【デモページ|12月・2歳児】個人案の文例【おまもりプラス】

2024年11月1日

個人案PDF

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敬称と性別表記について

LGBTQ+の観点から、保育士が園児を表記する際は『くん』『ちゃん』を使わず、『さん』で統一、園児が自身を称する際や園児同士のやり取りを記載する場合は『ちゃん』で統一しています。また、発達段階の観点では性差はあると考えられるため、男児/女児としています。

 

Aさん(高月齢/男児/活発) (3歳8カ月/4月生まれ)

子どもの姿

  • ズボンや靴下など、自分で着脱をしようとする意欲があり、少し難しい時には保育者に助けを求める姿が見られる。(養護)
  • 体を動かす遊びが好きで、友だちと一緒にかけっこをしたり、園庭で走り回るのを楽しんでいる。(教育)
  • クリスマスの飾りに興味を示し、一緒に保育者に「これ、何?」と尋ねる姿が見られる。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) ズボンや靴下など、自分で着脱をしようとする意欲があり、少し難しい時には保育者に助けを求める姿が見られる。(養護)
ねらい 自分で着脱をしようとする
内容 保育者に見守られながら、ズボンや靴下を自分で履いたり脱いだりする。
環境構成・配慮・援助 保育者は「こっちの足もトンネルできるかな?」と声掛けしながら、ズボンや靴下の履き方を知らせていく。難しい部分をサポートしながらも、できるだけ本人のペースを尊重し、達成感を味わえるようにする。
評価・反省 ズボンや靴下を自分で履こうとする意欲が見られ、保育者がサポートすることで少しずつできることが増えている。引き続き、本人のペースを大切にしながら、見守りと援助を行いたい。

教育

子どもの姿(再掲) 体を動かす遊びが好きで、友だちと一緒にかけっこをしたり、園庭で走り回るのを楽しんでいる。(教育)
ねらい 身体を動かす楽しさを味わう
内容 保育者や友だちと一緒に走ったり、園庭で遊びながら、身体をのびのびと動かす。
環境構成・配慮・援助 園庭や広いスペースで自由に走り回れる環境を提供し、「速いね!」「もう一周行ってみようか」など声を掛け、楽しく体を動かせるように誘う。友だち同士でかけっこや追いかけっこをする際は、安全面に配慮しながら見守る。
評価・反省 友だちと走り回ったり、体を動かす遊びを楽しんでいる。これからも園庭での遊びを中心に、身体を使った活動を取り入れ、楽しみながら成長を促していきたい。

食事

  • 野菜を食べることに抵抗があり、口に溜めてしまう時があるため、「一口食べてみようか?」と声を掛け、少しずつ食べることができるように援助する。
  • 好きな食材も一緒に食べるように勧めることで、楽しい雰囲気で食事ができるよう工夫する。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):クリスマスの飾りに興味を示し、一緒に保育者に「これ、何?」と尋ねる姿が見られる。

  • 家庭でもクリスマスに関連した話題や飾りについて会話を楽しんだり、季節の行事を共有していけるように、本児の関心に寄り添った話題のきっかけをつくる。
  • 寒さが厳しくなり、風邪やインフルエンザなどの感染症が心配される時季のため、家庭でも手洗いやうがいの習慣を継続し、体調管理に気を配ってもらうように連絡をする。

Bさん(高月齢/女児/活発) (3歳7カ月/5月生まれ)

子どもの姿

  • 登園時に母と離れるのを嫌がる日が見られるが、お気に入りのタオルを持っていると安心して部屋に入ることができる。(養護)
  • お絵描きや折り紙などの制作遊びに積極的で、特に朝夕の合同保育では小さいクラスの友だちに優しく教えようとする姿が見られる。(教育)
  • 思い通りにならないことがあると、友だちに対して癇癪を起こすことがあるが、保育者が間に入ることで落ち着き、再び遊びに戻ることができる。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 登園時に母と離れるのを嫌がる日が見られるが、お気に入りのタオルを持っていると安心して部屋に入ることができる。(養護)
ねらい 自分から母と離れ、スムーズに登園する
内容 お気に入りのタオルを活用し、安心感を持って登園できるようにする。
環境構成・配慮・援助 朝の登園時には、お気に入りのタオルをすぐに手に取れるようにロッカーに用意しておき、「タオルと一緒に遊びに行こうね」と声をかけて安心感を持たせる。母と離れにくい時は、無理せず時間をかけて気持ちが落ち着くのを待つ。
評価・反省 母と離れる際の不安定さはまだ見られるが、お気に入りのタオルを持つことで少しずつ安心感が高まっている。引き続き、安心できる物の活用をしながら、母と分離する際の関わりを大切にしたい。

