こんにちは、ほいくのおまもりです。
2023年5月、茨城県取手市にある【たかさごSCHOOL取手/分園 アネックス】(幼保連携型 認定こども園)にて取材・見学をさせてもらいました。
- 入園に興味がある
- 求人に興味がある
- どんな保育をしているか気になる
そんな疑問に答える内容になっています。
「一緒に見学をしている感覚」で読んでもらえたら嬉しいです。それではいってみましょう!
※記事の内容は取材当時のものになります。
日常の様子
ほいくのおまもり(以下、おまもり):本日はよろしくお願いします。
たかさごSCHOOL取手、飯田園長(以下、飯田園長):こちらこそ、よろしくお願いします。
グラウンドと園庭がある恵まれた環境
おまもり:外からにぎやかな声が聞こえてきますね。
飯田園長:今は5歳児さんが外で活動中です。見に行ってみましょうか。
おまもり:ここは園庭とは別の場所ですか?小学校のグラウンドのような広さですね。
飯田園長:そうなんです。園庭とは別で、園の真横にある小学校の跡地も使わせてもらっています。跡地と園庭の二つの空間があるので、年齢ごとの外での活動の時に広々と使えるのが当園の魅力の一つです。
おまもり:これだけ広い場所で活動ができると、子どもたちもたっぷり体を動かせて楽しいでしょうね。園庭もかなり広くて驚きました。
飯田園長:当園は、環境にとても恵まれています。乳幼児期を良い環境で過ごすことで、子どもたちにとって良い影響があると考えています。では、園舎に戻りましょうか。
環境にも教育のヒント
おまもり:外観もとても立派だなと思っていましたが、園内も清潔で明るい色を基調とした造りになっていますね。
飯田園長:明るい印象を持っていただけたのは、壁紙にこだわっているからかもしれません。
おまもり:壁紙ですか?言われてみれば、アイボリーやピンク、床の木目も明るい気がします。花柄の壁紙も珍しいですね。何か秘密があるのですか?
飯田園長:理事長の考えで、壁紙からも感性を磨いて欲しいという意図があります。幼児クラスになると、「お花とクジャク、きれいだね」「ピンクのお花、かわいいね」と言葉で表現してくれます、乳児クラスでも様々な色彩が良い影響を与えてくれます。
おまもり:壁紙にも教育のヒントがあったのですね。
飯田園長:明るい色や優しい色に囲まれていると、自然と気持ちも明るくなったり穏やかになったりしませんか?子どもたちが毎日過ごす場所だからこそ、目に入るものすべてに意味があると考えています。
おまもり:素晴らしい考えですね。
飯田園長:ちなみに、2階の天井は、理事長が『雨の日でも心が晴れるように』という願いを込めて、青空の壁面を選んでくれました。
多様なカリキュラム
おまもり:花を使った作品が飾られていますね。
飯田園長:これは、カリキュラムの一環としての『花育』の活動です。
おまもり:花の色合いもそれぞれ子どもたちの個性が出ていて良いですね。どの花も綺麗に咲いています。他にはどのようなカリキュラムがあるのですか?
飯田園長:2歳児クラスから、正課レッスンとして音楽、日本語漢字教育(石井方式)や礼儀作法、3歳児クラスから体操、4歳児クラスから剣道・サイエンスなどがあります。子どもたちが様々な体験を通して、得意なことを見つけたり、興味があることを増やしたりしていけたら良いと考えています。
おまもり:園の中で、たくさんの経験ができると、保護者も嬉しいですよね。
飯田園長:保護者様からは、「挨拶がしっかりできるようになった」と、お話をいただくことが多いですね。子どもたちがヒロコメソッドで経験したことを自宅で披露した時、保護者様は「本当にできるようになっている!」と喜んでくださるそうです。
おまもり:保護者に褒められることで子どもたちはまた自信がついて、更にやる気になりますね。
飯田園長:「うちの子にできるかしら・・・」と不安を持たれる保護者様もいるのですが、一日中カリキュラムの活動ではなく、静と動のメリハリを大切に保育をしています。晴れた日は必ず外遊びをして、伸び伸びと気持ちを解放できるようにしています。
おまもり:バランスを大切に保育されているのですね。ちなみに、乳児クラスの子たちは何か活動していますか?
