遊びの中で「貸して」「どうぞ」等のやり取りを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 ままごとコーナーでは、本児の好きな遊びが展開できるよう、エプロンや食器等十分な数の道具を用意する。自分の思いを伝えられるよう「貸してって言ってみようか」と具体的に言葉を知らせる。
評価・反省 お絵描きやままごと等好きな遊びの中で、徐々に「貸して」等の言葉で自分の思いを伝えようとする姿が増えてきた。特定の友だちとの関わりが中心なので、グループ活動等を通して少しずつ他の友だちとも関われるよう、保育者が仲立ちをしていきたい。

食事

  • 食事の際は自分でスプーンを持とうとしないため、「自分で持てるとかっこいいね」と声をかけながら意欲を持てるようにする。
  • 無理強いはせず、楽しい雰囲気の中で「おいしいね」等、食べる喜びを共有する言葉がけをする。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):午睡の時間には自分から布団に向かい、安心して眠りにつくことができる。

  • 母は家庭では特定のぬいぐるみを持って寝る習慣があることを心配していたため、園での様子を伝え、安心してもらえるようにする。
  • 気温の変化が大きいため、体調を崩しやすい時期であることを伝え、本児の体調の変化に気を配りながら、園での様子を細かく連絡帳に記入する。
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Iさん(低月齢/男児/活発)(2歳5カ月/12月生まれ)

子どもの姿

  • 新しい環境に慣れ、保育者を「先生」と呼んで自分の思いを伝えようとする姿が見られる。(養護)
  • 園庭では、滑り台やブランコ等、好きな遊びを保育者に誘いかけ、楽しんでいる。(教育)
  • 咳の症状が見られるようになり、水分補給をこまめに行っている。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 新しい環境に慣れ、保育者を「先生」と呼んで自分の思いを伝えようとする姿が見られる。(養護)
ねらい 保育者や友だちとのやりとりを楽しむ
内容 保育者や友だちの言葉に耳を傾け、自分の思いを言葉や仕草で表現する。
環境構成・配慮・援助 本児の言葉を丁寧に受け止め、安心感を持てるように応答していく。「先生に教えてくれてありがとう」「お友だちと仲良くできたね」等、コミュニケーションを肯定的に受け止める言葉がけをし、やりとりの楽しさを感じられるよう配慮する。
評価・反省 少しずつ自分の思いを伝えられるようになり、コミュニケーションの幅が広がってきた。他児とのやり取りも増えるよう、保育者が仲立ちしながら、友だちとの関わる楽しさを感じられるよう援助していきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 園庭では、滑り台やブランコ等、好きな遊びを保育者に誘いかけ、楽しんでいる。(教育)
ねらい 安全に配慮しながら全身を使って遊ぶ
内容 滑り台やブランコ等、遊具の使い方を知り、順番を守って遊ぶ。
環境構成・配慮・援助 衝動的に動くことが多いため「滑り台は一人ずつだよ、〇〇さんが降りてから登ろうね」「ブランコに近づくときは前からだよ」等、具体的な安全のルールを視覚的にも知らせていく。遊びの前には必ずルールを確認し、守れたときには大いに認め、安全への意識を持てるようにする。
評価・反省 動きが大きく衝動的に行動することが多いため、怪我が心配される場面が見られた。安全に遊ぶ約束を繰り返し伝えながら、本児の行動を予測して事前に声をかける等、より細やかな見守りをしていきたい。

食事

  • 食べられる量が多いため、一度に多く盛り過ぎないよう配慮し、完食の喜びを味わえるようにする。
  • 「お野菜も食べられたね、すごいね」と声をかけ、苦手な食材にも挑戦する姿を認める。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):咳の症状が見られるようになり、水分補給をこまめに行っている。

  • 咳や鼻水が見られた日は連絡帳に詳しく記入し、降園時に口頭でも伝えつつ、家庭での様子も聞いて体調の変化に気を配る。
  • 気温の変化が大きいため、薄手の上着を持参してもらうよう伝え、体調管理に配慮する。
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Jさん(低月齢/女児/活発)(2歳4カ月/1月生まれ)