教育

子どもの姿(再掲) お絵描きや折り紙などの制作遊びに積極的で、特に朝夕の合同保育では小さいクラスの友だちに優しく教えようとする姿が見られる。(教育)
ねらい 制作遊びを通じて、友だちとの関わりを楽しむ
内容 クレヨンや折り紙を使いながら、友だちと一緒に制作遊びを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 友だちと一緒に制作遊びを楽しめるよう、簡単な見本を置いたり、必要な道具を用意する。友だちと楽しんでいる様子を見守りながら「みんなで作るともっと楽しいね」等と声掛けし、自然にコミュニケーションが取れるよう促す。
評価・反省 制作活動では、友だちと一緒に楽しむ姿が増えてきたが、道具を使った後の片付けはまだ苦手な様子が見られる。片付けも遊びの一部として楽しめるよう、「片付けごっこ」等の活動を取り入れていきたい。

食事

  • おかわりを進んでしており、食器を持ち上げたりしながら保育者に要求する場面も増えてきた。
  • 自分で食事を楽しめるよう、食器の持ち方やスプーンの使い方を丁寧に見守りながら必要な援助をする。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):思い通りにならないことがあると、友だちに対して癇癪を起こすことがあるが、保育者が間に入ることで落ち着き、再び遊びに戻ることができる。

  • 癇癪を起こすことがあるが、保育者が仲裁すると落ち着くことができている。家庭では癇癪を起こした際にどのように対応しているか聞きながら、落ち着いて過ごせるような環境を伝えていく。
  • 年末年始の休みに向けて生活リズムが乱れやすい時期のため、休み中の睡眠や食事のリズムについて配慮をお願いする。

Cさん(高月齢/男児/静か) (3歳6カ月/6月生まれ)

子どもの姿

  • 午睡前には気持ちが不安定になり、保育者に傍にいるように求めることがある。(養護)
  • 友だちとの遊びに関心を持ち、一緒に積み木を並べたり、遊びが楽しめるようになってきた。言葉でのやり取りは少ないが、表情や動作で自分の意思を伝えようとしている。(教育)
  • 寒さの影響もあって登園時に不安が強まり、泣くことが多く見られるが、保育者に思いを受け止めらえることで、落ち着いて遊びに参加する姿が見られる。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 午睡前には気持ちが不安定になり、保育者に傍にいるように求めることがある。(養護)
ねらい 午睡前の不安を和らげ、安心して入眠する
内容 保育者の声掛けや安心できる環境を通じて、落ち着いた気持ちで午睡に入れるようにする。
環境構成・配慮・援助 午睡前には、静かでリラックスできる環境を整え、絵本の読み聞かせや落ち着いた音楽を取り入れて、安心感を持てるようにする。本児が泣いてしまった時には、保育者が傍で優しく話しかけながら、安心できるまでゆっくりと抱っこで関わる。
評価・反省 午睡前の不安定な時間帯も、保育者の声かけで落ち着く場面が増えてきた。今後も落ち着いて過ごせる環境作りを大切にしながら、ゆったりと安心して午睡に入れるようにしたい。

教育

子どもの姿(再掲) 友だちとの遊びに関心を持ち、一緒に積み木を並べたり、遊びが楽しめるようになってきた。言葉でのやり取りは少ないが、表情や動作で自分の意思を伝えようとしている。(教育)
ねらい 友だちとの関わりを深める
内容 好きな遊びを通じて、友だちとの関わりを楽しみながら、言葉や仕草で気持ちを伝える経験を増やす。
環境構成・配慮・援助 本児が好きな遊びに周りの友だちを誘ったり、一緒に遊びを楽しめるような環境をつくっていく。保育者が「Cさんも一緒に積んでるね」といった具体的な言葉で状況を伝えながら、友だちとのつながりを持ちながら、本児が自分の気持ちを表現できるように援助する。
評価・反省 友だちとの関わりが少しずつ増えてきており、言葉や仕草で自分の気持ちを表現できるようになってきた。今後も遊びを通じてコミュニケーションの幅を広げられるように支援していきたい。