飯田園長:0,1歳のクラスは月齢によって個人差が大きいので、個々の成長発達を把握しながら、身体発達を促す言葉を掛けるようにしています。心が育つように丁寧な言葉掛けの配慮も大切です。0歳児クラスからカリキュラムに沿った活動をしています。
おまもり:子どもたちの発達に合わせた活動をしながら、成長を促してもらえるのですね。我が子も、0歳児からここに入園させたいという気持ちになります笑
飯田園長:私も、全く同じことを思っています笑 我が子もここで育っていたら、どんな子になったかな?と想像することがあります。それくらい、先生たちが丁寧に保育をしてくれていますし、ヒロコメソッドでお子様の可能性を引き出す自慢の園ですよ。
こだわりの給食
おまもり:とても良い匂いがしてきました。園の中で調理されているのですか?
飯田園長:当園は、自園調理です。できるだけ国産のものを使って、温かいものを温かいうちに食べられるようにしています。分園にも当園で調理したものを配送していますよ。
おまもり:他に何かこだわりはありますか?
飯田園長:食に対して興味を持ってもらったり、ありがたみを感じたりできるように、食育を行っています。
おまもり:食育も行っているのですね。例えばどんなことをしているのですか?
飯田園長:フキの筋取りをしたり、ピーマンの種を取ってみたり、調理される前はどんな形なのかに触れられるようにしています。また、箸の持ち方や、食事の姿勢など基本的なことも伝えています。
おまもり:食事は、基本的生活習慣の基本ですから、園で学べるのはとても良いですね。
飯田園長:食は、エネルギーの源ですからね。『苦手なものが少しずつ減るといいな、大きくなった時に食のありがたみに気づくきっかけになるといいな』と思っています。
おまもり:すべてが子どもたちの未来へつながっているということですね。『教育・保育』について改めて考えさせられました。
飯田園長:配膳の位置(茶碗が左・汁物が右)や、食事のマナー(肘をついて食べない等)も伝えています。少しでも子どもたちの心に残れば良いなと思っています。
おまもり:素晴らしいですね。人として大切なことをたくさん教えてもらえる子どもたちは幸せですね。
SCHOOLバスで分園から本園に
おまもり:あれ?バスがあるんですか?
飯田園長:良いところに目を付けてくださいました!駅の近くに分園があるんです。分園は0,1歳児が入園するのですが、2歳児以上のお子様は、分園でお預かりして、当園(本園)までSCHOOLバスで通園できます。保護者様からも大変喜ばれています。
おまもり:それはすごく便利ですね!
飯田園長:しかも分園は取手駅まで徒歩1分で、アーケードがあるため雨にも濡れません。
おまもり:それは画期的なアイディアですね。仕事に向かう保護者にとって、この上なく便利な仕組みですね。
園長インタビュー
飯田園長のご経歴
おまもり:今日はありがとうございました。見学させてもらって、園の様子を知ることができて大変勉強になりました!続いて、飯田園長にインタビューをさせていただきます。まずは、ご経歴から伺ってもよろしいですか?
飯田園長:専門学校卒業後、私立幼稚園で5年働き、その後は取手市の臨時職員をしながら子育てをしていました。その後、当園が取手市の公立保育所から高砂福祉会に移管され、そのタイミングの2012年から正規職員になり、今は11年目になります。保育歴としては、30年目になります。
おまもり:30年も第一線でご活躍されていらっしゃるのですね。素晴らしいです。
飯田園長:当園には、保育士として入社し、主任になり、昨年から園長をしています。長く働いていますが、当園が本当に大好きだと胸を張って言えます。
教育方針
おまもり:立ち上げから在籍していらっしゃるのですね。ご経歴を伺うと、なるべくして園長先生になられた方のように思えます。園長先生が「たかさごSCHOOL取手が大好き!」と思う理由はどんなところなのですか?
