こんにちは、ほいくのおまもりです。
今回の相談者からのお悩みは、『後輩の指導をする一方で先輩からも注意を受ける環境にストレスを感じ、来年度転職を考えています。残された期間、どのような気持ちで仕事をすれば良いでしょうか』というご相談。
回答者のほいくのおまもりは『まずはクラスをスムーズに運営し、子供達や後輩が成長するよう支えていくことに集中すれば良いのではないかと考えます』とアドバイス。
どうぞ、御覧ください。
保育士お悩み相談(LINE)
【年齢】30代
【保育士経験年数】14年
【相談文】
新人で入社し、同じ職場に勤めています。
長男出産後はパートとして働き、昨年度4歳児フリーから今年度4歳児担任となりました。一緒に組むのは二年目の後輩。同じ学年にはベテランの二人がいます。今年度になり、やることが多くうまく動けていなくて、尚且つ後輩の指導もうまく出来ていないのが空回りで、ベテランの先生たちに文句を言われているように感じてしまい、毎日息がつまる思いです。自分の動きなども改善しないといけない気持ちもあるのはわかっていても、また注意をされてしまうのではないか…と不安になっている毎日。ストレスなのか蕁麻疹も出ます。職場内で相談できればいいのですが、陰口を言われる恐れがあるので、誰にも言えません。心機一転と思い、今年度末で退職及び転職しようと思っています。あと半年、うまくクラス運営をするにはどんな気持ちで仕事をしたら良いでしょうか?
ご相談内容、拝見いたしました。
後輩に指導をすると同時に先輩からも指導を受けており、悩みを抱えていらっしゃるご様子が伝わってきました。
少しでもお気持ちに寄り添うことが出来ればと思っております。
ただいま多くのご相談を受けておりますため、おつらい中申し訳ありませんが、お時間を頂けたらと思います。
過去の相談内容など拝見しながら、日々自分に何が出来るか考えながら保育に向き合えたらと思います!
お待たせしまして申し訳ありませんでした。
ベテランの先生方と同じ学年を受け持ちながらクラスの運営をこなし、後輩の指導にあたるのは立場的にもおつらい場面があるのではとお察しします。
また、昨年とは異なり今年度はクラス担任であり、後輩の指導もすることで、業務的にも負担が増えているのではと感じます。
やることも多いでしょうし、上手くいかない時にはベテランの先生方から注意も入るとのことですので、ストレスがたまるのもとても良く分かりますよ。
【後輩の指導をする一方で先輩からも注意を受ける環境にストレスを感じ、来年度転職を考えています。残された期間、どのような気持ちで仕事をすれば良いでしょうか】とのご相談につきまして、当方の考えとしましては【まずはクラスをスムーズに運営し、子供達や後輩が成長するよう支えていくことに集中すれば良いのではないかと考えます】。
実際にベテランの先生方がこまりんさんに注意をしていなかったとしても、ご自身が上手くいかないと感じた時に視線を感じるとプレッシャーになることもあるのではと思います。
ただ、現在蕁麻疹が出るほど心身に負担がかかっている状態ですので、必要以上にベテランの先生方の評価を気にしてしまうと、こまりんさんもより気持ちに負担がかかり、本来ならばスムーズに運営出来るはずの保育が上手くいかないといった悪循環に陥ることもあるかもしれません。
これ以上身体に症状が出るのも心配ですね。
こまりんさんは14年もの経験年数をお持ちですので、こまりんさんご自身もベテランでいらっしゃいますし、今まで積み上げてきた保育経験を沢山持っていらっしゃるはずです。
ですから、ベテランの先生方の存在は意識的に気にしないように心がけ、どうか自信を持ってご自身の保育を進めて頂けたらと思います。
もし後輩がこまりんさんが指導されるとおりに動けないのであれば、もしかしたら指示が難しいと感じているのかもしれません。
その際には指示の仕方を変えてみると良いかもしれませんね。
具体的に指示を出したり、ご自身が使っていた資料等を見せたりしても良いでしょう。
午睡時などクラスが落ち着いている時に、毎日少しの時間でも話し合える機会を作り、分からないことがないか等尋ねてみても良いかもしれませんね。
過去に指導をし、今までの後輩達には指示が伝わっていたことでも、現在一緒に組んでいらっしゃる後輩には分かりづらく感じているのかもしれません。