食事

  • 食欲が安定してきており、意欲的に食べ進める姿が見られる。
  • スプーンやフォークの持ち方を保育者が一緒に確認しながら、自分で食べる楽しさを感じられるように進めていく。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):寒さの影響もあって登園時に不安が強まり、泣くことが多く見られるが、保育者に思いを受け止めらえることで、落ち着いて遊びに参加する姿が見られる。

Dさん(高月齢/女児/静か) (3歳5カ月/7月生まれ)

子どもの姿

  • 戸外遊びから室内活動へ移る際に時間がかかっているが、自分のペースで気持ちを切り替えようとしている。保育者の声掛けがあると少しずつ行動しようとする姿が見られる。(養護)
  • 言葉で伝えることが難しいと感じる場面では、表情やジェスチャーで強く伝えようとするが、上手く伝わらないと怒ることがある。(教育)
  • 土曜保育が続き、週末にかけて疲れが見られることがあり、甘える姿や抱っこを求める場面が増えている。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 戸外遊びから室内活動へ移る際に時間がかかっているが、自分のペースで気持ちを切り替えようとしている。保育者の声掛けがあると少しずつ行動しようとする姿が見られる。(養護)
ねらい 自分のペースで気持ちを切り替える
内容 保育者に見守られながら、活動の区切りや切り替えを自分で意識し、次の行動に移ろうとする。
環境構成・配慮・援助 本児のペースを尊重しながらも、「次は何しようか?」と具体的な声掛けをし、次の活動に気づけるように関わる。急かさず、時には少し待つことで、本児が自ら行動に移せるように援助していく。
評価・反省 本児が自分のペースで活動を切り替えられるよう配慮したが、まだ時間がかかる場面が多い。今後も声掛けや環境設定を工夫し、少しずつ活動に移れるようにしたい。

教育

子どもの姿(再掲) 言葉で伝えることが難しいと感じる場面では、表情やジェスチャーで強く伝えようとするが、上手く伝わらないと怒ることがある。(教育)
ねらい 自分の思いを言葉で伝えようとする
内容 仕草や表情で伝えることも尊重されながら、言葉で思いを表現する喜びを感じる。
環境構成・配慮・援助 伝えたいことがある時は、保育者が表情や動作をしっかりと受け止め、「〇〇をしたいのかな?」と共感を示しつつ、本児が言葉を安心して発することができる雰囲気を作る。また、言葉で伝えることが難しい場合には、本児が選択肢を持てるように、絵カード等で視覚的に伝える方法も取り入れ、コミュニケーションの幅を広げる援助をしていく。
評価・反省 言葉で伝えることへの興味が少しずつ広がり、保育者とのやり取りの中でジェスチャーや表情も含めたコミュニケーションが増えている。引き続き、言葉で表現することを楽しめるように援助していく。

食事

  • 保育者に励まされながら、少量でも苦手な野菜を食べることができているため、苦手な食材に一口挑戦した後は、自分のペースで進められるよう見守る。
  • スプーンやフォークの持ち方に気を配り、適切な使い方ができるよう、声掛けや軽い援助を行う。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):土曜保育が続き、週末にかけて疲れが見られることがあり、甘える姿や抱っこを求める場面が増えている。

Eさん(中月齢/男児/活発) (3歳4カ月/8月生まれ)

子どもの姿

  • 自分のおしぼりやコップ、使った玩具の片付けをせず、保育者が声を掛けても聞こえないふりをしている。(養護)
  • 室内では、玩具を持ったまま走り回ることが多く、話をしても繰り返しがちである。友だちとのやり取りですぐにカッとなり、手が出ることが多い。(教育)
  • 風邪症状が見られており、体調不良から機嫌が悪い様子が多い。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 自分のおしぼりやコップ、使った玩具の片付けをせず、保育者が声を掛けても聞こえないふりをしている。(養護)
ねらい 身の回りの片付けをしようとする
内容 保育者と一緒に片付けをしてから次の活動に移る。
環境構成・配慮・援助 遊びが変わる時には、「ここに置いていこうか」「この箱に入れよう」等、使っていたものを片付けられるよう声を掛けて玩具を手渡し、片付けを促す。保育者も本児と一緒に行うことで、片付けの仕方や玩具をしまう場所を知ることができるように援助していく。
評価・反省 おしぼりやコップの片付けは少しずつ身に付いてきているが、玩具は別の遊びに興味が向くと、保育者が片付けるように声を掛けても不適当な場所に置くだけになってしまう。保育者が共に行動しながら次の遊びや活動に移れるようにしたい。