飯田園長:自由な雰囲気と、高砂の考えるヒロコメソッドを中心としたカリキュラム(体操、剣道、日本語漢字教育、造形、音楽など)の豊かさです。
おまもり:教育方針ということですね。
飯田園長:好きなことや興味のあることを通して子どもの力は伸ばせます。できることが増えると、自信がついて、小学校でも生き生きと過ごせます。
おまもり:就学に向けても考えられたカリキュラムなんですね。
飯田園長:自分の子どもも当園に入園させたかったと思うほど、カリキュラムがしっかりとしていますし、先生たちも素晴らしいです。
おまもり:どんなところが魅力だとお考えですか?
飯田園長:メソッドが決まっていて、良質な関わりをしているところです。色々なことに取り組んでいますが、無理矢理ではなく、子ども自身のやる気を大切にしています。職員の子どもたちがやる気になる言葉掛けが素晴らしいですよ。
おまもり:子ども自身のやる気を大切にする保育ですか。たくさんのことに挑戦しても、子ども自身が楽しまなければ意味がないということですね。
飯田園長:乳児クラスのときは、フラッシュカードや物の名称、発語につながる取り組みをしています。月齢に合ったカリキュラムが当園の強みです。子どもは、直接経験することで得るものがたくさんあると考えています。だからこそ、いろいろな経験ができるような環境を整えることが大切だと思っています。
おまもり:経験からの学びは、自信につながりますよね。子どもたちは日々、心が豊かになる体験をしているのですね。
飯田園長:例えば、英語講師が来訪する時は、緊張してしまう子も多いですが、自分から話そうとする子どもたちもいます。子どもは育ち合いですから、子ども同士で刺激し合って、最初は消極的だった子も、どんどん積極的になることもありますよ。
おまもり:豊富なカリキュラムや恵まれた環境が園の強みなのですね。
飯田園長:当園は先程お伝えした通り、もともと公立保育所として始まり、その後に高砂福祉会に移管されました。当初の良さも残しつつ、ヒロコメソッドも取り入れています。制服もあるので、服の枚数も絞れるので経済的です。制服姿がかわいいと、喜ぶ保護者様もいらっしゃいます。
有休・残業などの労働環境について
おまもり:続いて、労働環境について数点お伺いできたらと思います。有休はみなさん取れていますか?
飯田園長:有休は取りやすいと思います。家庭のことで取得する人が多いですね。みなさん希望通り取得できています。奨励休暇は5日ですが、それ以上取得できています。また家庭の都合がない職員にも、積極的に利用するように声を掛けていますよ。
おまもり:では、産休育休制度を利用している先生はいますか?
飯田園長:制度を利用して、復帰してきた人が4人います。時短勤務で復帰し、無理なく働いてもらえるようにしています。シフトだと厳しい面もありますが、そこは職員の先生が協力し合ってくれているので、復帰しやすい環境です。
おまもり:お子さんがいる先生も働きやすい職場なのですね。少し答えにくい質問なのですが、離職率はいかがですか?
飯田園長:昨年度は2名が退職しました。ひとりは配偶者の転勤で東北へ行くために退職。もうひとりは栄養士の職員でしたが、他にやりたいことがあるということで退職しました。ですが、近くに住んでいるので、たまに顔を見せてくれるし、いつでも戻ってきてねという話をしています。
おまもり:退職しても職場に遊びに来ることができるのは、職員の人間関係が良いからこそですね。戻りたくなる気持ちもわかります笑
飯田園長:本人も「戻りたくなったらお願いします笑?」と、言っていました笑
おまもり:残業はどれくらいありますか?
飯田園長:残業は、職員会議(18〜20時)が月1回、2時間はあります。あとは、保護者対応や個人面談など緊急のことや、子どもが残っているなどのシフトの残業はあります。それ以外の残業はほとんどありません。もちろん、残業代はしっかりと付きます。
おまもり:残業があっても、残業代がしっかりと支給されるのですね。そして、残業する機会も決められていて、負担はほとんどなさそうですね。
今後改善したいところ・職員構成
おまもり:飯田園長が、今後改善していきたいことは何かありますか?