子どもの姿

  • 不意に部屋から出ていくことが続いているものの、入園時より落ち着いて過ごせるようになってきている。(養護)
  • 保育者と一緒に、気に入った絵本を繰り返し見て楽しんでいる。(教育)
  • 送迎時に保護者から「最近、家でも落ち着きがない」と相談があった。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 不意に部屋から出ていくことが続いているものの、入園時より落ち着いて過ごせるようになってきている。(養護)
ねらい 安心できる環境の中で、保育者との信頼関係を深める
内容 保育者との関わりを通して、安心して自分の気持ちを表現する。
環境構成・配慮・援助 不意に部屋を出ようとするときには、「どこに行きたいのかな?」と優しく尋ね、本児の気持ちを受け止めながら「お部屋で一緒に遊ぼうね」と声をかける。また、移動時には必ず保育者が本児の手をつなぎ、安心感を持てるような関わりをしていく。
評価・反省 入園当初より落ち着いて過ごせる時間が増え、保育者との信頼関係が少しずつ構築されてきている。今後も引き続き、本児の言動に寄り添いながら、安心して過ごせる環境づくりを心がけたい。

教育

子どもの姿(再掲) 保育者と一緒に、気に入った絵本を繰り返し見て楽しんでいる。(教育)
ねらい 好きな遊びに集中して取り組む
内容 絵本やごっこ遊び等、興味のある活動を通して遊びの楽しさを味わう。
環境構成・配慮・援助 本児が好きなごっこ遊びのコーナーを設け、「おいしいごはん作っているね」「次は何を作る?」等、遊びに寄り添う声がけをしながら様子を見守る。また、お気に入りの絵本を手に取りやすい場所に置き、「この絵本、一緒に見てみようか」と誘いかけ、集中して取り組める時間を大切にする。
評価・反省 お気に入りの絵本を繰り返し見て楽しめるようになってきているが、まだ突然席を立ったり部屋を出たりしようとする姿が見られる。本児にとって何か不安要素がなかったか振り返り、保育内容や関わりを工夫していきたい。

食事

  • スプーンやフォークを上手に使って食べるが、途中で席を立とうとすることが多い。
  • 隣に保育者が座り、「上手に食べられるね」「これは何かな?」等会話を楽しみながら、落ち着いて食事ができるよう配慮する。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):送迎時に保護者から「最近、家でも落ち着きがない」と相談があった。

  • 園での様子を連絡帳に詳しく記入するとともに、重要な連絡事項は写真に撮って見せる等、視覚的な工夫を取り入れる。
  • 家庭での対応で困っていることがないかタイミングを見て聞き取りをし、必要に応じて専門機関の案内をする等、家族全体をサポートする姿勢で関わる。
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Kさん(低月齢/男児/静か)(2歳3カ月/2月生まれ)

子どもの姿

  • 自分で帽子を被ったり、靴を履いたりしようとする姿が見られる。(養護)
  • 戸外では、砂場で型はめや山づくりをして楽しんでいることが多い。(教育)
  • 父は海外に単身赴任中であり、連絡帳では「家でもパパの写真を見て、パパは?と言うようになりました」と記入があった。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 自分で帽子を被ったり、靴を履いたりしようとする姿が見られる。(養護)
ねらい 身の回りのことを自分でしようとする意欲を持つ
内容 着替えや靴の着脱等、自分でできることを増やしていく。
環境構成・配慮・援助 自分で身支度をしようとする本児の姿を見守り、「帽子のゴムはこうやって持つといいよ」「靴は◯印が外側だよ」等、具体的な方法を丁寧に伝える。完璧にできなくても「自分でできたね、すごいね」と認める言葉をかけ、達成感を味わえるようにする。
評価・反省 身の回りのことを「自分で」という言葉とともに挑戦する姿が増えてきている。今後も達成感を味わえるよう、十分な時間を確保し、見守る姿勢を大切にしていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 戸外では、砂場で型はめや山づくりをして楽しんでいることが多い。(教育)
ねらい 砂場遊び等を通して感触を楽しみ、想像力を豊かにする
内容 砂や水等の素材に触れ、さまざまな形を作ったり感触を楽しんだりする。
環境構成・配慮・援助 砂場にはさまざまな型や道具を用意し、本児自身が選べるようにする。「どんな形ができたかな?」「山にトンネルを作ってみる?」等、遊びを広げるような声がけをしつつ、黙々と遊ぶ姿も大切に見守っていく。
評価・反省 砂場遊びを通して感覚を楽しむ様子が見られるが、友だちとの関わりには消極的な面がある。無理なく他児と関われるよう、保育者が仲立ちとなって少しずつ交流の機会も作っていきたい。