教育

子どもの姿(再掲) 室内では、玩具を持ったまま走り回ることが多く、話をしても繰り返しがちである。友だちとのやり取りですぐにカッとなり、手が出ることが多い。(教育)
ねらい 約束事がわかる
内容 生活や遊びを通して、やっていいことといけないことを区別し、気を付けようとする。
環境構成・配慮・援助 その都度、「危ないから走らないようにしよう」「こっちで遊ぼうか」等、本児の目を見て簡潔に伝え、止めるだけでなくどうやって遊べばよいのかも知らせていく。また、友だちとトラブルになりそうな時には、双方の思いを代弁し、自分で思いを言えた時には大いに褒め、言葉で相手に伝える喜びを感じられるようにする。
評価・反省 その都度場面を捉えて、やっていいことといけないことを繰り返し話した。友だちとの関わりにおいては、言葉で伝えようとする姿が増えたが、室内を走り回ったりすることは多い。引き続き声を掛け、どうしたら良いか丁寧に知らせていきたい。

食事

  • 食べ終えると部屋を走り回ったり、食事中の友だちにいたずらをする姿が見られる。
  • 食事のマナーも繰り返し伝えながら、食べ終わってからは、ゆったりと落ち着いて過ごせるように関わっていく。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):風邪症状が見られており、体調不良から機嫌が悪い様子が多い。

Fさん(中月齢/女児/活発) (3歳3カ月/9月生まれ)

子どもの姿

  • 午睡時は寝付くまでに時間がかかり、眠れない日もある。(養護)
  • 友だちとの関わりの中で、ぶつかり合うこともあるが、声を掛け合いながら一緒に遊ぶことを喜んでいる。(教育)
  • 外遊びの際に、靴を自分で履こうとするが、上手くいかず保育者に援助を求めることが多い。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 午睡時は寝付くまでに時間がかかり、眠れない日もある。(養護)
ねらい 安心できる環境の中で午睡時間を過ごす
内容 保育者に見守られながら、安心して体を休める。
環境構成・配慮・援助 午睡時には保育者が傍に付き、胸や腹を撫でたりしながら安心できる雰囲気の中で入眠できるように誘っていく。眠ることができない場合は、「夕方もいっぱい遊べるようにごろんしていようね」等、体を休める大切さを伝えながら、落ち着いて過ごすことができるようにする。
評価・反省 眠れずに過ごす日もあったが、保育者が傍に付くことで、安心して横になって体を休めることができていた。日中に体を動かす活動を多くしながら、生活リズムが崩れないように配慮していきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 友だちとの関わりの中で、ぶつかり合うこともあるが、声を掛け合いながら一緒に遊ぶことを喜んでいる。(教育)
ねらい 保育者や友だちと関わりながら遊ぶ楽しさを味わう
内容 保育者や友だちと集団遊びやごっこ遊びを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 友だちとやり取りをしながら遊ぶ様子を見守りながら、保育者も一緒にその楽しさを共有していく。また、繰り返しの言葉や動きが出てくる絵本などを用意し、ごっこ遊びへのきっかけとなるようにする。
評価・反省 保育者や友だちと一緒に、ごっこ遊びを楽しむ姿が見られた。登場人物や動物などの役になりきったり、言葉のやり取りを楽しめるように、必要に応じて声掛けをしながら遊びを広げていけるように関わりたい。

食事

  • 食べるペースはゆっくりではあるが、意欲的に食べ進めようとしている。
  • 本児の食事のペースを見守りながら、「どんな野菜が入ってるかな?」等、食材への興味を持てるような関わりをする。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):外遊びの際に、靴を自分で履こうとするが、上手くいかず保育者に援助を求めることが多い。

Gさん(中月齢/男児/静か) (3歳2カ月/10月生まれ)

子どもの姿

  • 着替えに取り掛かるまでに時間がかかっており、遊び始めてしまうことが多い。(養護)
  • 友だちと物を貸し借りすることができず、特定の玩具へのこだわりが見られる。(教育)
  • 母の仕事が忙しく、祖母が送迎する日が増えた。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 着替えに取り掛かるまでに時間がかかっており、遊び始めてしまうことが多い。(養護)
ねらい 身の回りのことを落ち着いて行う
内容 保育者に援助されながらも、衣服の着脱をやってみようとする。
環境構成・配慮・援助 安心して取り組めるよう、一対一での関わりを大切にしながら、ゆったりとしたスペースをつくっていく。本児の動きに合わせて「こっちを引っ張るよ」「先生もお手伝いするね」等、声を掛けながらやり方を一つずつ知らせる。
評価・反省 保育者との一対一の関わりの中で、着脱の仕方を知らせていくことで、落ち着いて行うことができた。引き続き、ゆったりと関わりながら身に付けていけるようにしたい。