飯田園長:世代交代も含めて、保育スキルを互いに高めていけるように、職員育成に力を入れたいです。中途採用も積極的に考えて、新しい風を入れていきたいと思います。20代の先生は、スケジュールの組み方や、時間の使い方が上手いなと感心しています。
おまもり:世代交代に新しい風・・・。飯田園長は、視野が本当に広くて素晴らしいですね。職員の先生の人数が多くて、安心感があるなと感じたのですが、職員構成を伺ってもよろしいですか?
飯田園長:職員は全員で38名です。20代が10名、30代が6名、40代が5名、50代が13名、60代が4名になっています。
おまもり:職員の年齢の幅が広くて、バランスが取れていて素晴らしい保育環境ですね。
飯田園長:若い先生の良いところとベテランの先生の良いところを、これからもうまく融合していきたいと思っています。
求職者に向けてメッセージ
おまもり:では、最後にメッセージをいただけたらと思います。まずは、求職者に向けて一言お願いします。
飯田園長:経験豊かな先生がたくさんいるので、不安なく保育をすることができますよ。ヒロコメソッドというしっかりとした軸があるので、保育に迷うことはありません。今月の歌などの内容も決まっているので、「今日の保育どうしよう・・・」と悩むことがなく、保育しやすいと思います。職員の配置も、若い先生とベテランの先生が同数になるようにすることで、みなさんが働きやすい職場を目指しています。
入園希望者に向けてメッセージ
おまもり:続いて、入園希望者に向けて一言お願いします。
飯田園長:未来ある子どもの可能性を広げるために、ヒロコメソッドというカリキュラムに取り組んでいます。お子様の『楽しい!やってみたい!』という気持ちを大切にしています。カリキュラムと聞くと堅苦しいイメージを持たれる方もいらっしゃると思いますが、外で伸び伸びと遊ぶ時間も大切にし、バランスの取れたカリキュラムで保育と教育をしていますので、ご安心くださいね。是非一度、見に来てくださいね。
おまもり:飯田園長のお話を聞いて、求職者・入園希望者ともに、魅力的な園だということがわかりました。本日はお時間いただき、ありがとうございました!
飯田園長:こちらこそ、ありがとうございました。
保育士インタビュー1
藤田先生/保育経験9年目/5歳児担任
おまもり:それでは、よろしくお願いします。
藤田先生:こちらこそ、よろしくお願いします。
おまもり:まずは、藤田先生の経歴について伺っても良いですか?
藤田先生:学校を卒業して最初は別の保育園に4年ほど勤めていました。引っ越しのため、当園に入社して5年と7ヶ月になります。保育歴は9年になります。
実際に働いてみて
おまもり:転職して入社という形だったのですね。実際にたかさごSCHOOL取手で働いてみて、最初のイメージとの相違はありましたか?
藤田先生:見学に来た際に、体操、音楽、サイエンス、造形、など、様々なカリキュラムに取り組んでいることを知って、保育内容の充実さに驚きました。実際に取り組みの様子を見せてもらって、「自分もやってみたい!」と思いました。同時に、『どうやってここまで教えているんだろう、どうしたらここまで育つんだろう』と、正直にいうと少し不安も感じていましたね。
おまもり:保育内容は本当に充実していますよね。子どもたちも生き生きとしていて、先生方の指導が素晴らしいですよね。その不安は、入社してからどうなりましたか?
藤田先生:入社してからは、カリキュラム内容についての研修があったり、先輩が丁寧に教えて下さったりしたので、どんどん不安は解消されました。今はカリキュラムを子どもたちと一緒に楽しんでいます。
人間関係について
おまもり:保育士に対するサポートも充実しているのですね。先輩方も教えてくれるとのことですが、職場の人間関係はどうですか?
藤田先生:もちろん先輩後輩という関係性はありますが、保育のことだけではなく、プライベートの話ができる風通しの良い職場です。みなさん明るくて話しやすい雰囲気なので、働いていてとても楽しいですよ。園長先生や主任の先生も親身になって話を聞いてくれて、フォローやアドバイスをしてもらえます。
おまもり:保育士の人数も多く年齢層も幅がある中で、みなさんとコミュニケーションは取れていますか?