残りはまだ半年間ありますので、こまりんさんが退職されても後輩が戸惑わず保育が出来るように伸ばしてあげようというお気持ちで指導にあたってみてはいかがでしょうか。
クラスの運営につきましては「うまく動けない場面」を整理し直し、こまりんさんや後輩がどのような動きをすればスムーズに保育が進むかを考えてみるのも良いでしょう。
また、「やることが多い」部分につきましては、全てをこなそうとはせず、後回しに出来るものであればずらしたり、必要がないと感じたものは思い切って減らしてみるなど、優先順位をつけ、必要なものからこなしていくと少しは負担が軽くなるのではと感じます。
現在4歳児担当とのことですので、半年後には年長児クラスとなります。
今はまだ時期的にも早いでしょうが、徐々に進級を意識しながらクラスの状態に合わせて保育の内容を高めていけると良いですね。
見通しを持った保育計画を立て、計画に合わせて前もって保育の準備をすることで、焦ることなく進めることが出来るかもしれません。
また、早めの段階で後輩にも指示を出しておけば、よりスムーズにクラス運営出来るのではと思います。
先にもお伝えしたとおり、ベテランの先生方の存在は気になることと思います。
ただ、こまりんさんの在職期間は日々短くなっていきます。
ですから、残された期間は子供達や後輩が成長出来るよう、ご自身の持っていらっしゃる保育の引き出しの全てを出し切るつもりで注力してみてはいかがでしょうか。
こまりんさんにとってこの1年の保育がかけがえのないものとなりますように。
不安なことがありましたらお話を伺いますので、いつでもいらして下さいね。
また、返信が遅くなり申し訳ありませんでした。
幼児クラスの担任が2年目の為、私自身も全体の動きなどが見通せていない部分もあり、周りから目につくのかもしれません…。
アドバイスを生かせるよう、保育の見直しをしながら、残り半年を運営できたらと思います。いまは、後輩の指導をしてあげたいなという気持ちもあるので、自分の知識など役立てたらいいなと最近思うようになりました。
私自身の性格が気にしすぎなのもあり、他の先生方が話をしていると自分の悪口話してるなーと思ってしまいます。
実際、自分の話をされているのを聞いてしまった為、余計かもしれません…。
メンタル面でも強くなりたいなと思いますが、なかなかうまくいきません。
長くなり申し訳ありません。
返信をありがとうございました。
もし2年目の後輩が4歳児クラスが初めてなのであれば、戸惑うことがあるかもしれませんね。
こまりんさんが今まで培ってこられた保育経験は、後輩にとって参考になることが多くあるかと思いますよ。
是非後輩に伝えて頂けたらと思います。
全体の様子や活動の流れを見通すという担任の業務は、難しさを感じる部分だと思います。
これは1年目の新人であっても、何年も保育経験のあるベテランであっても、非常に気を遣うことなのではと感じます。
クラスの流れ一つでその場の雰囲気や子供達の気持ちの持ち方が変わってくるため、やはりいい加減な判断が出来ないと思いますし、悩むお気持ちはとても良く分かりますよ。
他の先生方が過去にこまりんさんのお話をしていたのを耳にされたとのことですので、先生方の話が気になるのは致し方ないのではと思います。
ただ、気にしすぎることで体調を崩してしまうことも心配ですから、話している場面をあえて見ないようにしたり、「あと半年で退職するから」と割り切ることで、こまりんさんの心が追い込まれないようにご自身で守ってあげることも必要かもしれませんね。
もし、不安なことがありましたらいつでも伺いますので、「不安な気持ちを逃がす場所」としていらして頂けたらと思います。
少しでもこまりんさんのお気持ちが晴れたら、と強く願っております。
後輩は4歳児初めての担任になりますが、よくやってくれています。
なので、後輩にとって、私とベテランの先生たちの間に挟まれてしまい、自分の情けなさに申し訳なくなります…。
体調を崩し、やめていった友人もいたので、年度末までなんとか体調管理をしっかりしていきたいと思います。
またお世話になることがあるかと思います。
職場では相談できなかったので、聞いていただけて心が軽くなりました。
本当にありがとうございました!!