教育

子どもの姿(再掲) 友だちと物を貸し借りすることができず、特定の玩具へのこだわりが見られる。(教育)
ねらい 生活や遊びの中で順番があることを知り、身に付ける
内容 友だちと関わる中で、我慢したり待つ場面があることを知る。
環境構成・配慮・援助 気持ちが落ち着かない様子が見られた時には、抱っこしたり、一対一で話せる場を設けながら、できることとできないことを繰り返し丁寧に伝える。本児の気持ちも尊重しつつ、友だちの思いも伝えながら、どうしたらよいかともに考えていく。
評価・反省 本児の様子に合わせて丁寧に関わっていくことで、気持ちを切り替えたり、少しずつ待つことができるようになってきた。友だちとの関わり方についても丁寧に伝えていきたい。

食事

  • 手や服が汚れることを嫌がり、スプーンで少量ずつすくって食べている。
  • 自分で食べようとする姿を見守りながら、おしぼりを近くに置く等し、安心して食べ進められるように配慮する。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):母の仕事が忙しく、祖母が送迎する日が増えた。

Hさん(中月齢/女児/静か) (3歳1カ月/11月生まれ)

子どもの姿

  • 保育者に誘われてトイレに行き、排尿しているが、自分から尿意を知らせる姿は見られない。(養護)
  • 言葉で思いや考えを伝えようとすることが増え、友だちや保育者とのやり取りを楽しんでいる。(教育)
  • クレヨンでお絵描きしたものを「ママに見せる」と話しながら嬉しそうにしている。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 保育者に誘われてトイレに行き、排尿しているが、自分から尿意を知らせる姿は見られない。(養護)
ねらい 自分からトイレに行き、排泄する
内容 自分から尿意を知らせ、トイレに行こうとする。
環境構成・配慮・援助 本児の排尿間隔や遊びのタイミングを見ながらトイレに誘いつつ、「おしっこしたくなったら教えてね」「そろそろおしっこ出るかな?」等、意識を持てるように声掛けをしていく。無理に誘うことはせず、漏らしてしまった時にも「お着替えしようね」「またおしっこしたくなった時は教えてね」等、優しく声を掛け、配慮をしていく。
評価・反省 漏らしてしまうことはあるが、尿意を感じると保育者に知らせたり、トイレに向かおうとする姿が少しずつ見られている。本児の姿を大いに認め、引き続き丁寧な関わりをしていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 言葉で思いや考えを伝えようとすることが増え、友だちや保育者とのやり取りを楽しんでいる。(教育)
ねらい 友だちと一緒に過ごす楽しさを味わう
内容 好きな遊びを通して、友だちとの関わりを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 本児と保育者とのやり取りに周りの友だちを誘ったりしながら、遊びを共有する楽しさを感じられるようにする。また、友だちとの遊びを継続できるような声掛けをしたり、その援助をしていく。
評価・反省 保育者が仲立ちして友だちを遊びに誘うことで関わりが広がり、一緒にままごとをしたり、好きな遊びを楽しむ姿が見られた。平行遊びになっている時も多いので、引き続き保育者が仲立ちすることで、友だちとの関わりの楽しさを味わえるように援助したい。

食事

  • スプーンやフォークを使いながら、自分で食べ進めようとする姿が見られる。
  • 本児の意欲を尊重し、自分で食べている姿を大いに褒めながら、自信に繋がるように関わる。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):クレヨンでお絵描きしたものを「ママに見せる」と話しながら嬉しそうにしている。

Iさん(低月齢/男児/活発) (3歳0カ月/12月生まれ)