藤田先生:年齢に関わらず、保育の中で得意不得意があると思います。私は体操指導が得意ですが、体操指導が苦手な先生からは年齢に関係なく質問を受けたり、こちらからお伝えしたりしています。みんなで全体を考えて保育しよう、そのためにしっかりとコミュニケーションを取ろうという雰囲気がありますね。
おまもり:経験年数に関係なく、教え合える関係性が築けているのですね。
藤田先生:はい。年齢や経験年数を気にせずに保育ができる環境だと思います。年上の先生たちも、年下の私たちに優しくしてくれてありがたいです。私も先輩方からたくさん保育の技を教えてもらっているところです。
『得意』を出し合って様々な経験ができる
おまもり:子どもたちが楽しくカリキュラムに取り組めている理由が少しわかったような気がします。では、たかさごSCHOOL取手で、働きやすいと感じるのはどんなところですか?
藤田先生:カリキュラムが充実しており、自分の得意なことを活かせるところです。先ほども言いましたが私は体操が得意ですし、製作が得意な先生や出し物が得意な先生もいます。それぞれ得意なことを出し合うと、子どもたちにも大きな刺激になりますし、様々なことに触れ合えるのです。
おまもり:一つのことに偏らずに、様々な先生と色々な経験ができるということですね。
藤田先生:高砂福祉会では、ピアノコンサートのように大きなホールでの演奏や、保育技術を発表する『夢プロジェクト』という取り組みもあるんです。
おまもり:『夢プロジェクト』ですか!名前を聞いただけでわくわくしますね。
藤田先生:Zoomで体操や出し物の研修をオンラインでできる環境もありがたいです。自分の保育力も上がります。当園は年間スケジュール、月間カリキュラムが決まっているので、一から内容を考えることがなくて、とても働きやすいです。毎日が充実していて、入社できて良かったと思います。
有休、残業などの労働環境について
おまもり:続いて、労働環境について数点質問させてください。有休は、取れていますか?
藤田先生:保育士は取れないとか言われがちですが、しっかりと取れます。取っていないと、上司から「有休を取ってください」と言われます笑 有給残を、事務の先生が計算してくれるので、ありがたいです。
おまもり:組織全体で積極的に取得できるようになっているのですね。では、残業はありますか?
藤田先生:行事前や行事前日は残業のこともあります。ですが、スケジュールを園長先生と事前に決めて、計画的に残業するようにしています。もちろん、残業代がつくようになっているので、サービス残業ではありません。
おまもり:正直にお答えいただきありがとうございます。少し答えにくい質問になってしまうのですが、仕事で大変なことや今後改善したいことはありますか?
藤田先生:これは私の個人的な課題なのですが、計画的に進めていかなければ忙しくなります。行事の日程は事前に決まっているので、日々計画的に進めなければ、後に詰まって子どもが大変になってしまいます。
おまもり:カリキュラムが充実しているからこその大変さということですね。
藤田先生:特に5歳児は、園の顔なので、尚更しっかりと進めていかなければと思っています。先ほどもお話ししましたが、進め方で悩んでいると、上司の先生が相談に乗ってくれるのでとても助かっていますよ。
印象に残っているエピソード
おまもり:藤田先生が、入社してから印象に残っているエピソードを教えてもらってもいいですか?
藤田先生:最近の話になるのですが、私は一昨年度は2歳児クラス、昨年度は3歳児クラスと持ち上がりでした。ただ、今年度は5歳児の担任になったので、持ち上がりではなかったのですが、4歳の子たちが廊下ですれ違うたびに「藤田先生!」と声を掛けてくれることが嬉しくて!クラスが離れていても、関われることは嬉しいです。
おまもり:素敵なエピソードを教えていただきありがとうございます。保育士として、この上ない喜びですね。
藤田先生:ふとした会話の中でも成長を感じられることも、保育士ならではの喜びだと思っています。以上児は、会話のやり取りが楽しめるので、意外な話が聞けることもありますよ。子どもたちの成長の瞬間に立ち会えることが本当に幸せです。
おまもり:成長の瞬間に立ち会える・・・藤田先生のお話を聞いて改めて保育士とは素晴らしい仕事なのだと思いました。では、保護者との関係性はどうですか?