「心が軽くなった」とのことで、当方もほっと安心しております。
こまりんさんが後輩を一生懸命に育てようとされている思いは、きっと後輩にも伝わっていることと思います。
また、こまりんさんも沢山の保育経験を積み重ねていらっしゃるのですから、今まで培ってこられた経験を信じて、どうか自信を持って頂けたらと思います。
不安な時にはいつでもお話をお待ちしております。
お気軽にいらして下さいね。
1週間後・・・
先日、相談を聞いていただき
ありがとうございました!
あれから、自分なりに考えながら仕事をしていましたが、先日あるトラブルが原因で、自分はどうしたら良かったのか、対応はあっていたのか、考えています…。
先日、後輩が主任に呼ばれ、戻ってきた時に話を聞くと、書類のミスがあり、指摘をされ、怒られたとの事。
私は、自分も確認しなかったからね、ごめんね。とはいいましたが、腑に落ちなかったようで、隣のクラスのベテランの先生方に話をしたそうです。その際に、私に不満があったようで、収集がつかなくなり、私も呼ばれ、4人で話し合いに…
今回のミスは私にも確実にあるし、後輩だけが悪いなんて思ってはいない。主任に私からも一言謝罪はしたいと話はしました。また、クラス運営においても、心配との話を聞いて、自分が思うこと、後輩が思うことを話し、進級を見据えて、学年で助け合いながらクラスを運営するようにしましょうと話し合いました。
時間の空いた時に、主任と話をし、私にも非があった事も伝え、謝罪しました。今後気を付けるようにと話をしてもらったのですが、主任から後輩が書類の準備をしてないから、私は知らないと言われたので、強い口調になり注意したんだと話を聞き、その部分は知らなかったけど、後輩の気持ちを考え、そこには触れないでいました。
後輩は、周りにフォローしてくれる先輩や同期がいるので、私に不満が以前からあり、話はしていたんだろうなと思います。
私も後輩が話すのは構わないと思っていますし、それで後輩が成長するなら反面教師でもいいかなと思います。
ちなみに後輩はちょくちょく
隣のクラスの先生方に相談はしていたようです…。
不甲斐ない自分が情けなくて悔しくて悲しい気分です。
信頼感もいまはないと思うので、これからどのように対応していくか、
また私は退職を考えているので、辞める理由が後輩に今回の件を含め、色々あって嫌になってやめるのを悟られないようにしたいのですが、どうしたらいいでしょうか?
今後の私の対応などアドバイスいただけたら、嬉しいです。
長くなりました…。
宜しくお願い致します。
その後のお話を拝見いたしました。
後輩が隣のクラスの先生方に相談されていたとのことですので、こまりんさんがどれほど悔しく、悲しいお気持ちになったこととお察しします。
改めて返信を考えたいと思います。
何度もお待たせしまして申し訳ありませんが、もう少々お日にちを頂けましたら幸いです。
自分も何が出来るのか何をしてあげたらいいのか、少し考えてみたいと思います。
ご報告?といいますか…
先日相談内容として送りました
学年で話し合った後、学年リーダーが上司に相談したようで、明日園長、主任を交えて学年会議をすることになりました。
恐らく私の対応やクラス運営がうまくいっていない話が中心になるかと思います。
今日、後輩が別件で園長に呼ばれ、しばらく戻ってこなかったので、クラスの話や私の話もしていたのだと思います。
話し合いのもう一つのテーマが、クラスの中にグレーゾーンのお子さんがいて、最近本人はその気じゃなくても、手を出してしまったり、唾を吐いたりと手を焼いていて、私はもちろん後輩も指導している為、これが毎日続き、後輩はもうお手上げに近い状態かなと思います…
運営が回らないのも自分の力のなさだなと感じています。
明日は何を言われても
数々のミスや不信感は自分のせいだと話すつもりです。
せっかくの場を作っていただいたので、いい方向になることを願っていますが、メンタルが落ちているので明日一日気持ちがもつかどうか…
なんとか頑張りたいです…
こんな話、職場では話せないので、連投で送ってしまい、申し訳ないです…。
不安なお気持ちの中お待たせしまして申し訳ありませんでした。
お話しをすることで少しでもすっきりされるのでしたら、いつでもお話し下さいね。
お気になさらなくて大丈夫ですよ。
また、その後のお話を拝見いたしました。
明日、学年会議をするとのことで、不安や緊張もお持ちのことと思います。
少しでも解決策が見え、クラスをどのように導いていけば良いのか、こまりんさんの中で整理されると良いですね。
後輩との関係につきましては、後輩が他の先生には相談出来ることでもこまりんさんにはなぜ話しにくいのか、その原因が分かり対処が出来れば、より後輩との信頼関係が深まるのではないかと感じます。