子どもの姿

  • 簡単な着脱は自分でできるようになってきたが、ボタンのかけ外しは保育者に手伝ってもらうことが多い。(養護)
  • 戸外で走ったり、追いかけっこをして友だちと楽しんでいる。(教育)
  • 戸外遊びの際には、自分で上着や帽子を着用しようとしている。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 簡単な着脱は自分でできるようになってきたが、ボタンのかけ外しは保育者に手伝ってもらうことが多い。(養護)
ねらい 身の回りのことを自分でしようとする
内容 保育者に援助されながら、上着のボタンのかけ外しに挑戦する。
環境構成・配慮・援助 戸外に出る際には、上着を取り出しやすいように工夫する。遊びの中でボタンのかけ外しを楽しみながら行えるように、手作りおもちゃ等を用意しながらやり方を伝えていく。
評価・反省 ボタンのかけ外しができるような手作りおもちゃを用意したことで、遊びながらやり方を身に付けることができた。上着のボタンも自分で留めようとする姿が見られているため、必要に応じた援助をしながら達成感を味わえるようにしていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 戸外で走ったり、追いかけっこをして友だちと楽しんでいる。(教育)
ねらい 寒さに負けず、身体を動かして遊ぶことを楽しむ
内容 保育者や友だちと身体を動かす心地よさを感じながら遊ぶ。
環境構成・配慮・援助 園庭やホール等、広い場所を確保し、存分に身体を動かして楽しめるように環境を整える。保育者も遊びに入り、周りの子どもたちも誘いながら、その楽しさに共感していく。
評価・反省 戸外では、友だちと一緒に走ることを楽しんでいた。保育者も一緒に遊びながら、鬼ごっこ等の簡単なルールがある遊びに展開できるように誘っていきたい。

食事

  • 上手くスプーンやフォークですくうことができない時は、手づかみになってしまう。
  • 食材を細かくすることで食べやすくしたり、スプーンとフォークの持ち方も身に付くように声掛けをしていく。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):戸外遊びの際には、自分で上着や帽子を着用しようとしている。

Jさん(低月齢/女児/活発) (2歳11カ月/1月生まれ)

子どもの姿

  • 友だちと一緒にトイレに行くが、座る時間が短く出ないことが多い。 (養護)
  • 体操やリズム遊びが好きで、曲が終わると「もっとやる」と保育者に声を掛けるなど、音楽に合わせて踊ることを繰り返し楽しんでいる。(教育)
  • 思い通りにならない場面に大声で泣いて訴える姿が見られる。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 友だちと一緒にトイレに行くが、座る時間が短く出ないことが多い。 (養護)
ねらい 自分でトイレに行き、排泄しようとする
内容 保育者に見守られながら、安心できる環境の中で排泄をする。
環境構成・配慮・援助 トイレが混みあっていない時に「ゆっくりで大丈夫だよ」と声を掛けながら誘い、安心して排泄できるようにしていく。パンツを穿くことを喜んでいるため、一緒に好きな柄のパンツを選ぶ等、楽しみながらトイレに向かえるように関わる。
評価・反省 パンツを穿く意欲はあるが、オムツに排泄することが多かった。トイレで排泄できたときには大いに褒めながら、引き続きゆったりした雰囲気の中でトイレに誘っていきたい。

教育

子どもの姿(再掲) 体操やリズム遊びが好きで、曲が終わると「もっとやる」と保育者に声を掛けるなど、音楽に合わせて踊ることを繰り返し楽しんでいる。(教育)
ねらい 音楽に合わせて、身体を動かすことを楽しむ
内容 友だちや保育者と一緒に好きな体操を踊って遊ぶ。
環境構成・配慮・援助 本児が好きな体操に加え、クリスマスの曲を用意する等、季節の歌にも触れることができるようにしていく。リズムに合わせて手を叩いたり、身体を揺らしたり等、本児の表現を尊重し、楽しさに共感していく。
評価・反省 音楽に合わせて身体を動かしながら、歌に自分で振りをつけたりして楽しんでいた。「先生もJさんの真似してみよう」等、声を掛けながら遊びが盛り上がるように関わった。今後も様々な歌を楽しんでいきたい。

食事

  • 保育者に声を掛けられることで、自分で食事を食べ進めようとする。
  • 意欲的に食べている姿を認め、和やかな雰囲気の中で食事を楽しめるように関わる。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):思い通りにならない場面に大声で泣いて訴える姿が見られる。

Kさん(低月齢/男児/静か) (2歳10カ月/2月生まれ)