藤田先生:保護者様一人ひとり、気にしていることは違うので、こまめに声をかけるようにしています。小さな気づきやエピソードをピックアップして伝えています。基本はキッズリーという連絡帳のアプリを通してですが、「これは直接伝えたい!」ということは、直接伝えるようにしています。直接、顔を見てお伝えすることで、信頼関係が築かれることがあると思うんです。
最後にメッセージ
おまもり:保護者との関係も、日々の積み重ねが大切だということですね。では、最後にメッセージをお願いします。
藤田先生:当園が少しでも気になったら、まずは遊びに来てほしいです。見学はいつでも大歓迎です。ネットの情報だけではなく、まずは1回見に来て欲しいと思います。私も、何園か見学に行って、「ここで働きたい!」と思い、入社しました。ネットだけでは分からない園の雰囲気や、人間関係を実際に見てほしいと思います!
おまもり:今日は、貴重なお時間をいただき本当にありがとうございました。
藤田先生:こちらこそ、ありがとうございました。
保育士インタビュー2
糠賀先生/4年目/3歳児担任
おまもり:それでは、よろしくお願いします。
糠賀先生:こちらこそ、よろしくお願いします。
おまもり:まずは、糠賀先生の経歴について伺っても良いですか?
糠賀先生:新卒で当園に入社し、1年間産休育休を取得しました。現在は4年目で、3歳児の担任をしています。
実際に働いてみて
おまもり:新卒での入社なんですね。実際にたかさごSCHOOL取手で働いてみて、最初のイメージとの相違はありましたか?
糠賀先生:正直に言うと、働く前は厳しいイメージがありました。生まれも育ちも地元なので、「厳しいらしいよ」といううわさ話を耳にしたことがあって・・・。
おまもり:そうだったんですね。それでも入社に至ったのはなぜですか?
糠賀先生:学生の時に、保育実習で3回お世話になったことがきっかけです。実際に中で働いてみると、子どもたちは楽しそうに過ごしていて、先生たちも和気あいあいとしていました。「うわさと全く違う!!!」と良い意味で驚きました笑 先生たちは優しくて、フォローもしてくれたので、実習期間がとても充実していました。
おまもり:実習生のときの印象が、入社の決め手だったのですね。園の雰囲気は、実際に自分の目で見てみなければ、わからないことも多いということですね。
糠賀先生:実習に行ったからこそ、先生方の優しさに触れられましたし、「私もここで働きたい!」と思いました。
人間関係について
おまもり:先生方の優しさに触れたということですね。20代から60代と幅広い年齢の職員がいますが、現在の職場の人間関係はいかがですか?
糠賀先生:入社したては、実習気分が抜けていなくて、社会人としての自覚が足りなかったと反省しています。それでも、先輩方は優しく教えてくれました。温かく見守ってもらってくださるのが本当にありがたいです。だからこそ、新人の先生が入社してくるときは、私も優しく見守ろうと思います。
おまもり:優しさの連鎖が生まれて、更に人間関係が良くなっていくのですね。素敵です。
糠賀先生:年上の先生方もみなさん本当に若々しいので、良い意味で年の差を感じません。先程、「20代から60代の職員」と言われましたが、60代の先生がいると言われて、「え?誰が60代?」と思っています笑
おまもり:良い関係性が築かれていることがわかるエピソードですね。
糠賀先生:人間関係が良いので、わからないことも聞きやすい環境で、とても働きやすいです。あとは、休みが取りやすいです。今年から私の子どもが保育園へ入所したのですが、体調を崩して急なお休みをもらうことが多くなってしまいました。申し訳ないと思っていると、「お子さん、大丈夫?」と逆に心配してくれるので、本当にありがたいと思っています。
印象に残っているエピソード
おまもり:では、糠賀先生が入社してから印象に残っているエピソードはありますか?