食事

  • スプーンやフォークを上手に使い、落ち着いて食事を楽しむ姿が見られる。
  • 食事の際は、本児の近くに座り、「おいしいね」「今日のおかずは何かな?」等穏やかに声がけをし、楽しい雰囲気の中で食事ができるようにする。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):父は海外に単身赴任中であり、連絡帳では「家でもパパの写真を見て、パパは?と言うようになりました」と記入があった。

  • 父親が単身赴任中であることを考慮し、連絡帳に園での様子を写真付きで詳しく記入する等、父親にも共有できる工夫をする。
  • 気温の変化が大きいため、薄手の上着を用意してもらい、体調や気温によって調節できるようにする。
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Lさん(低月齢/女児/静か)(2歳2カ月/3月生まれ)

子どもの姿

  • 自分の要求やしたいことを保育者に言葉で伝えようとする姿が見られる。(養護)
  • 園庭で小さな花を見つけると、立ち止まってじっと見つめ、「きれい」と静かに呟いたり、そっと手を伸ばして触れようとする。(教育)
  • 午睡ではお気に入りのタオルを持つと、安心した表情で眠りにつくことが多い。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助/評価・反省

養護

子どもの姿(再掲) 自分の要求やしたいことを保育者に言葉で伝えようとする姿が見られる。(養護)
ねらい 保育者との関わりを通して、言葉で自分の思いを表現する
内容 園生活の中で、自分の要求や思いを言葉で伝えようとする。
環境構成・配慮・援助 本児が発した言葉を丁寧に受け止め、「これがほしいの?」「お散歩に行きたいのね」と、意図を確認しながら言葉を補って応答する。声がけをする際は、本児の目線に合わせてゆっくり話し、理解できるよう配慮する。
評価・反省 言葉での表現が少しずつ増え、自分の思いを伝えようとする意欲が見られるようになってきた。今後も無理なく言葉でのやりとりを楽しめるよう、本児の発する言葉を丁寧に受け止めていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 園庭で小さな花を見つけると、立ち止まってじっと見つめ、「きれい」と静かに呟いたり、そっと手を伸ばして触れようとする。(教育)
ねらい 春の自然に触れることを楽しむ
内容 季節の草花や虫等に興味を持ち、見たり触れたりして関わる。
環境構成・配慮・援助 草花を見つけられる場所に誘いながら「かわいいお花があるね」「触ってみようか」と声をかけ、一緒に自然物を観察する時間を作る。、葉っぱや花びらを使った簡単な制作活動を取り入れ、自然物への興味が広がるよう環境を整える。
評価・反省 春の草花に興味を持ち、感性豊かに自然と関わる姿が見られているが、一人遊びが中心で「どう遊んだらいいのかわからない」様子も見られる。自然物を使った簡単な遊びを保育者が一緒に楽しみながら、遊びの幅を広げていきたい。

食事

  • 食べる量は少ないが、スプーンを持って、一口ずつゆっくりと自分で食べようとする姿が見られる。
  • 食事の量は少なめに盛り付け、完食の喜びを味わえるよう配慮する。

家庭との連携

子どもの姿(再掲):午睡ではお気に入りのタオルを持つと、安心した表情で眠りにつくことが多い。

  • お気に入りのタオルについて、家庭と情報を共有し、午睡時に必ず手元に置けるよう確認する。
  • 急に暑くなることもあるため、着替えを多めに用意してもらうよう伝え、本児のペースに合わせて着替えができるよう配慮する。
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サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

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