子どもの姿

  • 身の回りのことに「自分で」という気持ちが強く見られ、保育者の援助を嫌がることがある。(養護)
  • 好きな絵本を見つけ、繰り返しのある言葉に興味を持ち楽しんでいる。(教育)
  • 寒さから戸外遊びを嫌がり、室内遊びをして過ごすことが多い。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 身の回りのことに「自分で」という気持ちが強く見られ、保育者の援助を嫌がることがある。(養護)
ねらい 身の回りのことに意欲的に取り組む
内容 おしぼり等の片付けや衣服の着脱を自分でしようとする。
環境構成・配慮・援助 ゆったりと着替えられるスペースと時間を設けながら、じっくりと取り組めるようにしていく。自分でできた喜びを味わえるように、できた時には目を見て大いに褒め自信に繋げる。
評価・反省 荷物の片付けや衣服の着脱等、身の回りのことを自分でやろうとする気持ちが強く、意欲的に取り組んでいた。上着のボタンのかけ外しは上手くできずイライラする様子も見られたため、様子を見守りつつ、必要に応じた援助をしていくようにしたい。

教育

子どもの姿(再掲) 好きな絵本を見つけ、繰り返しのある言葉に興味を持ち楽しんでいる。(教育)
ねらい 見たり聞いたりしたものを、真似することを楽しさを味わう
内容 繰り返しの言葉を言ったり、絵本の中の登場人物になって楽しむ。
環境構成・配慮・援助 本児のお気に入りの絵本を繰り返し読んだり、役になりきって遊べるように、小道具を作って置いておく。保育者も一緒に繰り返しのあるセリフを言ったり、絵本の世界を共有しながら、楽しさを感じられるように関わる。
評価・反省 好きな絵本を見つけ、保育者の真似をしながら自分で声に出して読もうとしていた。興味を持てるような絵本を用意し、楽しみながら文字への関心も持てるようにしていきたい。

食事

  • 食事中に足をバタバタさせたり姿勢が崩れていることがある。
  • 足が床についていないため、台になるものを置く等し、正しい姿勢で食べられるようにする。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):寒さから戸外遊びを嫌がり、室内遊びをして過ごすことが多い。

Lさん(低月齢/女児/静か) (2歳9カ月/3月生まれ)

子どもの姿

  • 友だちがトイレに行く様子に興味を持ち、自分から便座に座ろうとすることが増えた。 (養護)
  • 戸外遊びでは、霜柱を見つけて歩くことを楽しんでいる。(教育)
  • 友だちと一緒に遊ぼうとする姿が多く見られ、笑顔で過ごしている。(家庭との連携)

ねらい/内容/環境構成・配慮・援助

養護

子どもの姿(再掲) 友だちがトイレに行く様子に興味を持ち、自分から便座に座ろうとすることが増えた。 (養護)
ねらい トイレの雰囲気に慣れる
内容 保育者に見守られながら、トイレで排泄をする。
環境構成・配慮・援助 本児の気持ちを尊重し、明るい雰囲気でトイレに誘い、便器に座ることに慣れていけるようにしていく。タイミングが合い、トイレで排尿できた時には大いに褒め、喜びを感じられるように関わる。
評価・反省 オムツに排尿している時が多いが、保育者に誘われると嫌がらずにトイレに向かう。本児の排尿間隔を見ながら、トイレで排尿する回数を増やしつつ、本児の自信に繋げたい。

教育

子どもの姿(再掲) 戸外遊びでは、霜柱を見つけて歩くことを楽しんでいる。(教育)
ねらい 冬の外気を感じつつ、自然の面白さに気づく
内容 戸外遊びや散歩を通して自然物を見つけ、興味を持って観察したり触れることを楽しむ。
環境構成・配慮・援助 戸外遊びや散歩では、冬の自然物に興味や関心を持てるように「霜柱がサクサクしてるね」「冷たいね」等と声をかけていく。本児の発見や驚きに共感し、じっくりと観察したり触れることを楽しめるように関わる。
評価・反省 霜柱を踏んだ感触や雪の冷たさを味わいながら戸外遊びを楽しむ姿が見られた。冬にちなんだ絵本や図鑑を見ながら「これ見た」と保育者に知らせる様子も見られるため、引き続き、冬の自然を楽しんでいけるようにしていきたい。

食事

  • 周りの友だちが食べ終わってしまうと、食事の途中でも一緒に遊び始めてしまう様子が見られる。
  • 「もう終わりかな?」「ここまで食べてから遊ぼうか」等、区切りをつけられるように声掛けをしていく。

家庭の連携

子どもの姿(再掲):友だちと一緒に遊ぼうとする姿が多く見られ、笑顔で過ごしている。

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サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

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