糠賀先生:エピソードといえるかわからないのですが、子どもたちとの日常の何気ない会話を毎日楽しんでいます。給食がたけのこご飯の日は、たけのこで連想されたのか「かぐや姫、いたよ」と教えてくれました。子どもならではの発想がかわいくて仕方ありません。
おまもり:たけのこご飯でかぐや姫ですか!大人では考えつかないことですね。微笑ましいです。
糠賀先生:「今日はどんな楽しい話が聞けるのかな?」と、毎日出勤することが楽しみです。子どもたちだけではなく、先生たちも明るいので、先生たちとの会話も楽しんでいます。
おまもり:素敵なエピソードを教えていただきありがとうございます。
糠賀先生:最近、私の誕生日があったんです。先生たちが廊下ですれ違うたびに「おめでとう!」と声を掛けてくれました。明るくて、温かい職場だなと改めて感じているところです。
おまもり:お誕生日おめでとうございます!職員の良好な関係が伺えますね。何歳になっても祝われると、嬉しいですよね。
糠賀先生:そうなんです。ありがたい環境にいると思います。あとは、産休・育休中に子どもたちが大きく成長していて、とても驚きました。1年間見ない間にもこんなにできることが増えているのだと感動しました。
おまもり:子どもの成長は本当に目まぐるしいほど早いですよね。では、保護者との関係性はいかがですか?
糠賀先生:今は私の勤務時間(シフト)の関係で保護者様と関わることが少ないので、1年目のときの話をさせて下さい。懇談会のときに緊張して声を震わせながら話をしてしまいました。きっと保護者様からも「この先生大丈夫かな?」と思われていたと思います笑
おまもり:新人の時は特に、保護者の前で話をするのは緊張しますよね。
糠賀先生:3年目の懇親会では、保護者様に「こんなに立派になって!」と、言っていただけました。保護者様にも見守っていただいているのだなと感じましたし、良い関係性を築けていると思いました。
おまもり:素敵な関係性ですね。糠賀先生のお人柄が伝わります。
有休や残業などの労働環境について
おまもり:続いて、労働環境について数点質問させてください。有休は、取れていますか?
糠賀先生:有休は、取りやすい環境です。1年目のときに体調を崩してしまったのですが、そのときもしっかりと取らせてもらえました。
おまもり:では、残業はありますか?
糠賀先生:固定勤務なので、今は残業はありません。職員会議や、シフトのとき以外の残業はほとんどしていませんよ。
おまもり:子どもがいる先生も働きやすい職場ということですね。少し答えにくい質問になってしまうのですが、仕事で大変なことや、今後改善したいことはありますか?
糠賀先生:1年間産休育休を取得して休んでいたので、子どもたちとコミュニケーションを積極的に取らなければと思っています。前年度からの引き継ぎができているので、困ることはありません。子ども一人ひとりの前年度の記録をもとに保育ができているので、助かっています。
おまもり:引継ぎがしっかりできていると、安心して子どもたちと関わることができますね。
糠賀先生:まだ年度が始まったばかりなので、これから子どもたちと仲を深めていくことが楽しみです!
最後にメッセージ
おまもり:糠賀先生の明るいお人柄が伝わるインタビューとなりました。では、最後にメッセージをお願いします。
糠賀先生:もしかすると、入社前のイメージは『厳しい園』かもしれません。ですが、実際は先輩は優しいですし、カリキュラムがしっかりとしていて、とても働きやすい園です。1年目でひとり担任ということもないので、他の先生の保育を見て学べます。私も先輩職員として、いつでも温かく迎える準備はできています!まずは見学をしてみて、実際に見てみてもらいたいなと思います。
おまもり:糠賀先生のような先輩がいると、後輩の先生も楽しく仕事ができそうですね。今日はお時間いただき本当にありがとうございました。
糠賀先生:こちらこそ、ありがとうございました。
連絡先のご紹介
いかがだったでしょうか?
この記事で、たかさごSCHOOL取手の魅力が伝われば嬉しいです。
興味を持った方はぜひ、見学やお問い合わせをしてみてくださいね。
たかさごSCHOOL取手