何か困ったことがあった時には、クラスの担任同士に限らず、時には同僚であったり隣のクラスの先生であったりと、心を許して相談が出来る相手が複数いらっしゃることは確かに良いことだと思います。
ただ、クラスを運営することへの不安や相談は、最終的にはクラスの担任同士が話し合い、お互いが考える保育の方向性をすり合わせていくことが大切なのではと感じます。
ですからこまりんさんと後輩が直接話し合うことが必要なのではと思うのです。
毎日少しずつの時間でも話し合いの場を持ち、後輩の不安や悩みを一緒に解決していくよう、方向づけてみてはいかがでしょうか。
こちらに関しては先日の当方の回答がまだ有効なのではと感じております。
グレーゾーンの子供の件に関しましても、対応策を後輩といくつか出してみて、一つずつ試してみてはと思います。
もし考えた対応策がいずれも効果がなかったのであれば、また新たに考え直してみても良いでしょう。
もしかしたらすぐには効果が出ず、時間がかかる可能性もありますから、長いスパンで見守ってみてはと思います。
また、主任や園長等の上司に日常の子供の様子を見てもらい、客観的な視点からアドバイスをもらうというのも方法の一つかもしれませんね。
こまりんさんは今年度での退職を考えていらっしゃいますが、後輩に悟られないようにするためには、こまりんさんが不満に感じた場面で気持ちを表に出さないことが一番なのではと思います。
言葉に出さなくともふとした表情や仕草などで「何か嫌なことがあるのでは」と雰囲気が伝わることがあります。
大変難しいことと思いますが、後輩の前では意識的に何もないように振る舞うのが良いのではないかと思います。
少しでもお力になれたら幸いです。
返信ありがとうございました!
朝から心身すぐれませんが…
夕方よい会議になるよう
話が出来たらなと思います!
また会議の報告はさせてくださいm(_ _)m
早々の返信をありがとうございます。
お気持ちが優れないとのことで心配しております。
有意義な話し合いになりますように。
ご報告、是非お待ちしておりますね。
申し訳ありませんでした。
実は話し合いの後、帰宅して発熱し、週末寝込んでおりました…。
今朝は元気に出勤をすることができました。
金曜日の学年会議では最初にクラスで受け持つグレーゾーンの園児について。
1人ずつ話していくなかで
最後に自分の番になり…
思っている事を話すようにと園長から言われていたので、
私がこちらで相談していた内容をオブラートに包みながらお話させていただきました。
不本意ながら泣いてしまいましたが…。
その後に、園児の様子を話し、
クラスまたは学年、さらには園として何が必要なのか考えて、まとまった案で今日から園児への保育を後輩と始めました。
次の議題としては
学年として共通の達成目標を明確にしようとの話で
隣のクラスとは、落ち着きさがだいぶ開いてきてしまい、課題となりました。
その中で、私の保育のあり方や後輩との協力性が主任から指摘をされ、そこは真摯に受け止め、解決策を一緒に考えていただき、後輩と協力しながら保育をすすめることにしました。
良かったのか悪かったのか
何も知らない私はなんだったのかな?と疑問も残しつつ…
閉園時間になった為、帰宅。
からの体調不良でした。
今日は私も後輩も話ながらどうしていくか、一日保育をしました。
グレーゾーンの園児さんが、なかなか大変ではありますが、あと半年
頑張りたいです
今回で一先ず、相談していた内容は終了になりそうです。
長々と大変お世話になりました
またお世話になるかもしれません。
本当にありがとうございました!
その後のお話を教えて下さいましてありがとうございます。
お加減を崩されたとのことですが、今朝は元気に出勤されたとのことで安心いたしました。
先日の話し合いで、主任・園長が話を把握していたことは確かに疑問に残るところですが、今後の保育や後輩との関係が良い方向へと変わっていくきっかけとなることを、当方も期待しております。
今日も後輩と今後の方向性について話をしながら保育をされたとのことで、積み重ねていくことで後輩との信頼関係が深められれば良いなと願っております。
退職までの半年間が、こまりんさんにとって大きな収穫を得られるかけがえのない期間となりますように。
お困りの際にはいつでもお待ちしております。
これからもこまりんさんを応援しております。
頑張って下さいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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